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Oracle® Fusion Middleware Oracle Portal開発者ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61384-01
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4 OmniPortletを使用したポートレットの構築例

この章では、OmniPortletを使用して、Webサービス、スプレッドシート(CSV)、XMLおよび既存のWebページという4つの異なるデータソースに基づいて4つのポートレットを作成する方法について説明します。これらのポートレットを様々な組込みレイアウトを使用して構築し、HTMLレイアウトを使用して別のポートレットを作成します。これらのポートレットの作成方法と変更方法に加えて、ページ・パラメータとイベントを使用して、ポータル・ページに対話機能を追加する方法も説明します。

この章の内容は、次のとおりです。


注意:

OmniPortletの特定のページやタブの詳細は、ウィザードの右上隅の「ヘルプ」リンクをクリックしてください。このオンライン・ヘルプでは、選択したページやタブの内容を説明しています。OmniPortletの使用の詳細は、第3章「OmniPortletを使用したポートレットの作成」、Oracle PortalでのOmniPortletの登録および構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Portal管理者ガイド』を参照してください。

この章の最後では、図4-1に示すように、4つのポートレットが含まれるページを作成します。

図4-1 OmniPortletの例が4つあるポータル・ページ

図4-1の説明が続きます
「図4-1 OmniPortletの例が4つあるポータル・ページ」の説明

詳細はOTN

これら4つのすべてのポートレット例では、インターネットに接続できることが前提です。インターネットに接続するのにプロキシ・サーバーを使用する必要がある場合、プロキシ認証を使用するためOmniPortletのプロバイダ・テスト・ページでHTTPプロキシ設定を構成する必要があります。ログインを必要とするプロキシ認証を使用するようにOmniPortletプロバイダが設定されている場合は、OmniPortletウィザードの「ソース」タブの「プロキシ認証」セクションにユーザー情報を入力できます。プロキシ認証の詳細は、3.2.2項「ソース」を参照してください。プロバイダのプロキシ設定の構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Portal管理者ガイド 』を参照してください。


注意:

この章の手順では、Oracle Portalに同梱されているOmniPortletプロバイダを使用することを前提としています。Oracle Portal Developer Kitを単独でインストールした場合は、OmniPortletインスタンスを当該のページに追加するときの方法を若干変更する必要があります。OmniPortletのOracle Portalへの登録と構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Portal管理者ガイド』を参照してください。

4.1 ポータル・ページへのOmniPortletインスタンスの追加

この項では、OmniPortletインスタンスをポータル・ページに追加する方法を説明します。

OmniPortletインスタンスをページに追加する手順は、次のとおりです。

  1. OmniPortletを追加するページの編集モードで、「ポートレットの追加」アイコンをクリックします。

  2. 「ポートレットの追加」ページの「使用可能なポートレット」リストで、「ポートレット・ビルダー」リンクをクリックします。

  3. 「OmniPortlet」リンクをクリックします。

  4. 「OK」をクリックします。図4-2に示すように、OmniPortletの新規インスタンスがポータル・ページに表示されます。

図4-2 ポータル・ページのOmniPortletインスタンス

ポータル・ページのOmniPortletインスタンスを示します。
「図4-2 ポータル・ページのOmniPortletインスタンス」の説明


注意:

IBM Linux on POWERプラットフォームでは、OmniPortletの定義の際、アクション・ボタン(「次へ」、「前へ」、「終了」および「取消」)が点の状態に最小化されている場合、スタック・サイズ・シェル制限を無制限にし、WLS_PORTALインスタンスを再開してください。次のコマンドを実行して、スタック・サイズ・シェル制限を無制限に設定します。
prompt> ulimit -s unlimited

4.2 Webサービスに基づくOmniPortletの構築

この項の手順では、特定の郵便番号に対する天気予報情報が表示されるポートレットを作成する方法を示します。このポートレットは、Oracle Technology Networkで使用可能なWebサービスをベースにして作成します。この項の手順を実行するには、インターネットへのアクセスが必要です。

Webサービスに基づいてOmniPortletを作成する手順は、次のとおりです。

  1. ポータル・ページの新しいOmniPortletインスタンスで「デフォルトの編集」リンクをクリックし、OmniPortletウィザードを起動します。

  2. 「タイプ」ページで、「Webサービス」ラジオ・ボタンを選択してから、「次へ」をクリックします。

  3. 「ソース」ページの「WSDL URL」フィールドで、次のURLを入力します。

    http://webservices.oracle.com/WeatherWS/WeatherWS?WSDL


    注意:

    このWebサービスは、1つのメソッド(WeatherWS.giveMeSomeWeatherInfo)を持ち、1つのパラメータ(param0)を受け入れます。パラメータを含むメソッドを使用する場合は、そのパラメータがタブのこのセクションに表示されます。パラメータにサンプルの値を入力できます。次に、「テスト」をクリックしてサンプルのXMLデータ、SOAPレスポンスおよびSOAPリクエストを表示します。

  4. 「メソッドの表示」をクリックします。

  5. 「Webサービス・メソッド」セクションのparam0パラメータ・フィールドにサンプルの郵便番号(94065など)を入力し、「テスト」をクリックします。図4-3に示すように、「Webサービス: テスト結果」ウィンドウが表示され、Webサービスによって戻されたXMLデータを確認できます。

    図4-3 OmniPortlet: 「Webサービス: テスト結果」ページ

    図4-3の説明が続きます
    「図4-3 OmniPortlet: 「Webサービス: テスト結果」ページ」の説明

  6. ウィンドウを閉じます。

    「ソース」ページは、図4-4のイメージのように表示されます。

    図4-4 OmniPortlet: Webサービスの「ソース」タブ

    図4-4の説明が続きます
    「図4-4 OmniPortlet: Webサービスの「ソース」タブ」の説明


    注意:

    インターネットにアクセスできない場合、別のWebサービスを使用できますが、結果はこの章の例とは異なってきます。

  7. 「次へ」をクリックします。

  8. 「フィルタ」ページで、「次へ」をクリックします。

  9. 「表示」ページの「タイトル」フィールドに、Weather Forecastと入力します。

  10. 「ヘッダー・テキスト」フィールドに、Forecast per Zip Codeと入力します。

  11. 図4-5に示すように、「ヘッダー・テキストの表示」チェック・ボックスが選択されていることを確認し、「フッター・テキストの表示」チェック・ボックスの選択を解除します。

    図4-5 OmniPortlet: Webサービスの「表示」タブ

    図4-5の説明が続きます
    「図4-5 OmniPortlet: Webサービスの「表示」タブ」の説明

  12. 「表」ラジオ・ボタンを必ず選択して、「次へ」をクリックします。

  13. 「レイアウト」ページで、「プレーン」ラジオ・ボタンを選択します。

  14. データの「列ラベル」「列」および「表示内容」プロパティを表4-1のとおりに指定します。

    表4-1 天気予報ポートレットの列のプロパティ

    列ラベル 表示内容

    Day

    dayOfWeek

    テキスト

    High

    hiTemp

    テキスト

    Low

    lowTemp

    テキスト

    Precipitation

    precip

    テキスト

    (空白)

    img

    イメージ


  15. これで、ポートレットの定義が完了しました。「終了」をクリックします。ポートレットは、図4-6のように表示されます。

    図4-6 OmniPortlet: Webサービスのポートレット

    図4-6の説明が続きます
    「図4-6 OmniPortlet: Webサービスのポートレット」の説明

4.3 スプレッドシート(CSV)に基づくOmniPortletの構築

この項の手順では、OmniPortletを使用して、スプレッドシート(CSV)データソースに基づいて地域情報を表示するポートレットを定義する方法を示します。このポートレットでは、米国の主要都市部の人口を円グラフで表示します。

スプレッドシートに基づいてOmniPortletを作成する手順は、次のとおりです。

  1. ポータル・ページで既存のリージョンの下にリージョンを作成します。

  2. この新しいリージョンにOmniPortletを追加します。

  3. 「デフォルトの編集」リンクをクリックしてOmniPortletウィザードを起動します。

  4. 「タイプ」ページで、「スプレッドシート」ラジオ・ボタンを選択してから、「次へ」をクリックします。

  5. 「ソース」ページの「CSV URL」フィールドで、既存のテキストを次のCSVに置き換えます。

    http://webservices.oracle.com/WeatherWS/city_population.csv


    注意:

    インターネットにアクセスできない場合、デフォルトのURLを使用できますが、結果はこの章の例とは異なってきます。

  6. 「スプレッドシートの最初の行を列名に指定します。」チェック・ボックスが選択されているか確認します。

  7. 「次へ」をクリックします。

  8. 「フィルタ」ページで、「次へ」をクリックします。

  9. 「表示」ページの「タイトル」フィールドに、Major U.S. Urban Areas - Populationと入力します。

  10. 「ヘッダー・テキストの表示」チェック・ボックスの選択を解除します。

  11. 「フッター・テキスト」フィールドにClick a pie section to view the population of the specified urban areaと入力します。


    注意:

    「フッター・テキスト」フィールドに入力したテキストは、エンド・ユーザーに、選択した人口に関する詳細を表示するには円グラフをクリックするよう指示するものです。この機能を有効にするには、4.6項「ポートレット・パラメータとイベントの設定」の手順を実行する必要があります。

  12. 「フッター・テキストの表示」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。

  13. 「レイアウト・スタイル」で、「チャート」ラジオ・ボタンを選択してから、「次へ」をクリックします。

  14. 「レイアウト」ページで、「円グラフ」ラジオ・ボタンを選択します。

  15. 「幅」フィールドに、300と入力します。

  16. 「高さ」フィールドに、300と入力します。

  17. 「凡例」リストから、「一番上」を選択します。

  18. 「3D効果」チェック・ボックスを選択します。

  19. 「列のレイアウト」で、「グループ」リストから「<なし>」を選択します。

  20. 「カテゴリ」リストから、「市」を選択します。

  21. 「値」リストから、人口を選択します。これで、「レイアウト」タブは、図4-7のイメージのように表示されます。

    図4-7 OmniPortlet: 文字で区切られた値(CSV)の「レイアウト」タブ

    図4-7の説明が続きます
    「図4-7 OmniPortlet: 文字で区切られた値(CSV)の「レイアウト」タブ」の説明

  22. 「終了」をクリックします。

    これで、ポートレットは、ポータル・ページで天気予報ポートレットの下に表示され、図4-8のように表示されます。

    図4-8 OmniPortlet: ポータル・ページ上のCSV OmniPortlet

    図4-8の説明が続きます
    「図4-8 OmniPortlet: ポータル・ページ上のCSV OmniPortlet」の説明

4.4 XMLデータソースに基づくOmniPortletの構築

この項の手順では、OmniPortletを使用して、XMLデータソースに基づいてニュース情報をスクロール・レイアウトで表示するポートレットを定義する方法を示します。

XMLデータソースに基づいてOmniPortletを作成する手順は、次のとおりです。

  1. ポータル・ページでWebサービス・ポートレット(天気予報)の横にリージョンを作成します。

  2. この新しいリージョンにOmniPortletを追加します。

  3. 「デフォルトの編集」リンクをクリックしてOmniPortletウィザードを起動します。

  4. 「タイプ」ページで、「XML」ラジオ・ボタンを選択してから、「次へ」をクリックします。

  5. 「ソース」ページの「XML URL」フィールドで、次のURLを入力します。

    http://www.nytimes.com/services/xml/rss/nyt/Travel.xml


    注意:

    インターネットにアクセスできない場合、別のRSSフィードを使用できますが、結果はこの例のイメージとは異なってきます。

  6. 「XSLフィルタのURL」フィールドに、次のXSLファイルのURLを入力します。

    http://www.oracle.com/technology/products/ias/portal/viewlets/omniportletnews.xsl


    注意:

    このXSLフィルタは、OmniPortletが消費可能なROWSET/ROW構造にRSSニュース・フィードを変換します。

  7. 「次へ」をクリックします。

  8. 「フィルタ」ページで、「次へ」をクリックします。

  9. 「表示」ページの「タイトル」フィールドに、Travel Newsと入力します。

  10. 「ヘッダー・テキストの表示」チェック・ボックスの選択を解除します。

  11. 「フッター・テキスト」フィールドに、Source: The New York Timesと入力します。

  12. 「フッター・テキストの表示」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。

  13. 「レイアウト・スタイル」で「ニュース」ラジオ・ボタンを選択してから、「次へ」をクリックします。

  14. 「レイアウト」ページの「ニュース・スタイル」で、「スクロール」ラジオ・ボタンを選択します。

  15. 「幅」フィールドに、475と入力します。

  16. 「高さ」フィールドに、50と入力します。

    これにより、「レイアウト」タブの「ニュース・スタイル」セクションは、図4-9のイメージのように表示されます。

    図4-9 OmniPortlet: XMLの「レイアウト」タブ - 「ニュース・スタイル」

    図4-9の説明が続きます
    「図4-9 OmniPortlet: XMLの「レイアウト」タブ - 「ニュース・スタイル」」の説明

  17. 図4-10に示すように、「列のレイアウト」内の「Field 1」の右側で「列」リストから「title」、「操作」リストから「ハイパーリンク」を選択し、「URL」フィールドに##link##と入力します。

    図4-10 OmniPortlet: ニュース・スタイルの「列のレイアウト」

    図4-10の説明が続きます
    「図4-10 OmniPortlet: ニュース・スタイルの「列のレイアウト」」の説明

  18. 「Field2」の右側で、「列」リストから「説明」を選択し、その他の設定はデフォルト値のままにします。「レイアウト」タブのこのセクションが図4-11のように表示されていることを確認します。

    図4-11 「レイアウト」タブの「列のレイアウト」セクション

    図4-11の説明が続きます
    「図4-11 「レイアウト」タブの「列のレイアウト」セクション」の説明

  19. 「終了」をクリックします。

    これで、図4-12に示すように、ポートレットがポータル・ページに表示されます。

    図4-12 OmniPortlet: ポータル・ページ上のXML形式のスクロール・ニュースのOmniPortlet

    図4-12の説明が続きます
    「図4-12 OmniPortlet: ポータル・ページ上のXML形式のスクロール・ニュースのOmniPortlet」の説明

4.5 Webページ・データソースに基づくOmniPortletの構築

この項の手順では、OmniPortletを使用して、既存のWebページに基づいて天気情報をテキスト形式で表示するポートレットを作成する方法を示します。この項では、OmniPortletを使用して、Webサイトのコンテンツをクリップおよびスクレイプします。

Webページ・データソースに基づいてOmniPortletを作成する手順は、次のとおりです。

  1. ポータル・ページでXMLポートレット(旅行ニュース)の下にリージョンを作成します。

  2. この新しいリージョンにOmniPortletを追加します。

  3. 「デフォルトの編集」リンクをクリックしてOmniPortletウィザードを起動します。

  4. OmniPortletウィザードの「タイプ」タブで、「Webページ」ラジオ・ボタンを選択してから、「次へ」をクリックします。

  5. 「ソース」タブで、「Webページの選択」をクリックします。

  6. 表示された「Webクリッピング・スタジオ」ページの「URLロケーション」フィールド(図4-13)に、クリップするページのURLを入力します。

    http://www.wunderground.com


    注意:

    別のWebページを使用することもできますが、結果はこの章の例とは異なってきます。

    図4-13 「URLロケーション」フィールド

    図4-13の説明が続きます
    「図4-13 「URLロケーション」フィールド」の説明


    注意:

    この例では、サード・パーティのWeather Underground社が所有するWebサイトを使用しています。このWebサイトは最新の天気予報に基づいて絶えず更新されるため、この項に含まれるイメージと手順は、この例を作成するときに表示される内容とは厳密には一致しません。このサード・パーティのWebサイトのテクノロジは所有者によって変更される可能性があるため、この例の手順を進む過程で一部の手順が機能しない場合があります。

  7. Webクリッピング・スタジオを表示するには、「開始」をクリックします。図4-14に示すように、Webクリッピング・スタジオにWebページが表示されます。

    図4-14 www.wunderground.comのホーム・ページが表示されたWebクリッピング・スタジオ

    図4-14の説明が続きます
    「図4-14 www.wunderground.comのホーム・ページが表示されたWebクリッピング・スタジオ」の説明

  8. このホーム・ページで、図4-15に示すように、天気フィールドに郵便番号(94065など)を入力し、このフィールドの右にある虫眼鏡のアイコンをクリックします。

    図4-15 天気フィールドへの郵便番号94065の入力

    Webクリッピングを使用した情報の検索を示します。
    「図4-15 天気フィールドへの郵便番号94065の入力」の説明

  9. カリフォルニア州レッドウッドシティーの天気情報がWebクリッピング・スタジオに表示されます。このページのセグメントを図4-16に示します。

    図4-16 カリフォルニア州レッドウッドシティーの天気情報

    ターゲットのWebページのセクション化を示します。
    「図4-16 カリフォルニア州レッドウッドシティーの天気情報」の説明

  10. 図4-17に示すように、Webクリッピング・スタジオの右上にある「セクション」ボタンをクリックします。

    図4-17 「セクション」ボタン

    検索結果の選択方法を示します。
    「図4-17 「セクション」ボタン」の説明

  11. 「セクション」ボタンをクリックすると、Webページの要素が分割され、各セクションの上部に「選択」という名前の新しいアイコンが表示されます。図4-18に、この状態のWebクリッピング・スタジオのスナップショットを示します。

    図4-18 Webページの各セクションを表示したWebクリッピング・スタジオ

    図4-18の説明が続きます
    「図4-18 Webページの各セクションを表示したWebクリッピング・スタジオ」の説明

  12. 図4-19に示されたセクションを見つけます。このセクションには、選択した市(この例ではサンフランシスコ湾沿岸部)の天気情報が表示されています。

    図4-19 「選択」アイコンが表示されたサンフランシスコ湾沿岸部の天気情報

    図4-19の説明が続きます
    「図4-19 「選択」アイコンが表示されたサンフランシスコ湾沿岸部の天気情報」の説明

  13. 図4-19に示すように、「Forecast for San Francisco Bay Shoreline」タイトル・バーの真上にあるこのセクションの「選択」アイコンをクリックします。このセクションが、図4-20に示すようにWebクリッピング・スタジオに表示されます。

    図4-20 Webクリッピング・スタジオ内でのサンマテオ郡の天気情報セクション

    図4-20の説明が続きます
    「図4-20 Webクリッピング・スタジオ内でのサンマテオ郡の天気情報セクション」の説明

  14. クリッピングを選択した後は、データをスクレイプ、つまり、ポートレットに表示する特定のセルを選択することによって、データをさらに絞り込むことができます。「スクレイプ」ボタン(図4-21)をクリックします。

    図4-21 「スクレイプ」ボタン

    Webクリッピング・スタジオでのデータのスクレイプを示します。
    「図4-21 「スクレイプ」ボタン」の説明

  15. スクレイプ・モードでは、各アイテムの横にあるチェック・ボックスを選択すると、Webクリッピングのテキスト部分を識別できます。これらのアイテムは列レベル、行レベルまたは表レベルで繰り返すことができます。

    この例では、検索結果の各記事のタイトルと説明を表示します。タイトルと説明を行レベルで繰り返すことができます。したがって、検索で戻された各結果では、すべての結果のタイトルと説明のみが表示されます。通常は、行ごとに繰り返す部分をすべて含むテキスト・アイテムを最初の行で選択します。

    「スクレイプ」ボタンをクリックすると、図4-22に示すように、Webページの各アイテムの横にチェック・ボックスが表示されます。

    図4-22 スクレイプ・チェック・ボックス

    図4-22の説明が続きます
    「図4-22 スクレイプ・チェック・ボックス」の説明

  16. アイテムの横にあるチェック・ボックスを選択して出力を選択します。図4-23は、チェック・ボックスの例を示します。

    図4-23 サンマテオ郡のタイトルのチェック・ボックス

    タイトルの選択方法を示します。
    「図4-23 サンマテオ郡のタイトルのチェック・ボックス」の説明


    注意:

    選択するセクションの色によっては、チェック・ボックスが目立つように表示されない場合があります。

  17. 「Forecast for San Mateo County」のチェック・ボックスを選択すると、図4-24に示すように、画面下部のWebクリッピング・スタジオの「データ」セクションに、対応するラベルが表示されます。

    図4-24 「データ」セクションのサンマテオ郡のラベル

    図4-24の説明が続きます
    「図4-24 「データ」セクションのサンマテオ郡のラベル」の説明

  18. 「名前」フィールドに、SanMateoCountyForecastのようによりわかりやすい名前を入力します。名前には空白を含めないでください。

  19. 表示するフィールドを選択し、選択の際に対応するラベルを追加します。次に、この例で選択したサンプル情報のリストを示しますが、最新の天気による例を選択してください。図4-25に示すように、選択した次の天気情報が表示されます。

    • タイトル「サンマテオ郡の予報」

    • 今日

    • 今日の天気

    • 木曜

    • 木曜の天気

    図4-25 選択した天気情報

    図4-25の説明が続きます
    「図4-25 選択した天気情報」の説明


    注意:

    このWebページ・データソースでは、Webクリッピングの一部としてURLを選択できます。Oracle Portal 10.1.2以上では、アプリケーションのコンテキストが保持されます。そのため、たとえば、ハイパーリンクされたページに表示されるイメージは保持されます。

  20. これで、表示するデータは選択し終わったので、図4-26に示すように、「続行」ボタンをクリックします。

    図4-26 「続行」ボタン

    Webクリッピング・スタジオの「続行」アイコンを示します。
    「図4-26 「続行」ボタン」の説明

  21. 表示されたページで、図4-27に示すように、「クリッピング属性」セクションの情報に「Weather Underground: Redwood City, California Forecast」というタイトルが含まれることを確認します。

    図4-27 Webクリッピング・スタジオの「クリッピング属性」セクション

    図4-27の説明が続きます
    「図4-27 Webクリッピング・スタジオの「クリッピング属性」セクション」の説明

  22. 図4-28に示すように、「クリッピング・パラメータ」セクションの情報にパラメータが含まれることを確認します。

    図4-28 Webクリッピング・スタジオの「クリッピング・パラメータ」セクション

    図4-28の説明が続きます
    「図4-28 Webクリッピング・スタジオの「クリッピング・パラメータ」セクション」の説明

  23. queryという名前の2つ目のパラメータに対して、「クリッピング・パラメータにしますか。」チェック・ボックスを選択します。

  24. 「OK」をクリックします。

  25. OmniPortletウィザードの「ソース」タブに、新規タイトルと説明が表示されます。Webクリッピング・スタジオでWebクリッピングを編集する場合は、図4-29に示すように、「Webページの選択」ボタンを再度クリックします。

    図4-29 Webページの「ソース」タブ

    図4-29の説明が続きます
    「図4-29 Webページの「ソース」タブ」の説明

  26. 図4-30に示すように、「クリッピング・パラメータ」ヘッダーに、前のページで設定したクリッピング・パラメータが表示されます。

    図4-30 クリッピング・パラメータとポートレット・パラメータのマッピング

    図4-30の説明が続きます
    「図4-30 クリッピング・パラメータとポートレット・パラメータのマッピング」の説明

  27. 図4-31に示すように、「ポートレット・パラメータ」ヘッダーで、Param1の右にある「デフォルト値」を郵便番号94065に設定します。

    図4-31 「ポートレット・パラメータ」セクション

    図4-31の説明が続きます
    「図4-31 「ポートレット・パラメータ」セクション」の説明

  28. 「次へ」をクリックします。

  29. 「フィルタ」タブで、「次へ」をクリックします。

  30. 「表示」タブの「タイトル」フィールドに、Weather Informationと入力します。

  31. 「フッター・テキスト」フィールドにSource: Weather Undergroundと入力し、「フッター・テキストの表示」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。

  32. 「レイアウト・スタイル」で「ニュース」ラジオ・ボタンを選択します。「表示」タブは、図4-32のように表示されます。

    図4-32 オプションが選択された「表示」タブ

    図4-32の説明が続きます
    「図4-32 オプションが選択された「表示」タブ」の説明

  33. 「次へ」をクリックします。

  34. 「レイアウト」タブが図4-33のように表示されていることを確認します。

    図4-33 「レイアウト」タブ

    図4-33の説明が続きます
    「図4-33 「レイアウト」タブ」の説明

  35. 「終了」をクリックします。

  36. 新規Webページ・ポートレットがポータル・ページに、図4-34のように表示されます。

    図4-34 ポータル・ページの天気情報ポートレット

    図4-34の説明が続きます
    「図4-34 ポータル・ページ天気情報ポートレット」の説明

これで、OmniPortletの4つすべての例の構築が完了し、ページは図4-35のように表示されます。

図4-35 4つのOmniPortletの例が表示されたポータル・ページ

図4-35の説明が続きます
「図4-35 4つのOmniPortletの例が表示されたポータル・ページ」の説明

4.6 ポートレット・パラメータとイベントの設定

この項の手順では、作成したポートレットとページを設定してパラメータを使用する方法を示します。これにより、地域(ニューヨークなど)に該当する円グラフの一部をユーザーがクリック(ポートレット・イベントを生成)したときに、(Webサービスに基づく)郵便番号別天気予報ポートレットと(Webページに基づく)天気情報ポートレットに、その地域(ニューヨーク)の天気情報が表示されます。

ポートレット・パラメータとイベントを設定するには、次を実行する必要があります。

4.6.1 パラメータを受け入れるためのポートレットの構成

この項の手順では、パラメータを受け入れるページ上の2つのポートレット(郵便番号別天気予報情報を表示するWebサービス・ポートレットと天気情報を表示するWebページ・ポートレット)を構成する方法を示します。

パラメータを受け入れるように2つのポートレットを構成する手順は、次のとおりです。

  1. 図4-36に示すように、ページの編集モードで、Webサービス・ポートレットの左上にある「デフォルトの編集」アイコンをクリックします。

    図4-36 Webサービス・ポートレットの「デフォルトの編集」アイコン

    図4-36の説明が続きます
    「図4-36 Webサービス・ポートレットの「デフォルトの編集」アイコン」の説明

  2. 図4-37に示すように、「ソース」タブで、param0の値(94065)を##Param1##に置き換えます。

    図4-37 ##Param1##に設定されたparam0

    図4-37の説明が続きます
    「図4-37 ##Param1##に設定されたparam0」の説明

  3. 「ポートレット・パラメータ」で、Param1のデフォルト値を94065に設定します。

  4. 「ページ・ラベルのパーソナライズ」フィールドに、Zipと入力します。

  5. 図4-38に示すように、「ページ説明のパーソナライズ」フィールドに、Enter zip codeと入力します。

    図4-38 Webサービスの「ソース」タブの「ポートレット・パラメータ」セクション

    図4-38の説明が続きます
    「図4-38 Webサービスの「ソース」タブの「ポートレット・パラメータ」セクション」の説明

  6. 「OK」をクリックします。

  7. 図4-39に示すように、ポータル・ページの編集モードで、Webページ・ポートレットの「デフォルトの編集」アイコンをクリックします。

    図4-39 Webページ・ポートレットの「デフォルトの編集」アイコン

    図4-39の説明が続きます
    「図4-39 Webページ・ポートレットの「デフォルトの編集」アイコン」の説明

  8. すでにポートレット・パラメータをクリッピング・パラメータにマップしてあるため、「ソース」タブでは、図4-40に示すように、ラベルと説明をポートレット・パラメータのParam1に追加するのみで済みます。

    図4-40 Webページの「ソース」タブの「ポートレット・パラメータ」セクション

    図4-40の説明が続きます
    「図4-40 Weページの「ソース」タブの「ポートレット・パラメータ」セクション」の説明

  9. 「OK」をクリックします。

これで、ページ・パラメータを受け入れるための、WebサービスおよびWebページ・ポートレットのポートレット・パラメータを2つ作成しました。次に、ページ・パラメータをこれら2つのポートレット・パラメータにマップします。

4.6.2 ポートレット・パラメータへのページ・パラメータのマップ

この項の手順では、前の項で構成した2つのポートレットにページ・パラメータをマップする方法を示します。

ページ・パラメータをポートレット・パラメータにマップする手順は、次のとおりです。

  1. 図4-41に示すように、ページの編集モードで、画面上部にある「ページ: プロパティ」リンクをクリックします。

    図4-41 「ページ: プロパティ」リンク

    図4-41の説明が続きます
    「図4-41 「ページ: プロパティ」リンク」の説明

  2. 「パラメータ」タブをクリックします。

  3. 図4-42に示すように、「新規ページ・パラメータ」の「パラメータ名」フィールドにzipと入力し、「追加」をクリックします。

    図4-42 「新規ページ・パラメータ」

    図4-42の説明が続きます
    「図4-42 「新規ページ・パラメータ」」の説明

  4. 「ページ・パラメータのプロパティ」に新規ページ・パラメータが表示されます。図4-43に示すように、「デフォルト値」フィールドに94065と入力します。

    図4-43 zipページ・パラメータのデフォルト値

    図4-43の説明が続きます
    「図4-43 zipページ・パラメータのデフォルト値」の説明

  5. 「ポートレット・パラメータ値」に、ポートレットのリストが表示されます。この章のすべての手順が完了している場合は、OmniPortletの4つのインスタンスが表示されます。リストの先頭はWebサービス・ポートレットで、リストの4つ目(最終行)のOmniPortletインスタンスはWebページ・データソースです。

  6. 図4-44に示すように、先頭のOmniPortletインスタンスの左にある矢印をクリックし、「ポートレット・パラメータ」リストを開きます。

    図4-44 「ポートレット・パラメータ値」セクション

    図4-44の説明が続きます
    「図4-44 「ポートレット・パラメータ値」セクション」の説明

  7. Param1の右にあるリストから「ページ・パラメータ」を選択します。

  8. 表示されているリストから、必ずzipを選択します。

  9. リストの4つ目のOmniPortletについて、図4-45に示すように、同じ手順を実行してParam1を「Zip」の「ページ・パラメータ」に設定します。

  10. 図4-45 「ページ・パラメータ」タブの「ポートレット・パラメータ」セクション

    図4-45の説明が続きます
    「図4-45 「ページ・パラメータ」タブの「ポートレット・パラメータ」セクション」の説明

これで、ページ・パラメータzipはWebサービスおよびWebページ・ポートレットのポートレット・パラメータにマップされました。次に、円グラフの一部をクリックしたときに、選択した郵便番号がページに送信されるように、チャート・ポートレットを設定します。

4.6.3 イベントを使用するためのチャート・ポートレットの構成

この項の手順では、イベントを使用するためにチャート・ポートレットを構成する方法を示します。つまり、ポートレット内のイベント(円グラフの一部のクリックなど)に基づいてイベントが発生するようにします。この場合、エンド・ユーザーによって円グラフの一部がクリックされたときにこの円グラフの一部に対応した郵便番号がページに送信されるように、ポートレットを構成します。これにより、4.6.1項「パラメータを受け入れるためのポートレットの構成」で構成した2つのポートレットのデータが、選択した郵便番号に応じてリフレッシュされます。

チャート・ポートレットを構成する手順は、次のとおりです。

  1. 図4-46に示すように、ページの編集モードで、チャート・ポートレットの「デフォルトの編集」アイコンをクリックします。

    図4-46 チャート・ポートレットの「デフォルトの編集」アイコン

    図4-46の説明が続きます
    「図4-46 チャート・ポートレットの「デフォルトの編集」アイコン」の説明

  2. 「レイアウト」タブをクリックします。

  3. 「チャート・ドリルダウン」で、「操作」リストから「イベント1」を選択します。

  4. 「デフォルト編集モード」の場合、「イベント」という名前のタブがウィザードに表示されます。「イベント」タブをクリックします。

  5. このタブで、郵便番号がチャートからページにイベント出力として渡されるように、(「レイアウト」タブで設定した)イベント1を構成します。

    図4-47に示すように、Event1Param1を「郵便番号」に設定し、「OK」をクリックします。

  6. 図4-47 チャート・ポートレットの「イベント」タブ

    図4-47の説明が続きます
    「図4-47 チャート・ポートレットの「イベント」タブ」の説明

これで、ユーザーが円グラフの一部をクリックできるようにチャート・ポートレットが構成され、円グラフで選択した郵便番号がページに送信されるようにイベントが設定されました。次に、このイベント・パラメータが受け入れられるようにページを設定します。

4.6.4 ページへのチャート・イベントのマップ

この項の手順では、前の項で作成したチャート・イベントをページにマップし、ユーザーが円グラフの一部をクリックしたときに、円グラフで選択した郵便番号がページによってページ出力として受け入れられるようにする方法を示します。これにより、ページには、WebサービスおよびWebページ・ポートレットで選択した郵便番号に該当するデータが表示されます。

チャート・イベントをページにマップする手順は、次のとおりです。

  1. ページの編集モードで、「ページ: プロパティ」リンクをクリックし、「イベント」タブをクリックします。

  2. 図4-48に示すように、リストで2つ目のOmniPortletを開いて、その下にイベントを表示し、「イベント1」を選択します。

    図4-48 ページの「イベント」タブの「ポートレット・イベント」セクション

    図4-48の説明が続きます
    「図4-48 ページの「イベント」タブの「ポートレット・イベント」セクション」の説明

  3. 「ページに移動」ラジオ・ボタンを選択し、その右側のフィールドのさらに右にある「ページをブラウズ」アイコンをクリックし、ページの名前(この場合はOmniPortlet Examples)を検索します。ページ名の横にある「オブジェクトを戻す」をクリックします。


    注意:

    ページ名がわからない場合は、「取消」をクリックするとページの編集モードに戻ることができます。次に、「ページ・グループ: プロパティ」リンクをクリックし、ページ・グループの表示名を表示します。「ページ・プロパティ」の「イベント」タブに戻った後、「ページをブラウズ」アイコンをクリックしてページ・グループを検索すると、その下にページ名が表示されます。

  4. 図4-49に示すように、「ページ入力」を設定します。

    図4-49 「イベント」タブの「ページ入力」

    図4-49の説明が続きます
    「図4-49 「イベント」タブの「ページ入力」」の説明

  5. 「OK」をクリックします。

  6. これで、チャート・ポートレットの円グラフの上にマウスをドラッグするとセクションの1つをクリックできるようになりました。最も大きい部分(ニューヨーク)をクリックしてみてください。ページがリフレッシュされるのがわかります。

    ページのURLには、たとえばOmniPortlet%20Examples?zip=10001のように、ページ名の後に設定されたパラメータ値が表示されます。天気予報情報が変更され、図4-50のようになります。

    図4-50 ニューヨークの天気予報の(Webサービス)ポートレット

    図4-50の説明が続きます
    「図4-50 ニューヨークの天気予報の(Webサービス)ポートレット」の説明

    天気情報ポートレットが変更され、図4-51のようになります。

    図4-51 ニューヨークの天気情報の(Webページ)ポートレット

    図4-51の説明が続きます
    「図4-51 ニューヨークの天気情報の(Webページ)ポートレット」の説明

4.7 HTMLレイアウトを使用したOmniPortletの構築

この章での例からわかるように、OmniPortletの任意の組込みレイアウトでは任意のデータソースを使用できます。この項では、OmniPortletのHTMLレイアウトで、4.2項「Webサービスに基づくOmniPortletの構築」で使用したものと同じWebサービス・データソースを使用してポートレットを作成する方法を説明します。この項を終了すると、ポートレットは図4-52のようになります。

図4-52 HTMLレイアウトを使用したOmniPortlet

図4-52の説明が続きます
「図4-52 HTMLレイアウトを使用したOmniPortlet」の説明

HTMLレイアウトを使用してポートレットを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 4.2項「Webサービスに基づくOmniPortletの構築」の手順1〜8に従って、Webサービス・データソースを使用します。

  2. 「表示」タブの「レイアウト・スタイル」で、「HTML」を選択してから、「次へ」をクリックします。

  3. 「レイアウト」タブに表示されるデフォルトのレイアウトは、「簡易表」です。

    「クイック・スタート」ドロップダウン・リストを使用してレイアウトを切り替えたり、各フィールドを消去して独自のレイアウトを作成したりできます。この例では、デフォルトの「簡易表」レイアウトを使用します。「繰返しセクション」で、OmniPortletによってデータソースの列がレイアウトにどのようにして自動的に移入されるかが確認できます。必要に応じて、任意のセクションでHTMLを変更できます。

  4. 「終了」をクリックします。ポートレットは図4-53のように表示されます。

  5. 図4-53 HTMLレイアウトを使用したOmniPortletの初期表示

    図4-53の説明が続きます
    「図4-53 HTMLレイアウトを使用したOmniPortletの初期表示」の説明

  6. 「img」の下に、実際のイメージのかわりにURLが表示されていることがわかります。HTMLソースを変更するには、「デフォルトの編集」(鉛筆)アイコンをクリックしてOmniPortletを編集します。

  7. 「レイアウト」タブをクリックします。

  8. 「繰返しセクション」で、<TD>##img##</TD>というコードの行を見つけます。

  9. このコードを、<TD><img src="##img##"></TD>で置換します。

  10. 「非繰返しヘッダー・セクション」で、列ヘッダーを変更することもできます。たとえば、次のように置換します。

    <TH CLASS='PortletHeading1'>img</TH>"

    を、次のようにします。

    <TH CLASS='PortletHeading1'>Weather Graphic</TH>

  11. 「非繰返しヘッダー・セクション」で、次の行を削除します。

    <TH CLASS='PortletHeading1'>Zip Code</TH>

  12. 「繰返しセクション」で、次の行を削除します。

    <TD>##zipCode##</TD>

  13. 他にも変更するヘッダーがあればそれに対して同じ操作を実行し、「終了」をクリックします。これにより、ポートレットは、図4-54のように表示されます。

    図4-54 HTMLレイアウトを使用したOmniPortletの最終表示

    図4-54の説明が続きます
    「図4-54 HTMLレイアウトを使用したOmniPortletの最終表示」の説明