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Oracle® WebLogic Serverリリース・ノート
11g リリース1(10.3.3)for IBM: Linux on System z
B61428-01
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Oracle® WebLogic Server

リリース・ノート

11g リリース1(10.3.3)for IBM: Linux on System z

B61428-01(原本部品番号:E15731-06)

2010年10月

この章では、Oracle WebLogic Serverのインストールと構成に関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。

1 インストールの問題および回避策

この項では、WebLogic Serverのインストールに関連する問題および回避策について説明します。内容は次のとおりです。

1.1 アップグレード・インストールを途中で終了した場合、前のインストールへのロールバックが適切に行われない

アップグレード・インストーラまたはSmart Updateを使用して既存のWebLogic Server 10.3.xインストールをWebLogic Server 10.3.3をアップグレードする際に、アップグレードを完了前に中止した場合、前のインストールへのロール・バックが自動的に行われる必要があります。これが行われず、インストールが使用できなくなることがあります。

1.2 インストールが致命的なエラーで失敗する

インストーラでは、インストールの完了前にマシンに十分なディスク領域があるかどうかは確認されません。そのため、領域不足によりインストールを完了できない場合、次のエラー・メッセージが表示され、インストーラが終了します。

Fatal error encountered during file installation. The installer will nowcleanup and exit!

回避策

この問題が発生した場合、次のコマンドを使用してインストーラを再起動します。

$JAVA_HOME/bin/java -jar wls1033_generic.jar -log=log.out -log_priority=debug

このコマンドによりインストール手順のログが生成され、正確な失敗の原因が詳細に示されます。領域不足が原因であれば、ログ・ファイルにそれが明示的に示されています。

1.3 Oracle WebLogic Serverのインストールと構成のプロセス

Oracle WebLogic Server 10.3.3をインストールおよび構成するには、次の手順を実行します。

  1. IBMのダウンロード・サイトから、IBM Java 6 64-bit (SR6またはSR7)をダウンロードします。

  2. システムにIBM Java 6をインストールします。

  3. $JAVA_HOME/binPATHにエクスポートします(JAVA_HOMEはJavaインストール・パスです)。例:

    export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH
    
  4. Oracle Technology Networkにアクセスします。

    http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/htdocs/wls_main.html
    
  5. 「Additional Platforms」列の下の「Oracle WebLogic Server 11g R1 PS2 (10.3.3) - Package Installer」をダウンロードします。


    注意:

    Oracle製品のダウンロードに関する重要な情報については、My Oracle Supportのノート762254.1および763603.1を参照してください。

    Oracle WebLogic Serverは、Oracle E-Deliveryからもダウンロードできます。

    http://edelivery.oracle.com/
    

  6. 『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』のコンソール・モードでの.jarインストール・プログラムの起動に関する項に記載された手順を使用して、Oracle WebLogic Serverをインストールします。この項では、異なるモードで.jarファイルをインストールするプロセスについて説明します。

  7. Oracle Smart Updateツールを使用して、次のパッチをダウンロードしてインストールします。

    • パッチID: E1WM パスコード: H2746UPL

      Oracle Smart Updateツールの詳細は、Smart Updateパッチおよびメンテナンス・パックのインストールのガイドを参照してください。


    注意:

    後続の各リリースにJACCパッチが1つずつあります。Oracle WebLogic Server 10.3.1をインストールする場合は、次のパッチをダウンロードしてインストールします。
    • パッチID: RDEQ パスコード: 8XI219W4

    Oracle WebLogic Server 10.3.2をインストールする場合は、次のパッチをダウンロードしてインストールします。

    • パッチID: 1MIS パスコード: KTNAX6H1


1.4 zLinuxでJACCを使用する際のNoClassDefFoundErrorに対するパッチ

11.1.1.3リリースでは、Sun固有のPrincipalComparatorを使用してJACC (Java Authorization Contract for Containers)対応のOracle WebLogic Server 10.3.3を実行することは、IBM JDKではサポートされていません。この場合、NoClassDefFoundErrorが表示されます。

回避策

この問題を解決するには、Oracle Smart Updateツールを使用して次のパッチをダウンロードしてインストールします。

パッチID: E1WM パスコード: H2746UPL

Oracle Smart Updateツールの詳細は、Smart Updateツールに関する項を参照してください。

http://download.oracle.com/docs/cd/E14759_01/index.htm

2 ドキュメントの訂正箇所

この項では、ドキュメントの訂正箇所を示します。

2.1 サンプル・ビューアの「検索」機能に関する問題

Windowsの「スタート」メニューから「Oracle Weblogic」>「Weblogic Server」>「Examples」>「Documentation」を選択してExamplesドキュメントにアクセスすると、サンプル・ビューアの「検索」機能が動作しません。

回避策

サンプル・アプリケーションおよびサンプル・コードを検索するには、Examplesサーバーを起動して、http://localhost:7001/examplesWebApp/docs/core/index.htmlに移動する必要があります。「手順説明」をクリックし、「検索」をクリックします。

2.2 Avitek Medical Recordsの一部の検索結果トピックで日本語のテキストが表示される

サンプル・ビューアの「検索」機能を使用すると、Avitek Medical Recordの一部のトピックの日本語版と英語版が同時に表示されるトピックが返されることがあります。

2.3 MBean参照でSAML2への一部のインタフェースがドキュメント化されていない

WebLogic Server 10.3.1のMBean参照では、SAML 2.0アイデンティティ・アサータおよびSAML 2.0資格証明マッピング・プロバイダへのインタフェースがドキュメント化されていません。かわりに、WebLogic Server 10.3.1 MBean APIリファレンス・ガイドでこれらのMBeanインタフェース用のJavadocが提供されています。

2.4 WS-ATサンプル・コードがサンプル・ページに表示されない

WebLogic Serverのサンプル・コードのWebページで、目次のWebサービスに関する項(WebLogic Serverのサンプル>「例」>「API」>「Webサービス」)にWebサービス原子性トランザクションの使用に関するトピックが表示されません。

回避策

このトピックを表示するには、Webブラウザで次のURLを入力します。

WL_HOME\samples\server\examples\src\examples\webservices\jaxws\wsat\
instructions.html

WL_HOMEは、WebLogic Serverのインストール・ディレクトリ(デフォルトはC:\Oracle\Middleware\wlserver_10.3)です。

2.5 アクティブ・キャッシュを使用するOracle Fusion Middlewareでの誤植

アクティブ・キャッシュを使用するOracle Fusion Middlewareの例6-3のサンプルmanifest.mfファイルの最後の行に誤植があります。正しいサンプルは次のとおりです。

Extension-List: active-cache 
active-cache-Extension-Name: active-cache 
active-cache-Specification-Version: 1.0 
active-cache-Implementation-Version: 1.0

3 ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

Oracleサポートへのアクセス

Oracleのお客様は、My Oracle Supportから電子サポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/support/contact.htmlにアクセスしてください。障害のあるお客様は、http://www.oracle.com/accessibility/support.htmlにアクセスしてください。


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