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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド
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17 OracleAS Single Sign-Onの構成と管理

Oracle Application Server Single Sign-On(OracleAS Single Sign-On)により、各ユーザーに一意の識別子を設定し、その識別子をユーザー固有のリソースやデータソースと結び付けることができます。たとえば、ユーザーはOracle Portalなどの環境にログインすると、必要な権限のある特定レポートやプリンタにアクセスできます。この環境からレポートを実行するとき、ユーザーはレポートに必要なデータソースにアクセスできます。これは、ユーザーのデータソース接続情報が、Oracle Portalへのログインに使用された単一ユーザーIDとともに格納されているためです。このように、一度ログインすると、レポートの実行に必要なすべてのリソースやデータソースにアクセスできるようになります。

Oracle Reports Servicesにはセキュリティに対する柔軟なアプローチが備わっており、前述の構成を様々な方法で実装できます。たとえば、単一のユーザーIDとともにデータソース接続情報を格納しないように選択することもできます。また、Oracle Portalのようなプラットフォームのかわりに、URLを直接指定してもレポートを起動できます。さらに、レポートが公開されている場合、セキュリティが不要であれば、レポートのセキュリティをすべてオフにできます。

この章では、Oracle Reports ServicesでOracleAS Single Sign-Onの様々な構成を実装および管理する方法を説明します。