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Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート
11gリリース1(11.1.1) for Microsoft Windows(32-Bit)
B55923-02
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5 Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Control

この章では、Fusion Middleware Controlに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。

5.1 一般的な問題および回避方法

この項では、一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

5.1.1 セッション・タイムアウト後の製品の動作

セキュリティ上の理由から、Fusion Middleware Controlでのセッションは、事前定義された非アクティブ期間の経過後にタイムアウトされ、ユーザーはコンソールに再度ログインするよう求められます。ほとんどの場合、セッションのタイムアウト前に表示されていたページに戻ります。

ただし、Fusion Middleware Controlのデプロイメント・ウィザードを使用しているなどの一定の状況下では、ログイン後に製品の同じ場所に戻りません。この場合、ユーザーは、セッションがタイムアウトする前に使用していた特定のFusion Middleware Controlページに移動する必要があります。

5.1.2 Fusion Middleware Controlで「TopLinkセッション」コマンドを選択したときに表示されるエラーの修正

Fusion Middleware Controlでは、「アプリケーションのデプロイ」メニューの「TopLinkセッション」を選択することで、Oracle TopLinkの管理ページを表示できます。

ただし、このコマンドの選択時にエラー・メッセージが表示された場合、次のMBeanシステム・プロパティの1つまたは両方を追加することで、この問題を修正できます。

Windowsオペレーティング・システム:

rem set JAVA_OPTIONS=%JAVA_OPTIONS% -Declipselink.register.dev.mbean=true
rem set JAVA_OPTIONS=%JAVA_OPTIONS% -Declipselink.register.run.mbean=true

UNIXオペレーティング・システム:

JAVA_OPTIONS="${JAVA_OPTIONS} -Declipselink.register.dev.mbean=true"
JAVA_OPTIONS="${JAVA_OPTIONS} -Declipselink.register.run.mbean=true"

詳細は、次のURLにあるEclipse WIKI Webサイトを参照してください。

http://wiki.eclipse.org/Integrating_EclipseLink_with_an_Application_Server_(ELUG)#How_to_Integrate_JMX

5.1.3 グラフィックの表示問題を修正するためのDISPLAY変数の確認

Fusion Middleware Controlのグラフィック・サブシステムでは、必要に応じてそのグラフィックの一部が生成されます。DISPLAY環境変数が設定されている場合、Fusion Middleware Controlでは、指定されたDISPLAY環境をオープンしようとします。

グラフィック・エラーのためにFusion Middleware Controlの起動に失敗した場合、DISPLAY環境変数が適切なDISPLAY環境に設定されているかどうかを確認してください。

DISPLAY環境変数が間違って設定されている場合は、そのDISPLAY環境変数の設定を解除してください。その後、Fusion Middleware Controlを再起動します。

5.1.4 「MDS構成」ページに表示される不完全な情報

Oracle Metadata Services(MDS)を必要とするOracle SOA Suiteアプリケーションのデプロイ後、まれにですが、アプリケーションの「MDS構成」ページにMDSリポジトリに関する完全な情報が含まれていないことがあります。

この問題に対処するには、「メタデータ・リポジトリ」ページを使用してリポジトリを再登録します。詳細は、Fusion Middleware Controlのオンライン・ヘルプに含まれるMDSリポジトリの作成および登録に関するトピックを参照してください。

5.1.5 Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlから構成ページにアクセスした後にOracle Web Cacheを起動すると発生する例外

Fusion Middleware ControlからOracle Web Cacheを起動、停止または再起動するには、「Webキャッシュ」メニューの「コントロール」を選択し、次に「起動」「停止」または「再起動」を選択します。

構成ページで「停止」を選択し、次に「起動」を選択すると、Fusion Middleware Controlから例外エラーが返されることがあります。現在の環境でこれらのエラーが発生したら、Web Cacheのホームページから操作を実行します。

5.1.6 英語以外の言語を使用する場合における表の表示の問題

Fusion Middleware Controlを英語以外の一部の言語環境で使用する場合、コンポーネントのホームページにある表の一部が不適切に表示されます。たとえば、表のいくつかの行が結合されて、内容が表示されません。

ページで非表示になっているデータは存在しないため、これらの状況は無視して問題ありません。不適切に表示される表のセルには、パフォーマンス・データなどの情報は含まれません。

5.1.7 新しいタブでポップアップ・ウィンドウを開くようにInternet Explorer 7を構成している場合の問題

常に新しいブラウザ・タブでポップアップ・ウィンドウを表示するようにMicrosoft Internet Explorer 7を構成している場合、Fusion Middleware Controlの使用時に問題が発生する可能性があります。たとえば、Enteprise Managerのコンテンツは新しいタブに正常に表示されるのに、Fusion Middleware Controlがマウスのクリックに応答しなくなることがあります。作業を継続する唯一の方法は、タブを閉じることです。

この問題を回避するには、Internet Explorerの「インターネット オプション」ダイアログ・ボックスを使用して、新しいタブでポップアップ・ウィンドウを表示するオプションを無効にします。

5.1.8 Fusion Middleware Controlに関する追加のリリース・ノート

Fusion Middleware Controlの追加のリリース・ノートは、第4章「Oracle Fusion Middlewareの管理」を参照してください。

Fusion Middleware Controlの追加のリリース・ノートは、各リリース・ノートのそれぞれのコンポーネントの章にも含まれます。

5.1.9 チャート・リージョンの移動後に発生するパフォーマンス・チャートの問題

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは、コンポーネントの多くのホームページにパフォーマンス・チャートが表示されます。たとえば、現在のレスポンスおよび負荷のメトリックや、CPU使用率およびメモリー使用量を表示するチャートがあります。

これらのチャートのいずれかをホームページ上の新しい場所に移動すると、状況によっては「表ビュー」リンク(データの表形式ビューを提供)が適切に動作せず、チャートの自動リフレッシュが停止する可能性があります。

この問題を修正するには、ページの右上隅にあるリフレッシュ・アイコンをクリックし、ページをリフレッシュします。

5.1.10 SSE4.2命令セットをサポートするIntelシステムでJDK 160_18を実行する場合に発生する表示の問題

一部の新しいIntelベースのコンピュータでは、SSE4.2命令セットがサポートされます。これらのコンピュータのいずれかでJava Development Kit(JDK)の160_18バージョンを使用する場合、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlで表示上の問題が発生する可能性があります。

これは、Sun Developer Network(SDN)の次の問題に関連しています。

http://bugs.sun.com/view_bug.do?bug_id=6875866

特に、Fusion Middleware Controlを使用する場合、フォント・サイズと位置合せに関する問題が発生することがあり、次のようなエラーがサーバー・ログ・ファイルに記録されます。

Servlet failed with Exception
java.lang.StringIndexOutOfBoundsException: String index out of range

この問題を解決するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle WebLogic Serverドメイン・ホームで、setDomainEnv構成ファイルを検索して開きます。

    次に例を示します。

    次に例を示します。

    DOMAIN_HOME\bin\setDomainEnv.cmd
    
  2. setDomainEnvファイルのJAVA_OPTIONSエントリに次の要素を追加し、変更を保存します。

    -XX:-UseSSE42Intrinsics
    

    次に例を示します。

    JAVA_OPTIONS="${JAVA_OPTIONS} ${JAVA_PROPERTIES}
     -Dwlw.iterativeDev=${iterativeDevFlag} -Dwlw.testConsole=${testConsoleFlag}
     -Dwlw.logErrorsToConsole=${logErrorsToConsoleFlag} -XX:-UseSSE42Intrinsics"
    
  3. Oracle WebLogic Serverドメイン・ホームで次のディレクトリを検索します。

    DOMAIN_HOME\servers\AdminServer\tmp\_WL_user\em\jmb4hf\public\adf\styles\cache\
    
  4. ディレクトリからスタイルシート・ファイル(.css)を削除します。

  5. Oracle WebLogic Serverドメインを再起動します。

  6. Webブラウザのキャッシュを消去します。

5.1.11 Apple SafariブラウザでFusion Middleware Controlを表示する場合に必要なAdobe Flashプラグイン

Apple Safariブラウザを使用してFusion Middleware Controlを表示するには、Adobe Flashブラウザ・プラグインをインストールする必要があります。

グラフィックなどのFusion Middleware Control要素の表示に問題が発生した場合、Adobe Webサイトからプラグインの新規バージョンをダウンロードしてインストールしてください。

5.2 ドキュメントの訂正箇所

この項では、ドキュメントの訂正箇所を示します。内容は次のとおりです。

5.2.1 一部の組込みの管理者ガイドで使用できない検索

Fusion Middleware Controlのヘルプにおける次の組込みの管理者ガイドでは、検索が使用できません。

  • Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Federationの管理者ガイド

  • Oracle Fusion Middleware Content Serverのシステム管理者ガイド(Oracle Enterprise Content Management Suiteでのインストール用)