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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B61375-01
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9.7 TTF/TTCフォントを使用したUnicodeレポートの実行

Oracle Reports 11gリリース1(11.1.1)では新しいフォント・メカニズムを使用して、UNIXでTTF/TTCフォントを使用してUnicodeレポートが実行されます。これによって、通常は両方のプラットフォームで同じ外観のレポート出力が生成されます。

WindowsでUnicodeのサンプル・レポートを実行するには(サンプル・レポート・ディレクトリのUnicode.rdfなど):

  1. Oracle Enterprise Managerで「レポート」→「管理」→「Forms/Reportsの共通構成」を選択し、「Forms Reports共通コンポーネント構成」ページを表示します。

    • [PDF:Subsetting]セクションに次のエントリを追加します。

      "Arial Unicode MS"="ARIALUNI.TTF"
      
    • [Global]セクションにArialのエイリアシングが定義されていないことを確認します。定義されている場合はコメント・アウトします。

      #Arial=Helvetica
      
  2. フォントのARIALUNI.TTFREPORTS_PATHに追加します。

  3. WindowsレジストリでNLS_LANGAMERICAN_AMERICA.UTF8に設定します。

  4. Reports Builderでサンプル・レポートを開きます。

  5. ファイル」→「ファイルへ出力」→「PDF」を選択します(サンプルのUnicode.rdfを実行する場合は「P_LANG_ID=JA」を選択)。

  6. レポート出力を保存します。

UNIXで同じUnicodeのレポートを実行するには:

  1. レポートで使用されているUnicodeフォントがUNIXサーバー・マシンの$ORACLE_INSTANCE/reports/fontsおよびREPORTS_PATHARIALUNI.TTFなど)で使用できることを確認します。Unicodeフォントが使用できない場合、Windowsマシンから($ORACLE_INSTANCE/reports/fonts)へコピーします。

  2. reports.shNLS_LANGAMERICAN_AMERICA.UTF8に設定します。

  3. 次のコマンドラインを使用してレポートを実行します。

    http://host:port/report=report_name.rdf&destype=cache&desformat=pdf&userid=user/password@db
    

    次に例を示します。

    http://host:port/report=Unicode.rdf&destype=cache&desformat=pdf&P_LANG_ID=JA&userid=oe/oe@mydb
    

UNIXにおける出力とWindowにおける出力とを比較して、両方が同じであることを確認します。