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Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B55911-02
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19.5 OIMおよびOINのあるドメインにおけるOAMの構成

このトピックでは、Oracle Identity Manager(OIM)およびOracle Identity Navigator(OIN)がインストールされているOracle Identity ManagementドメインにOracle Access Manager(OAM)を構成する方法を説明します。内容は次のとおりです。

19.5.1 適切なデプロイメント環境

Oracle Identity ManagerおよびOracle Identity Navigatorがすでにインストールされている環境にOracle Access Managerをインストールする場合、このトピックのインストールおよび構成を実行してください。また、Oracle Identity ManagerおよびOracle Access Manager間の統合を設定することもできます。「OIMおよびOAMの統合」を参照してください。

19.5.2 デプロイされるコンポーネント

この項のインストールと構成を実行すると、次のコンポーネントがデプロイされます。

  • Oracle Access Managerの管理対象サーバー

  • 管理サーバーにデプロイされたOracle Access Managerコンソール

19.5.3 依存関係

この項のインストールと構成は、次のものに依存しています。

  • Oracle WebLogic Server。

  • Oracle Identity Management 11gソフトウェアの完全なインストール。

  • Oracle SOA Suiteのインストール。

  • Oracle Identity Manager、Oracle SOA Suite、およびOracle Access Managerのデータベース・スキーマ。Oracle Identity ManagerおよびOracle Access Manager固有のスキーマの詳細は、「リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用したデータベース・スキーマの作成」を参照してください。

  • 新しいWebLogicドメインにおける、Oracle Identity ManagerおよびOracle Identity Navigatorのインストールおよび構成。

19.5.4 手順

Oracle Identity ManagerおよびOracle Identity NavigatorがインストールされているWebLogic管理ドメインにOracle Access Managerをインストールおよび構成するには、次の手順を実行します。

  1. 「前提条件」に記載されているすべての前提条件が満たされていることを確認します。さらに、「開始前の重要な注意点」も参照してください。

  2. Oracle Identity ManagerおよびOracle Identity Navigatorを新しいWebLogicドメインに構成します。「新しいWebLogicドメインにおけるOAMおよびOINの構成」を参照してください。

  3. <Oracle_IDM2>/common/bin/config.shスクリプトを実行します。(Windowsでは<Oracle_IDM2>\common\bin\config.cmd)。Oracle Fusion Middleware構成ウィザードが表示されます。

  4. 「ようこそ」画面で、「既存のWebLogicドメインの拡張」オプションを選択します。「次へ」をクリックします。

  5. 「WebLogicドメイン・ディレクトリの選択」画面で、Oracle Identity Navigatorをインストールおよび構成したWebLogicドメインが含まれるディレクトリに移動します。「次へ」をクリックします。「拡張ソースの選択」画面が表示されます。

  6. 「拡張ソースの選択」画面で、次のドメイン構成オプションを選択します。

    • Oracle Access Manager with Database Policy Store - 11.1.1.3.0 [Oracle_IDM2]

  7. ドメイン構成オプションを選択した後、「次へ」をクリックします。「拡張ソースの選択」画面でOracle Access Manager with Database Policy Store - 11.1.1.3.0 [Oracle_IDM2]オプションを選択した場合、「JDBCデータ・ソースの構成」画面が表示されます。必要に応じてoamDSデータソースを構成します。テストが成功した後、「JDBCコンポーネント・スキーマの構成」画面が表示されます。

  8. 「JDBCコンポーネント・スキーマの構成」画面で、変更するコンポーネント・スキーマ(OIMインフラストラクチャ・スキーマ、SOAインフラストラクチャ・スキーマ、ユーザー・メッセージ・サービス・スキーマ、OWSM MDSスキーマ、OIM MDSスキーマ、またはSOA MDSスキーマなど)を選択します。

    「スキーマ所有者」、「スキーマ・パスワード」、「データベース」および「サービス」、「ホスト名」、および「ポート」の値を設定できます。「次へ」をクリックします。JDBCコンポーネント・スキーマのテスト画面が表示されます。テストが成功した後、「オプションの構成を選択」画面が表示されます。

  9. 「オプションの構成を選択」画面で、「管理対象サーバー」、「クラスタ」、および「マシン」「デプロイメントとサービス」、および「JMSファイル・ストア」を構成できます。該当するチェック・ボックスを選択し、「次へ」をクリックします。

    • オプション: 必要に応じて管理対象サーバーを構成します。

    • オプション: 必要に応じてクラスタを構成します。

      Oracle Identity Management製品のクラスタを構成する方法の詳細は、マニュアル『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』のIdentity Managementコンポーネントの高可用性の構成に関する項を参照してください。

    • オプション: 必要に応じて管理対象サーバーをクラスタに割り当てます。

    • オプション: 必要に応じてマシンを構成します。1台のマシンで管理サーバーを実行し、別の物理的マシンで管理対象サーバーを実行する場合、この手順を実行します。


      ヒント:

      マシンを構成する前に、pingコマンドを使用して、マシンまたはホスト名がアクセス可能かどうかを検証します。

    • オプション: 管理サーバーをマシンに割り当てます。

    • オプション: アプリケーションおよびライブラリなどのデプロイメントおよびサービスを選択し、特定のクラスタまたはサーバーにターゲット指定します。

    • オプション: 必要に応じてJMSファイル・ストアを構成します。

  10. 「構成のサマリー」画面でドメイン構成を確認し、「拡張」をクリックしてドメインの拡張を開始します。

Oracle Identity ManagerおよびOracle Identity Navigatorのある既存のWebLogicドメインが、Oracle Access Managerをサポートするように拡張されます。