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Oracle® Fusion Middleware Oracle TopLinkのためのCoherence Grid統合ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B61395-01
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リレーションシップ

この項では、次の項目に関する情報を提供します。

ラップおよびアンラップ

リレーションシップとともにエンティティをCoherenceキャッシュに格納するとき、TopLink Gridは、リレーションシップ情報を維持するラッパー・クラスを生成します。この方法で、オブジェクトが(eagerまたはlazyで)Coherenceキャッシュから読み取られるときにリレーションシップを解決できます。

Coherence APIを使用してエンティティをCoherenceキャッシュから直接読み取ると、ラッパーは自動的には削除されません。例16に示すように、コード内に、またはシリアライザのプロパティを設定することにより、getに対して自動アンラップを構成する必要があります。また、システム・プロパティをeclipselink.coherence.not-eclipselinkとして設定して、エンティティを自動的にアンラップすることもできます。

適切に構成されている場合、読取りではラップされたエンティティが返されます。

例16 エンティティのアンラップ

WrapperSerializer wrapperSerializer = (WrapperSerializer)myCache.getCacheService().getSerializer();
wrapperSerializer.setNotEclipseLink(true); // to let the Serializer know it needs to unwrap when clients get() from the cache