| Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Application Adapterベスト・プラクティス・ガイド 11g リリース1(11.1.1.3.0) B61420-01 |
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この章では、Oracle Application Adapter for SAP R/3に固有のベスト・プラクティスについて説明します。内容は次のとおりです。
セッションの接続プーリングは、標準のjdeRequest要素のセッション属性を設定することにより確立されます。セッション属性が空の文字列の場合は、新しいセッションが開始されます。サーバーでは、SessionManagerシングルトン・クラスが、ユーザー名、パスワードおよび環境名を指定されて、セッション・オブジェクトの新しいインスタンスを作成します。セッション初期化のオーバーヘッドを回避するため、セッションは有効期限が切れるまで再利用できます。以前のリクエストですでに確立されているセッションについては、セッション属性内にセッションIDを指定できます。
セッションの有効期限は、標準のjdeRequest要素のsessionidle属性により指定されます。この属性は、セッション作成リクエストにおいて、セッションのアイドル状態を許容する秒数を指定します。SessionManagerは、セッションでこの時間内にリクエストが処理されていないと判断した場合、セッションを停止して、関連付けられたすべてのリソースを解放します。詳細は、J.D. Edwards OneWorld相互運用性ガイドを参照してください。
ロード・バランシング構成は、サーバーのjde.iniファイル内にある様々な相互関連ランタイム設定によって制御されます。これらの設定は、[JDENET]セクションおよび適用可能な[JDENET_KERNEL_DEFx]セクション内にあります。関連するすべての設定については、前の項で説明しています。次の2つのタイプのプロセスを制御できます。
ネットワーク・ジョブ(JDENET_n)
専用カーネル・プロセス・ジョブ(JDENET_k)
詳細は、J.D. Edwards OneWorldシステム管理ガイドを参照してください。
Oracle Application Adapter for SAP R/3は、標準のJDEセキュリティをサポートしています。セキュリティは、システムで定義されているユーザー・プロファイルにより管理されます。詳細は、J.D. Edwards OneWorldサーバーおよびワークステーションの管理ガイドを参照してください。
複数の接続および複数のユーザーは、J.D. Edwards OneWorldで定義されているユーザー・プロファイルによって異なります。詳細は、J.D. Edwards OneWorldサーバーおよびワークステーションの管理ガイドを参照してください。
J.D. Edwards XMLソリューションでは、整形式のXMLドキュメントをサポートしています。また、インバウンド処理にはUTF8およびUTF16 Unicode標準を、アウトバウンド処理にはUTF8標準をサポートしています。
各トランザクションには、J.D. Edwards OneWorldによってセッションIDが割り当てられます。ベスト・プラクティスとして、アプリケーションP92002を使用してサーバー側のエラー・メッセージを調べてください。