ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererクイック・インストレーション・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B56237-02
  ドキュメント・ライブラリへ
ライブラリ
製品リストへ
製品
目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

Oracle® Fusion Middleware

Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererクイック・インストレーション・ガイド

11g リリース1(11.1.1)

B56237-02(原本部品番号:E12003-03)

2010年4月

このマニュアルでは、Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererのインストール方法について説明します。

内容は次のとおりです。

1 インストールの概要

このマニュアルでは、Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererを、単一ホストにすべてデフォルト値を使用してインストールし構成する手順を説明します。図1は、この手順の結果でシステム上に作成されるトポロジを示しています。また、実行する必要のある特定のタスクの順番も示しています。

図1 インストールのトポロジとタスクの順番

インストールのトポロジとタスクの順番

2 インストールの計画

この項には、Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererをインストールする前に読む必要がある重要な情報が含まれています。内容は次のとおりです。

2.1 システム要件および動作保証の確認

システム要件と動作保証情報については、Oracle Technology Network(OTN)で提供されている次のドキュメントを参照してください。


注意:

32ビット・バージョンの製品をインストールする場合は、インストール先のシステムも、サポートされている32ビット・システムであることが必要です。32ビット・バージョンの製品を64ビット・システムにインストールすることはサポートされていません。

2.2 32ビット・オペレーティング・システムへの32ビット・ソフトウェアのインストール

32ビット・バージョンの製品をインストールする場合は、インストール先のシステムも、サポートされている32ビット・システムであることが必要です。32ビット・バージョンの製品を64ビット・システムにインストールすることはサポートされていません。

2.3 64ビットJDKのOracle Fusion Middlewareサポート

ご使用の環境で64ビットJVMを使用する場合は、すべてのOracle Fusion Middlewareコンポーネントが64ビットJVMを使用するようにしてください。32ビットJVMを使用するコンポーネントと64ビットJVMを使用するコンポーネントを混在させることはできません。

64ビットJDKをサポートするプラットフォームについては、Oracle Fusion Middlewareの動作保証マトリックスを参照してください。

http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html

Oracle Fusion Middlewareコンポーネントを64ビットJVM環境で実行する場合は、WebLogic Serverが64ビットJDKとともにインストールされていることを確認してください。32ビットJVMサポートの場合は、使用プラットフォームの32ビットJVMサポート用に使用環境を構成する方法について、『Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート』を参照してください。

2.4 データベースのインストールおよび構成

Oracle PortalおよびOracle Discovererをインストールするには、Oracle Databaseが使用可能であることが必要です。Oracle PortalおよびOracle Discovererのスキーマは、Oracle Databaseでのみサポートされます。

動作保証されているOracle Databaseを確認するには、次のURLにあるOracle Fusion Middlewareの動作保証に関するドキュメントを参照してください。

http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html

データベースは稼働中である必要がありますが、これらの製品をインストールするシステムと同じシステム上になくてもかまいません。また、データベースは、Oracle PortalおよびOracle Discovererに必要なスキーマを作成するために使用するRepository Creation Utility(RCU)と互換性を持つ必要があります。


注意:

RCUはLinuxおよびWindowsプラットフォームでのみ使用可能です。Linux RCUまたはWindows RCUのいずれかを使用して、サポートされているデータベース・プラットフォームでスキーマを作成します。

データベースをインストールしたら、システム要件と仕様に関するドキュメントのリポジトリ作成ユーティリティの要件に関する項を参照して、データベースが正しく構成されていることを確認してください。

http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_requirements.htm

2.5 Oracle PortalおよびOracle Discovererのスキーマの作成

Oracle PortalおよびOracle Discovererをインストールするには、事前に特定のスキーマがデータベースに存在していることが必要です。Repository Creation Utility(RCU)を実行して、データベースにスキーマを作成する必要があります。

まず、RCUの最新バージョンを入手する必要があります。入手するには、次に示すOracle Technology NetworkのOracle Fusion Middleware 11gR1ソフトウェアのダウンロード・ページにアクセスします。

http://www.oracle.com/technology/software/products/middleware/htdocs/111110_fmw.html

必要な追加ソフトウェアが記載された表でリポジトリ作成ユーティリティを検索します。.zipファイルをダウンロードしたら、その内容を任意のディレクトリに抽出します。このディレクトリをRCU_HOMEディレクトリと呼びます。


注意:

Windowsオペレーティング・システムの場合は、空白を含む名前の付いたディレクトリにRCUの.zipファイルを解凍しないようにしてください。

次の手順に従って、RCUを起動し、スキーマを作成します。

  1. RCU_HOME/binディレクトリ(Linuxオペレーティング・システムの場合)またはRCU_HOME\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)からRCUを起動します。

    Linuxオペレーティング・システムの場合:

    ./rcu
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合:

    rcu.bat
    
  2. 「ようこそ」画面

    「次へ」をクリックします。

  3. 「リポジトリの作成」画面

    「作成」をクリックします。

    「次へ」をクリックします。

  4. 「データベース接続の詳細」画面

    「データベース・タイプ」フィールドで「Oracle Database」を選択し、接続するための資格証明を指定します。

    • ホスト名: データベースが存在するマシンの名前をhost.domain.comの書式で指定します。

      Oracle RACデータベースの場合、仮想IP名またはいずれかのノード名をホスト名として指定します。たとえば、次のようになります。

      ora-node1-vip.mycompany.com
      
    • ポート: データベースのリスナー・ポート番号を指定します。Oracle Databaseのデフォルトのポート番号は1521です。

      使用しているデータベースのリスニング・ポート番号が不明な場合は、データベースが存在するマシンのORACLE_HOME/installディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはORACLE_HOME\installディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)にあるportlist.iniファイルで確認できます。

    • データベース名: データベースのサービス名を指定します。通常、サービス名はグローバル・データベース名と同じです。

      使用しているデータベースのサービス名が不明な場合は、データベースの初期化パラメータ・ファイルのSERVICE_NAMESパラメータから取得できます。この初期化パラメータ・ファイルにSERVICE_NAMESパラメータがない場合、サービス名は、DB_NAMEDB_DOMAINパラメータで指定されているグローバル・データベース名と同じです。

      Oracle RACデータベースの場合、このフィールドにいずれかのノードのサービス名を指定します。たとえば、sales.mydomain.comのようになります。

    • ユーザー名: DBAまたはSYSDBA権限を持つユーザーの名前を指定します。SYSDBA権限を持つデフォルトのユーザー名は、SYSです。

    • パスワード: 使用しているデータベース・ユーザーのパスワードを指定します。

    • ロール: ドロップダウン・リストからデータベース・ユーザーのロールを選択します。SYSユーザーにはSYSDBAロールが必要です。

    「次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。エラーがある場合は、エラーに関する詳細の一部が、「データベース接続の詳細」画面に表示されます。エラーを修正し、再度「次へ」をクリックします。

    エラーなしでチェックが完了したら、「OK」をクリックして画面を閉じます。

  5. 「コンポーネントの選択」画面

    画面の最上部付近にある「接頭辞の新規作成」を選択します。他のユーザーとデータベース・インスタンスを共有していない場合、デフォルト接頭辞であるDEVを使用できます。他のOracle Fusion Middlewareユーザーとデータベースを共有している場合は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』のカスタム接頭辞の使用に関する項を参照してください。

    使用可能なコンポーネントがリストされた表で、「PortalおよびBI」を選択します。このコンポーネント内のすべての製品スキーマが、すべての依存スキーマも含めて、自動的に選択されます。

    表1に、Oracle PortalとOracle Discovererで必要なスキーマを示します。

    表1 Oracle PortalおよびOracle Discovererに必要なスキーマ

    コンポーネント スキーマ所有者 依存

    Oracle Portal

    prefix_PORTAL

    Oracle Portlet Producers (prefix_PORTLET)

    Oracle Discoverer

    prefix_DISCOVERER

    なし。



    注意:

    この画面に表示されるスキーマ所有者名を覚えておくかメモしておいてください。後で製品を構成するときに必要になります。スキーマ名は、prefix_schemaname の書式で入力する必要があります。

    「次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。エラーがある場合は、エラーに関する詳細の一部が、「コンポーネントの選択」画面に表示されます。エラーを修正し、再度「次へ」をクリックします。

    エラーなしでチェックが完了したら、「OK」をクリックして画面を閉じます。

  6. 「スキーマ・パスワード」画面

    画面の最上部付近にある「すべてのスキーマに同じパスワードを使用」を選択します。

    「パスワード」フィールドに、パスワードを入力します。「パスワードの確認」フィールドに再度パスワードを入力します。


    注意:

    この画面のスキーマ・パスワードを覚えておくかメモしておいてください。後で製品を構成するときに必要になります。

    「次へ」をクリックします。

  7. 「表領域のマップ」画面

    「次へ」をクリックします。「表領域の作成中」画面が表示されます。エラーがある場合は、エラーに関する詳細の一部が、「表領域のマップ」画面に表示されます。エラーを修正し、再度「次へ」をクリックします。

    エラーなしで表領域が作成されたら、「OK」をクリックして画面を閉じます。

  8. 「サマリー」画面

    「作成」をクリックします。「作成」画面が表示されます。エラーがある場合は、エラーに関する詳細の一部が、「サマリー」画面に表示されます。エラーを修正し、再度「次へ」をクリックします。

    エラーなしでスキーマが作成されたら、「OK」をクリックして画面を閉じます。

  9. 「完了サマリー」画面

    「閉じる」をクリックします。

リポジトリ作成ユーティリティの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』を参照してください。

2.6 Oracle WebLogic ServerのインストールとMiddlewareホームの作成

Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererには、システム上で稼働しているOracle WebLogic Serverが必要です。まだOracle WebLogic Serverがない場合は、この項の手順に従ってインストールおよび起動を行ってください。

  1. 次のURLから、WebLogic Serverインストーラの最新バージョンをダウンロードします。

    http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/htdocs/wls_main.html
    

    次の実行可能ファイルを探します。

    • wls_1033_linux32.bin(32ビットLinuxオペレーティング・システム用)

    • wls_1033_solaris32.exe(32ビットSolarisオペレーティング・システム用)

    • wls_1033_win32.exe(32ビットWindowsオペレーティング・システム用)

    • wls_1033_generic.jar(すべての64ビット・オペレーティング・システム用)

    32ビットの実行可能ファイルは、該当するJDKバージョンにバンドルされています。64ビットのインストーラを使用する場合は、ご使用のプラットフォームでサポートされているJDKを使用してインストーラを起動する必要があります。このJDKは、Oracle WebLogic Serverをインストールする前に、ご使用のシステムにインストールする必要があります。

    ご使用のプラットフォームでサポートされているJDKのリストは、Oracle Fusion Middlewareの動作保証のドキュメントを参照してください。

    http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
    
  2. 今ダウンロードしたインストーラを実行します。インストーラの実行に関する注意点:

    • インストーラを実行する前に、システムのDISPLAY環境変数を設定します。

    • JAVA_HOMEを、プラットフォームにインストールしたサポート対象のJDKのインストール場所に置き換えます。

    • 64ビットのOracle WebLogic Serverを64ビット・プラットフォームにインストールする場合は、32/64ビット・ハイブリッドJDK(HP-UXのHP JDKや、Solaris SPARCのSUN JDKなど)を使用する際の-d64フラグを使用します。

      JAVA_HOME/bin/java -version(または、32/64ビット・ハイブリッドJDKの場合はJAVA_HOME/bin/java -d64 -version)を実行し、JAVA_HOMEが64ビットJDKを参照するようにします。

    32ビットLinuxオペレーティング・システムでインストーラを実行する場合:

    ./wls_1033_linux32.bin
    

    32ビットWindowsオペレーティング・システムでインストーラを実行する場合:

    wls_1033_win32.exe
    

    64ビットUNIXオペレーティング・システムでインストーラを実行する場合:

    JAVA_HOME/bin/java -jar wls_1033_generic.jar
    

    または

    JAVA_HOME/bin/java -d64 -jar wls_1033_generic.jar
    

    64ビットWindowsオペレーティング・システムでインストーラを実行する場合:

    JAVA_HOME\bin\java -jar wls_1033_generic.jar
    
  3. 「ようこそ」画面

    「次へ」をクリックします。

  4. 「ミドルウェア・ホーム・ディレクトリの選択」画面

    「新しいミドルウェア・ホームを作成する」を選択します。

    新しいMiddlewareホーム・ディレクトリを作成する場所を指定します。システム上にすでにこのディレクトリが存在する場合は、ディレクトリが空である必要があります。システム上にまだこのディレクトリが存在しない場合は、ディレクトリが作成されます。


    注意:

    この場所を覚えておくかメモしておいてください。後でソフトウェアをインストールするときに必要になります。

    Middlewareホーム・ディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のMiddlewareホームおよびWebLogicホーム・ディレクトリに関する項を参照してください。

    「次へ」をクリックします。

  5. 「セキュリティ更新のための登録」画面

    製品およびセキュリティに関する最新の更新を受け取るかどうかを指定します。どちらも受け取らないように指定した場合は、次に進む前に、指定した内容の確認が求められます。

    「次へ」をクリックします。

  6. 「インストール・タイプの選択」画面

    「標準」を選択します。

    「次へ」をクリックします。

  7. 「製品インストール・ディレクトリの選択」画面

    WebLogic Serverホーム・ディレクトリ用の場所を指定します。

    WebLogicホーム・ディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のMiddlewareホームおよびWebLogicホーム・ディレクトリに関する項を参照してください。

    「次へ」をクリックします。

  8. ショートカットの場所の選択(Windowsのみ)

    Windowsシステムでインストールしている場合は、WindowsでOracle製品へのショートカットを作成する場所を指定するよう求められます。

    「次へ」をクリックします。

  9. 「インストール・サマリー」画面

    「次へ」をクリックします。

  10. 「インストールの進行状況」画面

    この画面で必要な操作はありません。インストールが完了すると、自動的に次の画面が表示されます。

  11. 「インストール完了」画面

    「Quickstartの実行」の選択を解除します。

    「完了」をクリックします。

WebLogic Serverのインストールの詳細は、『Oracle WebLogic Server Installation Guide』を参照してください。

2.7 Oracle Portal用のOracle Internet Directoryのインストール

Oracle Portalには、Oracle Single Sign-On(SSO)を使用するOracle Internet Directory(OID)が存在している必要があります。Oracle Forms、ReportsまたはDiscovererもインストールする場合は、これらの製品を1つのOIDで構成するオプションが用意されていますが、必須ではありません。

次に示すOID/SSOの組合せがサポートされています。

  • Oracle Internet Directory 10g(10.1.4.3)とOracle Single Sign-On 10g(10.1.4.3)

  • Oracle Internet Directory 11g(11.1.1)とOracle Single Sign-On 10g(10.1.4.3)

既存の10g Oracle SSOサーバーを使用できない場合は、次の手順に従って新しいOracle SSOサーバーを追加してください。

  1. システムにOracle Internet Directory 10g(10.1.4.3)またはOracle Internet Directory 11g(11.1.1)のいずれかをインストールします。

  2. システムにOracle Single Sign-On 10g(10.1.4.3)をインストールします。このとき、Oracle Internet DirectoryをインストールしたOracleホームとは別の場所にインストールします。


    注意:

    Oracle Internet Directory 11gリリース1(11.1.1)とともにインストールする場合は、Oracle Single Sign-On 10g(10.1.4.3)に別のOracleホームが必要です。ただし、Oracle Single Sign-On 10g(10.1.4.3)をOracle Internet Directory 10g(10.1.4.3)とは別のOracleホームにインストールしておくと、後でOracle Internet Directory 11gリリース1(11.1.1)へのアップグレードが必要になったときにその作業が容易になります。

    Oracle Single Sign-Onのインストール中またはインストール後に、Oracle Single Sign-OnをインストールしたOracle Internet Directoryと接続する必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』を参照してください。

    Oracle Internet Directory 11g(11.1.1)をインストールした場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementクイック・インストレーション・ガイド』も参照できます。

  3. Oracle Single Sign-Onの構成をテストし、正しく動作していることを確認します。

  4. Oracle Portal、Forms、Reports and Discoverer 11g リリース1(11.1.1)をインストールします。構成するときに、インストールした製品とOracle Single Sign-Onを接続できます。

2.8 Java Access Bridgeのインストールおよび構成(Windowsのみ)

Windowsマシンでインストールする場合は、第508条のアクセシビリティ標準に対応したJava Access Bridgeのインストールと構成ができるオプションがあります。このオプションは、第508条のアクセシビリティ機能を使用する場合のみ必要となります。

  1. Java Access Bridgeを次のURLからダウンロードします。

    http://java.sun.com/javase/technologies/accessibility/accessbridge/
    
  2. Java Access Bridgeをインストールします。

  3. インストール場所からaccess-bridge.jarjaccess-1_4.jarjre\lib\extディレクトリにコピーします。

  4. インストール場所からWindowsAccessBridge.dllJavaAccessBridge.dllおよびJAWTAccessBridge.dllファイルをjre\binディレクトリにコピーします。

  5. accessibility.propertiesファイルをjre\libディレクトリにコピーします。

Java Access Bridgeの詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のJava Access Bridgeのインストールおよび構成(Windowsのみ)に関する項を参照してください。

2.9 DHCPホストへのインストール

Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererをDHCPホストにインストールする場合は、この項の次に示す、ご使用のプラットフォーム用の構成手順に従う必要があります。

2.9.1 Linux x86プラットフォーム用

Linux x86オペレーティング・システムの場合は、次のエントリが含まれるように/etc/hostsファイルを変更して、ホスト名がループバックIPアドレスに解決されるようにホストを構成します。

127.0.0.1 hostname.domainname hostname
127.0.0.1 localhost.localdomain localhost

変更したら、次のコマンドを入力して、ホスト名がループバックIPアドレスに解決されることを確認します。

/bin/ping hostname.domainname

2.9.2 Windows x86プラットフォーム用

Windowsオペレーティング・システムの場合は、DHCPサーバーにループバック・アダプタをインストールします(2.9.3項「ループバック・アダプタのインストール(Windowsのみ)」を参照)。これにより、コンピュータにローカルIPアドレスが割り当てられます。

アダプタをインストールしたら、%SYSTEMROOT%/system32/drivers/etc/hostsファイルの中のlocalhostという行の直後に、次の形式で1行追加します。

IP_address   hostname.domainname   hostname

IP_addressを、ループバック・アダプタのローカルIPアドレスに置き換えます。

2.9.3 ループバック・アダプタのインストール(Windowsのみ)

Windows 2003またはWindows XPにループバック・アダプタをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Windowsの「コントロール パネル」を開きます。

    Windows 2003の場合: 「スタート」→「コントロール パネル」→「ハードウェアの追加」の順に選択します。

    Windows XPの場合: 「スタート」→「コントロール パネル」の順に選択し、「ハードウェアの追加」をダブルクリックします。

  2. 「ハードウェアの追加ウィザード」ウィンドウで「次へ」をクリックします。

  3. 「ハードウェアは接続されていますか?」ウィンドウで、「はい、ハードウェアを接続しています。」を選択し、「次へ」をクリックします。

  4. 「次のハードウェアは既にコンピュータ上にインストールされています。」ウィンドウで、「インストールされているハードウェア」のリストから「新しいハードウェア デバイスの追加」を選択し、「次へ」をクリックします。

  5. 「ウィザードで、ほかのハードウェアをインストールできます。」ウィンドウで、「一覧から選択したハードウェアをインストールする (詳細)」を選択し、「次へ」をクリックします。

  6. 「次の一覧からインストールするハードウェアの種類を選択してください。」ウィンドウで、「ネットワーク アダプタ」を選択し、「次へ」をクリックします。

  7. 「ネットワーク アダプタの選択」ウィンドウで、次のように選択します。

    • 製造元:Microsoft

    • ネットワーク アダプタ: Microsoft Loopback Adapter

  8. 「次へ」をクリックします。

  9. 「ハードウェアをインストールする準備ができました。」ウィンドウで「次へ」をクリックします。

  10. 「ハードウェアの追加ウィザードの完了」ウィンドウで「完了」をクリックします。

  11. Windows 2003を使用している場合は、コンピュータを再起動します。

  12. デスクトップの「マイ ネットワーク」を右クリックして「プロパティ」を選択します。これにより、「ネットワーク接続」コントロール・パネルが表示されます。

  13. 今作成した接続を右クリックします。この接続は、通常「ローカル エリア接続 2」という名前になります。「プロパティ」を選択します。

  14. 「全般」タブで「インターネット プロトコル (TCP/IP)」を選択して、「プロパティ」をクリックします。

  15. 「プロパティ」ダイアログ・ボックスで「次の IP アドレスを使う」をクリックし、次の手順を実行します。

    1. IP アドレス: ループバック・アダプタのノンルータブルIPを入力します。Oracleは次のノンルータブル・アドレスをお薦めします。

      192.168.x.x (x is any value between 1 and 255)
      10.10.10.10
      
    2. サブネット マスク: 255.255.255.0と入力します。

    3. 入力した値を記録します。この手順の後のほうで必要になります。

    4. その他のフィールドはすべて空のままにします。

    5. 「OK」をクリックします。

  16. 「ローカル エリア接続 2のプロパティ」ダイアログ・ボックスで、「OK」をクリックします。

  17. 「ネットワーク接続」を閉じます。

  18. コンピュータを再起動します。

2.9.4 ループバック・アダプタの削除(Windowsのみ)

Windows 2003またはWindows XPのループバック・アダプタを削除するには、次の手順を実行します。

  1. システムのコントロール・パネルを起動します。

    Windows 2003の場合: 「スタート」→「コントロール パネル」→「システム」を選択します。

    Windows XPの場合: 「スタート」→「コントロール パネル」を選択してから、「システム」をダブルクリックします。

  2. 「ハードウェア」タブで、「デバイス マネージャ」をクリックします。

  3. 「デバイス マネージャ」ウィンドウで、「ネットワーク アダプタ」を展開します。「Microsoft Loopback Adapter」が表示されます。

  4. 「Microsoft Loopback Adapter」を右クリックして、「削除」を選択します。

  5. 「OK」をクリックします。

2.10 ネットワーク接続されていないコンピュータへのインストール

Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererは、ネットワーク接続されていないコンピュータ(ラップトップなど)にインストールできます。ネットワーク接続されていないコンピュータは他のコンピュータにアクセスできないため、必要なコンポーネントをすべて、そのコンピュータにインストールする必要があります。

また、2.9項「DHCPホストへのインストール」の手順に従ってループバック・アダプタをインストールし、システム上のhostsファイルを変更する必要があります。

2.11 マルチホーム・コンピュータへのインストール

Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererは、マルチホーム・コンピュータにインストールできます。マルチホーム・コンピュータには複数のIPアドレスが関連付けられています。そのため、通常は複数のネットワーク・カードがコンピュータに搭載されています。各IPアドレスは1つのホスト名と関連付けられています。これに加え、各ホスト名に別名を設定できます。

インストーラは、/etc/hosts(UNIXオペレーティング・システムの場合)または%SYSTEMROOT%\system32\drivers\etc\hosts(Windowsオペレーティング・システムの場合)ファイルの最初のエントリから、完全修飾されたドメイン名を取得します。ファイルは次のようになります。

127.0.0.1 localhost.localdomain localhost
10.222.333.444 myhost1.mycompany.com myhost1
20.222.333.444 devhost2.mycompany.com devhost2

myhost1.mycompany.comは構成によって変わります。

システム・コンポーネント固有のネットワーク構成は、各コンポーネントの構成ドキュメントを参照してください。

3 インストール・タイプ

Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererのインストーラには、次の2つのタイプのインストールがあります。

「インストールと構成」オプションでは、Oracleホーム・ディレクトリに製品のバイナリ・ファイルがインストールされ、Oracleインスタンス・ディレクトリに作業用インスタンスが作成および構成されます。これが完了したら、製品の構成と管理を開始できます。

「ソフトウェアのインストール - 構成なし」オプションでは、ソフトウェア・バイナリがOracleホーム・ディレクトリにインストールされるのみです。この場合は、製品を使用できるようにするために、ORACLE_HOME/binディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはORACLE_HOME\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)から構成ツールを手動で実行して、製品を構成する必要があります。このオプションは、1つの共有ディスクを共有する複数のソフトウェア・インスタンスを迅速に作成するときに使用できます。

Oracleホーム・ディレクトリおよびOracleインスタンス・ディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のOracle Fusion Middlewareのディレクトリ構造に関する項を参照してください。

4 Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererのインストール

この項の手順では、「ソフトウェアのインストール - 構成なし」インストール・タイプを選択して、単一ホストでOracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererをインストールする方法について説明します。

  1. CD-ROMを挿入します。

  2. インストーラを起動します。


    注意:

    rootユーザーでのインストーラの起動はサポートされていません。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    ./runInstaller
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合:

    setup.exe
    

    場合によっては(たとえば、PA-RISCプロセッサを搭載したHP-UXシステムにインストールする場合などには)、システム上のJava Runtime Environment(JRE)について、その場所のフルパスをインストーラから要求されます。このような場合は、UNIXオペレーティング・システムの次の例に示すように、JREの場所を入力するプロンプトが表示されます。

    Starting Oracle Universal Installer...
     
    Checking if CPU speed is above 300 MHz.    Actual 2999 MHz    Passed
    Checking Temp space: must be greater than 150 MB.   Actual 62101 MB    Passed
    Checking swap space: must be greater than 500 MB.   Actual 4047 MB    Passed
    Checking monitor: must be configured to display at least 256 colors.    Actual 256    Passed
    Preparing to launch Oracle Universal Installer from /tmp/OraInstall2010-04-02_04-38-18PM. Please wait ...
    Please specify JRE/JDK location ( Ex. /home/jre ), <location>/bin/java should exist :
    

    Oracle WebLogic Serverをインストールした場合は(2.6項「Oracle WebLogic ServerのインストールとMiddlewareホームの作成」)、システムにJREがインストールされています。その場所(jreディレクトリの場所)を使用して、インストーラを開始できます。JREのデフォルトの場所は、MW_HOME/jdk160_18(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME\jdk160_18(Windowsオペレーティング・システムの場合)です。ここで、MW_HOMEはMiddlewareホーム・ディレクトリです。

  3. 「ようこそ」画面

    「次へ」をクリックします。

  4. 「インストール・タイプの選択」画面

    「ソフトウェアのインストール - 構成なし」を選択します。

    「次へ」をクリックします。

  5. 「前提条件のチェック」画面

    「次へ」をクリックします。

  6. 「インストール場所の指定」画面

    次の場所に関する情報を指定します。

    • Oracle Middlewareホームの場所: WebLogic Serverがインストールされたディレクトリへの絶対パス。

    • Oracleホーム・ディレクトリ名: ソフトウェアのインストール先となるディレクトリ。

      • 既存のディレクトリを指定し、Oracleホームとして使用できます。指定するディレクトリは、空のディレクトリであることが必要です。

      • 新しいディレクトリの名前を指定できます。その場合は、Middlewareホーム内にそのディレクトリが作成されます。

    Middlewareホーム・ディレクトリおよびOracleホーム・ディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のOracle Fusion Middlewareのディレクトリ構造に関する項を参照してください。

    「次へ」をクリックします。

  7. 「セキュリティ更新の指定」画面

    最新の製品情報やセキュリティ更新を受け取る場合は、電子メール・アドレスを入力します。My Oracle Supportアカウントを持っており、このメカニズムを利用して更新を受け取る場合は、「セキュリティ・アップデートをMy Oracle Support経由で受け取ります。」を選択し、アカウント・パスワードを入力します。

    セキュリティ更新に登録しない場合は、この画面のすべてのフィールドを空白のままにします。

    「次へ」をクリックします。

  8. 「インストール・サマリー」画面

    「インストール」をクリックします。

  9. 「インストールの進行状況」画面

    インストールが完全に終了したら、「次へ」をクリックします。

  10. 「インストール完了」画面

    「保存」をクリックして、この画面の概要情報を保存します。概要ファイルの名前と保存先を指定するよう求められます。

    「終了」をクリックします。

5 Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererのインストールへのパッチの適用

次の手順では、Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscoverer用のパッチ・セット・インストーラを実行し、ソフトウェアにパッチを適用して最新バージョンにします。

既存のインストールにパッチを適用するには、次の手順を実行します。

  1. CD-ROMを挿入します。

  2. パッチ・セット・インストーラを起動します。


    注意:

    rootユーザーでのインストーラの起動はサポートされていません。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    ./runInstaller
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合:

    setup.exe
    
  3. 「ようこそ」画面

    「次へ」をクリックします。

  4. 「前提条件のチェック」画面

    「次へ」をクリックします。

  5. 「インストール場所の指定」画面

    • Oracleミドルウェア・ホーム: 既存のMiddlewareホーム・ディレクトリを指定します。

    • Oracleホーム・ディレクトリ: 既存のORACLE_HOMEディレクトリを指定します。

    「次へ」をクリックします。

  6. 「セキュリティ更新の指定」画面

    最新の製品情報やセキュリティ更新を受け取る場合は、電子メール・アドレスを入力します。My Oracle Supportアカウントを持っており、このメカニズムを利用して更新を受け取る場合は、「セキュリティ・アップデートをMy Oracle Support経由で受け取ります。」を選択し、アカウント・パスワードを入力します。

    Oracle Configuration Managerに登録しない場合は、この画面のすべてのフィールドを空白のままにします。構成の更新を受け取らないことを確認するように求められます。「はい」クリックして、選択を確定します。

    「次へ」をクリックします。

  7. 「インストール・サマリー」画面

    「インストール」をクリックします。

  8. 「インストールの進行状況」画面

    インストールが完全に終了したら、「次へ」をクリックします。

  9. 「インストール完了」画面

    「終了」をクリックします。

6 Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererの構成

この項の手順では、今インストールしてパッチを適用したOracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererを構成する方法について説明します。

  1. 構成ツールを起動します。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    ORACLE_HOME/bin/config.sh
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合:

    ORACLE_HOME\bin\config.bat
    

    注意:

    Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererのインストーラが実行中でないことを確認します。インストーラと構成ツールの同時実行はサポートされていません。

  2. 「ようこそ」画面

    「次へ」をクリックします。

  3. 「前提条件のチェック」画面

    「次へ」をクリックします。

  4. 「ドメインの選択」画面

    デフォルトでは、「ドメインの作成」オプションが選択されています。次の情報を指定して新しいドメインを作成します。

    • ユーザー名: ユーザー名を指定します。デフォルトのユーザー名は、weblogicです。

    • ユーザー・パスワード: ユーザー・パスワードを指定します。有効なパスワードは、長さが5から30文字で、英字で始まり、英数字、アンダースコア(_)、ドル記号($)またはシャープ記号(#)のみを使用し、数字を1つ以上含みます。

    • パスワードの確認: 同じユーザー・パスワードを再度入力します。

    • ドメイン名: 作成するドメインの名前を入力します。ドメイン名には、英数字、アンダースコア(_)またはハイフン(-)のみを含めることができます。

    「次へ」をクリックします。

  5. 「セキュリティ更新の指定」画面

    最新の製品情報やセキュリティ更新を受け取る場合は、電子メール・アドレスを入力します。My Oracle Supportアカウントを持っており、このメカニズムを利用して更新を受け取る場合は、「セキュリティ・アップデートをMy Oracle Support経由で受け取ります。」を選択し、アカウント・パスワードを入力します。

    セキュリティ更新に登録しない場合は、この画面のすべてのフィールドを空白のままにします。

    「次へ」をクリックします。

  6. 「インストール場所の指定」画面

    次の場所に関する情報を指定します。

    • WebLogic Serverディレクトリ: WebLogic Serverディレクトリへの絶対パス。このディレクトリは、WebLogic Serverがインストールされた際に、自動的にMiddlewareホーム内に作成されています。デフォルトのディレクトリ名は、wlserver_10.3です。

    • Oracleインスタンスの場所: Oracleインスタンスの格納先となるディレクトリへの絶対パス。ここは、アプリケーションの構成ファイルが格納され、アプリケーション・プロセスが実行される場所です。ランタイム・コンポーネントは、この場所にのみ書込みを行います。

      このディレクトリは、Oracle Middlewareホーム・ディレクトリまたはOracleホーム・ディレクトリ内に格納される必要はありません。

    • Oracleインスタンス名: 一意のOracleインスタンス名を指定します。Oracleインスタンス名には、英数字およびアンダースコア(_)のみを含めることができます。英字(a-zまたはA-Z)で始まり、長さが4から30文字である必要があります。

    Fusion Middlewareのディレクトリ構造および用語の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のOracle Fusion Middlewareのディレクトリ構造に関する項を参照してください。

    「次へ」をクリックします。

  7. 「コンポーネントの構成」画面

    デフォルトで、すべてのシステム・コンポーネントと管理コンポーネントが選択されています。デフォルト値のままにします。

    「クラスタ」チェック・ボックスの選択を解除します。

    「次へ」をクリックします。

  8. 「ポートの構成」画面

    「自動でポートを構成」を選択します。

    「次へ」をクリックします。

  9. 「プロキシ詳細の指定」画面

    コンピュータがファイアウォールの内側にある場合は、プロキシ・サーバーを経由して送信HTTP接続をルーティングすることが必要な場合があります。インターネットに直接接続している場合や、ここでプロキシ・サーバーを構成しない場合は、「次へ」をクリックします。

    プロキシ・サーバーを構成するには、次の情報を指定します。

    • HTTPプロキシ・ホスト: プロキシ・サーバーのホスト名を入力します。

    • HTTPプロキシ・ポート: プロキシ・サーバーのポート番号を入力します。

    • プロキシを経由しないアドレス: プロキシ・サーバーを経由しないアドレスを入力します。複数のエントリを区切るにはカンマ(,)を使用します。ドメインは、アスタリスク(*)を使用してリストできます。たとえば、次のようになります。

      *.us.oracle.com,*.in.oracle.com
      
  10. 「スキーマの指定」画面

    「データベース接続文字列」フィールドに、データベースの接続資格証明を次の形式で指定します。

    hostname:port:servicename
    

    表にPORTALスキーマの名前とパスワードを指定します。スキーマ名は、RCUを実行してスキーマを作成した際に、「コンポーネントの選択」画面で指定したものです。スキーマ・パスワードは、「スキーマ・パスワード」画面で指定したものです。

    「次へ」をクリックします。

  11. 「ポートレット・スキーマの指定」画面

    この画面は、使用しているデータベースに11g リリース1(11.1.1)スキーマが格納されている場合にのみ表示されます。データベースに10g リリース2(10.1.2)以前のスキーマが格納されている場合、この画面は表示されません。

    表にPORTLETスキーマの名前とパスワードを指定します。スキーマ名は、RCUを実行してスキーマを作成した際に、「コンポーネントの選択」画面で指定したものです。スキーマ・パスワードは、「スキーマ・パスワード」画面で指定したものです。

    「次へ」をクリックします。

  12. 「アプリケーションOIDの指定」画面

    Oracle Internet Directoryサーバーに接続するための資格証明を指定します。

    • ホスト名: LDAPサーバーのホスト名を入力します。

    • ポート: LDAPサーバーのポート番号を入力します。ポート番号がわからない場合は、コマンドラインからnetstat -anコマンドを実行して、現在使用されているポート番号を確認できます。

    • ユーザー名: スーパーユーザー権限を持つ既存のLDAPユーザー名を入力します。デフォルトのユーザー名は、cn=orcladminです。

    • パスワード: LDAPユーザーのパスワードを入力します。

    「次へ」をクリックします。

  13. 「インストール・サマリー」画面

    「構成」をクリックします。

  14. 「構成の進行状況」画面

    構成が完全に終了したら、「次へ」をクリックします。

  15. 「インストール完了」画面

    概要情報の最後には、構成済のOracle HTTP ServerとOracle Web Cacheにアクセスするために必要なリンクを示す「アクセス可能なURL」というセクションがあります。この情報を保存すると、必要な際に、これらのページに簡単にアクセスできるようになります。

    「保存」をクリックして、この画面の概要情報を保存します。概要ファイルの名前と保存先を指定するよう求められます。

    「終了」をクリックします。

7 インストールの確認

インストーラと構成ウィザードの実行が正常に終了したら、次の手順を任意に組み合せて実行し、インストールのステータスを確認できます。

7.1 インストール・ログの確認

Oracleインベントリ・ディレクトリ内のlogsディレクトリに、インストール・ログ・ファイルがあることを確認します。UNIXオペレーティング・システムで、Oracleインベントリ・ディレクトリの場所がわからない場合は、ORACLE_HOME/oraInst.locファイルで確認できます。Windowsオペレーティング・システムの場合、インベントリ・ディレクトリのデフォルトの場所は、C:\Program Files\Oracle\Inventory\logsです。

7.2 ドメイン・サーバー・ログの確認

ドメイン・サーバー・ログを確認します。このファイルは、ドメイン・ホーム・ディレクトリ内のserversディレクトリにあります。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

ORACLE_HOME/user_projects/domains/domain_name/servers/server_name

Windowsオペレーティング・システムの場合:

ORACLE_HOME\user_projects\domains\domain_name\servers\server_name

7.3 OPMNのステータスの確認

インスタンス・ホームの場所にあるINSTANCE_HOME/binディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはINSTANCE_HOME\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)から、opmnctl statusコマンドを実行します。次に示すのは、UNIXオペレーティング・システムでの出力例です。

> ./opmnctl status

Processes in Instance: asinst_1
---------------------------------+--------------------+---------+---------
ias-component                    | process-type       |     pid | status  
---------------------------------+--------------------+---------+---------
emagent_asinst_1                 | EMAGENT            |   11849 | Alive   
wc1                              | WebCache-admin     |   11333 | Alive   
wc1                              | WebCache           |   11332 | Alive   
ohs1                             | OHS                |   11207 | Alive 

この情報には、このインストールに構成されているコンポーネントが表示されます。ステータスAliveは、コンポーネントが稼働しているという意味です。

opmnctl status -lコマンドを実行して、コンポーネントで使用されているポートのリストを取得することもできます。次に示すのは、UNIXオペレーティング・システムでの出力例です。

> ./opmnctl status -l

Processes in Instance: asinst_1
---------------------------------+--------------------+---------+----------+------------+----------+-----------+------
ias-component                    | process-type       |     pid | status   |        uid |  memused |    uptime | ports
---------------------------------+--------------------+---------+----------+------------+----------+-----------+------
emagent_asinst_1                 | EMAGENT            |   11849 | Alive    | 1133259606 |     4204 |   0:09:38 | N/A
wc1                              | WebCache-admin     |   11333 | Alive    | 1133259605 |    43736 |   0:15:35 | http_admin:8091
wc1                              | WebCache           |   11332 | Alive    | 1133259604 |    63940 |   0:15:35 | http_stat:8092,http_invalidation:8093,https_listen:8094,http_listen:8090
ohs1                             | OHS                |   11207 | Alive    | 1133259603 |    50744 |   0:15:43 | https:8889,https:8890,http:8888

7.4 ブラウザURLの確認

「インストール完了」画面には、表2に示すように、インストールして構成した製品へのアクセスに使用できるURLが表示されます。

表2 Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererの製品URL

製品またはコンポーネント URL

Administration Server Console

http://host:port/console

Enterprise Manager Console

http://host:port/em

Enterprise Manager Agent

http://host:port/emd/main

Oracle Portal

http://host:port/portal/pls/portal

Oracle Forms

http://host:port/forms/frmservlet

Oracle Reports

http://host:port/reports/rwservlet

Oracle Discoverer Viewer

http://host:port/discoverer/viewer


8 Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererの削除

Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererをシステムから削除するには、次の操作が必要になります。

ソフトウェアを削除するときは、この項で説明する手順に必ず従ってください。ソフトウェアを手動で削除しようとすると、後で再度ソフトウェアをインストールする際に問題が発生する可能性があります。この項の手順に従うことで、ソフトウェアを適切に削除できます。

8.1 Oracle Fusion Middlewareの停止

Oracle Fusion Middlewareソフトウェアのコンポーネントを削除する前に、すべてのサーバーとプロセスを停止する必要があります。

  1. 次のopmnctlコマンドを使用して、すべてのシステム・コンポーネントを停止します。ORACLE_HOME環境変数が、Oracleホーム・ディレクトリに設定されていることを確認してください。

    opmnctl stopall
    
  2. WLSTを使用してすべてのJavaコンポーネントを停止します。

    stopApplication(appName)
    

    たとえば、Oracle Directory Integration Platform(DIP)を停止するには、次のコマンドを実行します。

    stopApplication("DIP")
    
  3. WebLogicの管理対象サーバーを停止します。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    MW_HOME/user_projects/domains/domain_name/bin/stopManagedWeblogic.sh managed_server_nanme admin_url username password
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合:

    MW_HOME\user_projects\domains\domain_name\bin\stopManagedWeblogic.cmd managed_server_nanme admin_url username password
    

    admin_urlは、次の書式を使用して指定します。

    http://admin_server_host.admin_server_domain:admin_server_port
    
  4. WebLogic管理サーバーを停止します。


    注意:

    管理対象インスタンスを削除する場合は(8.3.2項「Oracleインスタンスの削除」を参照)、管理サーバーが稼働中のままになっている必要があります。管理対象インスタンスを削除した後で、管理サーバーを停止できます。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    MW_HOME/user_projects/domains/domain_name/bin/stopWeblogic.sh username password admin_url
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合:

    MW_HOME\user_projects\domains\domain_name\bin\stopWeblogic.cmd username password admin_url
    

    admin_urlは、次の書式を使用して指定します。

    http://admin_server_host.admin_server_domain:admin_server_port
    

Oracle Fusion Middlewareの起動と停止の詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Fusion Middlewareの起動と停止に関する項を参照してください。

サーバーの起動と停止の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』のサーバーの起動と停止に関する項を参照してください。

8.2 Oracle PortalおよびOracle Discovererのスキーマの削除

Repository Creation Utility(RCU)を実行して、Oracle PortalおよびOracle Discovererのスキーマをデータベースから削除します。

8.2.1 RCUの起動

RCU_HOME/binディレクトリ(Linuxオペレーティング・システムの場合)またはRCU_HOME\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)からRCUを起動します。

Linuxオペレーティング・システムの場合:

./rcu

Windowsオペレーティング・システムの場合:

rcu.bat

8.2.2 スキーマの削除手順

次の手順に従って、Oracle PortalとOracle Discovererのスキーマを削除します。

  1. 「ようこそ」画面

    「次へ」をクリックします。

  2. 「リポジトリの作成」画面

    「削除」を選択します。

    「次へ」をクリックします。

  3. 「データベース接続の詳細」画面

    Oracle Databaseに接続するための資格証明を指定します。ここで指定する資格証明は、スキーマを作成したときにこの画面で指定したものと同じです。詳細は、2.5項「Oracle PortalおよびOracle Discovererのスキーマの作成」を参照してください。

    「次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。エラーがある場合は、エラーに関する詳細の一部が、「データベース接続の詳細」画面に表示されます。エラーを修正し、再度「次へ」をクリックします。

    エラーなしでチェックが完了したら、「OK」をクリックして画面を閉じます。

  4. 「コンポーネントの選択」画面

    リポジトリから削除する接頭辞とスキーマを選択します。

    「次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。エラーがある場合は、エラーに関する詳細の一部が、「コンポーネントの選択」画面に表示されます。エラーを修正し、再度「次へ」をクリックします。

    エラーなしでチェックが完了したら、「OK」をクリックして画面を閉じます。

  5. 「サマリー」画面

    「削除」をクリックします。「削除」画面が表示されます。エラーがある場合は、エラーに関する詳細の一部が、「サマリー」画面に表示されます。エラーを修正し、再度「次へ」をクリックします。

    エラーなしでスキーマが削除されたら、「OK」をクリックして画面を閉じます。

  6. 「完了サマリー」画面

    「閉じる」をクリックします。

8.3 Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererの削除

Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererのアンインストーラには、次のソフトウェア削除オプションがあります。

  • Oracleホームのアンインストール

  • WebLogicドメインで管理されているASInstanceのアンインストール

  • 管理対象外ASInstanceのアンインストール

Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererを適切に削除するには、次の操作を順番に実行する必要があります。

この手順では、作成したWebLogicドメインは削除せず、Oracleホーム内のソフトウェアのみを削除します。

8.3.1 アンインストーラの起動

アンインストーラを起動するには、$ORACLE_HOME/oui/binディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはORACLE_HOME\oui\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に移動し、アンインストーラを起動します。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

./runInstaller -deinstall

Windowsオペレーティング・システムの場合:

setup.exe -deinstall

Windowsオペレーティング・システムの場合は、「スタート」メニューから「プログラム」→「Oracle Portal 11g - Home1」→「Uninstall」の順に選択してアンインストーラを起動することもできます。

8.3.2 Oracleインスタンスの削除

Oracleホームを削除する前に、Oracleインスタンスをすべて削除する必要があります。

アンインストーラを起動したら(8.3.1項「アンインストーラの起動」)、次の手順に従って、インストールおよび構成の実行中(4項「Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererのインストール」)に作成されたOracleインスタンスを削除します。

  1. 「ようこそ」画面

    「次へ」をクリックします。

  2. 「アンインストール・タイプの選択」画面

    「WebLogicドメインで管理されているASInstanceのアンインストール」を選択します。

    「次へ」をクリックします。

  3. 「Weblogicドメインの詳細の指定」画面

    WebLogicドメインに接続するための資格証明を指定します。

    「次へ」をクリックして続行します。

  4. 「インスタンスまたはホームの選択」画面

    削除する管理対象Oracleインスタンスを選択します。

    「次へ」をクリックして続行します。

  5. 「削除サマリー」画面

    この画面上の情報が正しいことを確認します。

    「アンインストール」をクリックして続行します。

  6. 「アンインストールの進行状況」画面

    この画面には、削除の進捗状況およびステータスが表示されます。この画面で必要な操作はありません。削除が完了すると、アンインストーラによって自動的に次の画面が表示されます。

  7. 「アンインストール完了」画面

    「終了」をクリックします。

8.3.3 Oracleホームの削除

この項では、Oracleホームを削除する方法について説明します。アンインストーラは、アンインストーラが起動されたOracleホームを削除します。Oracleホームの削除を選択する前に、Oracleホームが既存のドメインによって使用されていないことを確認し、また、このOracleホームを使用しているすべての実行中のプロセスを停止してください。

アンインストーラを起動してから(8.3.1項「アンインストーラの起動」)、次の手順に従ってOracleホームを削除します。

  1. 「ようこそ」画面

    「次へ」をクリックします。

  2. 「アンインストール・タイプの選択」画面

    「Oracleホームのアンインストール」を選択します。

    「次へ」をクリックします。

  3. 「Oracleホームのアンインストール」画面

    削除するOracleホームを確認します。

    「アンインストール」をクリックして続行します。

    警告のダイアログ・ボックスが表示されます。「はい」をクリックして、アンインストールの続行とOracleホーム・ディレクトリの削除を確認します。

  4. 「アンインストールの進行状況」画面

    この画面には、削除の進捗状況およびステータスが表示されます。

    「終了」をクリックします。

  5. 「アンインストール完了」画面

    「終了」をクリックします。

  6. Windowsオペレーティング・システムでは、(警告のダイアログ・ボックスに「はい」で応答した場合でも)手動でOracleホーム・ディレクトリを削除します。

    たとえば、Oracleホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middleware\Home1の場合は、C:\Oracle\Middlewareディレクトリに移動し、Home1フォルダ上で右クリックして「削除」を選択します。

    アンインストーラを実行してOracle共通ホームを削除した後で、Windowsオペレーティング・システム上のOracle共通ホーム・ディレクトリを手動で削除する場合も、この手順を繰り返す必要があります。

8.3.4 Oracle共通ホームの削除

この項では、oracle_commonディレクトリを削除する方法について説明します。このディレクトリには、その他のOracleホーム・ディレクトリの場合と同様に、それ独自のアンインストーラがoui/binディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはoui\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に含まれています。

開始する前に、次の手順を実行する必要があります。

  1. oracle_commonディレクトリを使用するプロセスをすべて停止します。

  2. Oracleインスタンスをすべて削除します(8.3.2項「Oracleインスタンスの削除」を参照)。

  3. Oracleホーム・ディレクトリを削除します(8.3.3項「Oracleホームの削除」を参照)。

アンインストーラを起動するには、MW_HOME/oracle_common/oui/binディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME\oracle_common\oui\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に移動し、アンインストーラを起動します。

UNIXオペレーティング・システムでアンインストーラを起動する場合:

./runInstaller -deinstall

Windowsオペレーティング・システムでアンインストーラを起動する場合:

setup.exe -deinstall

アンインストーラが起動したら、8.3.3項「Oracleホームの削除」の手順に従って、Oracle共通ホームを削除します。

8.4 Oracle WebLogic Serverの削除

Oracle WebLogic Serverを削除するには、次の手順を実行します。

  1. WebLogic_Home/uninstallディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはWebLogic_Home\uninstallディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)からアンインストーラを起動します。WebLogicホーム・ディレクトリの場所は、2.6項「Oracle WebLogic ServerのインストールとMiddlewareホームの作成」「製品インストール・ディレクトリの選択」画面で指定した場所です。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    ./uninstall.sh
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合:

    uninstall.cmd
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合は、「スタート」メニューから「プログラム」→「Oracle WebLogic」→「Uninstall Oracle WebLogic」の順に選択してアンインストーラを起動することもできます。

  2. 「ようこそ」画面

    「次へ」をクリックします。

  3. 「コンポーネントの選択」画面

    デフォルトで、すべてのコンポーネントが選択されています。

    「次へ」をクリックします。

  4. 「WebLogic Platformをアンインストール中」画面

    「完了」をクリックします。

これが終了したら、Middlewareホーム・ディレクトリを手動で削除する必要があります。たとえば、UNIXオペレーティング・システム上のMiddlewareホーム・ディレクトリが/home/Oracle/Middlewareの場合は、次の手順を実行します。

> cd /home/Oracle
> rm -rf Middleware

Windowsオペレーティング・システムで、Middlewareホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middlewareの場合は、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracleディレクトリに移動し、Middlewareフォルダ上で右クリックして「削除」を選択します。

8.5 Oracle JDeveloperの削除

システムにOracle JDeveloperをインストールした場合、システムからこのソフトウェアを削除する手順については、『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperインストレーション・ガイド』を参照してください。

8.6 プログラム・グループの削除(Windowsのみ)

Windowsオペレーティング・システムの場合は、Start Menu\Programsフォルダからプログラム・グループを手動で削除することも必要です。たとえば、C:\Documents and Settings\All Users\Start Menu\Programsから次のものを削除します(ご使用のシステム上ではフォルダ名およびプログラム・グループ名が異なる可能性があります)。

  • Oracle Fusion Middleware 11.1.1.3.0

  • Oracle Portal 11g - Home1

  • Oracle WebLogic

8.7 システムの再起動(Windowsのみ)

Windowsオペレーティング・システムの場合は、すべてのプログラムの削除が完了した後でコンピュータを再起動して、適切なクリーンアップが確実に行われるようにする必要があります。

9 その他のリソース

その他の情報については、Oracle Fusion Middleware Documentation CD-ROMにある『Oracle Fusion Middleware Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererインストレーション・ガイド』を参照してください。

印刷されたドキュメントは、オラクル社の担当者またはOracle Store(http://oraclestore.oracle.com)からご購入いただけます。

リリース・ノート、インストール・ドキュメント、ホワイト・ペーパーまたはその他の関連ドキュメントは、Oracle Technology Network Japan(OTN Japan)から無償でダウンロードできます。登録は、http://www.oracle.com/technology/global/jp/membership/index.htmlから無償で行えます。

OTNのユーザー名およびパスワードをすでにお持ちの場合は、http://www.oracle.com/technology/documentationからOTNのドキュメント・セクションに直接アクセスできます。

9.1 Oracleサポート・サービス

Oracle製品サポートをご購入いただいた場合、Oracleサポート・サービスにお問い合せいただけます。Oracleサポート・サービスには、電話による技術サポート、バージョンの更新、各種サービスへのアクセスが含まれています。電話サポートには、年中無休で24時間いつでも、お問い合せいただけます。アメリカ国内の場合は、製品サポート(+1-800-223-1711)までお問い合せください。

お電話でのお問い合せの際は、CSI(CPU Support Identifier)番号をご用意ください。CSI番号は、Oracleサポート・サービスでお客様を特定するキーとなりますので、お客様の記録としてCSI番号を保管しておいてください。Oracle Storeは、お客様の注文を処理する際に、CSI番号を電子メールでお客様に送付します。CSI番号をお持ちでない場合で、アメリカ国内のお客様の場合は、注文に関する詳細情報を提供するオンラインのOrder Trackerにアクセスしてお客様のCSI番号を調べることができます。Oracle Storeへ移動して、上部のナビゲーション・バーの上にある「Order Tracker」をクリックします。

アメリカ国外のOracleサポート・サービス拠点については、それぞれの国のサポート・センターにサポートへのアクセス方法をお問い合せください。お客様の国のサポート・センターをお探しの場合は、http://www.oracle.com/lang/jp/support/index.htmlのサポートWebセンターにアクセスしてください。

サポートWebセンターでは、次のようなOracleサポート・サービスに関する情報を入手できます。

  • 連絡先情報

  • 電子サービスへのアクセス手順

  • 役に立つWebサイト

  • サポート・リソース

  • Oracleサポート・ポートフォリオ

  • Oracleサポート・サービス・ニュース

Oracle製品サポートを利用すると、Oracleサポート・サービスのプレミアWebサポートを提供する、My Oracle Support(旧OracleMetaLink)へ24時間いつでもアクセスできます。My Oracle Supportでは、インストール支援、製品ドキュメント、技術ソリューションのナレッジ・ベースへのアクセスが提供されます。

My Oracle Supportには、Oracle製品に関する質問をすると、オラクル社のテクニカル・サポート・アナリストや他のOracleユーザーから回答を得ることができるテクニカル・フォーラムがあります。質問と回答は、すべてのユーザーに役立てるためにそのまま掲載されます。

My Oracle Supportのオプションには次のものが含まれます。

  • テクニカル・アシスタンス・リクエスト(TAR)へのアクセス

  • パッチのダウンロード

  • バグ・データベースへの問合せによるアクセス

  • 製品ライフサイクルに関する情報

My Oracle Supportにはhttp://metalink.oracle.comからアクセスできます。

9.2 バージョンの更新

現在サポートされているライセンスを所有していない場合、Oracle Store(http://oraclestore.oracle.com)からOracle製品の最新バージョンを購入できます。

現在サポートされているライセンスを所有している場合は、My Oracle SupportのiTAR機能を使用して、バージョン更新の送付に関する緊急でないリクエストを発行できます。iTARタイプをU.S. Client Relations/Non-Technical Requestとしてログに記録する必要があります。

アメリカ国内の場合は、Client Relationsに電話してバージョン更新の送付を申請できます。バージョン更新をご希望の際は、Client Relationsのアナリストに次の情報をお伝えください。

  • CSI番号

  • 連絡先情報

  • プラットフォーム

  • 製品名

  • お届け先住所

  • 製品のバージョン番号

アメリカ国外の場合は、それぞれの地域のOracleサポート・センターに連絡してください。

9.3 プレミア・サービス

オンサイト・サポート、OracleGOLD、リモート・サービスおよびアップグレード・パッケージを含むプレミアム・サービスの詳細は、http://www.oracle.com/lang/jp/support/index.htmlのサポートWebセンターを参照してください。

アメリカ国内の場合は、+1-800-833-3536のSupport Salesの担当者にお問い合せいただくことも可能です。

9.4 クイック・リファレンス

その他の情報に簡単にアクセスするには、表3を参照してください。

表3 その他の情報とリソースへのリンク

お客様の要望 お問合せ先またはWebサイト

追加の製品、フルアクセス用ライセンス、バージョンの更新、英語版ドキュメントの購入

http://oraclestore.oracle.com

開発者用の技術リソースへのアクセス

http://www.oracle.com/technology/global/jp/index.html

インストールに関するドキュメントへのアクセス

http://www.oracle.com/technology/global/jp/documentation/index.html

テクニカル・サポートに関する情報へのアクセス

http://www.oracle.com/support

アメリカ国外のOracleサポート・センターの検索

http://www.oracle.com/support

アメリカ国外のOracleオフィスの検索

http://www.oracle.com/global

アメリカ国内のClient Relationsへの連絡

1-800-223-1711

アメリカ国内の営業担当者への連絡

+1-800-ORACLE-1

アメリカ国内の技術サポートへのTTYアクセスの検索

1-800-446-2398


10 ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

聴覚に障害があるお客様のOracleサポート・サービスへのアクセス

Oracleサポート・サービスに連絡するには、テレコミュニケーション・リレー・サービス(TRS)を使用してOracleサポート(+1-800-223-1711)までお電話ください。Oracleサポート・サービスの技術者が、Oracleサービス・リクエストのプロセスに従って、技術的な問題を処理し、お客様へのサポートを提供します。TRSの詳細は、http://www.fcc.gov/cgb/consumerfacts/trs.htmlを参照してください。電話番号の一覧は、http://www.fcc.gov/cgb/dro/trsphonebk.htmlを参照してください。


Oracle Fusion Middleware Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererクイック・インストレーション・ガイド, 11g リリース1(11.1.1)

E12003-03

Copyright © 2010, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントが、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供される場合は、次のNoticeが適用されます。

U.S. GOVERNMENT RIGHTS Programs, software, databases, and related documentation and technical data delivered to U.S. Government customers are "commercial computer software" or "commercial technical data" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations.As such, the use, duplication, disclosure, modification, and adaptation shall be subject to the restrictions and license terms set forth in the applicable Government contract, and, to the extent applicable by the terms of the Government contract, the additional rights set forth in FAR 52.227-19, Commercial Computer Software License (December 2007).Oracle USA, Inc., 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA 94065.

このソフトウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、このソフトウェアを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

このソフトウェアおよびドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても、一切の責任を負いかねます。