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Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B55911-02
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18.5 OAM、OIMおよびOINのあるドメインにおけるOAAMの構成

このトピックでは、Oracle Access Manager(OAM)、Oracle Identity Manager(OIM)およびOracle Identity Navigator(OIN)がある既存のOracle Identity ManagementドメインにOracle Adaptive Access Manager(OAAM)を構成する方法を説明します。

内容は次のとおりです。

18.5.1 適切なデプロイメント環境

Oracle Identity ManagerとOracle Adaptive Access Managerとの統合を設定する可能性のある環境にOracle Adaptive Access Managerをインストールする場合、このトピックの構成を実行してください。Oracle Access Managerをシングル・サインオンおよびアクセス管理に使用できます。Oracle Identity Navigatorを使用すると、Oracle Identity Navigatorのユーザー・インタフェースからこれらの製品のコンソールにアクセスし、起動できます。

18.5.2 デプロイされるコンポーネント

この項の構成を実行すると、次のコンポーネントがデプロイされます。

  • Oracle Adaptive Access Managerの管理対象サーバー

  • 既存の管理サーバーのOracle Adaptive Access Managerコンソール

18.5.3 依存関係

この項の構成は、次のものに依存しています。

18.5.4 手順

Oracle Access Manager、Oracle Identity ManagerおよびOracle Identity Navigatorが含まれている既存のOracle Identity ManagementドメインにOracle Adaptive Access Managerを構成するには、次の手順を実行します。

  1. 「前提条件」に記載されているすべての前提条件が満たされていることを確認します。さらに、「開始前の重要な注意点」も参照してください。

  2. Oracle Access Manager、Oracle Identity ManagerおよびOracle Identity Navigatorが新しいWebLogicドメインに構成されていることを確認します。「新しいWebLogicドメインにおけるOIM、OAMおよびOINの構成」を参照してください。

  3. <Oracle_IDM2>/common/bin/config.shスクリプトを実行します(UNIXの場合)。(Windowsでは<Oracle_IDM2>\common\bin\config.cmd)。Oracle Fusion Middleware構成ウィザードが表示されます。

  4. 「ようこそ」画面で、「既存のWebLogicドメインの拡張」オプションを選択します。「次へ」をクリックします。

  5. 「WebLogicドメイン・ディレクトリの選択」画面で、Oracle Access Manager、Oracle Identity ManagerおよびOracle Identity Navigatorが含まれているドメイン・ディレクトリに移動します。「次へ」をクリックします。「ドメイン・ソースの選択」画面が表示されます。

  6. 「拡張ソースの選択」画面で、次の製品をサポートするために、自動的にドメインを拡張する:というオプションを選択していることを確認します。Oracle Adaptive Access Manager Admin Server - 11.1.1.3.0 [Oracle_IDM2]を選択します。これは必須です。

    Oracle Adaptive Access Manager Admin Server - 11.1.1.3.0 [Oracle_IDM2}オプションを選択すると、Oracle Identity Navigator - 11.1.1.3.0 [Oracle_IDM2]オプションもデフォルトで選択されます。

    さらに、Oracle Adaptive Access Manager - Server - 11.1.1.3.0 [Oracle_IDM2]も選択できます。これはオプションです。「次へ」をクリックします。「JDBCコンポーネント・スキーマの構成」画面が表示されます。

    画面には次のコンポーネント・スキーマが表示されます。

    • SOAインフラストラクチャ

    • OAAM管理スキーマ

    • ユーザー・メッセージ・サービス

    • OAAM管理MDSスキーマ

    • OIM MDSスキーマ

    • OWSM MDSスキーマ

    • SOA MDSスキーマ

    • OIMスキーマ

  7. 「JDBCコンポーネント・スキーマの構成」画面で、変更するコンポーネント・スキーマを選択します。「スキーマ所有者」、「スキーマ・パスワード」、「データベース」および「サービス」、「ホスト名」、および「ポート」の値を設定できます。「次へ」をクリックします。JDBCコンポーネント・スキーマのテスト画面が表示されます。テストが成功した後、「オプションの構成を選択」画面が表示されます。

  8. 「オプションの構成を選択」画面で、「管理対象サーバー」、「クラスタ」、および「マシン」「デプロイメントとサービス」、および「JMSファイル・ストア」を構成できます。該当するチェック・ボックスを選択し、「次へ」をクリックします。

  9. オプション: 必要に応じて管理対象サーバーを構成します。

  10. オプション: 必要に応じてクラスタを構成します。

    Oracle Identity Management製品のクラスタを構成する方法の詳細は、マニュアル『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』のIdentity Managementコンポーネントの高可用性の構成に関する項を参照してください。

  11. オプション: 必要に応じて管理対象サーバーをクラスタに割り当てます。

  12. オプション: 必要に応じてマシンを構成します。1台のマシンで管理サーバーを実行し、別の物理的マシンで管理対象サーバーを実行する場合、この手順を実行します。


    ヒント:

    マシンを構成する前に、pingコマンドを使用して、マシンまたはホスト名がアクセス可能かどうかを検証します。

  13. オプション: 管理サーバーをマシンに割り当てます。

  14. オプション: アプリケーションおよびライブラリなどのデプロイメントおよびサービスを選択し、特定のクラスタまたはoaam_server1(デフォルト値)などのサーバーにターゲット指定します。

  15. 「構成のサマリー」画面でドメイン構成を確認し、「拡張」をクリックしてドメインの拡張を開始します。

    Oracle Access Manager、Oracle Identity ManagerおよびOracle Identity Navigatorのある既存のOracle Identity Managementドメインが、Oracle Adaptive Access Managerをサポートするように拡張されます。