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Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B55911-02
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17.12 OAMエージェントの設定

Oracle Access Manager(OAM)のエージェントとして、Oracle HTTP Server WebGateまたはmod_OSSOを設定できます。エージェントの設定には、次の手順があります。

  1. エージェント(WebGateまたはmod_osso)のインストールおよび構成

  2. パートナ・アプリケーションとしてのエージェントの登録

  3. WebLogic Managed Serverの再起動

17.12.1 Oracle HTTP Server WebGateの設定

Oracle HTTP Server WebGateは、すぐに使用できる状態でOracle Access Managerに付属しているWebサーバー・プラグインです。Oracle HTTP Server WebGateは、ユーザーのWebリソースに対するHTTPリクエストを捕捉し、認証および認可のためにリクエストをアクセス・サーバーに転送します。Oracle HTTP Server WebGateのインストール・パッケージは、コア・コンポーネントとは別のメディアおよび仮想メディアに含まれています。

17.12.1.1 WebGateのインストールおよび構成

Oracle HTTP Server WebGateをインストールおよび構成するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle HTTP Server 11g WebGate for Oracle Access Managerをインストールします。「Oracle HTTP Server 11g Webgate for OAMのインストールおよび構成」を参照してください。

  2. インストール後の手順および登録の設定を実行します。「インストール後の手順」および「新しいOracle HTTP Server 11g Webgate Agent for Oracle Access Managerスタート・ガイド」を参照してください。

17.12.1.2 パートナ・アプリケーションとしてのWebGateの登録

WebGateをパートナ・アプリケーションとして登録する手順の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Access Manager管理者ガイドのエージェントの登録に関する項、およびエージェントの管理: OAM(WebGate)およびOSSO(mod_osso)に関する章を参照してください。WebGateをパートナ・アプリケーションとして登録する際、管理サーバーが起動され、稼働中である必要があります。

17.12.1.3 管理対象サーバーの再起動

管理対象サーバーの再起動方法の詳細は、「スタックの起動」を参照してください。

17.12.2 OSSOエージェントの設定

OSSOエージェント(mod_osso)は、Oracle HTTP Serverが既存の有効なOracle HTTP Server Cookieを確認するために使用されます。必要な場合、認証時にディレクトリと通信できるよう、Oracle Access Managerのランタイム・サーバーにリダイレクトします。さらに、OSSOサーバーによって移入された暗号化済みユーザー・アイデンティティを復号化し、ヘッダーにユーザー属性を設定します。

17.12.2.1 mod_ossoのインストール

mod_ossoをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. 最新バージョンのOracle HTTP Serverをインストールします。Oracle HTTP Serverを含めたWeb層のインストール方法の詳細は、「Oracle HTTP Server 11g(11.1.1.2.0または11.1.1.3.0)のインストールおよび構成」を参照してください。

  2. Oracle Web Tierソフトウェアに最新バージョンのパッチを適用した後、構成ツールを実行してOracle HTTP Serverを構成します。

    UNIXオペレーティング・システム:

    <Web_Tier_ORACLE_HOME>/bin/config.sh

    Windowsオペレーティング・システム:

    <Web_Tier_ORACLE_HOME>\bin\config.bat

    完全な手順は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Web Tierインストレーション・ガイド』のコンポーネントの構成に関する項を参照してください。


    注意:

    Oracle HTTP Serverを構成すると、Oracle HTTP Serverの作業インスタンスがインスタンス・ホームに構成されます。

  3. mod_osso.confファイルを<ORACLE_INSTANCE>/config/OHS/<OHS_INSTANCE>/disabledディレクトリから<ORACLE_INSTANCE>/config/OHS/<OHS_INSTANCE>/moduleconfディレクトリにコピーします。

  4. mod_ossoをパートナ・アプリケーションとして登録します。

    mod_ossoをパートナ・アプリケーションとして登録する手順の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Access Manager管理者ガイドのエージェントの登録に関する項、およびエージェントの管理: OAM(WebGate)およびOSSO(mod_osso)に関する章を参照してください。mod_ossoをパートナ・アプリケーションとして登録する際、管理サーバーが起動され、稼働中である必要があります。

  5. 次の手順で、osso.confファイルの場所を更新するよう、mod_osso.confファイルを編集します。

    <IfModule osso_module>                OssoIpCheck off                 OssoIdleTimeout off                 OssoSecureCookies off                 OssoConfigFile <location of the osso.conf>              <Location>                     require valid-user                      AuthType Osso               </Location></IfModule osso_module>
    
  6. Oracle Process Manager and Notification Server(OPMN)でrestartprocコマンドを実行するか、またはOracle Fusion Middleware Controlを使用して、Oracle HTTP Serverを再起動します。

17.12.2.2 管理対象サーバーの再起動

管理対象サーバーの再起動方法の詳細は、「スタックの起動」を参照してください。