Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート 11gリリース1(11.1.1) for Microsoft Windows(32-Bit) B55923-02 |
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この章では、Oracle Real-Time Decisions(Oracle RTD)に関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。
この項では、Oracle RTDに関連する一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
学習サービスが稼働していないOracle RTDサーバーを介してデシジョン・センターにアクセスすると、デシジョン・センターのいずれのレポートも表示できず、インライン・サービス・ナビゲータ・ペインにエラーが表示されます。
回避方法として、Oracle RTDサーバーで学習サービスを有効化して起動します。
モデルの初期段階では、未熟な予測モデルによって、NaNではなく実際の可能性が返される場合があります。また、モデルに対して「可能性のランダム化」オプションが有効化されている場合、成熟した予測モデルによって、実際の可能性ではなくNaNが返されることもあります。これらの状況は一時的なもので、後者の場合は「可能性のランダム化」機能の利点の方が重要です。
DC_Demo開発ヘルパーexternal_rules_deployment_helper.jsp
では、ルール・スコープを切り替える際にxml(メタデータ・ビュー)がクリアされていない場合、エラーが表示されることがあります。たとえば、スコアリング・ルールからフィルタリング・ルール(もしくはその逆)にスコープを切り替えると、このエラーが発生します。このエラーは無視して構いません。回避方法として、ルール・スコープを変更する前に、xmlを手動でクリアします。
DC_Demo開発ヘルパーは、設定が標準のインストール後タスクであるWebOffers表にアクセスします。WebOffers表がSQL Server表の場合は、external_rules_deployment_helper.jsp
ファイル内の表の名前をWEBOFFERSからWebOffersに変更してください。
統合点の同時リクエストが処理される際に、システムによって次の警告またはエラーが表示される場合があります。[WARNING] [RTD-10247]....."<attributeX_value>
"は<タイプ>
モデル属性"<EntityA.attributeY>
"の有効な値ではありません。[ERROR] [RTD-10202]..... "<attributeX_value>
"は<タイプ>
モデル属性"<EntityA.attributeY>
"の有効な値ではありません。例: [WARNING] [RTD-10247]..... 「"Call"は数値モデル属性"customer.age"の有効な値ではありません。」これらの警告またはエラーのリクエスト合計数に占める割合が高い場合、モデルが悪影響を受ける可能性があります。
Oracle Fusion Middlewareプラットフォーム開発者ガイド for Oracle Real-Time Decisionsのスタート・チュートリアルの章、およびサンプル・インライン・サービスのCrossSellおよびDC_Demoでは、セッション関連のエンティティに選択肢が格納されています。選択肢オブジェクト全体ではなく、選択肢のIDのみが保存されるように構成することをお薦めします。
デプロイメント状態は今後のリリースで非推奨になる予定です。それまでの間は、開発以外のデプロイメント状態を使用しないでください。
この項では、Oracle RTDのインストールに関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
SQL Serverデータベースに対してOracle RTDをインストールした場合は、JDBCデータソースrtd_datasourceのテスト対象の表名をSDSCHEMAVERSIONからSDSchemaVersionに更新する必要があります。
WebLogic Server管理コンソールにログインして、次の手順を実行します。
「サービス」→「JDBC」→「データ・ソース」を選択します。
rtd_datasource→「接続プール」タブを選択します。
「詳細」を選択して「ロックして編集」をクリックします。
テスト対象の表名をSDSchemaVersionに変更します。
「保存」をクリックします。
Oracle RTDを実行する管理対象サーバーを再起動します。
この時点で既知の問題はありません。
この項では、Oracle RTDの構成に関連する一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
DB2データベースでDC_Demoのサンプル・データを設定するためのInitAppDB
コマンドを実行する前に、ファイルRTD_HOME
\examples\DC_Demo\etc\data\DB2\WebOffers.sql
(RTD_HOMEはOracle RTDクライアント側ツールのインストール先ディレクトリ)を編集する必要があります。具体的には、次の行の最後にカンマを1つ追加します。
EligibilityRuleMetadata varchar(4000)
この項では、Oracle RTDの管理に関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
Oracle RTDアプリケーションを再起動するには、Oracle RTDを実行する管理対象サーバーを再起動します。
この項では、Oracle RTDの統合に関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
Javaスマート・クライアントのサンプルを設定する際には、サンプルを実行する前に、使用するプロパティ・ファイルに応じてDecision Studioで実行構成を変更する必要があります。
注意: <RTD_HOME> は、クライアント側ファイルのインストール先ディレクトリ(たとえばC:\RTD_Tools )を表します。
引数タブで行う変更では、明示的なフルパス名を入力する必要があります。 |
プロパティ・ファイルとしてsdclient.properties
を使用する場合は、次の変更を行います。
引数タブのプログラム引数ボックスに、次を追加します。<RTD_HOME>
は、クライアント側ファイルのインストール・ディレクトリの完全な名前に置き換えてください。
-u "
<RTD_HOME>
\client\Client Examples\Java Client Example\lib\sdclient.properties"
プロパティ・ファイルとしてsdjrfclient.properties
を使用する場合は、次の変更を行います。
引数タブのプログラム引数ボックスに、次を追加します。<RTD_HOME>
は、クライアント側ファイルのインストール・ディレクトリの完全な名前に置き換えてください。
-u "
<RTD_HOME>
\client\Client Examples\Java Client Example\lib\sdjrfclient.properties"
プロパティ・ファイルとしてclientHttpEndPoints.properties
を使用する場合は、次の変更を行います。
引数タブのプログラム引数ボックスに、次を追加します。<RTD_HOME>
は、クライアント側ファイルのインストール・ディレクトリの完全な名前に置き換えてください。
-u "
<RTD_HOME>
\client\Client Examples\Java Client Example\lib\clientHttpEndPoints.properties"
クラスパス・タブで次の手順を行います。
既存のプロジェクトを削除します。
次のjarファイルを追加します。commons-code.jar、commons-httpclient.jar、commons-logging.jar、j2ee-client.jar、rtd-ds-client.jar(存在しない場合)、stax-api-1.0.jarおよびwstx.jsr。
デフォルトでプロジェクトを追加します。
この項では、Oracle RTD Decision Studioに関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
親子エンティティ階層では、通常、子エンティティが親エンティティの属性として定義されます。子エンティティが配列属性の場合、子配列属性を直接的な親エンティティのみのデータソースにマップする必要があります。たとえば、ある顧客が多数のアカウントを持ち、アカウントごとに多数の契約が存在するとします。Decision Studioでは、顧客エンティティのマッピング・タブに、階層全体が次のように表示されます。顧客エンティティには、アカウント・エンティティが配列属性として含まれ、アカウント属性には契約エンティティが配列属性として含まれます。アカウント・エンティティのマッピング・タブには、契約エンティティが配列属性として含まれます。この例の場合は、アカウント・エンティティのマッピング・タブに含まれる契約属性のみをマップします。顧客エントリのマッピング・タブに含まれる契約属性は、マッピングしないでください。
最初にインポート、次にデプロイを行った後で、パス「ヘルプ」→「ヘルプの目次」を使用してDecision Studioヘルプを開こうとすると、インライン・サービスでエラーが発生し、「ヘルプ」ウィンドウが表示されません。回避方法として、Decision Studioを閉じてから再度開きます。
既知の問題として、エンティティ・キャッシングを有効化する際に、次に示す多数の設計要因が重なる場合、コンパイルおよびランタイム・エラーが発生します。
マルチレベル・エンティティ階層を使用しており、子エンティティが親エンティティの配列属性である
子エンティティのデータソースには入力列が定義されていない
子エンティティでのキャッシングを有効化する
可能であれば、子エンティティの構造(特に、ソースにマップされる属性)を単純化してください。これが不可能な場合は、Oracleサポート・サービスに連絡して具体的な設計構成の詳細を伝えてください。
この時点で既知の問題はありません。
この項では、Oracle RTDのパフォーマンス監視に関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
パフォーマンス・カウント情報にアクセスするための手順(ds_perf.xls
ファイルを開いて一番上のセルに表示される指示に従う)を実行した場合、出力が正しく書式設定されません。回避方法として、Microsoft Excelで新規スプレッドシートを作成し、テキスト ファイル ウィザード(「データ」→「外部データの取り込み」→「データの取り込み」を選択してデフォルト・オプションを選択)を使用してds_perf.csv
データをインポートします。
54.12.1.1項「CSVファイルのコンテンツ」および54.12.1.2項「XLSファイルのコンテンツ」も参照してください。
この時点で既知の問題はありません。
この時点で既知の問題はありません。
この項では、Oracle RTDのドキュメントおよびヘルプ・システムの訂正箇所について説明します。内容は次のとおりです。
この項では、Oracle Fusion Middleware管理者ガイド for Oracle Real-Time Decisionsの訂正箇所について説明します。内容は次のとおりです。
CSVファイルのコンテンツに関する項から、次のフィールド名を削除する必要があります。
実行中のリクエストの最大許容数
リクエスト・キュー許容量
ピーク・キューの長さ
キューの最大長
待機中のリクエスト(キューの長さ)
キューが満杯になるリクエスト合計数
リクエスト・キュー合計数
同じ項に、次のフィールド名および説明を追加する必要があります。
終了済リクエスト
終了したインライン・サービス・リクエストの合計数。
XLSファイルのコンテンツに関する項から、使用率(%)の列に関する情報を削除する必要があります(この列は生成されなくなりました)。
この項では、Oracle RTDヘルプ・システムの訂正箇所について説明します。内容は次のとおりです。
Decision StudioからマニュアルOracle Fusion Middlewareプラットフォーム開発者ガイド for Oracle Real-Time Decisionsにアクセスするために、パス「ヘルプ」→「ヘルプの目次」→Oracle RTD Decision Studio→Decision Studioリファレンス→ユーザー・マニュアル→Oracle Fusion Middlewareプラットフォーム開発者ガイド for Oracle Real-Time Decisionsを使用すると、Oracle Fusion Middlewareの別のマニュアルが表示されます。回避方法として、http://download.oracle.com/docs/cd/E14571_01/bi.1111/e16630.pdf
から正しいマニュアルにアクセスします。
この項では、サード・パーティ・ソフトウェアの情報を提供します。内容は次のとおりです。
サード・パーティ・パッケージのDisplaytagは、http://displaytag.sourceforge.net
からダウンロードできます。