CacheWatcherユーティリティを使用して、Javaオブジェクト・キャッシュの分散構成を検証できます。CacheWatcher自体が、キャッシュ・クラスタのメンバーになります。
この例では、クラスタ内の管理対象サーバーはWLS_Server1とWLS_Server2です。
WLS_Server1はAPPHOST1上で稼働しています。
APPHOST2上でCacheWatcherを起動します。WLS_Server2は停止している必要があります。
CacheWatcherを実行する手順は次のとおりです。
ORACLE_HOMEには、Oracle WebCenterのインストール場所を使用します。たとえば、MW_HOME/Oracle_WC1を使用します。
DOMAIN_HOMEには、MW_HOME/user_projects/domainsの下にあるドメインの場所のフルパスを使用します。
Server_Nameは、管理対象サーバー名を指します。たとえば、WLS_Server2です。CacheWatcherは、この管理対象サーバーが使用するのと同じjavacache.xmlファイルを使用できます。
APPHOST2で次のコマンドを実行します。
"java -classpath ORACLE_HOME/modules/oracle.javacache_ 11.1.1/cache.jar:ORACLE_HOME/modules/oracle.odl_11.1.1/ojdl.jar oracle.ias.cache.CacheUtil watch -config=DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/<Server_Name>/javacache.xml
CacheWatcherのプロンプトで、lcと入力して[Enter]を押します。
グループ・ビューが表示されます。
グループ・ビューは、キャッシュ・メンバーの数を示します。CacheWatcherの実行例を次に示します。
java -classpath MW_HOME/modules/oracle.javacache_11.1.1/ cache.jar:MW_HOME/modules/oracle.odl_11.1.1/ojdl.jar oracle.ias.cache.CacheUtil watch -config=DOMAIN_HOME /config/fmwconfig/servers/WLS_Server_Server/javacache.xml" cache> lc VID: 2 Size: 2 Column: 0123456789 CL: JJ GRP0: 11 ... Member Table: #1. J57161:145.87.9.15:86AAC2E:11B28D57BE4:-7FFE, 0 #2. J35578:145.87.9.14:-9E92850:11B28D5F7E0:-7FFF, 1
CacheWatcherを各ホストで起動した後、ビューから2つのメンバーを検索します。
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注意: CacheWatcher自体は分散キャッシュ・インスタンスと見なされます。CacheWatcherシェルを終了するには、exitと入力して[Enter]を押します。 |