この章では、Oracle Data Integratorでの作業を編成し、ドキュメント化する方法について説明します。
この章では、次の項目について説明します。
Oracle Data Integratorで統合プロジェクトの作成を開始する前に、プロジェクトをどのように編成するかを考えておくことをお薦めします。
後でプロジェクトを再編成することは危険を伴う可能性があります。新しい場所を反映するために、リンクや相互参照をすべて手動で指定し直すことが必要になる場合があります。
プロジェクト内では、インタフェース、プロシージャおよびパッケージがフォルダとサブフォルダに編成されます。プロジェクトは、プロジェクト固有の基準に従って、関連するプロジェクト・コンポーネントをフォルダとサブフォルダにグループ化して、適切な編成を維持することをお薦めします。フォルダを使用することで、プロジェクトで開発したオブジェクトの検索やメンテナンス・タスクが容易になります。サブフォルダは、レベルの数に制限なく作成できます。
マーカーを使用してプロジェクトを編成することもできます。詳細は、16.4項「マーカーおよびメモの使用」を参照してください。
新規フォルダを作成するには:
デザイナ・ナビゲータで、「プロジェクト」アコーディオンを展開します。
フォルダを追加するプロジェクトを選択します。
右クリックして「新規フォルダ」を選択します。
「名前」フィールドに、フォルダの名前を入力します。
「ファイル」メイン・メニューから「保存」を選択します。
空のフォルダが表示されます。
サブフォルダを作成するには:
16.1.1項「新規フォルダの作成」の説明に従って、新しいフォルダを作成します。
新しいフォルダを親フォルダにドラッグ・アンド・ドロップします。
モデル・フォルダは、プロジェクト固有の基準に従って、関連するモデルをグループ化します。モデル・フォルダに別のモデル・フォルダを含めることもできます。サブフォルダは、レベルの数に制限なく作成できます。
マーカーを使用してモデルを編成することもできます。詳細は、16.4項「マーカーおよびメモの使用」を参照してください。
モデル・フォルダを作成するには:
デザイナ・ナビゲータで、「モデル」アコーディオンを展開します。
「モデル」アコーディオンのツールバーで、「新規モデル・フォルダ」をクリックします。
「名前」フィールドに、フォルダの名前を入力します。
「ファイル」メイン・メニューから「保存」を選択します。
空のモデル・フォルダが表示されます。
モデルをフォルダに移動するには:
デザイナ・ナビゲータで、「モデル」アコーディオンを展開します。
モデルを選択して、移動先のモデル・フォルダのアイコンにドラッグ・アンド・ドロップします。
現在の場所から選択したモデル・フォルダに、モデルが移動します。
モデル・フォルダを調整する場合は、次のことに注意してください。
1つのフォルダに同時に存在できるのは1つのモデルのみです。
モデル・フォルダは、別のモデル・フォルダにも移動できます。
サブモデルは、階層構造内でモデルのデータストアを分類できるオブジェクトです。構造のルートはモデルです。サブモデルは、モデル内の同種のデータストアを機能的にグループ化します。モデルのデータストアは、ドラッグ・アンド・ドロップを使用して、または自動配布でサブモデルに挿入できます。
分類操作は、次のように実行されます。
リバースエンジニアリング・プロセス中に、RKMによってサブモデルが作成され、それらのサブモデルにデータストアが自動的に配布されることがあります。たとえば、ERPシステムからの大きなデータ・モデルを処理するRKMでは、この方法が使用されます。
既存のデータストアをサブモデルにドラッグ・アンド・ドロップし、手動で分類します。
データストアの名前に基づく配布を使用して自動的に分類します。
サブモデルを作成するには:
デザイナ・ナビゲータで、「モデル」アコーディオンを展開します。
「モデル」アコーディオンで、サブモデルを追加するモデルまたはサブモデルを選択します。
右クリックして「新規サブモデル」を選択します。
「定義」タブで、「名前」フィールドにサブモデルの名前を入力します。
「OK」をクリックします。
データストアのない新しいサブモデルが作成されます。
サブモデルの調整
データストアをサブモデルに手動で格納するには:
デザイナ・ナビゲータで、「モデル」アコーディオンを展開します。
「モデル」アコーディオンで、サブフォルダに移動するデータストアを選択します。
サブモデルにドラッグ・アンド・ドロップします。
データストアがモデルから消去され、サブモデルに表示されます。
自動配布の設定
配布では、サブモデルへのデータストアの自動配布を定義できます。
データストア名が自動割当てマスクと比較されます。データストア名がこのパターンに一致する場合は、このサブモデルにデータストアが移動します。この操作は、データストア配布ルールに従って、手動または自動で実行できます。
2つの方法で分類できます。
サブモデルの「配布」タブで「配布」をクリックすることで、現在のルールがデータストアに適用されます。
リバースエンジニアリング・プロセスの最後に、すべてのサブモデル・ルールが適用され、「リバースエンジニアリング後のマスク・アプリケーションの順序」の値に従って、すべてのサブモデルに順序が定義されます。
サブモデルへのデータストアの自動配布を設定するには:
サブモデルの「配布」タブで、「データストア配布ルール」を選択します。
データストア配布ルールでは、処理の対象として考慮し、自動割当てマスクと比較するデータストアを決定します。
自動配布なし: データストアの配布は考慮されません。手動で配布する必要があります。
すべてのデータストアの自動配布がまだサブモデルの中にありません: サブモデル・ツリーのルート・モデルにあるデータストアの配布が考慮されます。
すべてのデータストアの自動配布: モデル(およびサブモデル)のすべてのデータストアの配布が考慮されます。
「自動割当てマスク」フィールドに、このサブモデルに分類するためにデータストア名が一致する必要があるパターンを入力します。
「リバースエンジニアリング後のマスク・アプリケーションの順序」フィールドに、リバース操作の終了時にすべてのルールに適用する順序を入力します。その結果、すべてのデータストアに対して上位の順序に設定されているルールが優先されます。未分類のデータストアに対して上位の順序に設定されているルールは、他のルールのパターンにより無視されたデータストアにのみ適用されます。リバース操作の終了時に、新規のデータストアは未分類とみなされます。すでにサブモデルで分類されているデータストアは、それぞれのサブモデルに関連付けられたままです。
「配布」をクリックします。現在のルールがデータストアに適用されます。
Oracle Data Integratorのオブジェクト(データストア、モデル、インタフェースなど)は、様々な関係によって相互にリンクされます。これらの関係には、単純な使用上の関連(統合インタフェースによるナレッジ・モジュールの使用)から、コード解釈関係などの複雑な関連(インタフェースのマッピングまたはフィルタでの変数の使用)まであります。これらの関係は、相互参照として実装されます。相互参照は、作業リポジトリ内の関連オブジェクト間の整合性をチェックしたり、整合性を維持するために使用されます。たとえば、相互参照により、作業リポジトリのいずれかの場所で現在参照されているオブジェクトは、削除されないように保護されます。
すべての関係が相互参照として表示されるわけではありません。
マスター・リポジトリのオブジェクトとの関係(テクノロジとデータ・モデルの関連など)は、相互参照として実装されませんが、オブジェクト・コード(コンテキスト・コード、テクノロジ・コード、データ型コードなど)に基づく弱い参照として実装されます。これらのコードが変更されると、参照内の整合性が失われる可能性があります。
作業リポジトリ内の強い関係(プロジェクトに属するフォルダ)は、グラフィカル・ユーザー・インタフェースおよびリポジトリ内で(ホスト・データベースの外部キーとして)強制的に適用されます。これらの関係は、通常、破損することはありません。
オブジェクトを変更する場合は、その変更による他の開発作業への影響を分析する必要があります。たとえば、列の長さを変更すると、この列をソースまたはターゲットとして使用している統合インタフェースの変更も必要になります。相互参照を使用すると、特定のオブジェクトの参照元または参照先オブジェクトを即時に識別できるため、効果的な影響分析を実行できます。
相互参照は、説明のようにデザイナ・ナビゲータに表示されます。
表16-1 デザイナ・ナビゲータの相互参照
アコーディオン | アイコン | 説明 |
---|---|---|
「プロジェクト」および「その他」アコーディオン |
|
オブジェクト・ノードの下に「使用中」および「使用者」ノードが表示されます。「使用中」ノードには、現在のオブジェクトを参照しているオブジェクトのリストが表示されます。たとえば、変数の場合は、その変数を参照するステップが格納されているパッケージと、マッピングやフィルタなどでこの変数を使用しているインタフェースが表示されます。「使用者」ノードには、現在のオブジェクトを使用しているオブジェクトのリストが表示されます。 |
「モデル」アコーディオン |
|
オブジェクト・ノードの下に「使用中」ノードが表示され、現在のデータストア、モデルまたはサブモデルをインタフェースのソースまたはターゲットとして(あるいはパッケージ・ステップで)参照しているオブジェクトのリストが表示されます。 |
「モデル」アコーディオン |
|
「移入に使用」および「移入者」ノードには、現在のデータストアを移入元または移入先とするデータストアが表示されます。 |
これらの相互参照ノードは展開できます。参照元または参照先のオブジェクトは、相互参照ノードから表示または編集できます。
バージョン・リストア操作を実行すると、作業リポジトリのオブジェクトが、存在しないオブジェクトを参照する状況が発生する可能性があります。この状況は、一般的に、統合インタフェースで使用されていたすべての関連モデルをリストアせずに、古いバージョンのプロジェクトをリストアした場合に発生します。
このような状況で、存在しないオブジェクトを参照するオブジェクト(インタフェースなど)を開くと、Oracle Data Integratorで欠落参照のエラー・メッセージが表示されます。相互参照が欠落しているオブジェクトは、欠落参照マーカー付きでツリーに表示されます。その親オブジェクトには警告アイコンが表示されます。
オブジェクトの欠落参照の詳細を表示するには:
デザイナ・ナビゲータで、欠落参照マーカーのあるオブジェクトをダブルクリックします。
オブジェクト・エディタが開きます。オブジェクト・エディタで、「参照がありません」タブを選択します。
このタブに、相互参照が欠落している参照オブジェクトのリストが表示されます。
欠落参照を解決するには:
欠落相互参照は2つの方法で解決できます:
欠落参照オブジェクトをインポートまたはリストアします。詳細は、第17章「バージョン管理の使用」および第18章「エクスポート/インポート」を参照してください。
参照元オブジェクトを変更することで、欠落オブジェクトに対する参照を削除します(たとえば、存在しない変数を参照する「変数のリフレッシュ」ステップをパッケージから削除し、それを別の変数で置換します)。
注意: テキスト(インタフェースのマッピング/結合/フィルタ、プロシージャ・コマンドなど)に1つ以上の欠落参照がある場合、このテキストに適用される最初の変更には追加のチェックが考慮されません。これは、テキストの一部が、存在しないオブジェクトを引き続き参照しているとしても、テキストが変更され、相互参照が算定されると、欠落参照がすべて削除されるためです。 |
プロジェクトとモデルのほぼすべての要素には、プロジェクトの概要説明や開発支援を目的として、説明的なマーカーとメモを関連付けることができます。
フラグは、マーカーを使用して定義します。これらのマーカーは、グループに編成し、プロジェクトまたはモデル内のほとんどのオブジェクトに適用できます。
一般的なマーカー・グループは、次のとおりです。
開発サイクル(開発、テスト、本番)
優先度(低、中、緊急、クリティカル)
進捗状況(10%、20%など)
グローバル・マーカーとプロジェクト・マーカー
マーカーは、プロジェクトまたは「その他」ビュー(グローバル・マーカー)で定義します。プロジェクト・マーカーは、そのプロジェクトのオブジェクトでのみ使用できます。グローバル・マーカーは、リポジトリのすべてのモデルで使用できます。
オブジェクトへのフラグの指定
オブジェクトにアイコン・マーカーでフラグを指定するには:
デザイナ・ナビゲータの「プロジェクト」または「モデル」アコーディオンで、オブジェクトを選択します。
右クリックして「マーカーの追加」を選択し、マーカー・グループと設定するマーカーを選択します。
マーカー・アイコンがツリーに表示されます。マークされたオブジェクトは、マーカーのノードにも表示されます。したがって、特定のマーカーが付いたすべてのオブジェクトを参照できます。
ツリーで、自動増分マーカー・グループに属するアイコン・マーカーをクリックすると、マーカーがマーカー・グループ内の次のマーカーに切り替わり、それに応じてアイコンも変化します。
オブジェクトに文字列、数値および日付マーカーでフラグを指定するには:
デザイナ・ナビゲータの「プロジェクト」または「モデル」アコーディオンで、オブジェクトをダブルクリックします。
オブジェクト・エディタで、「マーカー」タブを選択します。
「マーカーの挿入」をクリックします。
新しい行で、「グループ」および「マーカー」を選択します。必要に応じて「値」も設定できます。
マーカーに関連付けられているアイコンがある場合は、そのアイコンがツリーに表示されます。
マーカーを使用したフィルタ処理
マーカーは情報目的で使用されます(プロジェクトの進捗状況やリソースについてグローバル・ビューを提供するなど)。パッケージをフィルタ処理してシナリオ生成を自動化する場合もマーカーを使用できます。詳細は、13.4項「シナリオ・グループの生成」を参照してください。
マーカーのノードには、特定のマーカーを使用しているすべてのオブジェクトのリストが表示されます。
マーカーのカスタマイズ
新規プロジェクトは、デフォルト・マーカー付きで作成されます。特定のプロジェクトのマーカーやグローバル・マーカーは、カスタマイズ可能です。
マーカー・グループを定義するには:
デザイナ・ナビゲータで、「プロジェクト」アコーディオンの「マーカー」ノードをクリックするか、「その他」アコーディオンの「グローバル・マーカー」ノードをクリックします。
右クリックして「新規マーカー・グループ」を選択します。
「グループ名」フィールドにマーカー・グループの名前を入力し、その「表示プロパティ」と「属性」を定義します。
「新規マーカーを挿入」をクリックし、グループに新しいマーカーを作成します。
マーカーの「アイコン」を選択します。マーカーに日付または数値が格納される場合、アイコンは「<なし>」に設定します。
マーカーの「名前」、「タイプ」およびその他のオプションを選択します。
「ファイル」メイン・メニューから「保存」を選択します。
メモは、事実上すべてのオブジェクトに添付できる文字数に制限のないテキストで、「メモ」タブに表示されます。オブジェクトにメモが添付されると、オブジェクトの横にメモ・アイコンが表示されます。
オブジェクトのメモを編集するには:
オブジェクトを右クリックします。
「メモの編集」を選択します。
「メモ」タブが選択された状態でオブジェクト・エディタが開きます。
マーカーおよびメモの非表示化
ツリー・ビューのマーカーとメモのフラグは、画面を見やすくするために一時的に非表示にできます。
すべてのマーカーおよびメモのフラグを非表示にするには:
デザイナ・ナビゲータのツールバー・メニューで、「マーカーおよびメモ・フラグの表示」オプションの選択を解除します。この設定はマシンごとに保存されます。
複数のユーザーが同じOracle Data Integratorプロジェクトまたはモデルを同時に操作できます。各ユーザーはすべて同じリポジトリに接続されるため、ユーザーによる変更は同時に発生するとみなされます。
Oracle Data Integratorでは、この同時変更を処理するために、同時編集のチェックおよびオブジェクトのロックという2つの方法を提供しています。この2つの方法は、同時に、または個別に使用できます。
ユーザー・パラメータ「同時編集のチェック」を1に設定すると、ユーザーは、自分が保存しようとしているオブジェクトに対して他のユーザーが作業を実行した場合に、その作業の削除を実行できなくなります。詳細は、付録B「ユーザー・パラメータ」を参照してください。
このパラメータが1に設定されている場合、オブジェクトに対する変更をユーザーが保存しようとすると、そのユーザーがファイルを開いてから、別のユーザーが同じオブジェクトに変更を追加していないかどうかがOracle Data Integratorによってチェックされます。別のユーザーが変更を追加していた場合、オブジェクトは保存できないため、変更を保存しようとしたユーザーは、その変更を取り消す必要があります。
オブジェクト・ロック・メカニズムのアクティブ化は、Oracle Data Integratorで自動的に、Oracle Data Integratorを閉じる際に、または手動で適用されます。
自動オブジェクト・ロック
このメカニズムは自動的にアクティブ化されます。オブジェクトをユーザー・インタフェースで開くと、そのオブジェクトをロックするかどうかを尋ねるポップアップ・ウィンドウが表示されます。オブジェクトのロック中は、ロックを所有しているユーザーのみがオブジェクトを変更(編集や削除など)できます。他のユーザーは、その他の操作(実行など)を実行できますが、その際に警告が表示されます。
ユーザーにロックされたオブジェクトは、黄色のロック・アイコン付きで表示されます。別のオブジェクトにロックされたオブジェクトは、赤色のロック・アイコン付きで表示されます。
編集ウィンドウを閉じる際は、オブジェクトのロックを解除するかどうかを尋ねるポップアップ・ウィンドウが表示されます。
これらのウィンドウは、「開く時にオブジェクトをロック」および「閉じる時にオブジェクトをロック解除」のユーザー・パラメータで構成します。詳細は、付録B「ユーザー・パラメータ」を参照してください。
ユーザー・インタフェースを閉じる際のロックの解放
Oracle Data Integratorと閉じる際、ロックしているオブジェクトのロックを解除するか、開いているオブジェクトを保存するかを尋ねるウィンドウが表示されます。
オブジェクトのロックはOracle Data Integratorに接続していない場合も維持できます。その間、他のユーザーはこれらのオブジェクトを編集できません。
ロックの手動管理
オブジェクトのロックは手動で管理することもできます。
オブジェクトを手動でロックするには:
ツリーでオブジェクトを選択します。
右クリックして「ロック」→「ロック」の順に選択します。
ロック・アイコンがツリーのオブジェクトの横に表示されます。
オブジェクトのロックを手動で解除するには:
ツリーでオブジェクトを選択します。
右クリックして「ロック」→「ロック解除」の順に選択します。
ロック・アイコンがツリーに表示されなくなります。
すべてのロックを管理するには:
ODIメニューから「ロックされたオブジェクト」を選択します。
ロックされたオブジェクト・エディタに、ロックを解除できるすべてのロック済オブジェクトが表示されます。
注意: スーパーバイザ権限のユーザーは、他のすべてのユーザーのロックを削除できます。 |
Oracle Data Integratorでは、PDF生成機能を使用して、次のような様々なタイプのレポートを印刷したり、レポートを共有することができます。
物理アーキテクチャ、論理アーキテクチャまたはコンテキストのトポロジ・レポート
バージョン比較結果のレポート
ODIオブジェクトのレポート
ダイアグラム・レポート
Oracle Data Integratorでは、物理アーキテクチャ、論理アーキテクチャまたはコンテキストのトポロジ・レポートをPDF形式で生成できます。
トポロジ・レポートを生成するには:
トポロジ・ナビゲータのツールバー・メニューから「レポートの生成」を選択し、生成するレポートのタイプを選択します。
物理アーキテクチャ
論理アーキテクチャ
コンテキスト
レポート生成エディタで、PDFレポートの出力先を「PDFファイルの場所」に入力します。「PDFファイルの場所」の指定を省略すると、Adobe(tm) PDF形式のレポートは、ユーザー・パラメータに指定されているPDF生成用のデフォルト・ディレクトリに生成されます。詳細は、付録B「ユーザー・パラメータ」を参照してください。
生成後にPDFレポートを表示する場合は、「ファイルを生成後に開きますか。」オプションを選択します。
「生成」をクリックします。
バージョン比較ツールを介して比較結果のレポートを作成および印刷できます。詳細は、17.3.3項「比較結果レポートの生成および印刷」を参照してください。
デザイナ・ナビゲータでは、オブジェクトのタイプに従って様々なタイプのレポートを生成できます。表16-2に、ODIオブジェクトの様々なレポート・タイプを示します。
表16-2 ODIオブジェクトの様々なレポート・タイプ
オブジェクト | レポート |
---|---|
プロジェクト |
ナレッジ・モジュール |
プロジェクト・フォルダ |
フォルダ、パッケージ、インタフェース、プロシージャ |
モデル・フォルダ |
モデル・フォルダ |
モデル |
モデル |
サブモデル |
サブモデル |
デザイナ・ナビゲータでレポートを生成するには:
デザイナ・ナビゲータで、レポートを生成するオブジェクトを選択します。
右クリックして「印刷」→<オブジェクト>の印刷の順に選択します。
レポート生成エディタで、PDFレポートの出力先を「PDFファイルの場所」に入力します。「PDFファイルの場所」の指定を省略すると、Adobe(tm) PDF形式のレポートは、ユーザー・パラメータに指定されているPDF生成用のデフォルト・ディレクトリに生成されます。詳細は、付録B「ユーザー・パラメータ」を参照してください。
生成後にPDFレポートを表示する場合は、「ファイルを生成後に開きますか。」オプションを選択します。
「生成」をクリックします。
ダイアグラムの完全なPDFレポートを生成できます。詳細は、6.2.5項「ダイアグラムの印刷」を参照してください。