この章では、オペレータ・ナビゲータで開発実行を管理する方法について説明します。オペレータ・ナビゲータのユーザー・インタフェースの概要も示します。
この章では、次の項目について説明します。
開発実行の監視には、実行が成功した場合またはエラーになった場合の実行結果の表示、および開発実行の管理が含まれます。この項では、Oracle Data Integratorの監視機能の概要を示します。実行結果の使用方法については、20.2項「実行結果の確認」を参照してください。開発実行の管理方法については、20.3項「実行の管理」を参照してください。
オペレータ・ナビゲータを使用すると、実行結果を表示でき、セッションの開発実行および本番のシナリオを管理できます。
オペレータ・ナビゲータは、マスター・リポジトリに定義されているトポロジを使用して、この情報を作業リポジトリに格納します。
オペレータ・ナビゲータでは、現在のユーザーが使用できるオブジェクトが5つのアコーディオンに表示されます。
「セッション・リスト」には、すべてのセッションが、日付、物理エージェント、ステータス、キーワードなどで編成されて表示されます。
「階層セッション」には、子セッションとともに階層構造に編成された実行セッションが表示されます。
「スケジューリング」には、物理エージェントとスケジュールのリストが表示されます。
「シナリオ」には、使用できるシナリオのリストが表示されます。
「ソリューション」には、ソリューションのリストが表示されます。
オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニュー
主な監視タスクは、オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニューから実行できます。オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニューから、表20-1で説明されている機能にアクセスできます。
表20-1 オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニュー項目
| アイコン | メニュー項目 | 説明 | 
|---|---|---|
| 
 
  | 
 リフレッシュ  | 
 「リフレッシュ」をクリックすると、オペレータ・ナビゲータ・アコーディオンのツリーをリフレッシュできます。  | 
| 
 
 
  | 
 フィルタ アクティブ化されたフィルタ  | 
 「フィルタ」をクリックすると、オペレータ・ナビゲータに表示するセッションに対するフィルタを定義できます。  | 
| 
 
  | 
 自動リフレッシュ  | 
 「自動リフレッシュ」をクリックすると、オペレータ・ナビゲータ・アコーディオンのツリーを自動的にリフレッシュできます。  | 
| 
 
  | 
 ナビゲータの接続  | 
 「ナビゲータの接続」をクリックすると、オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニューにアクセスできます。オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニューから、次の処理を実行できます。 
  | 
Oracle Data Integratorでは、実行がセッションになります。セッションは、オペレータ・ナビゲータで表示および管理できます。
セッションは、実行エージェントによって起動される(シナリオ、インタフェース、パッケージまたはプロシージャなどの)実行です。セッションはステップで構成され、ステップはタスクで構成されます。
ステップは、タスクとセッションの間に位置する実行単位です。パッケージまたはシナリオ内の1つのステップに対応します。たとえば、インタフェースまたは単一の変数を実行した場合、結果のセッションのステップは1つのみです。
タスクは、最小の実行単位です。KM内のコマンド、プロシージャなどに対応します。
セッションはセッション・フォルダにグループ化できます。セッション・フォルダでは、特定のキーワードを指定して起動されたセッションが自動的にグループ化されます。詳細は、20.3.2.3項「セッション・フォルダを使用したログの編成」を参照してください。
シナリオは、ソース・コンポーネント(インタフェース、パッケージ、プロシージャ、変数)を本番に移行するために設計されます。シナリオは、このコンポーネント用のコード(SQL、シェルなど)の生成結果として作成されます。
オペレータ・ナビゲータから、以前にデザイナ・ナビゲータで生成したシナリオ、またはファイルからインポートしたシナリオを実行できます。詳細は、20.3.3項「シナリオの管理」を参照してください。
シナリオの実行は、Oracle Data Integratorの組込みスケジューラまたは外部スケジューラを使用してスケジュールできます。これらの方法については、19.5項「シナリオのスケジューリング」を参照してください。
スケジュールは、デザイナ・ナビゲータおよびオペレータ・ナビゲータ内で、シナリオの「スケジューリング」ノードの下に表示されます。各スケジュールで、開始日と反復サイクルを指定できます。
スケジューリング情報はオペレータ・ナビゲータで表示できます。スケジューリング情報を使用すると、エージェントのスケジュール済タスクを視覚化できます。
Oracle Data Integratorでは、実行がセッションになります。セッションはステップで構成され、ステップはタスクで構成されます。セッションは、オペレータ・ナビゲータで表示および管理できます。
セッション、ステップまたはタスクには、常にステータスが割り当てられます。表20-2に、割り当てられる可能性がある6つのステータス値を示します。
表20-2 ステータス値
| ステータス名 | ステータス・アイコン | ステータスの説明 | 
|---|---|---|
| 
 完了  | 
![]()  | 
 セッション、ステップまたはタスクは正常に実行されました。  | 
| 
 エラー  | 
![]()  | 
 セッション、ステップまたはタスクは、エラーのために終了しました。  | 
| 
 実行中  | 
![]()  | 
 セッション、ステップまたはタスクは実行中です。  | 
| 
 待機中  | 
![]()  | 
 セッション、ステップまたはタスクは実行を待機中です。  | 
| 
 警告(セッションとタスクのみ)  | 
![]()  | 
  | 
| 
 キュー(セッションのみ)  | 
![]()  | 
 セッションは、エージェントが実行可能な状態になるのを待機中です。  | 
セッションが終了すると、そのステータスは最後に実行されたステップのステータス(「完了」または「エラー」)になります。ステップが終了すると、そのステータスは最後に実行されたタスクのステータスになります(タスクによって「警告」が戻された場合を除きます。この場合、ステップのステータスは「完了」になります)。
セッションがエラーまたは警告で終了した場合は、エラーをオペレータ・ナビゲータで分析できます。
エラーを分析するには:
オペレータ・ナビゲータで、エラーが発生したセッション、ステップおよびタスクを識別します。
エラーが発生したタスクをダブルクリックします。タスク・エディタが開きます。
「実行統計」セクションの「定義」タブに、セッションを停止したエラーを示すリターン・コードとメッセージが表示されます。
「コード」タブにタスクのソース・コードとターゲット・コードが表示され、確認および編集できます。
「接続」タブで、コードが実行されたソース接続とターゲット接続を確認できます。
「コード」タブでコマンドのコードを修正して、変更内容を適用します。このアクションの実行後、セッションの再開が可能です。セッションは、エラーが発生したタスクから再開されます。
| 
 注意: セッションのタスクのコードを修正しても、実行されたソース・オブジェクト(インタフェース、プロシージャ、パッケージまたはシナリオ)は修正されません。このソース・オブジェクトはデザイナ・ナビゲータで修正する必要があり、シナリオ(ある場合)は再生成する必要があります。セッション内のコードの変更は、問題をデバッグするために有効です。 | 
| 
 警告: セッションが失敗した場合は、ソース・システムとターゲット・システムに対するすべての接続およびトランザクションがロールバックされます。この結果、トランザクションでコミットされていない文は適用されません。  | 
セッションが正常に終了した場合は、実行された変更をオペレータ・ナビゲータで表示できます。これらの変更には、挿入、更新、削除、エラーの数、合計行数などのレコード統計の他、実行の開始時間と終了時間、継続時間(秒)、リターン・コードおよびメッセージ(ある場合)などの実行統計があります。
セッション・レベルの統計では、このセッションの全ステップの統計が集計され、各ステップの統計では、このステップ内の全タスクの統計が集計されます。
実行統計を確認するには:
オペレータ・ナビゲータで、確認するセッション、ステップまたはタスクを識別します。
セッション、ステップまたはタスクをダブルクリックします。対応するエディタが開きます。
レコード統計および実行統計が「定義」タブに表示されます。インタフェースまたはデータストア・チェックが実行されたセッション・ステップの場合は、ターゲット表の詳細も表示されることに注意してください。
レコード統計
| プロパティ | 説明 | 
|---|---|
| 挿入数 | セッション/ステップ/タスク中に挿入された行数。 | 
| 更新数 | セッション/ステップ/タスク中に更新された行数。 | 
| 削除数 | セッション/ステップ/タスク中に削除された行数。 | 
| エラー数 | セッション/ステップ/タスク中にエラーが発生した行数。 | 
| 行数 | セッション/ステップ/タスク中に処理された合計行数。 | 
実行統計
| プロパティ | 説明 | 
|---|---|
| 開始 | セッション/ステップ/タスクの実行開始日時。 | 
| 終了 | セッション/ステップ/タスクの実行終了日時。 | 
| 期間(秒) | セッション/ステップ/タスクの実行に要した時間。 | 
| リターン・コード | セッション/ステップ/タスクのリターン・コード。 | 
ターゲット表の詳細
| プロパティ | 説明 | 
|---|---|
| 表名 | ターゲット・データストアの名前。 | 
| モデル・コード | ターゲット・データストアが保存されているモデルのコード。 | 
| リソース名 | ターゲット・データストアのリソース名。 | 
| 論理スキーマ | このデータストアの論理スキーマ。 | 
| 強制コンテキスト・コード | ターゲット・データストアのコンテキスト。 | 
開発実行の管理は、オペレータ・ナビゲータで実行します。実行するアクションに応じて、実行プロセス中または実行終了後に実行を管理できます。実行可能なアクションは、次のとおりです。
セッションの管理には、次のタスクが含まれます。
統合プロセスが開始されると、セッションが作成され、開始されます。統合プロセスの実行方法は、第19章「統合プロセスの実行」を参照してください。
実行中または待機中のセッションは停止できます。たとえば、インタフェースにエラーが含まれていることに気付いた場合、または実行時間が長い場合は、セッションを停止する必要がある場合があります。
セッションを停止する方法は次の2通りあることに注意してください。
標準: セッションは、現在のタスクの終了後に停止されます。
即時: 現在のタスクがすぐに中断されてセッションが停止されます。このモードを使用すると、長時間実行されているタスク、たとえば長いSQL文をその完了前に停止できます。
| 
 注意: 即時停止は、タスクの中断をサポートするテクノロジとドライバがある場合のみ機能します。タスクの中断は、statement.cancelメソッドがJDBCドライバで実装されている場合にサポートされます。 | 
| 
 注意: Java EE内またはスタンドアロン・エージェント内で実行されているセッションのみ停止できます。Studioの組込みエージェントで実行されているセッション、あるいはAGENT_URLパラメータを指定せずにstartscen.shまたはstartscen.batスクリプトで開始されたセッションは停止できません。詳細は、第19章「統合プロセスの実行」を参照してください。 | 
セッションを停止する手順は、次のとおりです。
オペレータ・ナビゲータで、停止する実行中または待機中のセッションをツリーから選択します。
右クリックして「標準停止」または「即時停止」を選択します。
「セッションの停止」ダイアログで「OK」をクリックします。
セッションが停止され、ステータスが「エラー」に変更されます。
エラーが発生したセッション、またはユーザーが停止したセッションは再開できます。
セッションの再開方法は、19.4.2項「コマンドラインからのセッションの再開」を参照してください。
失効したセッションとは、エージェントまたはリポジトリのクラッシュ後、誤って実行状態のままになったセッションのことです。
セッションが失効した場合は、このセッションを開始したエージェントによって自動的に検出され、そのステータスが「エラー」に変更されます。オペレータ・ナビゲータまたはトポロジ・ナビゲータで、特定のエージェントに対して、失効したセッションを除去するように手動でリクエストできます。
失効したセッションを手動で除去するには:
次のいずれかの操作を行います。
オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニューから「失効したセッションの除去」を選択します。
トポロジ・ナビゲータで、「物理アーキテクチャ」アコーディオンから「エージェント」を選択し、右クリックして「失効したセッションの除去」を選択します。
「失効したセッションの除去」ダイアログが開きます。
「失効したセッションの除去」ダイアログで、失効したセッションを除去するための基準を指定します。
リストから、失効したセッションを除去するエージェントを選択します。
すべてのエージェントの失効したセッションを除去する場合は、「すべてのエージェントを除去」を選択します。
リストから、除去する作業リポジトリを選択します。
すべての作業リポジトリの失効したセッションを除去する場合は、「すべての作業リポジトリを除去」を選択します。
「クリーン」をクリックすると、除去処理を開始します。
Oracle Data Integratorには、ログ・データを管理するためのソリューションが複数用意されています。
セッションのフィルタ処理: オペレータ・ナビゲータに特定の実行セッションのみを表示する場合
ログのパージ: 過去のセッションの情報を削除する場合
ログ・データのエクスポートおよびインポート: アーカイブ目的の場合
ユーザー、ステータス、セッション継続時間などのパラメータに基づいてログ・セッションをフィルタ処理すると、オペレータ・ナビゲータに特定の実行セッションのみを表示できます。現在のフィルタに一致しないセッションは、ビューで非表示になりますが、ログからは削除されません。
セッションをフィルタ処理するには:
オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニューで、「フィルタ」をクリックします。フィルタの定義エディタが開きます。
フィルタの定義エディタで、必要に応じてフィルタ基準を設定します。デフォルト設定ではすべてのセッションが選択されることに注意してください。
セッション番号: すべてのセッションを表示する場合は、空白を使用します。
セッション名: ワイルドカードとして%を使用します。たとえば、DWH%と指定すると、名前がDWHで始まるすべてのセッションが一致します。
セッションの実行コンテキスト。
セッションの実行に使用されるエージェント。
セッションを開始したユーザー。
ステータス: 「実行中」、「待機中」など。
実行の日付: 開始日または終了日(あるいはその両方)を指定します。
継続時間が次より長い: 基準となる秒数を指定します。
「適用」をクリックして現在のフィルタをプレビューします。
「OK」をクリックします。
これらの基準と一致しないセッションは、「セッション・リスト」アコーディオンで非表示になります。ツールバーの「フィルタ」ボタンがアクティブ化されます。
フィルタを解除するには、オペレータのツールバー・メニューにある「フィルタ」をクリックします。現在のフィルタが解除され、すべてのセッションがリストに表示されます。
ログのパージを使用すると、過去のセッションをログから削除できます。この方法は、作業リポジトリにアーカイブされたセッションの量を適切に保つために使用されます。パージは定期的に実行することをお薦めします。このパージは、OdiPurgeLogツールを使用して自動化できます。
ログをパージするには:
オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニューから、「ナビゲータの接続」→「ログのパージ」の順に選択します。ログのパージ・エディタが開きます。
ログのパージ・エディタで、削除するセッションに対して、表20-3にリストされている基準を設定します。
表20-3 ログのパージ・パラメータ
| パラメータ | 説明 | 
|---|---|
| 
 範囲  | 
 この時間範囲のセッションが削除されます。  | 
| 
 コンテキスト  | 
 このコンテキストで実行されたセッションが削除されます。  | 
| 
 エージェント  | 
 このエージェントによって実行されたセッションが削除されます。  | 
| 
 ステータス  | 
 このステータスのセッションが削除されます。  | 
| 
 ユーザー  | 
 このユーザーが実行したセッションが削除されます。  | 
| 
 セッション名  | 
 このセッション名と一致するセッションが削除されます。%をワイルドカードとして使用して、セッション名マスクを指定できます。  | 
| 
 シナリオ・レポートのパージ  | 
 「シナリオ・レポートのパージ」を選択した場合は、シナリオ・レポート(各シナリオの実行ノードの下に表示されるレポート)もパージされます。  | 
指定したフィルタと一致するセッションのみが削除されます。
「OK」をクリックします。
Oracle Data Integratorによって、セッションがログから削除されます。
| 
 注意: オペレータ・ナビゲータで1つ以上のセッションを選択して[Delete]キーを押す方法で、セッションを削除することもできます。 | 
セッション・フォルダを使用すると、ログを編成できます。セッション・フォルダでは、特定のキーワードを使用して起動されたセッションを自動的にグループ化します。セッション・フォルダは、「セッション・リスト」アコーディオンの「キーワード」ノードの下に作成されます。
各セッション・フォルダには、関連付けられた1つ以上のキーワードがあります。セッション・フォルダのすべてのキーワードを使用して起動されたセッションは、そのフォルダの下に自動的に分類されます。
新規セッション・フォルダを作成するには:
オペレータ・ナビゲータで、「セッション・リスト」アコーディオンに移動します。
「キーワード」ノードを右クリックして、「新規セッション・フォルダ」を選択します。
「フォルダ名」を指定します。
「追加」をクリックして、キーワードをリストに追加します。追加するキーワードごとにこの手順を繰り返します。
| 
 注意: 特定のセッション・フォルダの中ですべてのキーワードを含むセッションのみが、そのセッション・フォルダの下に表示されます。キーワードの照合では、大文字と小文字が区別されます。 | 
表20-4は、セッション・フォルダ・キーワードの照合方法の例を示しています。
表20-4 セッション・フォルダ・キーワードの照合
| セッション・フォルダ・キーワード | セッション・キーワード | 一致 | 
|---|---|---|
| 
 DWH、Test、Batch  | 
 Batch  | 
 いいえ - すべてのキーワードが一致する必要があります。  | 
| 
 Batch  | 
 DWH、Batch  | 
 はい - セッションのその他のキーワードは無視されます。  | 
| 
 DWH、Test  | 
 Test、dwh  | 
 いいえ - 照合では大文字と小文字が区別されます。  | 
キーワードを使用してセッションを開始するには、たとえば、-KEYWORDSパラメータを使用してコマンドラインからシナリオを開始できます。詳細は、第19章「統合プロセスの実行」を参照してください。
| 
 注意: セッション・フォルダのキーワード照合は動的に処理されます。セッション・フォルダのキーワードが変更されるか、新規フォルダが作成されると、既存のセッションは即時に再分類されます。 | 
アーカイブ目的でログ・データをエクスポートおよびインポートします。
ログ・データのエクスポート
ログ・データのエクスポートでは、アーカイブ目的でログ・ファイルをエクスポートできます。
ログをエクスポートするには:
オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニューから、「ナビゲータの接続」→「エクスポート」→「ログ」の順に選択します。
「ログのエクスポート」ダイアログで、表20-5の説明に従って、ログ・エクスポート・パラメータを設定します。
表20-5 ログ・エクスポート・パラメータ
| プロパティ | 説明 | 
|---|---|
| 
 ディレクトリへエクスポート  | 
 エクスポート・ファイルが作成されるディレクトリ。  | 
| 
 ZIPファイルにエクスポート  | 
 このオプションを選択した場合は、すべてのログ・エクスポート・ファイルを含んだ単一の圧縮ファイルが作成されます。選択しない場合は、ログ・エクスポート・ファイルのセットが作成されます。  | 
| 
 ZIPファイル名  | 
 圧縮されたエクスポート・ファイルの名前。  | 
| 
 フィルタ  | 
 この一連のオプションによって、指定したパラメータに応じてエクスポートするログ・ファイルをフィルタ処理できます。  | 
| 
 開始および終了  | 
 実行日: 「開始」の日付または「終了」の日付、またはその両方を指定します。  | 
| 
 エージェント  | 
 セッションの実行に使用されるエージェント。  | 
| 
 コンテキスト  | 
 セッションの実行コンテキスト  | 
| 
 セッション状態  | 
 設定可能な状態は、「  | 
| 
 ユーザー  | 
 セッションを起動したユーザー  | 
| 
 セッション名  | 
 ワイルドカードとして  | 
| 
 拡張オプション  | 
 この一連のオプションによって、出力ファイル形式をパラメータ化できます。  | 
| 
 キャラクタ・セット  | 
 エクスポート・ファイルに指定するエンコーディング。XMLファイル・ヘッダーのパラメータencodingの値です。 
  | 
| 
 Javaキャラクタ・セット  | 
 ファイル生成に使用されるJavaキャラクタ・セット。  | 
「OK」をクリックします。
ログ・データは、指定した場所にエクスポートされます。
OdiExportLogツールを使用してログ・データのエクスポートを自動化することもできます。
ログ・データのインポート
ログ・データのインポートでは、アーカイブ目的でエクスポートされたログ・ファイルを作業リポジトリにインポートできます。
ログをインポートするには:
オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニューから、「ナビゲータの接続」→「インポート」→「ログ」の順に選択します。
「ログのインポート」ダイアログで、次の手順を実行します。
インポート・モードを選択します。詳細は、18.1.3項「インポート・モード」を参照してください。
ファイルをフォルダからインポートするか、ZIPファイルからインポートするかを選択します。
ファイル・インポート・フォルダまたはzipファイルを入力します。
「OK」をクリックします。
指定したフォルダまたはZIPファイルが作業リポジトリにインポートされます。
オペレータ・ナビゲータで、シナリオを使用して開発実行を管理することもできます。
シナリオを実行する前に、シナリオをデザイナ・ナビゲータで生成するか、またはファイルからインポートする必要があります。詳細は、第13章「シナリオの処理」を参照してください。
オペレータ・ナビゲータからのシナリオの起動については、19.3.1項「Studioからのシナリオの実行」を参照してください。
オペレータ・ナビゲータでは、複数のシナリオをシナリオ・フォルダにグループ化して簡単に編成できます。シナリオ・フォルダには、別のシナリオ・フォルダを含めることができます。
シナリオ・フォルダを作成する手順は、次のとおりです。
オペレータ・ナビゲータで、「シナリオ」アコーディオンに移動します。
「シナリオ」ツールバー・メニューから、「新規シナリオ・フォルダ」→「新規シナリオ・フォルダ」の順に選択します。
シナリオ・フォルダ・エディタの「定義」タブで、シナリオ・フォルダの名前を入力します。
「ファイル」メニューから、「保存」を選択します。
これでシナリオを再編成して、シナリオをシナリオ・フォルダにドラッグ・アンド・ドロップできます。
デザイナから生成したシナリオをエクスポートして、開発リポジトリまたは本番リポジトリにインポートできます。この操作は、シナリオを別のリポジトリ(異なる環境やサイト上など)にデプロイするために使用されます。
開発リポジトリへのシナリオのインポートは、デザイナ・ナビゲータまたはオペレータ・ナビゲータで実行します。本番リポジトリの場合、この目的で使用できるのはオペレータ・ナビゲータのみです。
本番へのシナリオのインポート方法については、13.6項「本番へのシナリオのインポート」を参照してください。
同様に、複数のシナリオが含まれるソリューションをインポートすると、シナリオのグループを一度に簡単に転送およびリストアできます。詳細は、第17章「バージョン管理の使用」を参照してください。本番リポジトリへの接続時は、ソリューションからリストアできるのはシナリオのみであることに注意してください。
1つのシナリオには必ず1つのスケジュールが関連付けられます。スケジュールはオペレータ・ナビゲータで作成できます。詳細は、19.5項「シナリオのスケジューリング」を参照してください。
シナリオのインポート時に、既存のスケジュールをインポートすることもできます。詳細は、13.6項「本番へのシナリオのインポート」を参照してください。
すべてのエージェントのスケジュールされたタスク、または特定のエージェントのスケジュールされたタスクを表示できます。詳細は、19.5.1.3項「スケジュールの表示」を参照してください。