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Oracle® Application Server Adapters for IMS/DBユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B61398-02
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1 概要

Oracle Application Server Adapter for IMS/DB ( for IMS/DB)はInformation Management System - Data Base(IMS/DB)システム上で接続性を提供し、相互作用を実行します。この章では、OracleAS Adapter for IMS/DBの機能とアーキテクチャの概要について説明します。

この章の構成は、次のとおりです。

OracleAS Adapter for IMS/DBの概要

IMS/DB(Information Management System - Data Base)は、高性能な階層データベースです。IMS/DBへのデータ・アクセスAPIはDL/Iと呼ばれ、これは、IMS/DBデータベースを横断して操作できる機能です。DL/Iを使用するには、コール元がIMS/DBの制御下で実行している必要があります。また、このAPIを使用して、CICSおよびIMS/TMトランザクションからIMS/DBにアクセスすることも可能です。

OracleAS Adapter for IMS/DBには、次の機能が含まれています。

OracleAS Adapter for IMS/DBのアーキテクチャ

OracleAS Adapter for IMS/DBには、次のコンポーネントが含まれています。

次の図は、OracleAS Adapter for IMS/DBのコンポーネントを示しています。

OracleAS Adapter Oracle Integration Adapter for Tuxedoのアーキテクチャ。

関連項目:

『Oracle Application Server Adapter概要』

Oracle Application Serverからレガシー・アプリケーションへの統合の流れ

J2CA 1.5 IMS/DBアダプタは、Oracle Application Serverから受け取ったJ2CA相互作用の起動をXMLフォーマットに変換し、XMLフォーマットをレガシー・サーバー上のOracle Connectに渡します。デーモンは、J2CA 1.5 IMS/DBアダプタ・クライアントから着信するリクエストをリスニングし、リクエストを処理するためにサーバー・プロセスに割り当てます。接続プーリングの要件など、サーバー・プロセスのプロパティは、デーモン内のワークスペース定義によって設定されます。

サーバー・プロセスにはアプリケーション・エンジンのインスタンスが含まれています。このインスタンスがXMLフォーマットを標準SQLに変換し、その標準SQLはデータ・エンジンに渡されます。データ・エンジンは、SQLを処理し、IMS/DBからデータを取得するための効率的な方針を作成して、そのSQLと実行方針をデータベース・バックエンド・アダプタに渡します。データベース・バックエンド・アダプタは、SQLをバックエンド・ドライバに渡します。SQLは、バックエンド・ドライバでIMS/DBで認識される言語に変換され、IMS/DBに渡されて実行されます。SQL文の結果は、バックエンド・アダプタを介してアプリケーション・エンジンに戻されます。結果は、XMLに変換され、クライアントに渡されます。