この章では、SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイメントのライフ・サイクルについて説明します。ここでは、デプロイメントの前提条件、パッケージ化、準備および構成タスクについて説明します。さらに、Oracle JDeveloperおよびスクリプト・ツールを使用してコンポジットをデプロイする手順、および異なる環境の間でSOAコンポジット・アプリケーションを移動するための構成プランを作成する手順についても説明します。
項目は次のとおりです。
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlコンソールからSOAコンポジット・アプリケーションをデプロイする手順については、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』を参照してください。
この章では、デプロイメントのライフ・サイクルに関する次の項目について説明します。
デプロイメントの前提条件
パッケージ化の詳細
コンポジットの構造
ターゲット環境の準備
ターゲット環境の構成タスク
コンポジットのデプロイメント
デプロイメント後の構成タスク
コンポジット・アプリケーションのテストおよびトラブルシューティング
デプロイメントのライフ・サイクルの詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』を参照してください。
この項では、SOAコンポジット・アプリケーションの作成とデプロイに必要な基本的な前提条件を説明します。
Oracle SOA Suiteコンポーネントにはスキーマが必要です。このスキーマはOracleまたはMicrosoft SQL Serverのデータベースにインストールされている必要があります。スキーマの作成とロードは、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用してデータベース内で行います。スキーマのインストールと構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suiteインストレーション・ガイド』を参照してください。
インストール後は、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを使用して、新しいOracle WebLogic Serverドメインを作成および構成し、そのドメイン内で構成する製品(Oracle SOA Suiteなど)を選択します。この新しいドメインには、構成する製品に応じて、管理サーバーおよびその他の管理対象サーバーが含まれます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suiteインストレーション・ガイド』を参照してください。
SOAコンポジット・アプリケーションはクラスタ化された環境にもデプロイできます。クラスタ化された環境の作成および構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』を参照してください。
SOAコンポジット・アプリケーションのプロジェクト内で必要なすべてのアーチファクト・ファイルは、次のツールを使用してSOAアーカイブ(SAR)JARファイルに個別にパッケージ化できます。
Oracle JDeveloper
「デプロイメント・アクション」ページでのデプロイ時に、「SARにデプロイ」オプションを選択します。詳細は、第41.7.1.1.3項「プロファイルのデプロイ」を参照してください。
ant
スクリプト
ant-sca-package
スクリプトを使用して、アーチファクトをパッケージ化します。詳細は、第41.7.5.2.3項「コンポジットSARファイルへのSOAコンポジット・アプリケーションのパッケージ化」を参照してください。
WebLogic Scripting Tool(WLST)コマンド
sca_package
スクリプトを使用して、アーチファクトをパッケージ化します。手順は、Oracle Fusion Middleware WebLogicスクリプト・ツール・コマンド・リファレンスを参照してください。
SARファイルは、接頭辞sca_
が必要な特別なJARファイルです(例: sca_HelloWorld_rev1.0.jar
)。
さらに、Oracle JDeveloperの「デプロイメント・アクション」ページで「アプリケーション・サーバーへのデプロイ」オプションを選択してSOAコンポジット・アプリケーションをデプロイする場合、プロジェクト内で必要なすべてのアーチファクト・ファイルは次のいずれかのファイルに自動的にパッケージ化されます。
自己完結型のJARファイル(単一のSOAコンポジット・アプリケーションの場合)
自己完結型のコンポジットの詳細は、第41.7.1項「Oracle JDeveloperでの単一のSOAコンポジットのデプロイ」および第41.7.2項「Oracle JDeveloperでの複数のSOAコンポジット・アプリケーションのデプロイ」を参照してください。
メタデータを相互に共有する複数のSOAコンポジット・アプリケーションのZIPファイル
SOAコンポジット・アプリケーション間で共有メタデータをデプロイして使用できます。共有メタデータは、アプリケーション・サーバー上のSOAインフラストラクチャに、メタデータ・サービス(MDS)のアーカイブJARファイルとしてデプロイされます。このアーカイブ・ファイルには、すべての共有リソースが含まれています。詳細は、第41.7.3項「Oracle JDeveloperでのSOAコンポジット・アプリケーション間の共有メタデータのデプロイおよび使用」を参照してください。
Oracle JDeveloperでSOAコンポジット・アプリケーションをデプロイすると、そのコンポジットはJARファイル(単一のコンポジット・アプリケーションの場合)またはZIPファイル(複数のSOAコンポジット・アプリケーションの場合)にパッケージ化されます。これらのファイルには、次のアーチファクトを含めることができます。
バインディング・コンポーネントおよびサービス・コンポーネント。
B2Bアグリーメント、Oracle Web Service Manager(OWSM)のポリシー、およびヒューマン・ワークフロー・タスク・フローへの参照。
メタデータ(WSDL、XSDファイルなど)。すべての共有メタデータは、サーバー上の既存のSOAインフラストラクチャ・パーティションにデプロイされます。このメタデータは、/apps
ネームスペースの下にデプロイされます。Oracle JDeveloperでSOA-MDS接続を使用してこのアーチファクトを参照する場合、URLには接頭辞oramds
が付加されます。
ターゲット環境とは、SOAコンポジット・アプリケーションをデプロイする先のSOAインフラストラクチャ環境です。この環境は通常、開発、テストまたは本番の環境です。あるターゲット環境から別のターゲット環境にアプリケーションを移動するときは、コンポジット・アプリケーションで使用しているコンポーネント、アイデンティティ・サービス・プロバイダおよびセキュリティ・ポリシーに応じて、追加の構成ステップが必要になる場合があります。この項では、それらのタスクについて説明します。
JDBCデータ・ソースは、JDBC接続のプールを含むJNDIツリーにバインドされたオブジェクトです。アプリケーションでは、JNDIツリーでデータ・ソースを参照し、そのデータ・ソースからのデータベース接続を予約できます。送信メッセージをエンキューしたり受信メッセージをデキューするためのキューを作成します。 表41-1に示すOracle JCAアダプタには、デプロイメントの前に、JDBCデータ・ソースおよびキューを構成する必要があります。
表41-1 Oracle JCAアダプタのタスク
アダプタ | 構成タスク | 参照項目 |
---|---|---|
データベース・アダプタ |
JDBCデータ・ソース |
『Oracle Fusion Middlewareテクノロジ・アダプタ・ユーザーズ・ガイド』のデプロイメントに関する項 |
AQアダプタ |
JDBCデータ・ソース |
『Oracle Fusion Middlewareテクノロジ・アダプタ・ユーザーズ・ガイド』のOracle WebLogic Server管理コンソールでのデータ・ソースの構成に関する項 |
JMSアダプタ |
キュー |
『Oracle Fusion Middlewareテクノロジ・アダプタ・ユーザーズ・ガイド』のアダプタ構成ウィザードを使用したOracle JMSアダプタの構成に関する項を参照してください。 |
例41-1に、JMSリソースの作成およびJMSアダプタの再デプロイメント用のスクリプトを示します。
注意: このスクリプトはデモ用です。使用する環境に応じて、このスクリプトの変更が必要になる場合があります。 |
例41-1 JMSリソースの作成およびJMSアダプタの再デプロイメント用のスクリプト
# lookup the JMSModule jmsSOASystemResource = lookup("SOAJMSModule","JMSSystemResource") jmsResource = jmsSOASystemResource.getJMSResource() cfbean = jmsResource.lookupConnectionFactory('DemoSupplierTopicCF') if cfbean is None: print "Creating DemoSupplierTopicCF connection factory" demoConnectionFactory = jmsResource.createConnectionFactory('DemoSupplierTopicCF') demoConnectionFactory.setJNDIName('jms/DemoSupplierTopicCF') demoConnectionFactory.setSubDeploymentName('SOASubDeployment') topicbean = jmsResource.lookupTopic('DemoSupplierTopic') if topicbean is None: print "Creating DemoSupplierTopic jms topic" demoJMSTopic = jmsResource.createTopic("DemoSupplierTopic") demoJMSTopic.setJNDIName('jms/DemoSupplierTopic') demoJMSTopic.setSubDeploymentName('SOASubDeployment') try: save() # activate the changes activate(block="true") print "jms topic and factory for SOA Fusion Order Demo successfully created" except: print "Error while trying to save and/or activate!!!" dumpStack() print "Creating jms adapter connection factory information" try: redeploy('JmsAdapter', '@deployment.plan@', upload='true', stageMode='stage') except: print "Error while modifying jms adapter connection factory"
例41-2に、データベース・リソースの作成およびデータベース・アダプタの再デプロイメント用のスクリプトを示します。
注意: このスクリプトはデモ用です。使用する環境に応じて、このスクリプトの変更が必要になる場合があります。 |
例41-2 データベース・リソースの作成およびデータベース・アダプタの再デプロイメント用のスクリプト
import os connect(userName,passWord,'t3://'+wlsHost+':'+adminServerListenPort) edit() startEdit() soaJDBCSystemResource1 = create('DBAdapterTestDataSource',"JDBCSystemResource") soaJDBCResource1 = soaJDBCSystemResource1.getJDBCResource() soaJDBCResource1.setName('DBAdapterDataSource') soaConnectionPoolParams1 = soaJDBCResource1.getJDBCConnectionPoolParams() soaConnectionPoolParams1.setTestTableName("SQL SELECT 1 FROM DUAL") soaConnectionPoolParams1.setInitialCapacity(10) soaConnectionPoolParams1.setMaxCapacity(100) soaDataSourceParams1 = soaJDBCResource1.getJDBCDataSourceParams() soaDataSourceParams1.addJNDIName('jdbc/dbSample') soaDriverParams1 = soaJDBCResource1.getJDBCDriverParams() soaDriverParams1.setUrl('jdbc:oracle:thin:@'+db_host_name+':'+db_port+':'+db_sid) soaDriverParams1.setDriverName('oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource') soaDriverParams1.setPassword('my_password') soaDriverProperties1 = soaDriverParams1.getProperties() soaProperty1 = soaDriverProperties1.createProperty("user") soaProperty1.setValue('scott') varSOAServerTarget = '/Servers/'+serverName soaServerTarget = getMBean(varSOAServerTarget) soaJDBCSystemResource1.addTarget(soaServerTarget) dumpStack() try : save() activate(block="true") except: print "Error while trying to save and/or activate!!!" dumpStack() print "Creating DB adapter resource information" try: redeploy('DBAdapter', '@deployment.plan@', upload='true', stageMode='stage') except: print "Error while modifying db adapter connection factory"
Oracle JCAアダプタは、JCA 1.5リソース・アダプタとしてOracle WebLogic Serverコンテナにデプロイされます。複数のアダプタが、JAR形式を使用してリソース・アダプタ・アーカイブ(RAR)ファイルとしてパッケージ化されます。このRARファイルはアダプタのデプロイ時に使用され、アダプタはOracle WebLogic Serverまたは中間層プラットフォームにコネクタとして登録されます。RARファイルの内容は次のとおりです。
ra.xml
ファイル。これは、リソース・アダプタに関するデプロイメント固有の情報が記載されているデプロイメント・ディスクリプタXMLファイルです。
Oracle WebLogic Serverとリソース・アダプタ間の規定に関する宣言情報。
アダプタでは、コネクション・ファクトリのエンドポイントを定義するweblogic-ra.xml
テンプレート・ファイルもパッケージ化されます。
コネクション・ファクトリおよび接続プールの作成の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareテクノロジ・アダプタ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
ヒューマン・ワークフローでアイデンティティ・サービス・プロバイダを使用したり、認証および認可ポリシーを添付する場合は、次の追加設定タスクを実行する必要があります。
ヒューマン・ワークフローのアイデンティティ・サービス・プロバイダ
デフォルトでは、アイデンティティ・サービスでは、Oracle WebLogic Serverの組込みLDAPサーバーがデフォルトの認証プロバイダとして使用されます。ヒューマン・ワークフローを使用する場合は、Oracle Internet Directory、Microsoft Active Directory、Sun iPlanetなどの代替アイデンティティ・サービス・プロバイダを使用するようにOracle WebLogicを構成できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』を参照してください。組込みLDAPサーバーは、クラスタ化された環境ではサポートされていないことに注意してください。
認証プロバイダ(OWSMポリシー)
特定タイプのトークン(例: ユーザー名トークン、X.509トークン、SAMLトークンなど)を使用するポリシーには、認証プロバイダが必要です。認証プロバイダの作成および構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Web Servicesセキュリティおよび管理者ガイド』を参照してください。
認可プロバイダ(OWSMポリシー)
ユーザーが認証された後は、認可ポリシーを使用して、そのユーザーがWebサービスへのアクセスを認可されていることを検証する必要があります。認可ポリシーは、いくつかのタイプのアサーション・テンプレートを使用して作成できます。認可ポリシーおよび保護するリソースの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Web Servicesセキュリティおよび管理者ガイド』を参照してください。
Oracle B2Bまたはヒューマン・タスクを使用する場合は、次の追加設定タスクを実行する必要があります。
取引パートナ・アグリーメントのデプロイ
取引パートナ・アグリーメントには、2つの取引パートナ、つまり起案者と応答者がビジネス文書を交換する際の条件が定義されています。このアグリーメントによって、取引パートナ、取引パートナID、ドキュメント定義およびチャネルが識別されます。アグリーメントは、設計時リポジトリから実行時リポジトリにデプロイする必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware User's Guide for Oracle B2B』を参照してください。
タスク・フローのデプロイ
Oracle BPM Worklistでタスク・フローを使用するには、そのタスク・フローをデプロイする必要があります。
メタデータを他のコンポジットと共有しないSOAコンポジット・アプリケーションをデプロイするには、アプリケーション・サーバー接続の作成ウィザードを使用して、アプリケーション・サーバー接続を作成します。詳細は、第41.7.1.1.1項「アプリケーション・サーバー接続の作成」を参照してください。
メタデータを他のコンポジットと共有するSOAコンポジット・アプリケーションをデプロイするには、SOA-MDS接続の作成ウィザードを使用して、データベース・ベースのMDSサーバーへの接続を作成します。詳細は、第41.7.3.2.1項「SOA-MDS接続の作成」を参照してください。
開発、テストおよび本番環境間を移動するとき、すべてのカスタマイズ・タスクを手動で実行する必要はありません。この項では、構成プランを使用して、次に進むターゲット環境に応じてSOAコンポジット・アプリケーションを自動的に構成する方法について説明します。
通常、プロジェクトをある環境から別の環境に(たとえば、テスト環境から本番環境に)移動する場合は、JDBC接続文字列や様々なサーバーのホスト名など、環境固有の値をいくつか変更する必要があります。これらの値は、構成プランと呼ばれる単一のテキスト(XML)ファイルを使用して変更できます。構成プランは、Oracle JDeveloper内で作成するか、またはWebLogic Scripting Tool(WLST)コマンドを使用して作成します。プロセスのデプロイメント時に、構成プランを使用してSOAプロジェクトを検索し、プロジェクトを次に進むターゲット環境に適応させるために置換する必要がある値を検索します。
この項では、構成プランの作成方法と添付方法の概要を説明します。
次の属性やプロパティを置換できる構成プラン・ファイルを作成して編集します。
SOAコンポジット・アプリケーション・ファイル(composite.xml
)内のすべてのコンポジット、サービス・コンポーネント、参照、サービスおよびバインディング・プロパティ
バインディング用の属性値(例: binding.ws
の場所)
WSDLファイル内のインポートのschemaLocation
属性
WSDLファイル内のインクルードのlocation
属性
XSDファイル内のインクルード、インポートおよび再定義のschemaLocation
属性
JCAアダプタ・ファイル内のすべてのプロパティ
次のポリシー参照を変更および追加します。
サービス・コンポーネント
サービス・バインディング・コンポーネントおよび参照バインディング・コンポーネント
注意: 構成プランは、SOAコンポジット・アプリケーションのXSLTアーチファクトを変更しません。XSLを変更する場合は、XSLTマッパーを使用します。構成プランの使用は有効ではありません。たとえば、構成プラン・ファイルを使用してXSLの参照を変更することはできません。かわりに、テスト、開発および本番環境の間を移動するときに、Oracle JDeveloperのXSLTマッパーで参照を手動で変更する必要があります。これにより、設計時にXSLTマッパーが問題なく開きます。ただし、参照を未変更のままにしても実行時の動作に影響はありません。 |
デプロイメント時には、次のいずれかのツールを使用して、構成プラン・ファイルをSOAコンポジット・アプリケーションのJARファイルまたはZIPファイル(SOAバンドルをデプロイする場合)に添付します。
Oracle JDeveloper
詳細は、第41.7.1.1.3項「プロファイルのデプロイ」を参照してください。
ant
スクリプト
詳細は、第41.7.5.2.4項「SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイ」を参照してください。
WLSTコマンド
詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Tool Command Reference』を参照してください。
デプロイメント時に、構成プラン・ファイルを使用して、SOAコンポジット・アプリケーションのJARまたはZIPファイルにあるcomposite.xml
、WSDLおよびXSDファイルを検索し、プロジェクトを次に進むターゲット環境に適応させるために置換する必要がある値を検索します。
次の例は、次の項目を変更する構成プランを示しています。
コンポジットFileAdaptorComposite
のinFileFolder
プロパティは、mytestserver/newinFileFolder
で置換されます。
次の場所のホスト名(myserver17
)は、test-server
で置換され、ポート8888
は8198
で置換されます。
すべてのインポートWSDL
すべての参照binding.ws
の場所
composite.xml
ファイルは例41-3のようになります。
例41-3 composite.xmlファイル
<composite .....> <import namespace="http://example.com/hr/" location="http://myserver17.us.oracle.com:8888/hrapp/HRAppService?WSDL" importType="wsdl"/> <service name="readPO"> <interface.wsdl interface="http://xmlns.oracle.com/pcbpel/adapter/file/readPO/#wsdl.interface(Read _ptt)"/> <binding.jca config="readPO_file.jca"/> <property name="inFileFolder" type="xs:string" many="false" override="may">/tmp/inFile</property> </service> <reference name="HRApp"> <interface.wsdl interface="http://example.com/hr/#wsdl.interface(HRAppService)"/> <binding.ws port="http://example.com/hr/#wsdl.endpoint(HRAppService/HRAppServiceSoapHttpPort)" location="http://myserver17.us.oracle.com:8888/hrapp/HRAppService?WSDL"/> <binding.java serviceName="{http://example.com/hr/}HRAppService" registryName="HRAppCodeGen_JBOServiceRegistry"/> </reference> </composite>
構成プラン・ファイルは例41-4のようになります。
例41-4 構成プラン・ファイル
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <SOAConfigPlan xmlns:jca="http://platform.integration.oracle/blocks/adapter/fw/metadata" xmlns:wsp="http://schemas.xmlsoap.org/ws/2004/09/policy" xmlns:orawsp="http://schemas.oracle.com/ws/2006/01/policy" xmlns:edl="http://schemas.oracle.com/events/edl" xmlns="http://schemas.oracle.com/soa/configplan"> <composite name="FileAdaptorComposite"> <service name="readPO"> <binding type="*"> <property name="inFileFolder"> <replace>/mytestserver/newinFileFolder</replace> </property> </binding> </service> </composite> <!-- For all composite replace host and port in all imports wsdls --> <composite name="*"> <imports> <searchReplace> <search>myserver17</search> <replace>test-server</replace> </searchReplace> <searchReplace> <search>8888</search> <replace>8198</replace> </searchReplace> </imports> <reference name="*"> <binding type="ws"> <attribute name="location"> <searchReplace> <search>myserver17</search> <replace>test-server</replace> </searchReplace> <searchReplace> <search>8888</search> <replace>8198</replace> </searchReplace> </attribute> </binding> </reference> </composite> </soaConfigPlan>
ポリシーは、同じURIに対するポリシーが使用可能な場合は置換されます。それ以外の場合は追加されます。これは、変更されるが追加はされないプロパティとは異なります。
次の手順では、開発環境からテスト環境に移動するときに構成プランを使用する方法の概要を説明します。
ユーザーAはSOAコンポジット・アプリケーションFooを作成します。
ユーザーAはFooを開発サーバーにデプロイし、ステージング領域でテストする準備が整うまで不具合を修正してプロセスを調整します。
ユーザーAはFoo用の構成プランを作成して編集します。これにより、テスト環境に適合するようにアプリケーション内のURLおよびプロパティを変更できます。
ユーザーAは、Oracle JDeveloperまたは一連のコマンドライン・スクリプト(WLSTベース可能)を使用して、Fooをテスト・サーバーにデプロイします。手順3で作成した構成プランにより、Foo内のURLおよびプロパティが変更されます。
ユーザーAは、今後、SOAコンポジット・アプリケーションBarをデプロイし、デプロイメント時に同じプランを適用します。URLおよびプロパティも変更されます。
次の手順では、環境に依存しないプロセスを作成するときに構成プランを使用する方法の概要を説明します。
注意: このユースケースは、独自の開発サーバー、および共通の開発およびテスト・サーバーを持つユーザーが、同じプロセスの開発を共有している場合に役立ちます。同じデプロイメント環境(つまり、同じ開発サーバー)を共有するユーザーには、このユースケースは参考にならない場合があります。 |
ユーザーAはSOAコンポジット・アプリケーションFooを作成します。
ユーザーAはFooを開発サーバーにデプロイし、ステージング領域でテストする準備が整うまで不具合を修正してプロセスを調整します。
ユーザーAはFoo用の構成プランを作成します。これにより、ユーザーAの環境の設定に適合するようにプロセス内のURLおよびプロパティを変更できます。
ユーザーAは、ソース・コントロール・システムに対して、Fooおよび手順3で作成した構成プランをチェックインします。
ユーザーBは、ソース・コントロールからFooをチェックアウトします。
ユーザーBは、環境に適合する構成プランのコピーを作成し、新規の構成プランをFooのアーチファクトに適用します。
ユーザーBはアプリケーションをOracle JDeveloperにインポートし、いくつかの変更を行います。
ユーザーBは、Fooおよび(ユーザーBの環境に適合する)構成プランBの両方をチェックインします。
ユーザーAは、両方の構成プランとともに、Fooを再度チェックアウトします。
この項では、構成プランの作成方法と使用方法を説明します。特に、次の項目について説明します。
構成プランの作成および編集
SOAコンポジット・アプリケーションのJARファイルへの構成プランの添付
構成プランの検証
構成プランが含まれるSOAコンポジット・アプリケーションのJARまたはZIPファイルのデプロイ
Oracle JDeveloperで構成プランを作成する手順は、次のとおりです。
Oracle JDeveloperを開きます。
構成プランを作成するプロジェクトのcomposite.xmlファイルを右クリックし、「構成プランの生成」を選択します。図41-1に詳細を示します。
「コンポジット構成プラン・ジェネレータ」ダイアログが表示されます。
表41-2に示すように、構成プラン・ファイルを作成して編集します。
「OK」をクリックします。
これで、単一の構成プラン・ファイルが作成され、編集のために開きます。ファイルは例41-4のようになります。SOAコンポジット・アプリケーションのcomposite.xml
、WSDLおよびスキーマ・ファイルのURLとプロパティを変更できます。図41-3に詳細を示します。
サーバー名、ポート番号などの値を既存の構文に追加します。また、新しい値を指定するときは、置換専用の構文を追加できます。各セクションに複数の検索コマンドや置換コマンドを追加できます。
「ファイル」メニューから「すべて保存」をクリックします。
エディタの上部で、ファイル名の右側にあるxをクリックして構成プラン・ファイルを閉じます。
composite.xmlファイルを再度右クリックし、「構成プランを検証します」を選択します。
図41-4に示すように、「コンポジット構成プラン・バリデータ」が表示されます。
検証する構成プランを選択します。この手順では、デプロイメント中に行われた検索および置換による変更がすべて識別されます。このオプションは、デバッグの目的でのみ使用します。
検証結果が記述されたレポートが作成されたディレクトリをメモし、「OK」をクリックします。
Oracle JDeveloperの「ログ」ウィンドウには、検証が成功したかどうかが表示され、SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイメント中に実行された検索コマンドと置換コマンドがすべてリストされます。この情報は検証レポートにも書き込まれます。
注意: 古いcomposite.xml 、WSDLおよびXSDファイルは、次に進む環境に適したURLおよびプロパティの新しい値を含むファイルに置換されません。このような置換は、SOAコンポジット・アプリケーションがデプロイされた場合のみ発生します。 |
次のいずれかの項で説明する手順に従って、SOAコンポジット・アプリケーションをデプロイします。
デプロイメント中に、手順4に示す「構成のデプロイ」ページで、SOAコンポジット・アプリケーション・アーカイブに含める構成プランを選択するように要求されます。
SOAコンポジット・アプリケーションとともに含める構成プランを選択します。
「OK」をクリックします。
Oracle JDeveloperのかわりにWLSTコマンドライン・ユーティリティを使用して、次の構成プラン管理タスクを実行できます。
構成プランの生成および編集
sca_generatePlan(configPlan, sar, composite, overwrite, verbose)
SOAコンポジット・アプリケーションのJARファイルへの構成プラン・ファイルの添付
sca_attachPlan(sar, configPlan, overwrite, verbose)
構成プランの検証
sca_validatePlan(reportFile, configPlan, sar, composite, overwrite, verbose)
JARファイルにパッケージ化された構成プランの抽出および編集
sca_extractPlan(sar, configPlan, overwrite, verbose)
これらのコマンドの使用方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware WebLogicスクリプト・ツール・コマンド・リファレンスを参照してください。
デプロイメント時には、Oracle JDeveloperのかわりにant
スクリプトを使用して、構成プラン・ファイルをSOAコンポジット・アプリケーションのJARまたはZIPファイルに添付できます。手順については、第41.7.5.2.4項「SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイ」を参照してください。
この項では、次のタイプのSOAコンポジット・アプリケーションをデプロイする方法について説明します。
Oracle JDeveloperでの単一のコンポジットのデプロイ
Oracle JDeveloperでの複数のコンポジットのデプロイ
Oracle Jdeveloperでの共有メタデータのデプロイおよび使用
Oracle Jdeveloperでの既存のSOAアーカイブのデプロイ
WLSTおよびant
スクリプトを使用したSOAコンポジット・アプリケーションの管理
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールからのデプロイ
クラスタへのSOAコンポジット・アプリケーションのデプロイ
Oracle JDeveloperでは、SOAプロジェクトとアプリケーションをOracle WebLogic Serverにデプロイするためにプロファイルを使用する必要があります。
この項では、Oracle JDeveloperで単一のSOAコンポジット・アプリケーションをデプロイする方法を説明します。
SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイ先となる、Oracle WebLogic Serverへの接続を作成する必要があります。
アプリケーション・サーバー接続を作成する手順は、次のとおりです。
「ファイル」メイン・メニューから、「新規」を選択します。
「一般」リストから、「接続」を選択します。
「アプリケーション・サーバー接続」を選択し、「OK」をクリックします。
「接続名」フィールドに、接続の名前を入力します。
「接続タイプ」リストから、「WebLogic 10.3」を選択します。
「次へ」をクリックします。
「ユーザー名」フィールドに、アプリケーション・サーバーにアクセスする権限があるユーザーを入力します。
「パスワード」フィールドに、このユーザーのパスワードを入力します。
「次へ」をクリックします。
「Weblogicホスト名(管理サーバー)」フィールドに、Oracle WebLogic Serverがインストールされているホストを入力します。
「ポート」および「SSLポート」フィールドに、適切なポート値を入力します。
SSLを使用する場合は、「常にSSLを使用」チェック・ボックスを選択します。
「WebLogicドメイン」フィールドに、Oracle SOA Suiteのドメインを入力します。ドメインの指定に関する詳細は、「ヘルプ」をクリックしてください。
「次へ」をクリックします。
「接続のテスト」をクリックして、サーバー接続をテストします。
接続に成功した場合は、「終了」をクリックします。成功しなかった場合は、「戻る」をクリックして、前のダイアログで内容を修正します。接続テストに成功しなかった場合でも接続は作成されます。
必要なデプロイメント・プロファイルは、プロジェクトに対して自動的に作成されます。アプリケーション・プロファイルには、SOAプロジェクトのJARファイルが含まれています。必要に応じて、追加のプロファイルを作成できます。
プロジェクト・デプロイメント・プロファイルを作成する手順は、次のとおりです。
「アプリケーション・ナビゲータ」で、SOAプロジェクトを右クリックします。
「プロジェクト・プロパティ」を選択します。
「プロジェクト・プロパティ」ダイアログが表示されます。
「デプロイメント」をクリックします。
「新規」をクリックします。
「デプロイメント・プロファイルの作成」ダイアログが表示されます。
次の値を入力します。
表41-3 「デプロイメント・プロファイルの作成」ダイアログのフィールドと値
「OK」をクリックします。
SARデプロイメント・プロファイル・ダイアログが表示されます。
「OK」をクリックして「SARデプロイメント・プロファイルのプロパティ」ダイアログを閉じます。
図41-5に示すデプロイメント・プロファイルが、「プロジェクト・プロパティ」ダイアログに表示されます。
次に、プロジェクト・プロファイルをOracle WebLogic Serverにデプロイします。デプロイメントを実行するには、アプリケーション・サーバー接続の作成が必要です。デプロイメント時に接続を作成するには、手順10で「追加」アイコンをクリックします。またはデプロイメント前に接続を作成するには、第41.7.1.1.1項「アプリケーション・サーバー接続の作成」の手順に従います。
プロファイルをデプロイする手順は、次のとおりです。
「アプリケーション・ナビゲータ」で、SOAプロジェクトを右クリックします。
「デプロイ」→「project_name」の順に選択します。
project_nameの値は、SOAプロジェクト名です。
Project_Nameのデプロイ・ウィザードの「デプロイメント・アクション」ページが表示されます。図41-6に例を示します。
次のいずれかのデプロイメント・オプションを選択します。
アプリケーション・サーバーへのデプロイ
SARへのデプロイ
選択したSOAプロジェクトのSAR(JAR)ファイルが作成されますが、Oracle WebLogic Serverにはデプロイされません。このオプションは次のような環境に対して有効です。
Oracle WebLogic Serverは実行中でないが、アーチファクトJARファイルを作成する場合。
バッチ・スクリプトから複数のJARファイルをOracle WebLogic Serverにデプロイする場合。このオプションは、Oracle JDeveloperですべてのプロジェクト・プロファイル(所有権がないものが含まれている可能性があります)を開いて、それらをデプロイする方法の代替手段として提供されています。
表示されるページは、選択内容によって異なります。
環境に適したデプロイメント・オプションを選択します。
表41-5の説明に従って、環境に適した値を指定します。サーバーへのデプロイを選択した場合は、追加のフィールドがページに表示されます。
表41-5 「SOAデプロイメントと構成ダイアログ」
フィールド | 説明 |
---|---|
プロジェクト |
プロジェクト名が表示されます。 |
現在のリビジョンID |
プロジェクトの現在のリビジョンIDが表示されます。 |
新規リビジョンID |
必要に応じて、SOAコンポジット・アプリケーションのリビジョンIDを変更します。 |
BPELモニターのデプロイメント・エラーを無視します 注意: このチェック・ボックスは、アプリケーションに少なくとも1つの |
BPELモニターのデプロイメント・エラーを表示する場合は、このチェック・ボックスの選択を解除します。このチェック・ボックスは、 |
コンポジット・リビジョンをデフォルトとしてマークします。 |
新規リビジョンをデフォルトにしない場合は、このボックスの選択を解除できます。デフォルトでは、新しくデプロイしたコンポジット・リビジョンがデフォルトになります。このリビジョンは、新しいリクエストを受信するとインスタンス化されます。 このオプションは、「デプロイメント・アクション」ページで「アプリケーション・サーバーへのデプロイ」を選択した場合のみ表示されます。 |
同じリビジョンIDで既存のコンポジットを上書きします。 |
同じリビジョン値を持つ既存のSOAコンポジット・アプリケーションを上書きする場合に選択します。 このオプションは、「デプロイメント・アクション」ページで「アプリケーション・サーバーへのデプロイ」を選択した場合のみ表示されます。 |
すべてのコンポジットにSOA構成プランを使用します |
「参照」をクリックして、すべてのコンポジット・アプリケーションに対して使用する同じ構成プランを選択します。このオプションは、複数のコンポジット・アプリケーションをデプロイする場合に使用します。 |
SOA構成プラン |
|
|
SOAコンポジット・アプリケーションのJARファイルとともに構成プランを含めない場合に選択します。構成プランを作成していない場合、このフィールドは無効になります。 |
|
SOAコンポジット・アプリケーションとともに構成プランを含める場合に選択します。 構成プランにより、様々な環境で使用するURLおよびプロパティ値を定義できます。プロセスのデプロイメント時に、構成プランを使用してSOAプロジェクトを検索し、プロジェクトを次に進むターゲット環境に適応させるために置換する必要がある値を検索します。 構成プランを作成していない場合、このフィールドは無効になります。 構成プランの作成手順については、第41.6.1項「ターゲット環境に応じたSOAコンポジット・アプリケーションのカスタマイズ」を参照してください。 |
「次へ」をクリックします。
デプロイメント対象として選択したSOAプロジェクトに、ヒューマン・タスク用に定義したタスク・フロー・プロジェクトが含まれている場合は、図41-9に示すように、「タスクフロー・デプロイメント」ダイアログが表示されます。
それ以外の場合は、手順10に進みます。
ヒューマン・タスクのタスク・フロー・フォームに対するEnterprise Resource Archive(EAR)ファイルを作成または構成します。EARファイルは、このダイアログの「デプロイ可能なタスクフロー・プロジェクト」表で選択したWeb Resource Archive(WAR)プロファイルで構成されます。
表41-6の説明に従って、環境に適した値を指定します。
表41-6 「タスクフロー・デプロイメント」ダイアログ
フィールド | 説明 |
---|---|
Earプロファイル名 |
デプロイメントに含めるEARファイルを選択します。このリストには、現行のOracle JDeveloperアプリケーションで使用可能なすべてのEARプロファイルが表示されます。これらのEARプロファイルは、新規のEARプロファイルを作成し、「デプロイ可能なタスクフロー・プロジェクト」表で選択したWARプロファイルに基づいてデプロイする際に、テンプレートとして使用されます。デプロイする任意のEARプロファイル名を入力することもできます。 |
名前へのコンポジット・リビジョンの追加 |
コンポジットのリビジョン番号をEARファイル名に追加する場合に選択します。このチェック・ボックスを選択すると、コンポジット・リビジョンがEAR名、WARプロファイルおよびコンテキスト・ルートに含まれます。これによって、コンポジット・リビジョン固有のアプリケーションをデプロイできます。 |
生成されたプロファイルをアプリケーションに追加 |
生成されたEARプロファイルを現行のSOAコンポジット・アプリケーションのEARデプロイメント・プロファイル・リストに追加する場合に選択します。生成されたEARプロファイルを保持するには、アプリケーションの保存が必要になる場合があります。デプロイメント・プロファイルが使用可能になると、「アプリケーション」→「デプロイ」の順に選択してEARプロファイルをデプロイできます。タスク・フロー・アプリケーションのデプロイメントのみが必要な場合は、この方法を使用すると、SOAデプロイ・ウィザードを使用する必要がありません。 |
EARの上書き |
サーバー上のEARファイルの既存のバージョンを上書きする場合に選択します。 |
デプロイ可能なタスクフロー・プロジェクト |
EARファイルに含めるタスク・フロー・プロジェクトのWARプロファイルを選択します。タスク・フロー・プロジェクトのWARプロファイルは、そのタスク・フロー・プロジェクトに関連するヒューマン・タスクを含むコンポジットに従ってグループ化されます。「名前へのコンポジット・リビジョンの追加」チェック・ボックスが選択されている場合は、WARのコンテキスト・ルートが変更されます。 注意: WARプロファイルを選択しないと、タスク・フローはデプロイされません。 |
|
「デプロイ可能なタスクフロー・プロジェクト」のリストから選択するか、または「プロジェクト」チェック・ボックスを選択して使用可能なすべてのタスク・フローを選択します。タスク・フローは、デプロイメント対象として選択したSOAプロジェクトまたはバンドルに含まれるコンポジットに基づいて表示されます。 |
|
タスク・フロー・プロジェクトのWARファイルを選択します。選択できるのは、最近作成または変更されたヒューマン・タスクのタスク・フローのみです。 |
|
WARプロファイルの選択内容に基づいて、アプリケーション・コンテキスト・ルート・ディレクトリが表示されます。 |
「次へ」をクリックします。
アプリケーション・サーバーへのデプロイを選択した場合は「サーバーの選択」ページが表示されます。このページでは、リストから既存のOracle WebLogic Server接続を選択するか、または「追加」アイコンをクリックしてサーバーへの新規接続を作成します。図41-10に詳細を示します。
それ以外の場合は、手順15に進みます。
ベスト・プラクティス: ヒューマン・ワークフロー・コンポジットに関連付けられたタスク詳細のアプリケーションは、SOAおよび必須のADFライブラリが構成されたサーバーにのみデプロイすることをお薦めします。 |
「次へ」をクリックします。
このアーカイブをデプロイするターゲットSOAサーバーを選択します。複数のサーバーまたはクラスタ・ノードがある場合は、1つまたは複数のサーバーあるいはノードへのデプロイを選択します。図41-11に詳細を示します。
このアーカイブをデプロイするパーティションを選択します。サーバーにパーティションがない場合、このアーカイブはデプロイできません。また、サーバーが実行中の状態でない場合も、このアーカイブはデプロイできません。デフォルトでは、Oracle SOA Suiteには、defaultという名前のパーティションが自動的に含まれています。パーティションは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールの「パーティションの管理」ページで作成します。
「次へ」をクリックします。
「サマリー」ページでアーカイブの詳細を確認し、「終了」をクリックします。
アプリケーション・サーバーへのデプロイを選択した場合は、Oracle JDeveloperの下部にあるデプロイメント・ログ・ウィンドウに表示されるメッセージを確認します。
ユーザー名とパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
デプロイメントに成功した場合は、次の処理が実行されます。
SOAプロジェクト用のJARファイルが、Oracle JDeveloperの「deploy」フォルダの下に作成されます。ネーミング規則はsca_composite_name_revrevision_number.jarです。
プロジェクトが、「リソース・パレット」の「application_server_connection_name」→「SOA」→「SOA_server_name」→「partition_name」の下に表示されます。
プロジェクトが、「アプリケーション・サーバー・ナビゲータ」の「application_server_connection_name」→「SOA」→「SOA_server_name」→「partition_name」の下に表示されます。
これで、Oracle Enterprise Manager Grid Controlコンソールからアプリケーションを監視できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』を参照してください。
デプロイメントに失敗した場合は、デプロイメント・ログ・ウィンドウに表示されているメッセージを確認して、修正処理を実行してください。詳細は、第41.9項「テストおよびトラブルシューティング」を参照してください。
パーティションの作成の詳細は、次のドキュメントを参照してください。
『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』
Oracle Fusion Middleware WebLogicスクリプト・ツール・コマンド・リファレンス
注意: 同じバージョンのSOAコンポジット・アプリケーションを再デプロイする場合、コンポジット名は変更できません。「構成のデプロイ」ページで「同じリビジョンIDで既存のコンポジットを上書きします。」チェック・ボックスを選択した場合は、同じリビジョン番号でデプロイできます。 |
SOAバンドル・プロファイルを使用して、複数のSOAコンポジット・アプリケーションをOracle WebLogic Serverに同時にデプロイできます。このプロファイルにより、1つ以上のSARプロファイルをバンドルに含めて、そのバンドルをOracle WebLogic Serverにデプロイできます。
注意: 同じSOAバンドル・プロファイル内で相互に依存している複数のSOAアプリケーションはデプロイできません。たとえば、アプリケーションAがアプリケーションBをコールする場合は、最初にアプリケーションBを個別にデプロイする必要があります。 |
注意: この項では、アプリケーション・サーバー接続が作成済であることを前提にしています。作成していない場合は、第41.7.1.1.1項「アプリケーション・サーバー接続の作成」で手順を参照してください。 |
複数のSOAコンポジット・アプリケーションをデプロイする手順は、次のとおりです。
図41-13に示すように、「アプリケーション」メニューから「アプリケーション・プロパティ」を選択します。
「アプリケーション・プロパティ」ダイアログで、「デプロイメント」をクリックします。
「新規」をクリックします。
「デプロイメント・プロファイルの作成」ダイアログが表示されます。
「アーカイブ・タイプ」リストから、「SOAバンドル」を選択します。
「名前」フィールドに、名前を入力します。
図41-14に詳細を示します。
「OK」をクリックします。
左側のナビゲータで、「依存性」ノードを選択します。
図41-15に示すように、このバンドルに含めるSARを選択します。
「OK」をクリックします。
「OK」をクリックして「アプリケーション・プロパティ」ダイアログを閉じます。
「アプリケーション」メニューを再度選択し、「デプロイ」→「SOA_Bundle_Name」の順に選択します。
指定する値に関する詳細は、手順3を参照してください。
この章では、SOAコンポジット・アプリケーション間で共有メタデータをデプロイおよび使用する方法について説明します。
共有メタデータは、アプリケーション・サーバー上のSOAインフラストラクチャにJARファイルとしてデプロイされます。JARファイルには、共有するすべてのリソースが含まれている必要があります。Oracle JDeveloperでは、共有アーチファクト・アーカイブを作成するためのJARプロファイルを作成できます。
すべての共有メタデータは、サーバー上の既存のSOAインフラストラクチャ・パーティションにデプロイされます。このメタデータは、/apps
ネームスペースの下にデプロイされます。たとえば、JARファイルにMyProject/xsd/MySchema.xsd
ファイルがある場合、このファイルはサーバー上の/apps
ネームスペースの下にデプロイされます。Oracle JDeveloperでSOA-MDS接続を使用してこのアーチファクトを参照する場合、URLはoramds:/apps/MyProject/xsd/MySchema.xsd
になります。
この項では、次のタスクの実行方法について説明します。
JARプロファイルの作成および共有するアーチファクトの組込み
JARプロファイルを組み込むSOAバンドルの作成
アプリケーション・サーバーへのSOAバンドルのデプロイ
JARプロファイルを作成し、共有するアーチファクトを組み込む手順は、次のとおりです。
「アプリケーション・ナビゲータ」で、SOAプロジェクトを右クリックします。
「プロジェクト・プロパティ」を選択します。
「プロジェクト・プロパティ」ダイアログが表示されます。
左側のナビゲーション・ツリーにある「デプロイメント」をクリックします。
「新規」をクリックします。
「デプロイメント・プロファイルの作成」ダイアログが表示されます。
「アーカイブ・タイプ」リストから、「JARファイル」を選択します。
「名前」フィールドに、名前を入力します(この例ではshared_archive
が入力されています)。
「デプロイメント・プロファイルの作成」ダイアログは、図41-16のようになります。
「OK」をクリックします。
「JARデプロイメント・プロファイルのプロパティ」ダイアログが表示されます。
左側のナビゲーション・ツリーから「JARオプション」を選択します。
図41-17に示すように、「manifestファイルを含める(META-INF/MANIFEST.MF)」の選択を解除します。
選択を解除すると、アーカイブ・ジェネレータによってmanifestファイル(META-INF/MANIFEST.MF
)がJARファイルに追加されることはありません。
左側のナビゲーション・ツリーから、「ファイル・グループ」→「プロジェクトの出力」→「コントリビュータ」の順に選択します。
図41-18に示すように、「プロジェクトの出力ディレクトリ」および「プロジェクトの依存性」オプションの選択を解除します。
選択を解除すると、アーカイブ・ジェネレータによって、プロジェクトの出力およびプロジェクトの依存性の内容がアーカイブに追加されることはありません。
「追加」をクリックして、新しいコントリビュータを追加します。
「コントリビュータの追加」ダイアログが表示されます。このダイアログで、アーチファクトをアーカイブに追加できます。
「参照」をクリックします。
図41-19に示すように、アーチファクトが存在するフォルダを選択します。この選択によって、アーカイブ内のアーチファクトの階層も決まることに注意してください。
「選択」をクリックして、「ディレクトリの選択」ダイアログを閉じます。
「OK」をクリックして「コントリビュータの追加」ダイアログを閉じます。
左側のナビゲーション・ツリーから、「ファイル・グループ」→「プロジェクトの出力」→「フィルタ」の順に選択します。
図41-20に示すように、アーカイブに組み込むアーチファクトのみ選択します。この例では、次のXSDファイルが含まれます。
SOADemoComposite/xsd/DemoProcess.xsd
SOADemoComposite/xsd/Quote.xsd
SOADemoComposite/xsd/VacationRequest.xsd
「OK」をクリックして、変更内容をJARデプロイメント・プロファイルに保存します。
「OK」をクリックして、新規デプロイメント・プロファイルを保存します。
「ファイル」メイン・メニューから「すべて保存」を選択します。
JARプロファイルを組み込むSOAバンドルを作成する手順は、次のとおりです。
「アプリケーション・メニュー」から、「アプリケーション・プロパティ」→「デプロイメント」の順に選択します。
「新規」をクリックして、SOAバンドル・プロファイルを作成します。
「デプロイメント・プロファイルの作成」ダイアログが表示されます。
「アーカイブ・タイプ」リストから、「SOAバンドル」を選択します。バンドルは、複数のSOAコンポジット・アプリケーションの集まりです。
「名前」フィールドに、名前を入力します(この例ではsharedArtifactBundle
が入力されています)。
「OK」をクリックします。
左側のナビゲーション・ツリーから「依存性」を選択します。
以前に作成したJARファイルおよびSOA-SARプロファイルを選択します(この例では、それぞれshared_archiveおよびsharedArtifactBundle)。JAR、SOA-SARまたは両方のいずれかを選択できます。
「OK」をクリックして、SOAバンドル・デプロイメント・プロファイルの変更内容を保存します。
「OK」をクリックして、新規デプロイメント・プロファイルを保存します。
「ファイル」メイン・メニューから「すべて保存」を選択します。
SOAバンドルをデプロイする手順は、次のとおりです。
「アプリケーション」メニューを右クリックし、「デプロイ」→「SOA_Bundle_Name」の順に選択します。
指定する値に関する詳細は、手順3を参照してください。
この結果、SOAバンドルがアプリケーション・サーバーにデプロイされます(共有アーチファクトがOracle SOA SuiteのMDSデータベースにデプロイされます)。
この項では、第41.7.3.1項「共有メタデータのデプロイ方法」で作成した共有メタデータの参照方法および選択方法について説明します。
SOA-MDS接続を作成する手順は、次のとおりです。
「ファイル」メニューから、「新規」→「接続」→SOA-MDS接続の順に選択します。
図41-23に示す「SOA-MDS接続の作成」ダイアログが表示されます。
環境に適したオプションを指定します。
表41-7 「SOA-MDS接続の作成」ダイアログ
フィールド | 説明 |
---|---|
接続の作成 |
「IDE接続」を選択します。これによって、接続が「リソース・パレット」に表示され、複数のアプリケーションで使用可能になります。 「アプリケーション・リソース」には接続を作成できなくなります。この選択は無効になります。 |
接続名 |
接続名を入力します。この接続の作成が正常に完了すると、この名前が「リソース・パレット」のSOA-MDSの下に表示されます。 |
接続タイプ |
接続タイプを選択します。MDSリポジトリはファイル・ベースまたはデータベース・ベースのいずれかです。選択内容に基づいてダイアログがリフレッシュされます。
|
データベース接続を選択します。 |
既存の接続を選択するか、MDSスキーマが含まれているOracle SOA Suiteデータベースへの新規接続を作成します。 |
MDSパーティションの選択 |
MDSパーティション(例: soa-infra)を選択します。 |
接続のテスト |
SOA-MDS接続をテストする場合にクリックします。 注意: 接続テストに失敗した場合でも接続は作成されます。 |
ステータス |
接続テストのステータスが表示されます。 |
「OK」をクリックします。
これで、「リソース・パレット」で接続を参照し、/appsノードの下に表示される共有アーチファクトを確認できます。
これまでの作業で、様々なSOAコンポジット・アプリケーションから共有メタデータを参照し、使用できる状態になりました。この例では、様々なアプリケーションにBPELプロセス・サービス・コンポーネントを作成します。
BPELプロセスを作成する手順は、次のとおりです。
様々なアプリケーションに新規BPELプロセス・サービス・コンポーネントを作成します。
「BPELプロセスの作成」ダイアログで、「入力」フィールドの右側にある「参照」アイコンをクリックします。
「タイプ・チューザ」ダイアログが表示されます。
右上隅にある「スキーマ・ファイルのインポート」アイコンをクリックします。
「スキーマ・ファイルのインポート」ダイアログが表示されます。
「URL」フィールドの右側にある「参照」アイコンをクリックします。
「SOAリソース・ブラウザ」ダイアログが表示されます。
ダイアログ上部にあるリストから、「リソース・パレット」を選択します。
図41-24に示すように、共有メタデータを選択します。この例では、第41.7.3.1.1項「JARプロファイルの作成および共有するアーチファクトの組込み」の手順18でアーカイブへの組込みを選択したQuote.xsdファイルが選択されています。
「OK」をクリックします。
「スキーマ・ファイルのインポート」ダイアログで「OK」をクリックします。
「タイプ・チューザ」ダイアログで、Quote.xsdのノード(この例ではQuoteRequest)を選択し、「OK」をクリックします。
「BPELプロセスの作成」ダイアログで、「OK」をクリックして作成を完了します。
「アプリケーション・ナビゲータ」で、BPELプロセスのWSDLファイルを選択します。
「ソース」をクリックします。
WSDLファイルには、次の定義が含まれています。
<wsdl:types>
<schema xmlns="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
<import namespace="http://www.mycompany.com/ns/salesquote"
schemaLocation="oramds:/apps/SOADemoComposite/xsd/Quote.xsd" />
</schema>
</wsdl:types>
必要に応じて、BPELプロセスのモデル化を続行します。
BPELプロセスを組み込んだSOAコンポジット・アプリケーションをデプロイします。
Oracle JDeveloperの「アプリケーション・サーバー・ナビゲータ」から、既存のSOAアーカイブをデプロイできます。
注意:
|
Oracle Jdeveloperから既存のSOAアーカイブをデプロイする手順は、次のとおりです。
「表示」メニューから、「アプリケーション・サーバー・ナビゲータ」を選択します。
接続名を展開します。
「SOA」フォルダを右クリックします。
「SOAアーカイブのデプロイ」を選択します。
図41-25に示す「SOAアーカイブのデプロイ」ダイアログが表示されます。
表41-8の説明に従って、環境に適した値を指定します。
表41-8 「デプロイメント・プロファイルの作成」ダイアログのフィールドと値
フィールド | 説明 |
---|---|
SOAサーバー |
アーカイブをデプロイするSOAサーバーを選択します。 |
パーティション |
アーカイブをデプロイするパーティションを選択します。サーバーにパーティションがない場合、このアーカイブはデプロイできません。デフォルトでは、Oracle SOA Suiteには、defaultという名前のパーティションが自動的に含まれています。 |
ステータス |
サーバーのステータスが表示されます。サーバーが実行中の状態でない場合、このアーカイブはデプロイできません。 |
サーバーURL |
サーバーのURLが表示されます。 |
このアーカイブをデプロイするターゲットSOAサーバーを選択します |
アーカイブをデプロイするOracle WebLogic管理サーバーを選択します。 |
SOAアーカイブ |
「参照」をクリックして、ビルトインのSOAコンポジット・アプリケーション・アーカイブを選択します。アーカイブは、単一アプリケーションのJARファイル、または複数のアプリケーションを含むSOAバンドルZIPファイルで構成されます。 |
構成プラン(オプション) |
「参照」をクリックして、SOAコンポジット・アプリケーション・アーカイブに添付する構成プランを選択します。構成プランにより、様々な環境で使用するURLおよびプロパティ値を定義できます。プロセスのデプロイメント時に、構成プランを使用してSOAプロジェクトを検索し、プロジェクトを次に進むターゲット環境に適応させるために置換する必要がある値を検索します。 構成プランの作成方法については、第41.6.1.4項「Oracle Jdeveloperでの構成プランの作成方法」または第41.6.1.5項「WLSTユーティリティを使用した構成プランの作成方法」を参照してください。 |
コンポジット・リビジョンをデフォルトとしてマークします。 |
新規リビジョンをデフォルトにしない場合は、このボックスの選択を解除できます。デフォルトでは、新しくデプロイしたコンポジット・リビジョンがデフォルトになります。このリビジョンは、新しいリクエストを受信するとインスタンス化されます。 |
同じリビジョンIDで既存のコンポジットを上書きします。 |
同じリビジョンIDを持つ既存のSOAコンポジット・アプリケーションを上書き(再デプロイ)する場合に選択します。このアクションを実行すると、次のような結果になります。
|
「OK」をクリックします。
「アプリケーション・サーバー・ナビゲータ」からSOAコンポジット・アプリケーションをデプロイおよびテストする方法の詳細は、第2.8項「SOAコンポジット・アプリケーションの管理とテスト」を参照してください。
WLSTスクリプト・ユーティリティまたはant
を使用して、コマンドラインまたはスクリプト環境からSOAコンポジット・アプリケーションを管理することもできます。これらのオプションは、自動化に適しており、既存リリースのプロセスに容易に統合できます。
WLSTスクリプト・ユーティリティを使用して、SOAコンポジット・アプリケーションを管理できます。手順は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Tool Command Reference』を参照してください。
ant
ユーティリティを使用して、SOAコンポジット・アプリケーションを管理できます。ant
はJavaベースのビルド・ツールであり、SOAコンポジット・アプリケーションを管理するためにOracle SOA Suiteで使用されます。構成ファイルはXMLベースであり、様々なタスクが実行されるターゲット・ツリーをコールします。
表41-9に、Middleware_Home
\
SOA_Suite_Home
\bin
ディレクトリで使用可能なant
スクリプトを示します。
表41-9 ant管理スクリプト
スクリプト | 説明 |
---|---|
|
SOAコンポジット・アプリケーションに対する構成プランの添付、抽出、生成および検証を実行します。 |
|
SOAコンポジット・アプリケーションをコンパイルします。 |
|
SOAコンポジット・アプリケーションをコンポジットSARファイルにパッケージ化します。 |
|
SOAコンポジット・アプリケーションをデプロイします。 |
|
SOAコンポジット・アプリケーションをアンデプロイします。 |
|
コンポジットをSARファイルにエクスポートします。 |
|
コンポジットのデプロイメント後の変更をJARファイルにエクスポートします。 |
|
コンポジットのデプロイメント後の変更をインポートします。 |
|
指定したパターンの共有データをJARファイルにエクスポートします。 |
|
トップレベルの共有データ・フォルダを削除します。 |
|
SOAコンポジット・アプリケーションを起動します。 |
|
SOAコンポジット・アプリケーションを停止します。 |
|
SOAコンポジット・アプリケーションをアクティブ化します。 |
|
SOAコンポジット・アプリケーションをリタイアします。 |
|
デフォルトのリビジョン・バージョンを割り当てます。 |
|
デプロイ済のSOAコンポジット・アプリケーションが一覧表示されます。 |
|
SOAインフラストラクチャで使用可能なすべてのパーティションが一覧表示されます。 |
|
パーティション内のすべてのコンポジットが一覧表示されます。 |
|
SOAインフラストラクチャにパーティションを作成します。 |
|
パーティションを削除する前に、パーティション内のすべてのコンポジットをアンデプロイします。 |
|
パーティション内のすべてのコンポジットを起動します。 |
|
パーティション内のすべてのコンポジットを停止します。 |
|
パーティション内のすべてのコンポジットをアクティブ化します。 |
|
パーティション内のすべてのコンポジットをリタイアします。 |
|
BPELおよびESBリリース10.1.3のメタデータをリリース11gに移行します。 注意: プロジェクト内にJavaコードが含まれている場合、11gのコンパイラで正常にコンパイルするには、コードを手動で変更する必要があります。BPELプロセスのインスタンス・データについては、10.1.3 Oracle BPEL Serverで使用されるアクティブ・データは移行されません。 |
ant
の詳細は、次のURLを参照してください。
http://ant.apache.org
例41-5に、テスト・ケースの実行例を示します。テスト・ケースを使用すると、SOAコンポジット・アプリケーションのテストを自動化できます。
例41-5 アプリケーションのテスト
ant -f ant-sca-test.xml -Dscatest.input=MyComposite -Djndi.properties=/home/jdoe/jndi.properties
表41-10に、構文を示します。
表41-10 antテスト・コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
使用可能な入力は、次のとおりです。
|
|
JNDIプロパティ・ファイルの絶対パス。これは、サーバーに接続するためのJNDIプロパティが含まれているプロパティ・ファイルです。次に例を示します。 java.naming.factory.initial=weblogic.jndi.WLInitialContextFactory java.naming.provider.url=t3://myserver.us.oracle.com:8001/soa-infra java.naming.security.principal=weblogic dedicated.connection=true dedicated.rmicontext=true (テスト・スイート内の)コンポジット・テストはSOAインフラストラクチャで実行されるため、このプロパティ・ファイルには接続情報が含まれています。この例では、これらのプロパティによって、 通常は、1つの |
SOAコンポジット・アプリケーションにおけるテストの作成方法および実行方法の詳細は、第42章「SOAコンポジット・アプリケーションのテストの自動化」および『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』を参照してください。
例41-6に、SOAコンポジット・アプリケーションのコンパイル例を示します。このコンパイルでは、アプリケーションの構造および構文が検証されます。
例41-6 アプリケーションのコンパイル
ant -f ant-sca-compile.xml -Dscac.input=/myApplication/myComposite/composite.xml
表41-11に、構文を示します。
表41-11 antコンパイル・コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
scac |
使用可能な入力は、次のとおりです。
|
例41-7に、SOAコンポジット・アプリケーションをコンポジットSARファイルにパッケージ化する例を示します。このコマンドの結果はSOAアーカイブです。結果ファイルの正確な場所については、コマンドの出力を確認してください。
例41-7 アプリケーションのパッケージ化
ant -f ant-sca-package.xml -DcompositeDir=C:\demo\end2end-105-POProcessing\po\solutions\ch9\POProcessing\POPr ocessing -DcompositeName=POProcessing -Drevision=6-cmdline -Dsca.application.home=C:\demo\end2end-105-POProcessing\po\solutions\ch9\POProces sing
表41-12に、構文を示します。
例41-8に、SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイ例を示します。
例41-8 アプリケーションのデプロイ
ant -f ant-sca-deploy.xml -DserverURL=http://localhost:8001 -DsarLocation=C:\demo\end2end-105-POProcessing\po\solutions\ch9\POProcessing\POPro cessing\deploy\sca_POProcessing_rev6-cmdline.jar -Doverwrite=true -Duser=weblogic -DforceDefault=true -Dconfigplan=C:\demo\end2end-105-POProcessing\po\solutions\ch9\POProcessing\POProc essing\demed_cfgplan.xml -Dpartition=partition.name
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-13に、構文を示します。
表41-13 antデプロイメント・コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
SOAインフラストラクチャ・アプリケーションをホストするサーバーのURL(例: |
|
次のいずれかへの絶対パス。
|
|
オプション。サーバー上の既存のSOAコンポジット・アプリケーションを上書きするかどうかを指定します。
|
|
オプション。コンポジットのデプロイ実行者のサーブレットにアクセスするためのユーザー名(基本認証が構成されている場合)。 |
|
オプション。コンポジットのデプロイ実行者のサーブレットにアクセスするためのパスワード(基本認証が構成されている場合)。 ユーザー名を入力した場合、ここでパスワードを指定しないとパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。 |
|
オプション。デプロイするバージョンを、そのコンポジット・アプリケーションに対するデフォルト・バージョンとして設定するかどうかを指定します。
|
|
指定したSARファイル、またはZIPファイルに組み込まれているすべてのSARファイルに適用される構成プランの絶対パス。 |
|
デバッグ用、SSL構成用など、特別なシステム・プロパティの設定に有効なシステム・プロパティ・ファイルを渡します。 ファイル名(例: javax.net.debug=all |
|
オプション。SOAコンポジット・アプリケーションをデプロイするパーティションの名前。デフォルト値は |
例41-9に、SOAコンポジット・アプリケーションのアンデプロイ例を示します。
例41-9 SOAコンポジット・アプリケーションのアンデプロイ
ant -f ant-sca-deploy.xml undeploy -DserverURL=http://localhost:8001 -DcompositeName=POProcessing -Drevision=rev6-cmdline -Duser=weblogic -Dpartition=partition.name
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-14に、構文を示します。
表41-14 antアンデプロイメント・コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
SOAインフラストラクチャ・アプリケーションをホストするサーバーのURL(例: |
|
SOAコンポジット・アプリケーションの名前。 |
|
SOAコンポジット・アプリケーションのリビジョンID。 |
|
オプション。コンポジットのデプロイ実行者のサーブレットにアクセスするためのユーザー名(基本認証が構成されている場合)。 ユーザー名を入力すると、対応するパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。 |
|
オプション。コンポジットのデプロイ実行者のサーブレットにアクセスするためのパスワード(基本認証が構成されている場合)。 |
|
オプション。SOAコンポジット・アプリケーションが置かれているパーティションの名前。デフォルト値は |
例41-10に、SARファイルへのコンポジットのエクスポート例を示します。
例41-10 SARファイルへのコンポジットのエクスポート
ant -f ant-sca-deploy.xml exportComposite -DserverURL=server.url -DupdateType=update.type -DsarFile=sar.file -DcompositeName=composite.name -Drevision=revision -Duser=user
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-15に、構文を示します。
表41-15 antエクスポート・コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
SOAインフラストラクチャ・アプリケーションをホストするサーバーのURL(例: |
|
エクスポートに含めるデプロイメント後の変更のタイプ。
|
|
生成されるSARファイルの絶対パス。 |
|
エクスポートするコンポジットの名前。 |
|
エクスポートするコンポジットのリビジョン。 |
|
オプション。サーバーにアクセスするためのユーザー名(基本構成が構成されている場合)。 |
|
オプション。サーバーにアクセスするためのパスワード(基本構成が構成されている場合)。 |
例41-11は、デプロイメント後の変更を含めずにコンポジットをエクスポートする方法を示しています。
例41-11 コンポジットのエクスポート(デプロイメント後の変更を含めない場合)
ant -f ant-sca-deploy.xml exportComposite -DserverURL=http://stabc:8001
-DupdateType=none
-DsarFile=/tmp/sca_HelloWorld_rev1.0.jar -DcompositeName=HelloWorld
-Drevision=1.0
例41-12は、デプロイメント後のすべての変更を含めてコンポジットをエクスポートする方法を示しています。
例41-12 コンポジットのエクスポート(デプロイメント後のすべての変更を含める場合)
ant -f ant-sca-deploy.xml exportComposite -DserverURL=http://stabc:8001
-DupdateType=all
-DsarFile=/tmp/sca_HelloWorld_rev1.0-all.jar -DcompositeName=HelloWorld
-Drevision=1.0
例41-13は、デプロイメント後のプロパティ更新を含めてコンポジットをエクスポートする方法を示しています。
例41-13 コンポジットのエクスポート(デプロイメント後のプロパティ更新を含める場合)
ant -f ant-sca-deploy.xml exportComposite -DserverURL=http://stabc:8001
-DupdateType=property
-DsarFile=/tmp/sca_HelloWorld_rev1.0-prop.jar -DcompositeName=HelloWorld
-Drevision=1.0
例41-14は、デプロイメント後のランタイム/メタデータ更新を含めてコンポジットをエクスポートする方法を示しています。
例41-15に、コンポジットのデプロイメント後の変更をJARファイルにエクスポートする例を示します。
例41-15 コンポジットのデプロイメント後の変更のJARファイルへのエクスポート
ant -f ant-sca-deploy.xml exportUpdates -DserverURL=server.url -DupdateType=update.type -DjarFile=jar.file -DcompositeName=composite.name -Drevision=revision -Duser=user
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-16に、構文を示します。
表41-16 antデプロイメント後エクスポート・コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
SOAインフラストラクチャ・アプリケーションをホストするサーバーのURL(例: |
|
エクスポートするデプロイメント後の変更のタイプ。
|
|
生成されるJARファイルの絶対パス。 |
|
エクスポートするコンポジットの名前。 |
|
エクスポートするコンポジットのリビジョン。 |
|
オプション。サーバーにアクセスするためのユーザー名(基本構成が構成されている場合)。 |
|
オプション。サーバーにアクセスするためのパスワード(基本構成が構成されている場合)。 |
例41-16は、デプロイメント後のすべての更新をエクスポートする方法を示しています。
例41-16 デプロイメント後のすべての更新のエクスポート
ant -f ant-sca-deploy.xml exportUpdates -DserverURL=http://stabc:8001
-DupdateType=all
-DjarFile=/tmp/all-HelloWorld_rev1.0.jar -DcompositeName=HelloWorld
-Drevision=1.0
例41-17は、デプロイメント後のプロパティ更新をエクスポートする方法を示しています。
例41-17 デプロイメント後のプロパティ更新のエクスポート
ant -f ant-sca-deploy.xml exportUpdates -DserverURL=http://stabc:8001
-DupdateType=property
-DjarFile=/tmp/prop-HelloWorld_rev1.0.jar -DcompositeName=HelloWorld
-Drevision=1.0
例41-18は、デプロイメント後のランタイム/メタデータ更新をエクスポートする方法を示しています。
例41-19に、コンポジットのデプロイメント後の変更をインポートする例を示します。
例41-19 コンポジットのデプロイメント後の変更のインポート
ant -f ant-sca-deploy.xml importUpdates -DserverURL=server.url -DjarFile=jar.file -DcompositeName=composite.name -Drevision=revision -Duser=user
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-17に、構文を示します。
表41-17 antデプロイメント後インポート・コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
SOAインフラストラクチャ・アプリケーションをホストするサーバーのURL(例: |
|
デプロイメント後の変更が含まれるJARファイルの絶対パス。 |
|
デプロイメント後の変更をインポートするコンポジットの名前。 |
|
デプロイメント後の変更をインポートするコンポジットのリビジョン。 |
|
オプション。サーバーにアクセスするためのユーザー名(基本構成が構成されている場合)。 |
|
オプション。サーバーにアクセスするためのパスワード(基本構成が構成されている場合)。 |
例41-20は、コンポジットのデプロイメント後の変更をインポートする方法を示しています。
例41-21に、指定したパターンの共有データをJARファイルにエクスポートする例を示します。
例41-21 指定したパターンの共有データのJARファイルへのエクスポート
ant -f ant-sca-deploy.xml exportSharedData -DserverURL=server.url -DjarFile=jar.file -Dpattern=pattern -Duser=user
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-18に、構文を示します。
表41-18 ant共有データ・エクスポート・コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
SOAインフラストラクチャ・アプリケーションをホストするサーバーのURL(例: |
|
生成されるJARファイルの絶対パス。 |
|
MDS転送APIによってサポートされているファイル・パターン。複数のパターンを指定する場合はデリミタとしてセミコロン( /Project1/**;/Project2/** この例では、 |
|
オプション。サーバーにアクセスするためのユーザー名(基本構成が構成されている場合)。 |
|
サーバーにアクセスするためのパスワード(基本構成が構成されている場合)。このパラメータはオプションです。 |
例41-22は、指定したパターンの共有データをJARファイルにエクスポートする方法を示しています。
例41-23に、トップレベルの共有データ・フォルダを削除する例を示します(サービス・エンジンにデプロイされたコンポジットがある場合を含む)。
例41-23 トップレベルの共有データ・フォルダの削除
ant -f ant-sca-deploy.xml removeSharedData -DserverURL=server.url -DfolderName=folder.name -Duser=user
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-19に、構文を示します。
表41-19 ant共有データ・フォルダ削除コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
SOAインフラストラクチャ・アプリケーションをホストするサーバーのURL(例: |
|
削除するトップレベルの共有データ・フォルダの名前。 |
|
オプション。サーバーにアクセスするためのユーザー名(基本構成が構成されている場合)。 |
|
オプション。サーバーにアクセスするためのパスワード(基本構成が構成されている場合)。 |
例41-24は、Project1
という名前のトップレベルの共有データ・フォルダを削除する方法を示しています。
例41-25に、SOAコンポジット・アプリケーションを起動する例を示します。
例41-25 アプリケーションの起動
ant -f ant-sca-mgmt.xml startComposite -Dhost=myhost -Dport=8001 -Duser=weblogic -DcompositeName=HelloWorld -Drevision=1.0 -Dpartition=partition.name
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-20に、構文を示します。
表41-20 ant SOAコンポジット・アプリケーション起動コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
Oracle WebLogic Serverのホスト名(例: |
|
Oracle WebLogic Serverのポート(例: |
|
実行中のサーバーに接続してMBean情報を取得するためのユーザー名(例: |
|
ユーザー名に対応するパスワード。 |
|
SOAコンポジット・アプリケーションの名前。 |
|
SOAコンポジット・アプリケーションのリビジョン。 |
|
オプション。SOAコンポジット・アプリケーションのラベル。ラベルによって、アプリケーションに関連付けられているMDSアーチファクトが識別されます。ラベルを指定しない場合は、最新のラベルが検索されます。 |
|
オプション。SOAコンポジット・アプリケーションが置かれているパーティションの名前。デフォルト値は |
例41-26に、SOAコンポジット・アプリケーションを停止する例を示します。
ant -f ant-sca-mgmt.xml stopComposite -Dhost=myhost -Dport=8001 -Duser=weblogic -DcompositeName=HelloWorld -Drevision=1.0 -Dpartition=partition.name
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-21に、構文を示します。
表41-21 ant SOAコンポジット・アプリケーション停止コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
Oracle WebLogic Serverのホスト名(例: |
|
Oracle WebLogic Serverのポート(例: |
|
実行中のサーバーに接続してMBean情報を取得するためのユーザー名(例: |
|
ユーザー名に対応するパスワード。 |
|
SOAコンポジット・アプリケーションの名前。 |
|
SOAコンポジット・アプリケーションのリビジョン。 |
|
オプション。SOAコンポジット・アプリケーションのラベル。ラベルによって、アプリケーションに関連付けられているMDSアーチファクトが識別されます。ラベルを指定しない場合は、最新のラベルが検索されます。 |
|
オプション。SOAコンポジット・アプリケーションが置かれているパーティションの名前。デフォルト値は |
例41-27に、SOAコンポジット・アプリケーションをアクティブ化する例を示します。
ant -f ant-sca-mgmt.xml activateComposite -Dhost=myhost -Dport=8001 -Duser=weblogic-DcompositeName=HelloWorld -Drevision=1.0 -Dpartition=partition.name
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-22に、構文を示します。
表41-22 ant SOAコンポジット・アプリケーション・アクティブ化コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
Oracle WebLogic Serverのホスト名(例: |
|
Oracle WebLogic Serverのポート(例: |
|
実行中のサーバーに接続してMBean情報を取得するためのユーザー名(例: |
|
ユーザー名に対応するパスワード。 |
|
SOAコンポジット・アプリケーションの名前。 |
|
SOAコンポジット・アプリケーションのリビジョン。 |
|
オプション。SOAコンポジット・アプリケーションのラベル。ラベルによって、アプリケーションに関連付けられているMDSアーチファクトが識別されます。ラベルを指定しない場合は、最新のラベルが検索されます。 |
|
オプション。SOAコンポジット・アプリケーションが置かれているパーティションの名前。デフォルト値は |
例41-28に、SOAコンポジット・アプリケーションのリタイア例を示します。
ant -f ant-sca-mgmt.xml retireComposite -Dhost=myhost -Dport=8001 -Duser=weblogic -DcompositeName=HelloWorld -Drevision=1.0 -Dpartition=partition.name
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-23に、構文を示します。
表41-23 ant SOAコンポジット・アプリケーション・リタイア・コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
Oracle WebLogic Serverのホスト名(例: |
|
Oracle WebLogic Serverのポート(例: |
|
実行中のサーバーに接続してMBean情報を取得するためのユーザー名(例: |
|
ユーザー名に対応するパスワード。 |
|
SOAコンポジット・アプリケーションの名前。 |
|
SOAコンポジット・アプリケーションのリビジョン。 |
|
オプション。SOAコンポジット・アプリケーションのラベル。ラベルによって、アプリケーションに関連付けられているMDSアーチファクトが識別されます。ラベルを指定しない場合は、最新のラベルが検索されます。 |
|
オプション。SOAコンポジット・アプリケーションが置かれているパーティションの名前。デフォルト値は |
例41-29に、デフォルト・バージョンをSOAコンポジット・アプリケーションに割り当てる例を示します。
例41-29 SOAコンポジット・アプリケーションへのデフォルト・バージョンの割当て
ant -f ant-sca-mgmt.xml assignDefaultComposite -Dhost=myhost -Dport=8001 -Duser=weblogic -DcompositeName=HelloWorld -Drevision=1.0 -Dpartition=partition.name
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-24に、構文を示します。
表41-24 ant SOAコンポジット・アプリケーション・デフォルト・バージョン割当てコマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
Oracle WebLogic Serverのホスト名(例: |
|
Oracle WebLogic Serverのポート(例: |
|
実行中のサーバーに接続してMBean情報を取得するためのユーザー名(例: |
|
ユーザー名に対応するパスワード。 |
|
SOAコンポジット・アプリケーションの名前。 |
|
SOAコンポジット・アプリケーションのリビジョン。 |
|
オプション。SOAコンポジット・アプリケーションが置かれているパーティションの名前。デフォルト値は |
例41-30に、デプロイ済SOAコンポジット・アプリケーションを一覧表示する例を示します。
例41-30 デプロイ済SOAコンポジット・アプリケーションの一覧表示
ant -f ant-sca-mgmt.xml listDeployedComposites -Dhost=myhost -Dport=8001 -Duser=weblogic
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-25に、構文を示します。
例41-31に、SOAインフラストラクチャで使用可能なすべてのパーティションを一覧表示するための構文を示します。
例41-31 SOAインフラストラクチャで使用可能なすべてのパーティションの一覧表示
ant -f ant-sca-mgmt.xml listPartitions -Dhost=host -Dport=port -Duser=user
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-26に、構文を示します。
表41-26 ant SOAインフラストラクチャ・パーティション一覧表示コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
Oracle WebLogic Serverのホスト名(例: |
|
Oracle WebLogic Serverのポート(例: |
|
実行中のサーバーに接続してMBean情報を取得するためのユーザー名(例: |
|
ユーザー名に対応するパスワード。 |
例41-32に、SOAインフラストラクチャで使用可能なすべてのパーティションを一覧表示する例を示します。
例41-33に、パーティション内のすべてのコンポジットを一覧表示するための構文を示します。
例41-33 パーティション内のすべてのコンポジットの一覧表示
ant -f ant-sca-mgmt.xml listCompositesInPartition -Dhost=host -Dport=port -Duser=user -Dpartition=partition.name
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-27に、構文を示します。
表41-27 ant コンポジット・パーティション一覧表示コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
Oracle WebLogic Serverのホスト名(例: |
|
Oracle WebLogic Serverのポート(例: |
|
実行中のサーバーに接続してMBean情報を取得するためのユーザー名(例: |
|
ユーザー名に対応するパスワード。 |
|
パーティションの名前。 |
例41-34に、myPartition
というパーティション内のすべてのコンポジットを一覧表示する例を示します。
例41-35に、SOAインフラストラクチャにパーティションを作成するための構文を示します。
例41-35 SOAインフラストラクチャでのパーティションの作成
ant -f ant-sca-mgmt.xml createPartition -Dhost=host -Dport=port -Duser=user
-Dpartition=partition.name
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-28に、構文を示します。
表41-28 antパーティション作成コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
Oracle WebLogic Serverのホスト名(例: |
|
Oracle WebLogic Serverのポート(例: |
|
実行中のサーバーに接続してMBean情報を取得するためのユーザー名(例: |
|
ユーザー名に対応するパスワード。 |
|
作成するパーティションの名前。 |
例41-36に、SOAインフラストラクチャにmyPartition
というパーティションを作成する例を示します。
例41-37に、SOAインフラストラクチャのパーティションを削除するための構文を示します。このコマンドは、パーティションを削除する前に、パーティション内のすべてのコンポジットをアンデプロイします。
例41-37 SOAインフラストラクチャでのパーティションの削除
ant -f ant-sca-mgmt.xml deletePartition -Dhost=host -Dport=port -Duser=user
-Dpartition=partition.name
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-29に、構文を示します。
表41-29 antパーティション削除コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
Oracle WebLogic Serverのホスト名(例: |
|
Oracle WebLogic Serverのポート(例: |
|
実行中のサーバーに接続してMBean情報を取得するためのユーザー名(例: |
|
ユーザー名に対応するパスワード。 |
|
削除するパーティションの名前。 |
例41-38に、SOAインフラストラクチャにあるmyPartition
というパーティションを削除する例を示します。
例41-39に、パーティション内のすべてのコンポジットを起動するための構文を示します。
例41-39 パーティション内のすべてのコンポジットの起動
ant -f ant-sca-mgmt.xml startCompositesInPartition -Dhost=host -Dport=port
-Duser=user -Dpartition=partition.name
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-30に、構文を示します。
表41-30 antパーティション起動コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
Oracle WebLogic Serverのホスト名(例: |
|
Oracle WebLogic Serverのポート(例: |
|
実行中のサーバーに接続してMBean情報を取得するためのユーザー名(例: |
|
ユーザー名に対応するパスワード。 |
|
パーティションの名前。 |
例41-40に、myPartition
というパーティション内のすべてのコンポジットを起動する例を示します。
例41-41に、パーティション内のすべてのコンポジットを停止するための構文を示します。
例41-41 パーティション内のすべてのコンポジットの停止
ant -f ant-sca-mgmt.xml stopCompositesInPartition -Dhost=host -Dport=port
-Duser=user -Dpartition=partition.name
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-31に、構文を示します。
表41-31 antパーティション・コンポジット停止コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
Oracle WebLogic Serverのホスト名(例: |
|
Oracle WebLogic Serverのポート(例: |
|
実行中のサーバーに接続してMBean情報を取得するためのユーザー名(例: |
|
ユーザー名に対応するパスワード。 |
|
パーティションの名前。 |
例41-42に、myPartition
というパーティション内のすべてのコンポジットを停止する例を示します。
例41-43に、パーティション内のすべてのコンポジットをアクティブ化するための構文を示します。
例41-43 パーティション内のすべてのコンポジットのアクティブ化
ant -f ant-sca-mgmt.xml activateCompositesInPartition -Dhost=host -Dport=port
-Duser=user -Dpartition=partition.name
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-32に、構文を示します。
表41-32 antパーティション・コンポジット・アクティブ化コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
Oracle WebLogic Serverのホスト名(例: |
|
Oracle WebLogic Serverのポート(例: |
|
実行中のサーバーに接続してMBean情報を取得するためのユーザー名(例: |
|
ユーザー名に対応するパスワード。 |
|
パーティションの名前。 |
例41-44に、myPartition
というパーティション内のすべてのコンポジットをアクティブ化する例を示します。
例41-45に、パーティション内のすべてのコンポジットをリタイアするための構文を示します。
例41-45 パーティション内のすべてのコンポジットのリタイア
ant -f ant-sca-mgmt.xml retireCompositesInPartition -Dhost=host -Dport=port
-Duser=user -Dpartition=partition.name
注意: ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。 |
表41-33に、構文を示します。
表41-33 antパーティション・コンポジット・リタイア・コマンド
引数 | 定義 |
---|---|
|
Oracle WebLogic Serverのホスト名(例: |
|
Oracle WebLogic Serverのポート(例: |
|
実行中のサーバーに接続してMBean情報を取得するためのユーザー名(例: |
|
ユーザー名に対応するパスワード。 |
|
パーティションの名前。 |
例41-46に、myPartition
というパーティション内のすべてのコンポジットをリタイアする例を示します。
ant
を使用すると、SOAコンポジット・アプリケーションを10.1.3から11gにアップグレードできます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite, WebCenterおよびADFアップグレード・ガイド』を参照してください。
WebLogic Fusion Order Demoアプリケーションには、ant
スクリプトを使用してアプリケーションをコンパイル、パッケージ化およびデプロイする例が用意されています。初期ant
ビルド・ファイルを作成するには、「ファイル」メイン・メニューから、「新規」→「Ant」→「プロジェクトからのビルドファイル」の順に選択します。
図41-26は、build.propertiesおよびbuild.xmlファイルが、作成後に「アプリケーション・ナビゲータ」に表示された状態を示しています。
build.properties
環境を反映するために編集するファイル(例: OracleホームおよびJavaホーム・ディレクトリの指定、デプロイメントに使用するホスト名やポート番号などのサーバー・プロパティの設定、デプロイするアプリケーションの指定など)。
build.xml
ant
によって、build.propertiesファイルで指定したコンポジット・アプリケーションのコンパイル、ビルド、およびサーバーへのデプロイのために使用されます。
環境を反映するようにbuild.propertiesファイルを変更します。
「ビルド」メニューから、「project_nameでAntを実行」を選択します。
この結果、現在のプロジェクトのビルド・ファイルに定義されているターゲットがビルドされます。
SOAコンポジット・アプリケーションは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールからデプロイできます。最初に、デプロイ可能なアーカイブをOracle JDeveloperで作成するか、ant
やWLSTコマンドライン・ツールを使用して作成する必要があります。このアーカイブは、JARファイル内の単一のSOAコンポジット・アプリケーションのリビジョン、またはZIPファイル内の複数のコンポジット・アプリケーションのリビジョン(SOAバンドルと呼ばれます)で構成できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』を参照してください。
この項では、デプロイメント後の構成タスクについて説明します。
SOAコンポジット・アプリケーションの保護の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』を参照してください。
アプリケーション・サーバーまたはMDSリポジトリに対して作成したすべての接続が、次に進むターゲット環境に適用可能なサーバーを指すように再作成されていることを確認します。詳細は、第41.7.1.1.1項「アプリケーション・サーバー接続の作成」および第41.7.3.2.1項「SOA-MDS接続の作成」を参照してください。
構成済のすべてのJDBCデータ・ソース、キューおよびコネクション・ファクトリの場所が、次に進むターゲット環境に適用可能であることを確認します。詳細は、第41.5.1項「データ・ソースおよびキューの作成」および第41.5.2項「コネクション・ファクトリおよび接続プールの作成」を参照してください。
この項では、SOAコンポジット・アプリケーションのテストおよびトラブルシューティングの方法について説明します。
SOAコンポジット・アプリケーションがSOAインフラストラクチャに正常にデプロイされたことを検証できます。正常にデプロイされた場合は、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールの「SOAインフラストラクチャ」ページの「デプロイ済コンポジット」タブにデプロイされたコンポジットが表示されます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』を参照してください。
デプロイ済のSOAコンポジット・アプリケーションのインスタンスは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールの「テスト・インスタンス」ページから開始できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』を参照してください。
SOAコンポジット・アプリケーションのテストを自動化するテスト・ケースを作成、デプロイおよび実行できます。テスト・ケースを使用すると、本番環境へのデプロイメントの前に、SOAコンポジット・アプリケーションとWebサービス・パートナ間の相互作用をシミュレートできます。Oracle JDeveloperで作成したテスト・ケースをSOAコンポジット・アプリケーションに組み込んでデプロイし、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールから管理します。次に、そのテスト・ケースをOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールから実行します。
テスト・ケースの作成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』を参照してください。
テスト・ケースの実行の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』を参照してください。
この項では、デプロイメントに関する共通のエラーのトラブルシューティング方法について説明します。
コンポジット・アプリケーションに関する一般的な問題のトラブルシューティングについては、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』を参照してください。
この項では、チェックが必要なデプロイメントに関する共通の問題について説明します。
単一のコンポジット・アプリケーションをデプロイする場合は、「プロジェクト」メニューからデプロイしていることを確認してください。「アプリケーション・ナビゲータ」でプロジェクト名を右クリックし、「デプロイ」→「SOA_profile_name」の順に選択します。
複数のコンポジット・アプリケーションをデプロイする場合は、「アプリケーション」メニューからデプロイしていることを確認してください(「アプリケーション・ナビゲータ」でアプリケーション名を右クリックし、「デプロイ」→「SOA_bundle_profile_name」の順に選択します)。
「デプロイ」をクリックしてプロファイル名を選択した後は、デプロイメント・ウィザードの「デプロイメント・アクション」ページが表示されていることを確認してください。
必要に応じて、新規リビジョンID(オプション)を入力し、構成プラン(ある場合)を選択します。
デプロイするコンポジット・アプリケーションが同じリビジョンIDでサーバー上にすでに存在している場合は、デプロイメント・ウィザードの「構成のデプロイ」ページで「同じリビジョンIDで既存のコンポジットを上書きします。」チェック・ボックスを選択します。このオプションを選択しないと、デプロイメントは失敗します。
コンパイルが失敗すると、デプロイメント・エラーではなくコンパイル・エラーが発生します。このエラーは、プロジェクトのコンパイル時にのみ表示されます。
コンパイラのメッセージで不十分な場合は、コンパイラ・ログを確認してください。このログ・ファイル(scac.log
)へのリンクは、「メッセージ」タブに表示されます。このメッセージは例41-47のようになります。
コンパイルが成功すると、コンポジットに対してSAR/SOAバンドル・アーカイブが作成されます。SARアーカイブの場合は、例41-48に示すメッセージが「デプロイメント」タブに表示されます。
例41-48 アーカイブ・メッセージ
Wrote Archive Module to /scratch/pdixith/jdevWorkarea/mywork/Application11/FirstComposite/deploy/sca_ FirstComposite_rev1.0.jar
SOAバンドル・アーカイブの場合は、例41-49に示すメッセージが「デプロイメント」タブに表示されます。
例41-49 アーカイブ・メッセージ
Wrote Archive Module to /scratch/pdixith/jdevWorkarea/mywork/Application11/SecondComposite/deploy/sca_ SecondComposite_rev1.0.jar Wrote Archive Module to /scratch/pdixith/jdevWorkarea/mywork/Application11/FirstComposite/deploy/sca_ FirstComposite_rev1.0.jar Wrote Archive Module to /scratch/pdixith/jdevWorkarea/mywork/Application11/deploy/soabundle1.zip
SARファイルのすべてのURLが、次の形式であることを確認します。
sca_CompositeName_revRevisionID.jar
たとえば、sca_FirstComposite_rev1.0.jar
のようになります。
この後、Oracle JDeveloperはサーバーにアーカイブ・バイナリを送信します。次のメッセージが「デプロイメント」タブに表示されます。この時点で、Oracle JDeveloperのデプロイメント・ロールは終了し、サーバー(SOAインフラストラクチャ)がデプロイメントを制御します。
Deploying sca_FirstComposite_rev1.0.jar to myhost19:7001
デプロイメントが成功すると、例41-50に示すメッセージが「デプロイメント」タブに表示されます。
デプロイメントが失敗すると、例41-51に示すメッセージ、およびサーバーからのエラー・メッセージ(ある場合)が「デプロイメント」タブに表示されます。
ほとんどの場合、サーバー上で発生したエラーに関する情報はサーバーから提供されます。サーバーからのエラー・メッセージが表示されない場合は、サーバーでsoa_server1-diagnostic.log
をチェックして追加情報を検索してください(soa_server1
は管理対象サーバーの名前です)。このファイルは、サーバーのdomain_home
/servers/soa_server1/logs
にあります。
この項では、チェックが必要な構成プランに関する共通の問題について説明します。
デプロイするために選択した構成プランがサーバー上で有効にならない場合は、その構成プランが含まれているSARファイルを開きます。ファイルの場所は、Oracle JDeveloperの「デプロイメント」タブで検索できます。例41-52に詳細を示します。
JARファイルを開き、soaconfigplan.xml
ファイルが含まれていることを確認します。このファイルは、選択した構成プランに基づいてデプロイメント時に生成されます。
このファイルが存在しない場合は、コンポジット・アプリケーションを再度デプロイして、デプロイメント・ウィザードの「構成のデプロイ」ページで構成プランを正しく選択したことを確認してださい。
Oracle WebLogic管理サーバーを起動せずに管理対象Oracle WebLogic Serverを起動し(独立モードでの実行と呼ばれます)、Oracle JDeveloperからSOAコンポジット・アプリケーションをデプロイしようとすると、次のエラーが発生します。
Deployment cannot continue! No SOA Configured target servers found
Oracle WebLogic管理サーバーは実行中である必要があります。デプロイメントでは、Oracle SOA Suiteを実行しているサーバーの識別にOracle WebLogic管理サーバー接続が使用されます。さらに、管理対象Oracle WebLogic Serverへのアプリケーション・サーバー接続は作成しないでください。Oracle WebLogic管理サーバーへの接続のみ作成してください。
また、SOA構成済Oracle WebLogic Serverの状態が正常でない場合も同様のエラーが発生する場合があります。この状態は、Oracle WebLogic Server管理コンソールの「サーバー」ページの「ヘルス」列に表示されます。
WLSTを使用すると、Oracle WebLogic管理サーバーを起動せずに、SOAコンポジット・アプリケーションを管理対象Oracle WebLogic Serverにデプロイできることに注意してください。詳細は、第41.7.5.1項「WLSTユーティリティを使用したSOAコンポジット・アプリケーションの管理方法」を参照してください。
Oracle JDeveloperから双方向のSSL対応Oracle WebLogic Serverへのデプロイメントは、サポートされていません。
Oracle JDeveloperで設定したプロキシ・サーバーがホストから接続できない場合は、SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイメント時に、図41-27に示すようなエラーが表示されます。
ネットワークの外部にあるSOAインフラストラクチャ(例: soa_server1
)にアクセスするには、有効なプロキシ設定が必要です。SOAインフラストラクチャがネットワーク内にある場合は、次のいずれかの処理を実行します。
プロキシ設定を変更する手順は、次のとおりです。
「ツール」メニューから、「プリファレンス」→「Webブラウザとプロキシ」の順に選択します。
SOAサーバーがネットワーク内にある場合は、次のいずれかのタスクを実行します。
プロキシを使用せずにSOAインフラストラクチャに直接アクセスする場合は、「HTTPプロキシ・サーバーを使用」の選択を解除します。
「例外」フィールドに、接続できないSOAサーバーのホスト名を入力します。