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Oracle Fusion Middleware Oracle Business Activity Monitoringユーザーズ・ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B61382-01
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10 レポートの編成と共有

この章では、レポートを編成して共有する方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

レポートの編成

フォルダを作成してレポートをフォルダに移動することで、レポートを編成できます。 レポートのコピーを作成して他のユーザーと共有することも可能です。 「共有レポート」タブでフォルダを作成する場合、ユーザーとアクションをそのフォルダに関連付けて、権限を割り当てることができます。

新規フォルダの作成

「レポート」タブまたは「共有レポート」タブから、レポートの編成に使用するフォルダを作成できます。 その後で、様々な目的やユーザーに応じて、レポートを個別のフォルダにコピーまたは移動できます。

フォルダを作成した後、「共有レポート」タブでフォルダ権限を設定し、そこに含まれているレポートを表示できるユーザーを制限できます。

フォルダを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「編成」リストで「新規フォルダの作成」をクリックします。

    フォルダに名前を付けるためのダイアログ・ボックスが開きます。

  2. フォルダ名を入力して「OK」をクリックします。

    フォルダは、その作成場所に応じて「レポート」のサブフォルダか「共有レポート」のサブフォルダとして作成されます。

フォルダ内にフォルダ階層を作成できます。 フォルダのフルパスには、レポート名を含めて255文字以内という制限があります。 多数のサブフォルダ・レベルや長いレポート名を使用すると、この制限に抵触する可能性があります。

フォルダ権限の設定

「共有レポート」タブでフォルダを作成するか、またはフォルダを「共有レポート」タブに移動する場合、他のユーザーがそのフォルダに含まれているレポートを表示したりアクセスできるように、フォルダの権限を設定できます。 「共有レポート」で作成したフォルダの権限は、特定のユーザーに権限を適用するまで無制限です。 フォルダの権限を「レポート」タブで設定する必要はありません。


注意:

データ・オブジェクトとフォルダ権限およびセキュリティ・フィルタに対するOracle BAMでの変更はすぐに反映されます。

フォルダに権限を設定するには、次の手順を実行します。

  1. 「共有レポート」タブで、権限を設定するフォルダをクリックします。

  2. 「アクション」リストで、「フォルダ権限」をクリックします。

    「フォルダ権限」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  3. 「ユーザーの追加」または「グループの追加」をクリックして、ユーザーまたはグループを追加します。

    「名前の選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  4. このフォルダにアクセスするユーザーまたはグループを1つ以上クリックし、「OK」をクリックします。

    ユーザーが「フォルダ権限」ダイアログ・ボックス内のリストに追加されます。

  5. ユーザーまたはグループを選択し、割り当てる権限を選択します。 次のオプションを選択できます。

    「表示」: フォルダを開いたり、閉じたり、このフォルダ内のレポートを表示できます。

    「作成」および「表示」: フォルダとレポートの名前の変更、フォルダ権限の編集(フォルダ所有者の場合)、他のフォルダへのフォルダとレポートのコピー、フォルダとレポートの作成および選択したフォルダへの保存が可能です。

    「作成」、「表示」および「削除」 : 選択したフォルダ内のフォルダとレポートの削除、他のフォルダへのフォルダとレポートの移動が可能です。

    リストに複数のユーザーが表示される場合は、ユーザーを個別に選択して権限を割り当てる必要があります。 同じフォルダについてユーザーごとに異なる権限を設定できます。

  6. 「OK」をクリックして変更内容を保存します。

「共有レポート」に直接配置したレポートには、オープン権限が設定されます。 ここにレポートを配置できるのは、すべてのユーザーに対して表示する場合のみです。

フォルダ権限リストからユーザーを削除する手順は、次のとおりです。

  1. 「共有レポート」タブで、権限を変更するフォルダをクリックします。

  2. 「アクション」リストで、「フォルダ権限」をクリックします。

    「フォルダ権限」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  3. ユーザーをクリックし、「削除」をクリックします。

    そのユーザーがリストから削除されます。

  4. 「OK」をクリックして変更内容を保存します。

フォルダでの作業

「レポート」タブまたは「共有レポート」タブでフォルダを選択すると、「アクション」リストにフォルダで作業するためのアクションが表示されます。フォルダ・タスクを実行するには、特定のフォルダ権限が必要です。

フォルダを開くには、次の手順を実行します。

  1. 開くフォルダをクリックします。

  2. 「アクション」リストで、「フォルダを開く」をクリックします。 フォルダをダブルクリックして開く方法もあります。

    フォルダが開き、そのコンテンツが表示されます。

ツールバーの「フォルダ」リストをクリックし、複数レベル上位のフォルダを選択します。

フォルダの名前を変更するには、次の手順を実行します。

  1. 名前を変更するフォルダをクリックします。

  2. 「アクション」リストで、「フォルダ名の変更」をクリックします。

  3. 名前を入力し、「OK」をクリックします。

    フォルダの名前が変更されます。 親フォルダ内では、一意のフォルダ名を割り当てる必要があります。

フォルダを閉じる手順は、次のとおりです。

フォルダを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 削除するフォルダをクリックします。

  2. 「アクション」リストで、「フォルダの削除」をクリックします。

    フォルダが削除されます。

レポートとフォルダのコピー

レポートを「レポート」内の他のフォルダまたは「共有レポート」内のフォルダにコピーできます。 レポートをコピーしても、元のレポートは移動しません。 コピー先フォルダ内でのレポート名は一意である必要があります。フォルダ・タスクを実行するには、特定のフォルダ権限が必要です。

レポートを別のフォルダにコピーする手順は、次のとおりです。

  1. 「レポート」タブまたは「共有レポート」タブで、コピーするレポートを選択します。

  2. 「編成」リストで、「コピー先」をクリックします。

    フォルダ構造を示すダイアログ・ボックスが表示されます。

  3. レポートのコピー先フォルダをクリックします。

  4. 「コピー」をクリックします。

    レポートがコピーされたことを確認するメッセージが表示されます。

同じ方法でフォルダを他のフォルダにコピーできます。

レポートとフォルダの移動

レポートを「レポート」内の他のフォルダまたは「共有レポート」内のフォルダに移動できます。 レポートを移動すると、元のレポートが移動します。 移動先フォルダ内でのレポート名は一意である必要があります。フォルダ・タスクを実行するには、特定のフォルダ権限が必要です。

レポートを別のフォルダに移動する手順は、次のとおりです。

  1. 「レポート」タブまたは「共有レポート」タブで、移動するレポートを選択します。

  2. 「編成」リストで、「移動先」をクリックします。

    フォルダ構造を示すダイアログ・ボックスが表示されます。

  3. レポートのコピー先フォルダをクリックします。

  4. 「移動」をクリックします。

    レポートがコピーされたことを確認するメッセージが表示されます。

同じ方法でフォルダを他のフォルダに移動できます。

他のユーザーとのレポートの共有

他のユーザーとの共有レポートは、「共有レポート」タブのフォルダ内に表示されます。 共有サブフォルダに割り当てられている権限に応じて、共有レポートを表示、作成、編集または削除できます。

レポートの作成後、レポートを共有サブフォルダに移動し、フォルダにユーザーと権限を割り当てて、そのレポートを共有するユーザーを選択できます。


注意:

フォルダとレポートの権限の変更がシステム全体に伝播するには、20分かかる場合があります。

レポートを共有する手順は、次のとおりです。

  1. レポートを「共有レポート」タブのフォルダにコピーまたは移動します。

  2. フォルダへのアクセスを許可するユーザーに権限を割り当てます。 ユーザーがフォルダのコンテンツを表示し、そこに含まれるレポートを表示するには、権限が必要です。

共有レポートの削除

他のユーザーとのレポートの共有を停止するには、フォルダに対する権限を削除する方法と、特定のレポートを移動または削除する方法があります。 また、フォルダ全体を移動または削除することもできます。

フォルダ権限を削除するか、共有レポートまたはフォルダを削除すると、その共有場所にあるレポートに基づいてユーザーが作成したアラートが無効化されます。