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Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B55911-02
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17.5 新しいWebLogicドメインにおけるOAMの構成

このトピックでは、新しいWebLogicドメインにOracle Access Manager(OAM)を構成する方法を説明します。

内容は次のとおりです。

17.5.1 適切なデプロイメント環境

後に同じドメインにOracle Identity Navigator、Oracle Identity ManagerおよびOracle Adaptive Access Managerなどの他のOracle Identity Management 11gコンポーネントを追加する可能性がある環境にOracle Access Managerのみをインストールする場合、このトピックの構成を実行してください。

17.5.2 デプロイされるコンポーネント

この項の構成を実行すると、次のコンポーネントがデプロイされます。

  • WebLogic Administration Server

  • Oracle Access Managerの管理対象サーバー

  • 管理サーバーのOracle Access Managerコンソール

17.5.3 依存関係

この項の構成は、次のものに依存しています。

17.5.4 手順

次の手順を実行して、新しいWebLogicドメインにOracle Access Managerを構成します。

  1. 「前提条件」に記載されているすべての前提条件が満たされていることを確認します。さらに、「開始前の重要な注意点」も参照してください。

  2. <Oracle_IDM2>/common/bin/config.shスクリプトを実行します(UNIXの場合)。(Windowsでは<Oracle_IDM2>\common\bin\config.cmd)。Oracle Fusion Middleware構成ウィザードが表示されます。

  3. 「ようこそ」画面で、「新しいWebLogicドメインの作成」オプションを選択します。「次へ」をクリックします。「ドメイン・ソースの選択」画面が表示されます。

  4. 「ドメイン・ソースの選択」画面で、以下の製品をサポートするために、自動的に構成されたドメインを生成するオプションを選択していることを確認します。Oracle Access Manager with Database Policy Store - 11.1.1.3.0 [Oracle_IDM2]を選択し、「次へ」をクリックします。ドメイン名および場所の選択画面が表示されます。


    注意:

    Oracle Access Manager with Database Policy Store - 11.1.1.3.0 [Oracle_IDM2]オプションを選択すると、Oracle JRF 11.1.1.0 [Oracle_Common]オプションもデフォルトで選択されます。

  5. 作成するドメインの名前と場所を入力し、「次へ」をクリックします。「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面が表示されます。

  6. 管理者のユーザー名およびパスワードを構成します。デフォルトのユーザー名はweblogicです。「次へ」をクリックします。

  7. Oracle Fusion Middleware構成ウィザードの「サーバーの起動モードおよびJDKの構成」画面で、「JRockit SDK 160_17_R28.0.0-679」および「本番モード」を選択します。「次へ」をクリックします。「JDBCコンポーネント・スキーマの構成」画面が表示されます。

  8. 「JDBCコンポーネント・スキーマの構成」画面で、OAMインフラストラクチャ・スキーマなどの変更するコンポーネント・スキーマを選択します。

    「スキーマ所有者」、「スキーマ・パスワード」、「データベース」および「サービス」、「ホスト名」、および「ポート」の値を設定できます。「次へ」をクリックします。JDBCコンポーネント・スキーマのテスト画面が表示されます。テストが成功した後、「オプションの構成を選択」画面が表示されます。

  9. 「オプションの構成を選択」画面で、「管理サーバー」、および「管理対象サーバー」、「クラスタ」および「マシン」を構成できます。「次へ」をクリックします。

  10. オプション: 次の管理サーバー・パラメータを構成します。

    • 名前

    • リスニング・アドレス

    • リスニング・ポート

    • SSLリスニング・ポート

    • SSLが有効か無効か

  11. オプション: 必要に応じて管理対象サーバーを構成します。


    注意:

    同じマシンに管理対象サーバーを構成する場合、必ず管理サーバーと異なるポートを使用してください。

  12. オプション: 必要に応じてクラスタを構成します。

    Oracle Identity Management製品のクラスタを構成する方法の詳細は、マニュアル『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』のIdentity Managementコンポーネントの高可用性の構成に関する項を参照してください。

  13. オプション: 必要に応じて管理対象サーバーをクラスタに割り当てます。

  14. オプション: 必要に応じてマシンを構成します。1台のマシンで管理サーバーを実行し、別の物理的マシンで管理対象サーバーを実行する場合、この手順を実行します。


    ヒント:

    マシンを構成する前に、pingコマンドを使用して、マシンまたはホスト名がアクセス可能かどうかを検証します。

  15. オプション: 管理サーバーがマシンに割り当てられていない場合、マシンに割り当てられます。

    特定のクラスタまたはサーバーをターゲットとしているアプリケーションおよびライブラリなどのデプロイメントおよびサービスは、デフォルトで選択されています。

  16. オプション: oam_server1などの新しく作成した管理対象サーバーをマシンに割り当てます。

  17. 「構成のサマリー」画面でドメイン構成を確認し、「作成」をクリックしてドメインの作成を開始します。

Oracle Access Managerをサポートする新しいWebLogicドメインが<Middleware_Home>\user_projects\domainsディレクトリに作成されます(Windowsの場合)。UNIXの場合、ドメインは<Middleware_Home>/user_projects/domainsディレクトリに作成されます。