ページ・キャッシュ・オプションは、ページのレスポンス時間の高速化に役立ちます。この項では、ポートレット・キャッシュ・オプションとそれらの適用方法について説明します。内容は次のとおりです。
ページのキャッシュ方法を変更するには、次の手順を実行します。
キャッシュ・オプションを変更するぺージに移動します。
ページの検索方法は、8.1項「Oracle Portalでのページの検索」を参照してください。
編集モードに切り替えます。
ページ・ツールバーの「ページ」の横の「プロパティ」リンクをクリックします。
ページ・グループではなくページのリンクをクリックしてください。
「メイン」タブの「ページ・キャッシュ」セクションに移動し、ページ・キャッシュ・オプションを選択します。
各キャッシュ・オプションの説明は、21.1.2項「ページ・キャッシュ・オプション」を参照してください。
「OK」をクリックして変更を保存します。
表21-1は、ページ・キャッシュ・オプションのリストとその説明です(「ページの編集: メイン」タブ)。
ページの定義およびコンテンツをユーザー・レベルで[ ]分間キャッシュ
システム・レベルでのみページ定義をキャッシュ
ページの定義およびコンテンツをシステム・レベルで[ ]分間キャッシュ
キャッシュしない
表21-1 ページ・キャッシュ・オプション
オプション | 説明 |
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Oracle Web CacheとPortalキャッシュの両方に、各ユーザーのページ定義をキャッシュします。ページ定義には、次のものがあります。
このオプションは、動的なポートレット・コンテンツとユーザー固有のページ定義を使用するページに選択します。たとえば、ユーザー固有のページ定義には次のものがあります。
次の点に注意してください。
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ユーザーごとに、指定された秒数、前のオプションで説明したページ定義とすべてのポートレット・コンテンツを含むアセンブル済のページのコンテンツをキャッシュします。これは、ユーザー・レベルの有効期限ベースのキャッシュと呼ばれます。 このオプションは、指定された時間中変化しないポートレットとユーザー固有のページ・コンテンツ(ページ定義またはポートレット・コンテンツ)を使用するページに選択します。 次の点に注意してください。
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ユーザー全員のページ定義を一度キャッシュします。すべてのユーザーが同じページ定義を使用します。次のものが含まれます。
このオプションは、動的なポートレット・コンテンツを使用し、ユーザー全員に同じページ定義を使用するページに選択します。 このオプションは、記憶域要件を軽減し、パフォーマンスを向上します。どのユーザーに対しても、リクエストごとのページ定義の再生成を行いません。ページ定義は、任意のユーザーがページに初めてアクセスしたときに生成されます。リクエストごとにポートレット・コンテンツが取り出され、ページがアセンブルされます。この処理により、ページに動的なポートレット・コンテンツが表示されます。 このオプションは、次の場合に使用できます。
次の場合は、このオプションを選択しないでください。
ページ・パフォーマンスが重要な場合は、ページ定義に次の特定のユーザー固有アイテムが含まれているときにこのオプションを使用できます。 - アイテム・レベルのセキュリティが設定されたアイテム - 「ナビゲーション」アイテム(ページ・リンク、ページ・パス、ログイン/ログアウト) - 「Portalスマート・リンク」アイテム(編集) - 「Portalスマート・テキスト」アイテム(現行ユーザー) このオプションを使用すると、これらのアイテムはユーザーのアクセス権限に関係なく、すべてのユーザーに同じように表示されます。表示の面では最適な設定ではありませんが、ユーザーは適切なアクセス権限を持つアクションのみ実行できます。たとえば、ページに「編集」リンクが含まれている場合、編集権限を持たないユーザーを含む、ページを表示するすべてのユーザーに「編集」リンクが表示されます。ユーザーがリンクをクリックするまで、セキュリティ・チェックは行われません。 注意: このオプションは、標準ページ、モバイル・ぺージおよびJSPページに対してのみ有効です。 |
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ユーザー全員に対して、指定された秒数、前のオプションで説明したページ定義とすべてのポートレット・コンテンツを含むアセンブル済のページのコンテンツをキャッシュします。これは、システム・レベルの有効期限ベースのキャッシュと呼ばれます。 このオプションは、指定された時間中変化しないポートレットとユーザー全員に同じページ・コンテンツ(ページ定義およびポートレット・コンテンツの両方)を使用するページに選択します。 次の点に注意してください。
次の場合は、このオプションを選択しないでください。
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キャッシュしない |
このオプションを使用すると、Portalのパフォーマンスが低下するので注意してください。このオプションは、絶対に必要な場合以外は使用しないでください。頻繁にアクセスされるページでは使用しないでください。このオプションを設定する必要があるページ数を最小限に抑えてください。 次のような状況では、ページ・キャッシュを無効にする必要があります。
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