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Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managerシステム管理者ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B62264-01
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25 コネクタ・パフォーマンスのチューニング

この章では、コネクタ表およびリコンシリエーション表で必要な索引を指定してパフォーマンスを向上させる方法について説明します。次の項で構成されています。

25.1 コネクタ表の索引

コネクタをOracle Identity Managerにインポートすると、特定のデータベース表(UD_*)が作成され、Oracle Identity Managerスキーマ内でメタデータが更新されます。リコンシリエーション・ルール、データ・フローおよび参照定義が指定された特定のインストールで必要なプロセスに適合するように、コネクタをさらにカスタマイズすることもできます。コネクタのインポートおよびカスタマイズ後、索引を作成する必要があります。次の手順では、表および索引のキー・フィールドを指定する方法について説明します。追加の要件は、リコンシリエーションを実行してデータベースAWRレポートを確認してください。

コネクタ表および索引の要件を指定するには:


注意:

次の手順では、Sun Java System Directoryコネクタを例として使用しています。

フィールド・マッピングで使用されるすべてのキー・フィールドの索引は、UD_*表またはプロセス定義表から作成する必要があります。


  1. 図25-1に、Oracle Identity Manager Design ConsoleでのSun Java System Directoryコネクタに対するプロセス定義表を示します。このコネクタについて「iPlanetユーザー」プロビジョニング・プロセスをダブルクリックし、リコンシリエーション・フィールド・マッピングタブをクリックして、フィールド・マッピングを表示します。

    図25-1 プロセス定義表のキー・フィールド

    図25-1の説明が続きます
    「図25-1 プロセス定義表のキー・フィールド」の説明

  2. 図25-2に、Sun Java System Directoryコネクタに対するリコンシリエーション・フィールド・マッピングを示します。この図では、表名およびキー・フィールドは赤で強調表示されています。このコネクタに対して、UD_IPNT_USR_USERID列の索引付けをする必要があります。


    注意:

    これは、コネクタをデプロイする際の必須の手順です。

    図25-2 リコンシリエーション・フィールド・マッピング

    図25-2の説明が続きます
    「図25-2 リコンシリエーション・フィールド・マッピング」の説明


注意:

ユーザーの参照で複数(コンポジット)キーが使用される場合、コンポジット索引が作成されます。

キー・フィールドの索引を作成するガイドラインは、次のとおりです。

25.2 リコンシリエーション表の索引

パフォーマンス・チューニングでは、表25-1に示すように、リコンシリエーション表の索引を作成する必要があります。

表25-1 リコンシリエーション表の索引

リコンシリエーションのタイプ 索引

アイデンティティ・リコンシリエーション

ターゲットの水平表

オーナー一致ルール列



RE_KEY


USR

オーナー一致ルール列


RECON_EVENTS

RB_KEYおよびRE_STATUSのコンポジット索引


RECON_USR_MATCH

RE_KEY

アカウント・リコンシリエーション

親ターゲットの水平表

アカウント一致ルール列



エンティティ一致ルール列



RE_KEY


子ターゲットの水平表

子一致ルール列



RE_KEY


USR

エンティティ一致ルール列


RECON_EVENTS

RB_KEYおよびRE_STATUSのコンポジット索引


RECON_ACCOUNT_MATCH

RE_KEY


RECON_CHILD_MATCH

RE_KEY


データベース統計を収集するには:

  1. SQL*PLUSにSYSユーザーとしてログインします。

  2. 最初に次のコマンドを実行します。

    SQL> exec DBMS_STATS.GATHER_SCHEMA_STATS(OWNNAME=>'oimadmin',
    ESTIMATE_PERCENT=>DBMS_STATS.AUTO_SAMPLE_SIZE, DEGREE=>8,
    OPTIONS=>'GATHER AUTO',NO_INVALIDATE=>FALSE);
    

    注意:

    一致ルールでUPPER句を使用する場合は、列にファンクション索引を作成します。たとえば、LDAPストアからの信頼できるソースのリコンシリエーションでは、次のようにします。

    LDAPストアからのユーザー・リコンシリエーションの場合:

    • RA_LDAPUSER表で、RECON_ORCLGUIDおよびRE_KEYに索引を作成します。

    • USR表で、USR_LDAP_GUIDに索引を作成します。