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Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート
11gリリース1(11.1.1) for Microsoft Windows(32-Bit)
B55923-02
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12 Oracle WebCenter

この章では、Oracle WebCenterに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。

12.1 一般的な問題および回避方法

この項では、一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

12.1.1 Oracle WebLogic Communications Serverの使用

Oracle WebLogic Communications Server(OWLCS)は、開発用のサンプルとしてのみ提供されています。本番デプロイメントには使用しないでください。

12.1.2 Jiveフォーラムのドキュメントの使用

Oracle WebCenterディスカッション(Jiveフォーラム)は、Oracle WebCenterのオプション・コンポーネントです。参照用として、Jiveフォーラムの完全なドキュメントが付属しています。ただし、WebCenter製品のインストール対象外となるJiveソフトウェアのインストールおよびアップグレードは、サポートされません。

12.1.3 リッチ・テキスト・ポートレットの使用

実行時に、リッチ・テキスト・ポートレットの内容をカスタマイズまたはリフレッシュしようとしてnullポインタ例外が発生した場合、ページをリロードしてからポートレットをカスタマイズまたはリフレッシュしてください。

12.1.4 「すべての保存済検索」タスク・フローのフォルダの展開または縮小(アクセシビリティの問題)

WebCenter Spacesでキーボードのみを使用する場合、「すべての保存済検索」タスク・フローのフォルダを展開または縮小できません。この問題を回避するには、個人の保存済検索で「検索」メイン・ビューのタスク・フローを使用して保存済検索を表示するか、グループ・スペース固有の保存済検索で「検索」グループ・メイン・ビューのタスク・フローを使用して保存済検索を表示します。

12.1.5 MDSに格納されているカスタマイズの消去

Oracle JDeveloperで、「アプリケーション」メニューから「ランタイムMDSカスタマイズの消去」を選択しても、メタデータ・サービス(MDS)に格納されている実行時に作成されたカスタマイズは、消去されません。カスタマイズを削除するには、構成済ディレクトリから手動で削除するか、JDeveloperを使用します。

JDeveloperを使用してこれらのカスタマイズを消去するには、次の手順を実行します。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、アプリケーション名の横にある「アプリケーション・メニュー」アイコンをクリックし、「アプリケーションのプロパティ」を選択します。

  2. 「アプリケーションのプロパティ」ダイアログで、左側のペインの「実行」ノードを開き、「MDS」を選択します。

  3. 右側のペインの「実行: MDS」で、「各実行の前にカスタマイズを削除」を選択します。この操作により、アプリケーションを実行するたびにランタイム・カスタマイズのMDSが消去されます。アプリケーションの実行時にランタイム・カスタマイズを保存するには、「アプリケーションの実行間でカスタマイズを維持」を選択します。

12.1.6 DOMAIN_HOMEおよびJDEV_SYSTEM_DIRECTORYのパス名からの空白の削除

Windowsプラットフォームでは、WebCenterドメインの名前に空白を含めることはできず、パスに空白が含まれるフォルダ内にドメインを作成することもできません。また、カスタムWebCenterアプリケーションのページは、Oracle JDeveloperのシステム・ディレクトリのパスに空白が含まれるとレンダリングされません。そのため、DOMAIN_HOMEおよびJDEV_SYSTEM_DIRECTORYのパスに空白が含まれていないことを確認してください。

12.1.7 Wikiおよびブログ・サービスを使用するためのsetDomainEnv.cmdの構成

Windowsプラットフォームでは、Oracle WebCenterのWikiおよびブログ・サービスを使用する場合、DOMAIN_HOME/bin/setDomainEnv.cmdを変更する必要があります。

setDomainEnv.cmdファイルで次のエントリを検索します。

if "%WC_APPSDIR_ARGUMENT%"=="" { 
set %WC_APPSDIR_ARGUMENT%=-Dwc.apps.dir=%WC_APPS_DIR% 
set EXTRA_JAVA_PROPERTIES=%WC_APPSDIR_ARGUMENT% %EXTRA_JAVA_PROPERTIES% 
} 

このエントリを次のエントリで置き換えてください。正確な変更箇所は、太字で示してあります。

if "%WC_APPSDIR_ARGUMENT%"=="" { 
set %WC_APPSDIR_ARGUMENT%=-Dwc.apps.dir=%WC_APPS_DIR% 
set EXTRA_JAVA_PROPERTIES=-Dwc.apps.dir=%WC_APPS_DIR% %EXTRA_JAVA_PROPERTIES% 
} 

12.1.8 Internet Explorer 7での「ドキュメント」タブのナビゲート(アクセシビリティの問題)

Internet Explorer 7において、WebCenter Spacesでキーボードのみを使用する場合、ページ編集モードにおける「ドキュメント」タブおよび「ドキュメント・リスト・ビューア」タスク・フローの特定のボタンで、カーソル位置が強調表示されません。カーソル位置のインジケータは表示されませんが、ボタン・オブジェクトに対するカーソルのフォーカスは適切です。この問題を回避するには、Internet Explorer 8を使用するか、他にサポートされるブラウザ(Safari 4.xやFirefox 3.xなど)を使用します。

12.1.9 Oracle SESのインストール

Oracle Secure Enterprise Search(Oracle SES)をインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle SES 10.1.8.2をインストールします。

    Oracle SES 10.1.8.2のインストール方法の詳細は、OTNの次の場所にあるOracle Secure Enterpriseオンライン・ドキュメント・ライブラリ10gリリース1(10.1.8.2)を参照してください。

    http://www.oracle.com/technology/documentation/ses.html

  2. Oracle SES 10.1.8.4.0パッチ・セットをインストールします。

    これを行うには、パッチ7514463をhttp://support.oracle.comからダウンロードします。

  3. Oracle SES Oracle Database Connector 10.1.8.4.4パッチ・セットをインストールします。

    これを行うには、パッチ9022819をhttp://support.oracle.comからダウンロードします。

12.1.10 Microsoft OCSに対するIMP接続の設定

Microsoft Office Communications Server(OCS)に対してインスタント・メッセージおよびプレゼンス(IMP)の接続を設定する場合、接続ウィザードには、base.connection.urlおよびdomainパラメータのみが必須として表示されます。実際は、userDomainおよびocsServerパラメータも必須です。

12.1.11 HTTPS接続を介したSESでのWebCenter Spacesのクロール

Basic認証を使用するHTTPS接続を介してWebCenter SpacesをクロールするようにOracle Secure Enterprise Search(SES)を構成する場合、SESホームにパッチ6690355を適用する必要があります。パッチ6690355は、SESホーム内のOC4Jのスタンドアロン・インストールであるOracle Containers for J2EE(OC4J)10.1.3.4.0を対象としています。パッチ6690355のREADMEファイルに記載されているとおり、パッチ5912518をまだインストールしていない場合、パッチ6690355を適用する前にパッチ5912518を適用する必要があります。

2つのパッチを適用するには、次の手順を実行します。

  1. パッチ5912518および6690355をhttp://support.oracle.comからダウンロードします。

  2. Oracle Secure Enterprise Search 10.1.8.4ホームから$ORACLE_HOMEに移動し、次のコマンドを実行します。

    bin/searchctl stop
    cd oc4j 
    setenv ORACLE_HOME <current-working-directory> 
    unzip p5912518_111000_GENERIC.zip
    unzip p6690355_101340_GENERIC.zip
    cd 6690355
    $ORACLE_HOME/OPatch/opatch apply -jdk ../../jdk -jre ../../jdk/jre
    cd .. 
    setenv ORACLE_HOME <current-working-directory>
    bin/searchctl start
    

12.1.12 Microsoft ActiveDirectoryと組み合せたOracle WebCenterの実行

Microsoft ActiveDirectoryのIDストアと組み合せてOracle WebCenterを実行すると、ClassCastExceptionsが発生することがあります。この問題を回避するには、パッチ9039508を適用する必要があります。このパッチは、http://support.oracle.comからダウンロードできます。

12.1.13 MicrosoftクライアントのSSOの構成

Micorsoftクライアントでシングル・サインオンを構成する場合、WebCenterのサーバーごとにsetDomainEnv.shJAVA_OPTIONSに次のシステム・プロパティを追加する必要があります。特定の各ホストの値について、次の値を変更します。

-Dnon_sso_protocol=http
-Dnon_sso_host=example.com
-Dnon_sso_port=8888
-Dsso_base_url=http://example.com:7777

non_ssoの値は、マシンのプロトコル、ホストおよびポートの値です。ssoの値は、OHSを通じて転送されたときにユーザーに表示される値です。各パラメータは、単一行として記述する必要があります。