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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Application Adapter for PeopleSoftユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1.3.0)
B61416-01
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4 Oracle SOA SuiteでのBPELサービス・コンポーネントの統合

Oracle Application Adapter for PeopleSoftには、Oracle Business Process Execution Language(BPEL)Process Managerがシームレスに統合されており、Webサービスの簡易な統合を可能にします。Oracle BPEL Process Managerは、サービス指向アーキテクチャ(SOA)に基づいており、Web Service Definition Language(WSDL)ドキュメントとして公開されるアダプタ・サービスを使用します。

この章の内容は以下のとおりです。

概要

Oracle SOA Suiteに統合するには、Oracle Application Adapter for PeopleSoftがOracle BPEL Process Managerと同じWLSコンテナにデプロイされている必要があります。また、基になるアダプタ・サービスは、アダプタのリクエスト/レスポンス(アウトバウンド)とイベント通知(インバウンド)の両方のサービス用にOracle Application Adapter アプリケーション・エクスプローラ(アプリケーション・エクスプローラ)でデザインタイム中に生成されるWSDLファイルとして公開される必要があります。詳細は、第2章「Oracle Application Adapter for PeopleSoftの構成」を参照してください。

生成されたWSDLファイルは、インバウンドまたはアウトバウンドのアダプタ・サービスにそれぞれ適切なBPELプロセスの設計に使用されます。完成したBPELプロセスは、JDeveloperで正常にコンパイルされ、SOAサーバーにデプロイされる必要があります。SOAサーバーへのデプロイメント後すぐに、新規構築されたプロセスはすべて自動的にOracle Enterprise Manager Consoleにデプロイされ、BPELプロセスの実行、監視、管理、およびアダプタ・イベントのリスニングを行うことができます。

アダプタのデプロイメント

インストール中、Oracle Application Adapter for PeopleSoftは、WLSコンテナ内のJ2CA 1.0リソース・アダプタとしてデプロイされます。アダプタはOracle BPEL Process Managerと同じWLSコンテナ内にデプロイされる必要があります。

新規のアプリケーション・サーバー接続の構成

Oracle JDeveloperで新規のアプリケーション・サーバー接続を構成するには:

  1. システムでOracle JDeveloperを開きます。

  2. 図4-1に示すように、メニュー・バーで、「表示」をクリックし、「アプリケーション・サーバー・ナビゲータ」を選択します。

    図4-1 アプリケーション・サーバー・ナビゲータ

    Oracle JDeveloper「表示」メニュー
    「図4-1 アプリケーション・サーバー・ナビゲータ」の説明

    図4-2に示すように、「アプリケーション・サーバー」タブが表示されます。

    図4-2 「アプリケーション・サーバー」タブ

    「アプリケーション・サーバー」タブ
    「図4-2 「アプリケーション・サーバー」タブ」の説明

  3. 「アプリケーション・サーバー」を右クリックし、「新規アプリケーション・サーバー」を選択します。

    図4-3に示すように、アプリケーション・サーバー接続の作成ウィザードが表示されます。

    図4-3 アプリケーション・サーバー接続の作成ウィザード: 「Usage」ページ

    アプリケーション・サーバー接続の作成ウィザード
    「図4-3 アプリケーション・サーバー接続の作成ウィザード: 「Usage」ページ」の説明

  4. デフォルト選択(スタンドアロン・サーバー)を選択し、「Next」をクリックします。

    図4-4に示すように、「名前とタイプ」ページが表示されます。

    図4-4 「名前とタイプ」ページ

    「名前とタイプ」ペイン
    「図4-4 「名前とタイプ」ページ」の説明

  5. アプリケーション・サーバー接続の名前を指定し、「Next」をクリックします。

    図4-5に示すように、「認証」ページが表示されます。

    図4-5 「認証」ページ

    「認証」ペイン
    「図4-5 「認証」ページ」の説明

  6. 新規の接続用のユーザー名(「weblogic」など)およびパスワード(「welcome1」など)を指定します。

  7. 「Next」をクリックします。

    図4-6に示すように、「構成」ページが表示されます。

    図4-6 「構成」ページ

    「構成」ペイン
    「図4-6 「構成」ページ」の説明

  8. Oracle WebLogicのホストの名前を指定します(「localhost」など)。これは、プロセスのデプロイが必要なマシンのIPおよびOracle WebLogicのドメインです(「base_domain」など)。

  9. 「Next」をクリックします。

    図4-7に示すように、「テスト」ページが表示されます。

    図4-7 「テスト」ページ

    「テスト」ペイン
    「図4-7 「テスト」ページ」の説明

  10. 「接続のテスト」をクリックします。

  11. テストのステータスが成功であることを確認します。

  12. 「Next」をクリックします。

    図4-8に示すように、「終了」ページが表示されます。

    図4-8 「終了」ページ

    「終了」ペイン
    「図4-8 「終了」ページ」の説明

  13. 「終了」をクリックします。

    図4-9に示すように、新規のアプリケーション・サーバー接続が左ペイン(「アプリケーション・サーバー」タブ)に表示されます。

    図4-9 新規アプリケーション・サーバー接続

    「アプリケーション・サーバー」タブ
    「図4-9 新規アプリケーション・サーバー接続」の説明

サービス統合のためのアウトバウンドBPELプロセスの設計

アダプタのデザインタイム構成を完了するには、次のツールが必要です。


注意:

この章に記載されている例ではJDeveloperが使用されています。

BPELプロセスを設計する前に、アプリケーション・エクスプローラを使用してスキーマを作成し、各WSDLファイルを生成する必要があります。詳細は、「リクエスト/レスポンス型のサービス用のWSDLの生成」を参照してください。

リクエスト/レスポンス型のサービス用のWSDLの生成

アプリケーション・エクスプローラでアウトバウンド相互作用のためのWSDLを生成するには:

  1. 「アプリケーション・エクスプローラ」を起動し、定義済のPeopleSoftターゲットに接続するか、または新規ターゲットを作成します。

    詳細は、「PeopleSoftへのターゲットの定義」を参照してください。

  2. PeopleSoftターゲットを接続先まで展開します。

  3. コンポーネント・インタフェースを展開し、LOCATIONを選択します。

  4. 図4-10に示すように、LOCATIONを右クリックし、アウトバウンドJCAサービスの作成(リクエスト/レスポンス)を選択します。

    図4-10 アウトバウンドJCAサービスの作成(リクエスト/レスポンス)オプション

    「アプリケーション・エクスプローラ」コンテキスト・メニュー
    「図4-10 アウトバウンドJCAサービスの作成(リクエスト/レスポンス)オプション」の説明

    図4-11に示すように、「WSDLのエクスポート」ダイアログが表示されます。

    図4-11 「WSDLのエクスポート」ダイアログ

    「WSDLのエクスポート」ダイアログ・ボックス
    「図4-11 「WSDLのエクスポート」ダイアログ」の説明

  5. ファイル・システム上のエクスポートの位置を指定するか、またはデフォルトのパスを選択します。

    .wsdlファイル拡張子が自動的に追加されます。デフォルトでは、リクエスト/レスポンス型のサービス用に生成されたWSDLファイルの名前の末尾には「_invoke」が付きます。

  6. 「OK」をクリックします。

これで、JDeveloperでのBPELアウトバウンド・プロセスの定義に必要な最初のステップである、新規のSOAアプリケーションを作成する準備ができました。

BPELアウトバウンド・プロセス用の新規SOAアプリケーションの作成

BPELアウトバウンド・プロセス用の新規SOAアプリケーションを作成するには、次のステップを実行します:

  1. システムでOracle JDeveloperを開きます。

  2. 図4-12に示すように、メニュー・バーで「Application」をクリックし、メニューから「新」を選択します。

    図4-12 「新規」オプション

    「Application」メニュー
    「図4-12 「新規」オプション」の説明

    図4-13に示すように、SOAアプリケーションの作成ウィザードが表示されます。

    図4-13 SOAアプリケーションの作成ウィザード

    SOAアプリケーションの作成ウィザード
    「図4-13 SOAアプリケーションの作成ウィザード」の説明

  3. 「アプリケーション・テンプレート」リストで「SOAアプリケーション」をクリックします。

  4. 新規のSOAアプリケーションの名前(「PSoft_Outbound_BPEL」など)を入力し、「Next」をクリックします。

    図4-14に示すように、「プロジェクトの名前付け」ページが表示されます。

    図4-14 「プロジェクトの名前付け」ページ

    「プロジェクトの名前付け」ペイン
    「図4-14 「プロジェクトの名前付け」ページ」の説明

  5. プロジェクト名を入力し(「LOCATION_Invoke」など)、 「Next」をクリックします。

    図4-15に示すように、SOA設定の構成ページが表示されます。

    図4-15 SOA設定の構成ページ

    SOA設定の構成ペイン
    「図4-15 SOA設定の構成ページ」の説明

  6. 「コンポジット・テンプレート」リストで「空のコンポジット」を選択し、「終了」をクリックします。

    図4-16に示すように、新規のSOAアプリケーション(PSoft_Outbound_BPEL)および関連プロジェクト(LOCATION_Invoke)が左ペインの「アプリケーション・ナビゲータ」タブに追加されます。

    図4-16 新規のSOAアプリケーションおよび関連プロジェクト

    「アプリケーション・ナビゲータ」タブ
    「図4-16 新規のSOAアプリケーションおよび関連プロジェクト」の説明

BPELアウトバウンド・プロセスの定義

この項では、次のステップで構成されるBPELアウトバウンド・プロセスの定義方法について説明します。

  1. サード・パーティ・アダプタ・サービス・コンポーネントの構成

  2. アウトバウンドBPELプロセス・コンポーネントの構成

サード・パーティ・アダプタ・サービス・コンポーネントの構成

サード・パーティ・アダプタ・サービス・コンポーネントを作成するには、次のステップを実行します:

  1. 図4-17に示すように、「コンポーネント・パレット」タブ(「サービス・アダプタ」セクション)から「サード・パーティ・アダプタ」コンポーネントを「外部参照」ペインにドラッグ・アンド・ドロップします。

    図4-17 「サード・パーティ・アダプタ」コンポーネント

    「外部参照」ペイン
    「図4-17 「サード・パーティ・アダプタ」コンポーネント」の説明

    図4-18に示すように、「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログが表示されます。

    図4-18 「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ

    「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックス
    「図4-18 「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ」の説明

  2. 新規のサード・パーティ・アダプタ・サービスの名前を入力します。

  3. 「タイプ」リストで「参照」が選択されていることを確認します(デフォルト)。

  4. 「WSDL URL」フィールドの右の既存のWSDLを検索アイコンをクリックします。

    図4-19に示すように、「SOAリソース・ブラウザ」ダイアログが表示されます。

    図4-19 「SOAリソース・ブラウザ」ダイアログ

    「SOAリソース・ブラウザ」ダイアログ・ボックス
    「図4-19 「SOAリソース・ブラウザ」ダイアログ」の説明

  5. 次のディレクトリまでブラウズし、アウトバウンドWSDLファイル(LOCATION_invoke.wsdlなど)を選択します。

    <ADAPTER_HOME>\soa\thirdparty\ApplicationAdapters\wsdls
    
  6. 「OK」をクリックします。

    図4-20に示すように、「ファイルのローカライズ」ダイアログが表示されます。

    図4-20 「ファイルのローカライズ」ダイアログ

    「ファイルのローカライズ」ダイアログ・ボックス
    「図4-20 「ファイルのローカライズ」ダイアログ」の説明

  7. 「OK」をクリックします。

    アウトバウンドWSDLファイルおよび関連リクエスト/レスポンスXMLスキーマ・ファイル(.xsd)が、作成済のプロジェクト・フォルダにインポートされます。

    図4-21に示すように、「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログに戻ります。

    図4-21 「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ

    「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックス
    「図4-21 「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ」の説明

  8. 「JCAファイル」フィールドの右の JCAファイルを検索アイコンをクリックします。

    図4-22に示すように、「SOAリソース・ブラウザ」ダイアログが表示されます。

    図4-22 「SOAリソース・ブラウザ」ダイアログ

    図4-22の説明が続きます
    「図4-22 「SOAリソース・ブラウザ」ダイアログ」の説明

  9. 次のディレクトリまでブラウズし、JCAプロパティ・ファイル(LOCATION_invoke.jcaなど)を選択します。

    <ADAPTER_HOME>\soa\thirdparty\ApplicationAdapters\wsdls
    
  10. 「OK」をクリックします。

    図4-23に示すように、次のメッセージが表示されます。

    図4-23 「ファイルのコピー」確認メッセージ

    「ファイルのコピー」メッセージ
    「図4-23 「ファイルのコピー」確認メッセージ」の説明

  11. 「はい」をクリックします。

    JCAプロパティ・ファイルのコピーがプロジェクト・フォルダ内に作成されます。

    図4-24に示すように、「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログに戻ります。

    図4-24 「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ

    「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックス
    「図4-24 「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ」の説明

  12. 「OK」をクリックします。

    サード・パーティ・アダプタ・サービス・コンポーネント(Location)が作成され、図4-25に示すように、「外部参照」ペインに表示されます。

    図4-25 サード・パーティ・アダプタ・サービス・コンポーネント

    「外部参照」ペイン
    「図4-25 サード・パーティ・アダプタ・サービス・コンポーネント」の説明

    これで、アウトバウンドBPELプロセス・コンポーネントを構成する準備ができました。

アウトバウンドBPELプロセス・コンポーネントの構成

アウトバウンドBPELプロセス・コンポーネントを構成するには、次のステップを実行します:

  1. 図4-26に示すように、「コンポーネント・パレット」タブ(「サービス・コンポーネント」セクション)から「BPELプロセス」コンポーネントを「コンポーネント」ペインにドラッグ・アンド・ドロップします。

    図4-26 BPELプロセス・コンポーネント

    「コンポーネント」ペイン
    「図4-26 BPELプロセス・コンポーネント」の説明

    図4-27に示すように、「BPELプロセスの作成」ダイアログが表示されます。

    図4-27 「BPELプロセスの作成」ダイアログ

    「BPELプロセスの作成」ダイアログ・ボックス
    「図4-27 「BPELプロセスの作成」ダイアログ」

  2. 「名前」フィールドで、新規のアウトバウンドBPELプロセス・コンポーネントの名前を入力します(「location_out」など)。

  3. 「テンプレート」リストで「同期BPELプロセス」を選択します。

  4. 関連するXMLリクエスト・スキーマ・ファイルの選択用の「入力」フィールドの右の「入力要素の参照」アイコンをクリックします。

    図4-28に示すように、「タイプ・チューザ」ダイアログが表示されます。

    図4-28 「タイプ・チューザ」ダイアログ

    「タイプ・チューザ」ダイアログ・ボックス
    「図4-28 「タイプ・チューザ」ダイアログ」の説明

  5. 「プロジェクトのスキーマ・ファイル」「LOCATION_invoke_request.xsd」の順に展開し、「PS8」を選択します。

  6. 「OK」をクリックします。

    図4-29に示すように、「BPELプロセスの作成」ダイアログに戻ります。

    図4-29 「BPELプロセスの作成」ダイアログ

    「BPELプロセスの作成」ダイアログ・ボックス
    「図4-29 「BPELプロセスの作成」ダイアログ」の説明

  7. 関連するXMLレスポンス・スキーマ・ファイルの選択用の「出力」フィールドの右の「出力要素の参照」アイコンをクリックします。

    図4-30に示すように、「タイプ・チューザ」ダイアログが表示されます。

    図4-30 「タイプ・チューザ」ダイアログ

    「タイプ・チューザ」ダイアログ・ボックス
    「図4-30 「タイプ・チューザ」ダイアログ」の説明

  8. 「プロジェクトのスキーマ・ファイル」「LOCATION_invoke_response.xsd」の順に展開し、「PS8」を選択します。

  9. 「OK」をクリックします。

    図4-31に示すように、「BPELプロセスの作成」ダイアログに戻ります。

    図4-31 「BPELプロセスの作成」ダイアログ

    「BPELプロセスの作成」ダイアログ・ボックス
    「図4-31 「BPELプロセスの作成」ダイアログ」

  10. 「OK」をクリックします。

  11. 図4-32に示すように、アウトバウンドBPELプロセス・コンポーネント(location_out)とサード・パーティ・アダプタ・サービス・コンポーネント(Location)間の接続を作成します。

    図4-32 コンポーネントの接続

    Oracle JDeveloperワークスペース領域
    「図4-32 コンポーネントの接続」の説明

  12. 「コンポーネント」ペインで、アウトバウンドBPELプロセス・コンポーネント(location_out)をダブルクリックします。

    図4-33に示すように、アウトバウンドBPELプロセス・コンポーネントが表示されます。

    図4-33 アウトバウンドBPELプロセス・コンポーネント

    Oracle JDeveloperワークスペース領域
    「図4-33 アウトバウンドBPELプロセス・コンポーネント」の説明

  13. 図4-34に示すように、「起動」アクティビティ・コンポーネントを「コンポーネント」ペインにドラッグ・アンド・ドロップし、「receiveInput」アクティビティ・コンポーネントと「replyOutput」アクティビティ・コンポーネントの間に置きます。

    図4-34 「起動」アクティビティ・コンポーネント

    Oracle JDeveloperワークスペース領域
    「図4-34 「起動」アクティビティ・コンポーネント」の説明

  14. 図4-35に示すように、新規の起動アクティビティ・コンポーネント(Invoke_1)とサード・パーティ・アダプタのサービス・コンポーネント(場所)の間に接続を作成します。

    図4-35 作成された接続

    Oracle JDeveloperワークスペース領域
    「図4-35 作成された接続」の説明

    図4-36に示すように、Invokeの編集ダイアログが表示されます。

    図4-36 Invokeの編集ダイアログ

    Invokeの編集ダイアログ・ボックス
    「図4-36 Invokeの編集ダイアログ」の説明

  15. 新規入力変数の構成用の「入力」フィールドの右の「入力変数の自動作成」アイコンをクリックします。

    図4-37の「変数の作成」ダイアログが表示されます。

    図4-37 「変数の作成」ダイアログ

    「変数の作成」ダイアログ・ボックス
    「図4-37 「変数の作成」ダイアログ」の説明

  16. 新規の入力変数に示されたデフォルト値を受け入れ、「OK」をクリックします。

    図4-38に示すように、Invokeの編集ダイアログに戻ります。

    図4-38 Invokeの編集ダイアログ

    Invokeの編集ダイアログ・ボックス
    「図4-38 Invokeの編集ダイアログ」の説明

  17. 新規の出力変数の構成用の「出力」フィールドの右の「出力変数の自動作成」アイコンをクリックします。

    図4-39に示すように、「変数の作成」ダイアログが表示されます。

    図4-39 「変数の作成」ダイアログ

    「変数の作成」ダイアログ」・ボックス
    「図4-39 「変数の作成」ダイアログ」の説明

  18. 新規の出力変数に示されたデフォルト値を受け入れ、「OK」をクリックします。

    図4-40に示すように、Invokeの編集ダイアログに戻ります。

    図4-40 Invokeの編集ダイアログ

    Invokeの編集ダイアログ・ボックス
    「図4-40 Invokeの編集ダイアログ」の説明

  19. 「適用」「OK」の順にクリックします。

    これにより、図4-41に示すように、起動アクティビティ・コンポーネント(Invoke_1)が更新されます。

    図4-41 起動アクティビティ・コンポーネント

    Oracle JDeveloperワークスペース領域
    「図4-41 起動アクティビティ・コンポーネント」の説明

  20. 図4-42に示すように、「割当て」アクティビティ・コンポーネントを「コンポーネント」ペインにドラッグ・アンド・ドロップし、受信アクティビティ・コンポーネント(receiveInput)と起動アクティビティ・コンポーネント(Invoke_1)の間に置きます。

    図4-42 「割当て」アクティビティ・コンポーネント

    Oracle JDeveloperワークスペース領域
    「図4-42 「割当て」アクティビティ・コンポーネント」の説明

  21. 新規の割当てアクティビティ・コンポーネント(Assign_1)をダブルクリックします。

    図4-43に示すように、「割当て」ダイアログが表示されます。

    図4-43 「割当て」ダイアログ

    「割当て」ダイアログ・ボックス
    「図4-43 「割当て」ダイアログ」の説明

  22. 「コピー操作」タブをクリックします。

  23. プラス記号アイコンをクリックし、使用可能な操作のリストから「コピー操作」を選択します。

    図4-44に示すように、「コピー操作の作成」ダイアログが表示されます。

    図4-44 「コピー操作の作成」ダイアログ

    「コピー操作の作成」ダイアログ・ボックス
    「図4-44 「コピー操作の作成」ダイアログ」の説明

  24. 「From」ペインで、「変数」「InputVariable」「payload」の順に展開します。

  25. 「To」ペインで、「変数」「Invoke_1_LOCATION_InputVariable」「input_LOCATION」の順に展開します。

  26. 「OK」をクリックします。

    図4-45に示すように、「割当て」ダイアログに戻ります。

    図4-45 「割当て」ダイアログ

    「割当て」ダイアログ・ボックス
    「図4-45 「割当て」ダイアログ」の説明

  27. 「適用」「OK」の順にクリックします。

  28. 図4-46に示すように、「割当て」アクティビティ・コンポーネントを「コンポーネント」ペインにドラッグ・アンド・ドロップし、起動アクティビティ・コンポーネント(Invoke_1)とリプライ・アクティビティ・コンポーネント(replyOutput)の間に置きます。

    図4-46 「割当て」アクティビティ・コンポーネント

    Oracle JDeveloperワークスペース領域
    「図4-46 「割当て」アクティビティ・コンポーネント」の説明

  29. 新規の割当てアクティビティ・コンポーネント(Assign_2)をダブルクリックします。

    図4-47に示すように、「割当て」ダイアログが表示されます。

    図4-47 「割当て」ダイアログ

    「割当て」ダイアログ・ボックス
    「図4-47 「割当て」ダイアログ」の説明

  30. 「コピー操作」タブをクリックします。

  31. プラス記号アイコンをクリックし、使用可能な操作のリストから「コピー操作」を選択します。

    図4-48に示すように、「コピー操作の作成」ダイアログが表示されます。

    図4-48 「コピー操作の作成」ダイアログ

    「コピー操作の作成」ダイアログ・ボックス
    「図4-48 「コピー操作の作成」ダイアログ」の説明

  32. 「From」ペインで、「変数」「Invoke_1_LOCATION_OutputVariable」「output_LOCATION」の順に展開します。

  33. 「To」ペインで、「変数」「outputVariable」「payload」の順に展開します。

  34. 「OK」をクリックします。

    図4-49に示すように、「割当て」ダイアログに戻ります。

    図4-49 「割当て」ダイアログ

    「割当て」ダイアログ・ボックス
    「図4-49 「割当て」ダイアログ」の説明

  35. 「適用」「OK」の順にクリックします。

    図4-50に示すように、「ファイルのローカライズ」ダイアログが表示されます。

    図4-50 完全なアクティビティ・フロー

    完全なアクティビティ・フロー
    「図4-50 完全なアクティビティ・フロー」の説明

  36. 図4-51に示すように、左ペインの「composite.xml」をダブルクリックします。

    図4-51 「lcomposite.xml」タブ

    Oracle JDeveloperワークスペース領域
    「図4-51 「composite.xml」タブ」の説明

  37. 図4-52に示すように、メニュー・バーで「すべて保存」アイコンをクリックし、構成された新規のアウトバウンドBPELプロセス・コンポーネントを保存します。

    図4-52 「すべて保存」アイコン

    「すべて保存」アイコン
    「図4-52 「すべて保存」アイコン」の説明

    これで、BPELアウトバウンド・プロセスをデプロイする準備ができました。

BPELアウトバウンド・プロセスのデプロイ

BPELアウトバウンド・プロセスをデプロイするには、次のステップを実行します:

  1. 図4-53に示すように、左ペインでプロジェクト名を右クリックし(「LOCATION_Invoke」など)、「デプロイ」を選択して、「LOCATION_Invoke」をクリックします。

    図4-53 「デプロイ」オプション

    「デプロイ」コンテキスト・メニュー
    「図4-53 「デプロイ」オプション」の説明

    図4-54に示すように、「デプロイメント・アクション」ページが表示されます。

    図4-54 「デプロイメント・アクション」ページ

    「デプロイメント・アクション」ペイン
    「図4-54 「デプロイメント・アクション」ページ」の説明

  2. 「アプリケーション・サーバーにデプロイ」が選択されていることを確認します。

  3. 「Next」をクリックします。

    図4-55に示すように、「構成のデプロイ」ページが表示されます。

    図4-55 「構成のデプロイ」ページ

    「構成のデプロイ」ページ
    「図4-55 「構成のデプロイ」ページ」の説明

  4. デフォルト値を選択したままにし、「Next」をクリックします。

    図4-56に示すように、「サーバーの選択」ページが表示されます。

    図4-56 「サーバーの選択」ページ

    「サーバーの選択」ペイン
    「図4-56 「サーバーの選択」ページ」の説明

  5. 構成済の使用可能なアプリケーション・サーバーを選択し、「Next」を選択します。

    図4-57に示すように、「SOAサーバー」ページが表示されます。

    図4-57 「SOAサーバー」ページ

    「SOAサーバー」ページ
    「図4-57 「SOAサーバー」ページ」の説明

  6. ターゲットのSOAサーバーを選択し、「Next」をクリックします。

    図4-58に示すように、「サマリー」ページが表示されます。

    図4-58 「サマリー」ページ

    「サマリー」ペイン
    「図4-58 「サマリー」ページ」の説明

  7. プロジェクトに使用可能なすべてのプロジェクトをレビューおよび確認し、「終了」をクリックします。

    図4-59に示すように、プロセスが正常にデプロイされます。

    図4-59 デプロイメントの成功を伝えるメッセージ

    SOA Logタブ
    「図4-59 デプロイメントの成功を伝えるメッセージ」の説明

Oracle Enterprise Manager Consoleでの入力XMLドキュメントの起動

Oracle Enterprise Manager Consoleで入力XMLドキュメントを起動するには、次のステップを実行します:

  1. 次のURLを使用して、Oracle Enterprise Manager Consoleにログインします。

    http://localhost:7001/em
    
  2. 図4-60に示すように、左ペインでドメイン、「SOA」フォルダの順に展開します。

    図4-60 Oracle Enterprise Manager Console

    Oracle Enterprise Manager Console
    「図4-60 Oracle Enterprise Manager Console」の説明

  3. 図4-61に示すように、使用可能なプロジェクト(「PSoft_Outbound_LOCATION_BPEL」など)を選択します。

    図4-61 「PSoft_Outbound_LOCATION_BPEL」プロジェクト

    「テスト」ボタン
    「図4-61 「PSoft_Outbound_LOCATION_BPEL」プロジェクト」の説明

  4. 右ペインの「テスト」をクリックします。

    図4-62に示すように、「Webサービスのテスト」ページが表示されます。

    図4-62 「Webサービスのテスト」ページ

    「Webサービスのテスト」ペイン
    「図4-62 「Webサービスのテスト」ページ」の説明

  5. 「リクエスト」タブをクリックします。

  6. 図4-63に示すように、入力引数セクションまで下へスクロールします。

    図4-63 入力引数セクション

    「リクエスト」タブ
    「図4-63 入力引数セクション」の説明

  7. 左上角のリストからXML Viewを選択します。

  8. 入力引数領域で適切なXMLドキュメントを指定します。

    例:

    <soap:Envelope xmlns:soap="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/"><soap:Body xmlns:ci="urn:iwaysoftware:adapter:peoplesoft:location:ci:request"><ci:PS8>  <ci:component perform="browse">LOCATION</ci:component>  <ci:key name="SETID">SHARE</ci:key>  <ci:key name="LOCATION">ALBERTA</ci:key></ci:PS8></soap:Body></soap:Envelope>
    
  9. 「Webサービスのテスト」をクリックします。

    図4-64に示すように、Oracle Enterprise Manager Consoleの「レスポンス」タブに出力レスポンスが表示されます。

    図4-64 出力の「レスポンス」タブ

    「レスポンス」タブ
    「図4-64 出力の「レスポンス」タブ」の説明

アウトバウンドBPELおよびアウトバウンド・メディエータ・プロセスのテスト

Oracle Enterprise Manager ConsoleでアウトバウンドBPELプロセスまたはアウトバウンド・メディエータ・プロセスをテストするとき、これらのコンソールで生成されたXMLエンベロープは使用しないでください。かわりに、これらを削除し、ネームスペース修飾のWSDLに準拠する、スキーマから生成されたXMLペイロードを使用します。

Oracle Enterprise Manager Consoleを使用してメディエータ・データ・フローをテストできます。メディエータ・データ・フローおよび相互作用を作成すると、Webサービスが作成され、Oracle WebLogic Serverに登録されます。メディエータまたはアウトバウンド・プロセスの作成方法の詳細は、第5章「Oracle SOA Suiteでのメディエータ・サービス・コンポーネントとの統合」を参照してください。

イベント統合のためのインバウンドBPELプロセスの設計

この項では、Oracle Application Adapter for PeopleSoftをPeopleSoftと統合し、イベント・データを受信する方法について説明します。この例では、PeopleSoftイベントは顧客レコードがPeopleSoftシステムに追加されたときに発生しています。

アダプタのデザインタイム構成を完了するには、次のツールが必要です。


注意:

この章に記載されている例ではJDeveloperが使用されています。

BPELプロセスを設計する前に、アプリケーション・エクスプローラを使用して、各WSDLファイルを生成する必要があります。詳細は、「イベント統合のためのWSDLの生成」を参照してください。

イベント統合のためのWSDLの生成

アプリケーション・エクスプローラを使用してインバウンド相互作用のためのWSDLを生成するとき、各イベントに個別のチャネルを作成し、そのチャネルを選択する必要があります。


注意:

2つ以上のイベントで同じチャネルが共有されている場合、正しいBPELプロセスにイベント・メッセージが配信されないことがあります。

チャネルの作成

チャネルを作成するには:

  1. 「イベント」ノードをクリックします。

  2. PeopleSoftノードをクリックします。

    図4-65に示すように、左ペインにポートおよびチャネル・ノードが表示されます。

    図4-65 展開されたPeopleSoftイベント・ノード

    アプリケーション・エクスプローラへのチャネルの追加
    「図4-65 展開されたPeopleSoftイベント・ノード」の説明

  3. 「チャネル」を右クリックし、「チャネルの追加」を選択します。

    図4-66に示すように、「チャネルの追加」ダイアログが表示されます。

    図4-66 「チャネルの追加」ダイアログ

    「チャネルの追加」ダイアログ・ボックス
    「図4-66 「チャネルの追加」ダイアログ」の説明

    次の情報を入力します。

    1. 「PSFT_Channel」など、チャネルの名前を入力します。

    2. 簡単な説明を入力します(オプション)。

    3. 「プロトコル」リストから、HTTP Listenerを選択します。

  4. 「次へ」をクリックします。

  5. HTTP listenerダイアログが表示されたら、次の表で指定されているようにシステム情報を入力します。

    パラメータ 説明
    リスナー・ポート PeopleSoftイベント・データをリスニングするポート
    Https セキュアなHTTP接続の場合はHttpsチェック・ボックスを選択します。
    同期タイプ 次の同期オプションから選択します。
    • REQUEST_RESPONSE

    • REQUEST_ACK

    重要: 同期タイプが「REQUEST」に設定されている場合はPeopleSoftチャネルは機能しません。


  6. 「OK」をクリックします。

    左ペインのチャネル・ノードの下にチャネルが表示されます。アイコン上の「X」 は、そのチャネルが現在切断されていることを示します。


    注意:

    チャネルはBPEL PM Serverで管理されているので開始しないでください。テストおよびデバッグ目的で起動する場合はランタイム前に停止してください。

イベント通知のためのWSDLの生成

チャネルを作成し、開始していないことを確認した後、アプリケーション・エクスプローラを使用してイベント用にWSDLを生成する必要があります。

  1. アプリケーション・エクスプローラを起動します。

  2. 「アダプタ」ノードを展開します。

    すべての使用可能なアダプタのリストが表示されます。

  3. PeopleSoftを展開します。

  4. 「PSFTtarget」など、PeopleSoftノードの下のターゲット名をクリックします。

    右側の「ログオン」ペインに保存されたパラメータが表示されます。

  5. 接続パラメータを確認します。

  6. ターゲット名を右クリックし、「接続」を選択します。

    図4-67に示すように、「x」アイコンが消え、ターゲットが接続されたことが示されます。

    図4-67 接続されたPSFTターゲット

    AEでのターゲットへの接続
    「図4-67 接続されたPSFTターゲット」の説明

  7. メッセージを展開し、「LOCATION_SYNC.VERSION_1」を選択します。

  8. 「LOCATION_SYNC.VERSION_1」を右クリックします。

    図4-68 インバウンドJCAサービスの作成(イベント)オプション

    WSDLの作成の最初のステップ
    「図4-68 インバウンドJCAサービスの作成(イベント)オプション」の説明

  9. 図4-68に示すように、インバウンドJCAサービスの作成(イベント)を選択します。

    図4-69に示すように、「WSDLのエクスポート」ダイアログが表示されます。

    図4-69 「WSDLのエクスポート」ダイアログ

    「WSDLのエクスポート」ダイアログ・ボックス
    「図4-69 「WSDLのエクスポート」ダイアログ」の説明

    次のステップを実行します:

    1. 「名前」 フィールドで、WSDLファイルの名前を指定します。

      .wsdlファイル拡張子が自動的に追加されます。デフォルトでは、リクエスト/レスポンス型のサービス用に生成されたWSDLファイルの名前の末尾には「_receive」が付きます。

    2. 「チャネルリストで、このインバウンド・サービス用に作成したチャネルを選択します。

      重要: 各イベントに個別のチャネルを作成する必要があります。ランタイム前にチャネルが停止していることを確認してください。

    3. 「ルート」、「ネームスペース」、「スキーマ」の3つの検証オプション・チェック・ボックスも表示されます。複数の検証オプションの選択もできます。

      - 「ルート」検証は、インバウンドXMLドキュメント内のルート要素の検証に使用します。

      - 「ネームスペース」検証は、インバウンドXMLドキュメント内のネームスペースの検証に使用します。

      - 「スキーマ」検証は、WSDLドキュメント内のスキーマを使用したインバウンドXMLドキュメントの検証に使用します。

      実行時には、検証は選択された検証オプションに基づいて処理されます。複数の検証オプションが選択されている場合、実行時に最初の検証が失敗すると、残りの検証オプションは処理されません。ルート検証およびネームスペース検証は、適度な検証レベルであるとみなされ、スキーマ検証はより厳しい検証レベルとみなされます。PeopleSoft環境のメッセージ間でルート要素とネームスペースが異ならない限り、ルート検証とネームスペース検証を併用することをお薦めします。

  10. 「OK」をクリックします。

    これで、JDeveloperでのBPELインバウンド・プロセスの定義に必要な最初のステップである、新規のSOAアプリケーションを作成する準備ができました。

インバウンドBPELプロセスのための新規SOAアプリケーションの作成

インバウンドBPELプロセスのために新規SOAアプリケーションを作成するには、次のステップを実行します:

  1. システムでOracle JDeveloperを開きます。

  2. 図4-70に示すように、メニュー・バーで「Application」をクリックし、メニューから「新」を選択します。

    図4-70 「新規」オプション

    「Application」メニュー
    「図4-70 「新規」オプション」の説明

    図4-71に示すように、SOAアプリケーションの作成ウィザードが表示されます。

    図4-71 SOAアプリケーションの作成ウィザード

    SOAアプリケーションの作成ウィザード
    「図4-71 SOAアプリケーションの作成ウィザード」の説明

  3. 「アプリケーション・テンプレート」リストで「SOAアプリケーション」をクリックします。

  4. 新規のSOAアプリケーションの名前(「PSoft_Inbound_BPEL」など)を入力し、「Next」をクリックします。

    図4-72に示すように、「プロジェクトの名前付け」ページが表示されます。

    図4-72 「プロジェクトの名前付け」ページ

    「プロジェクトの名前付け」ペイン
    「図4-72 「プロジェクトの名前付け」ページ」の説明

  5. プロジェクト名を入力し(「LOCATION_SYNC_Receive」など)、 「Next」をクリックします。

    図4-73に示すように、SOA設定の構成ページが表示されます。

    図4-73 SOA設定の構成ページ

    SOA設定の構成ペイン
    「図4-73 SOA設定の構成ページ」の説明

  6. 「コンポジット・テンプレート」リストで「空のコンポジット」を選択し、「終了」をクリックします。

    図4-74 「アプリケーション・ナビゲータ」タブ

    「アプリケーション・ナビゲータ」タブ
    「図4-74 「アプリケーション・ナビゲータ」タブ」の説明

    図4-74に示すように、新規のSOAアプリケーション(PSoft_Inbound_BPEL)および関連プロジェクト(LOCATION_SYNC_Receive)が、左ペインの「アプリケーション・ナビゲータ」タブに追加されます。

BPELインバウンド・プロセスの定義

この項では、次のステップで構成されるBPELインバウンド・プロセスの定義方法について説明します。

  1. サード・パーティ・アダプタ・サービス・コンポーネントの構成

  2. インバウンドBPELプロセス・コンポーネントの構成

サード・パーティ・アダプタ・サービス・コンポーネントの作成

サード・パーティ・アダプタ・サービス・コンポーネントを作成するには、次のステップを実行します:

  1. 図4-75に示すように、「コンポーネント・パレット」タブ(「サービス・アダプタ」セクション)」から「サード・パーティ・アダプタ」コンポーネントを「公開されたサービス」ペインにドラッグ・アンド・ドロップします。

    図4-75 「サード・パーティ・アダプタ」コンポーネント

    「公開されたサービス」ペイン
    「図4-75 「サード・パーティ・アダプタ」コンポーネント」の説明

    図4-76に示すように、「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログが表示されます。

    図4-76 「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ

    「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックス
    「図4-76 「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ」の説明

  2. サード・パーティ・アダプタ・サービスの名前を入力します。

  3. 「タイプ」リストで「サービス」が選択されていることを確認します(デフォルト)。

  4. 「WSDL URL」フィールドの右の既存のWSDLを検索アイコンをクリックします。

    図4-77に示すように、「SOAリソース・ブラウザ」ダイアログが表示されます。

    図4-77 「SOAリソース・ブラウザ」ダイアログ

    「SOAリソース・ブラウザ」ダイアログ・ボックス
    「図4-77 「SOAリソース・ブラウザ」ダイアログ」の説明

  5. 次のディレクトリまでブラウズし、インバウンドWSDLファイル(LOCATION_SYNC.VERSION_1_receive.wsdlなど)を選択します。

    <ADAPTER_HOME>\soa\thirdparty\ApplicationAdapters\wsdls
    
  6. 「OK」をクリックします。

    図4-78に示すように、「ファイルのローカライズ」ダイアログが表示されます。

    図4-78 「ファイルのローカライズ」ダイアログ

    「ファイルのローカライズ」ダイアログ・ボックス
    「図4-78 「ファイルのローカライズ」ダイアログ」の説明

  7. 「OK」をクリックします。

    インバウンドWSDLファイルおよび関連リクエスト/レスポンスXMLスキーマ・ファイル(.xsd)が、作成済のプロジェクト・フォルダにインポートされます。

    図4-79に示すように、「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログに戻ります。

    図4-79 「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ

    「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックス
    「図4-79 「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ」の説明

  8. 「JCAファイル」フィールドの右の JCAファイルを検索アイコンをクリックします。

    図4-80に示すように、「SOAリソース・ブラウザ」ダイアログが表示されます。

    図4-80 「SOAリソース・ブラウザ」ダイアログ

    「SOAリソース・ブラウザ」ダイアログ・ボックス
    「図4-80 「SOAリソース・ブラウザ」ダイアログ」の説明

  9. 次のディレクトリまでブラウズし、JCAプロパティ・ファイル(LOCATION_SYNC.VERSION_1_receive.jcaなど)を選択します。

    <ADAPTER_HOME>\soa\thirdparty\ApplicationAdapters\wsdls
    
  10. 「OK」をクリックします。

    図4-81に示すように、次のメッセージが表示されます。

    図4-81 「ファイルのコピー」確認メッセージ

    「ファイルのコピー」メッセージ
    「図4-81 「ファイルのコピー」確認メッセージ」の説明

  11. 「はい」をクリックします。

    JCAプロパティ・ファイルのコピーがプロジェクト・フォルダ内に作成されます。

    図4-82に示すように、「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログに戻ります。

    図4-82 「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ

    「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックス
    「図4-82 「サード・パーティ・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ」の説明

  12. 「OK」をクリックします。

    サード・パーティ・アダプタ・サービス・コンポーネント(location_sync)が作成され、図4-83に示すように、「公開されたサービス」ペインに表示されます。

    図4-83 サード・パーティ・アダプタ・サービス・コンポーネント

    「公開されたサービス」ペイン
    「図4-83 サード・パーティ・アダプタ・サービス・コンポーネント」の説明

    これで、インバウンドBPELプロセス・コンポーネントを構成する準備ができました。

インバウンドBPELプロセス・コンポーネントの作成

インバウンドBPELプロセス・コンポーネントを作成するには、次のステップを実行します:

  1. 図4-84に示すように、「コンポーネント・パレット」タブ(「サービス・コンポーネント」セクション)から「BPELプロセス」コンポーネントを「コンポーネント」ペインにドラッグ・アンド・ドロップします。

    図4-84 BPELプロセス・コンポーネント

    「コンポーネント」ペイン
    「図4-84 BPELプロセス・コンポーネント」の説明

    図4-85に示すように、「BPELプロセスの作成」ダイアログが表示されます。

    図4-85 「BPELプロセスの作成」ダイアログ

    「BPELプロセスの作成」ダイアログ・ボックス
    「図4-85 「BPELプロセスの作成」ダイアログ」の説明

  2. 「名前」フィールドで、新規のインバウンドBPELプロセス・コンポーネントの名前を入力します(「Location_Sync_Inbound」など)。

  3. 「テンプレート」リストで「WSDLに基づく」を選択します。

  4. SOAPサービスとして公開チェック・ボックスを選択解除します。

  5. 「WSDL URL」フィールドの右の既存のWSDLを検索アイコンをクリックします。

    図4-86に示すように、「SOAリソース・ブラウザ」ダイアログが表示されます。

    図4-86 SOAリソース・ブラウザ

    「SOAリソース・ブラウザ」ダイアログ・ボックス
    「図4-86 SOAリソース・ブラウザ」の説明

  6. 既存のWSDLロケーションまでブラウズし、インバウンドWSDLファイル(LOCATION_SYNC.VERSION_1_receive.wsdlなど)を選択します。

  7. 「OK」をクリックします。

    図4-87に示すように、「ファイルのローカライズ」ダイアログが表示されます。

    図4-87 「ファイルのローカライズ」ダイアログ

    「ファイルのローカライズ」ダイアログ・ボックス
    「図4-87 「ファイルのローカライズ」ダイアログ」の説明

  8. 「オプションをコピー」領域で、「重複ファイルの名前変更」オプションを選択解除し、「OK」をクリックします。

    図4-88に示すように、「BPELプロセスの作成」ダイアログに戻ります。

    図4-88 「BPELプロセスの作成」ダイアログ

    「BPELプロセスの作成」ダイアログ・ボックス
    「図4-88 「BPELプロセスの作成」ダイアログ」の説明

  9. 「OK」をクリックします。

    図4-89 作成された接続

    Oracle JDeveloperワークスペース領域
    「図4-89 作成された接続」の説明

  10. 図4-89に示すように、サード・パーティ・アダプタ・サービス・コンポーネント(location_sync)とインバウンドBPELプロセス・コンポーネント(Location_Sync_Inbound)間の接続を作成します。

  11. 図4-90に示すように、左ペインの「composite.xml」をダブルクリックします。

    図4-90 composite.xmlファイル

    Oracle JDeveloperワークスペース領域
    「図4-90 composite.xmlファイル」の説明

  12. 図4-91に示すように、メニュー・バーで「すべて保存」アイコンをクリックし、構成された新規のインバウンドBPELプロセス・コンポーネントを保存します。

    図4-91 「すべて保存」アイコン

    「すべて保存」アイコン
    「図4-91 「すべて保存」アイコン」の説明

    これで、BPELインバウンド・プロセスをデプロイする準備ができました。

BPELインバウンド・プロセスのデプロイ

BPELインバウンド・プロセスをデプロイするには、次のステップを実行します:

  1. 図4-92に示すように、左ペインでプロジェクト名を右クリックし(「LOCATION_SYNC_Receive」など)、「デプロイ」を選択して、「LOCATION_SYNC_Receive」をクリックします。

    図4-92 「デプロイ」オプション

    「デプロイ」コンテキスト・メニュー
    「図4-92 「デプロイ」オプション」の説明

    図4-93に示すように、「デプロイメント・アクション」ページが表示されます。

    図4-93 「デプロイメント・アクション」ページ

    「デプロイメント・アクション」ペイン
    「図4-93 「デプロイメント・アクション」ページ」の説明

  2. 「アプリケーション・サーバーにデプロイ」が選択されていることを確認します。

  3. 「Next」をクリックします。

    図4-94に示すように、「構成のデプロイ」ページが表示されます。

    図4-94 「構成のデプロイ」ページ

    「構成のデプロイ」ページ
    「図4-94 「構成のデプロイ」ページ」の説明

  4. デフォルト値を選択したままにし、「Next」をクリックします。

    図4-95に示すように、「サーバーの選択」ページが表示されます。

    図4-95 「サーバーの選択」ページ

    「サーバーの選択」ペイン
    「図4-95 「サーバーの選択」ページ」の説明

  5. 構成済の使用可能なアプリケーション・サーバーを選択し、「Next」を選択します。

    図4-96に示すように、「SOAサーバー」ページが表示されます。

    図4-96 「SOAサーバー」ページ

    「SOAサーバー」ページ
    「図4-96 「SOAサーバー」ページ」の説明

  6. ターゲットのSOAサーバーを選択し、「Next」をクリックします。

    図4-97に示すように、「サマリー」ページが表示されます。

    図4-97 「サマリー」ページ

    「サマリー」ペイン
    「図4-97 「サマリー」ページ」の説明

  7. プロジェクトに使用可能なすべてのプロジェクトをレビューおよび確認し、「終了」をクリックします。

    図4-98に示すように、プロセスが正常にデプロイされます。

    図4-98 デプロイメントの成功を伝えるメッセージ

    SOA Logタブ
    「図4-98 デプロイメントの成功を伝えるメッセージ」の説明

    イベント・メッセージがPeopleSoftを介してトリガーされると、Oracle Enterprise Manager Console側でインスタンスが正常に受信されます。

PeopleSoftでのイベントのトリガー

イベントはアプリケーション・システムのアクティビティによって生成されます。たとえば、PeopleSoftでは顧客情報がシステム内で更新されるときにイベントが生成されます。次の項では、PeopleSoftでのイベントをトリガーし、Oracle Application Adapter for PeopleSoftを使用してそのイベントを確認する方法について説明します。

PeopleSoftでイベントをトリガーするには:

  1. 図4-99に示すように、PeopleSoftにログインし、PeopleToolsインテグレーション・ブローカーノード定義の順に選択します。

    図4-99 PeopleToolsのノード定義

    PeopleToolsのノード定義ウィンドウ
    「図4-99 PeopleToolsのノード定義」の説明

  2. 図4-100に示すように、「EXTERNAL」など、使用するノード名を入力し、検索をクリックします。

    図4-100 「External」ノード名

    コネクタタブ
    「図4-100 「External」ノード名」の説明

  3. 図4-101に示すように、コネクタタブをクリックします。

    図4-101 コネクタタブ

    コネクタタブ
    「図4-101 コネクタタブ」の説明

  4. コネクタIDフィールドでHTTPTARGETPRIMARYURLフィールドで入力した後、リスナーのURLおよびポートを入力します。

  5. 構成を保存するには、保存をクリックします。

  6. 左ペインでインテグレーション・ブローカー統合の設定サービスの順に選択します。

  7. 図4-102に示すように、サービスフィールドに「DEPT_SYNC」を入力し、検索をクリックします。

    図4-102 サービス

    サービス
    「図4-102 サービス」の説明

  8. 図4-103に示すように、操作タブの「DEPT_SYNC.VERSION_1」をクリックします。

    図4-103 操作タブ

    操作
    「図4-103 操作タブ」の説明

  9. 図4-104に示すように、ルーティングタブをクリックします。

    図4-104 ルーティングタブ

    ルーティングタブ
    「図4-104 ルーティングタブ」の説明

  10. 図4-105に示すように、ルーティング定義セクションの「ADD_DEPT」をクリックします。

    図4-105 ルーティング定義セクション

    ルーティング定義セクション
    「図4-105 ルーティング定義セクション」の説明

  11. 図4-106に示すように、コネクタのプロパティタブをクリックします。

    図4-106 コネクタのプロパティタブ

    コネクタのプロパティタブ
    「図4-106 コネクタのプロパティタブ」の説明

  12. 図4-107に示すように、コネクタのプロパティセクションでHTTPリスナーのURLおよびポート番号を入力し、保存をクリックします。

    図4-107 コネクタのプロパティセクション

    コネクタのプロパティセクション
    「図4-107 コネクタのプロパティセクション」の説明

  13. 図4-108に示すように、左ペインのメニューで、会計の設定/サプライ・チェーン共通の定義ロケーションロケーションの順に選択します。

    図4-108 PeopleSoftインテグレーション・ブローカーのコネクタタブ

    PeopleSoftのロケーションタブ
    「図4-108 PeopleSoftインテグレーション・ブローカーのコネクタタブ」の説明

  14. 更新するロケーション・レコードを検索するには、図4-109に示すように、検索をクリックし、変更を行い、保存をクリックします。

    図4-109 ロケーション定義タブ

    ロケーション定義タブ
    @「図4-109 ロケーション定義」タブの説明

結果の確認

結果を確認するには:

  1. 次のURLを使用して、Oracle Enterprise Manager Consoleにログインします。

    http://localhost:7001/em
    
  2. 左ペインでドメイン、「SOA」フォルダの順に展開します。

    図4-110 Oracle Enterprise Manager Console

    Oracle Enterprise Manager Console
    「図4-110 Oracle Enterprise Manager Console」の説明

  3. 図4-110に示すように、使用可能なプロジェクト(「PSoft_Inbound_LOCATION_SYNC.VERSION_1_BPEL」など)を選択します。

    図4-111 「PSoft_Inbound_LOCATION_SYNC.VERSION_1_BPEL」プロジェクト

    「インスタンス」タブ
    「図4-111 「PSoft_Inbound_LOCATION_SYNC.VERSION_1_BPEL」プロジェクト」の説明

  4. 図4-111に示すように、右ペインの「インスタンス」タブをクリックします。

    図4-112に示すように、最近受信したランタイム・イベントが「インスタンス」タブに表示されます。

    図4-112 最近受信したランタイム・イベント

    「インスタンス」タブ
    「図4-112 最近受信したランタイム・イベント」の説明

  5. PeopleSoftインスタンスIDを選択します。

    図4-113に示すように、フロー・トレースページが表示されます。

    図4-113 フロー・トレースページ

    フロー・トレースペイン
    「図4-113 フロー・トレースページ」の説明

  6. 詳細な監査証跡を表示するコンポーネントのインスタンスを選択します。

    図4-114に示すように、選択したコンポーネントの「インスタンス」ページが表示されます。

    図4-114 「インスタンス」ページ

    「監査証跡」タブ
    「図4-114 「インスタンス」ページ」の説明

  7. 「監査証跡」タブをクリックして、イベント・メッセージを表示します。

    PeopleSoftシステムから受信されたメッセージが「監査証跡」タブに表示されます。