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Oracle® Fusion Middlewareリリース・ノート
11gリリース1(11.1.1) for Linux x86
B55924-02
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53 Oracle Business Intelligence

この章では、Oracle Business Intelligenceに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。

Oracle Fusion Middlewareの実装によっては、このドキュメントの次の章に含まれる一部の情報も関係します。

53.1 パッチ要件

この項では、Oracle Business Intelligenceのパッチ要件について説明します。内容は次のとおりです。

53.1.1 My Oracle Supportからのパッチの取得

Oracle Business Intelligenceのパッチは定期的に公開されます。一部のパッチは必須ですが、それ以外のパッチはオプションです。

使用可能なパッチを確認するには、次のURLを使用してMy Oracle Support(旧OracleMetaLink)に移動します。

http://support.oracle.com

パッチの入手方法は次のとおりです。

  1. My Oracle Supportにログインします。

  2. 「パッチと更新版」タブをクリックします。

  3. 「パッチ検索」セクションのパッチIDまたは番号フィールドにパッチ番号を入力し、プラットフォームフィールドの後のフィールドにプラットフォームを入力します。

  4. 「検索」をクリックします。

  5. 「パッチ検索」ページで、「パッチID」列のパッチ番号をクリックします。

    ページのコンテンツが変わり、パッチの詳細情報が表示されます。

  6. 「ダウンロード」をクリックしてパッチをダウンロードします。

  7. パッチに含まれるREADMEファイルの手順に従って、パッチをインストールします。

53.2 Oracle Business Intelligenceの一般的な問題および回避方法

この項では、Oracle Business Intelligenceに関連する一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

53.2.1 Oracle BIディスコネクテッド分析はOracle Business Intelligence 11gリリース11.1.1.3には含まれていない

Oracle Business Intelligence Enterprise Edition 10gには、Oracle BIディスコネクテッド分析コンポーネントが含まれていました。Oracle BIディスコネクテッド分析コンポーネントは、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition 11gリリース11.1.1.3には同梱されておらず、このリリースで使用することもできません。

Oracle BIディスコネクテッド分析10gを現在使用しており、今後も使用する場合は、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition 11gリリース11.1.1.3のインストールまたはこのリリースへのアップグレードは行わないでください。

53.2.2 テストから本番環境へ移動する際のJARファイル・サイズの問題

この問題は、テスト環境から本番環境への移動時に適用されます。Oracle Business Intelligenceのインストールでは、約5GBのJARファイルが作成されます。JDKのファイル・サイズ制限は4GBです。そのため、ASコマンドpasteBinaryを使用してJARファイルを解凍すると、クラッシュが発生します。

回避方法として、pasteBinaryコマンドに、ファイル・サイズ制限のないJRockitを強制的に使用させます。手順は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』を参照してください。

53.2.3 グラフおよびスコアカードを表示するにはAdobe Flash Playerバージョン10.1以上が必要

Adobe Flash Playerは、クロス・プラットフォームのブラウザ・ベース・アプリケーション・ランタイム環境であり、ブラウザ内でグラフおよびスコアカード・オブジェクトをレンダリングするために必要です。

Oracle BI EEで生成されたすべてのグラフおよびスコアカードを正しく表示するには、Adobe Flash Playerバージョン10.1以上がブラウザにインストールされていることが必要です。使用するブラウザで稼働するAdobe Flash Playerのバージョンの情報は、http://www.adobe.com/software/flash/about/に移動して入手できます。

53.2.4 非共有接続プールを使用するEssbaseおよびHyperion Financial Managementのデータソースとの統合

Oracle BI ServerのデータソースとしてEssbaseまたはHyperion Financial Managementを使用し、共有接続プールを構成するかわりに接続プールで:USERおよび:PASSWORDを使用してユーザー名を直接データソースに渡す場合は、Oracle BIサーバーからEnterprise Performance Management製品へ渡す必要がある共有トークンの互換性を有効化する必要があります。これを行うには、Enterprise Performance Managementバージョン11.1.2およびOracle Business Intelligenceバージョン11gで、次のセットアップ手順を実行する必要があります。


注意:

Oracle Business Intelligence 11gとバージョン11.1.1以前のEnterprise Performance Managementの間のCSSトークン・ベースSSOは、サポートされていません。

Enterprise Performance Managementバージョン11.1.2で、次の手順を実行します。

  1. コマンド・プロンプトで次のコマンドを入力します。

    • Linuxの場合:

      $EPM_ORACLE_HOME/common/config/11.1.2.0/epmsys_registry.sh addproperty SHARED_SERVICES_PRODUCT/@COMPATIBILITY 11120-
      
    • Windowsの場合:

      $EPM_ORACLE_HOME%\common\config\11.1.2.0\epmsys_registry.cmd addproperty SHARED_SERVICES_PRODUCT\@COMPATIBILITY 11120-
      

    このコマンドを実行すると、EPMコンポーネントのEPMレジストリ内のSHARED_SERVICES_PRODUCTに、COMPATIBILITYプロパティが追加されます。

  2. 次のコマンドを実行して、プロパティがレジストリ内に存在し、正しい値が含まれていることを検証します。

    • Linuxの場合:

      $EPM_ORACLE_HOME/common/config/11.1.2.0/epmsys_registry.sh view SHARED_SERVICES_PRODUCT/@COMPATIBILITY
      
    • Windowsの場合:

      $EPM_ORACLE_HOME%\common\config\11.1.2.0\epmsys_registry.cmd view SHARED_SERVICES_PRODUCT\@COMPATIBILITY
      

    正常な場合は、値11120-が表示されます。

  3. 管理サーバーおよび管理対象サーバーを再起動します。

Oracle Business Intelligenceバージョン11gで次の手順を実行します。

  1. 次のディレクトリを作成します。

    ORACLE_INSTANCE/config/foundation/11.1.2.0/

  2. EPM 11.1.2環境で、このディレクトリのレジストリ・プロパティをコピーします。

    EPM_ORACLE_INSTANCE/config/foundation/11.1.2.0/

    コピーしたプロパティをOracle Business Intelligence環境のORACLE_INSTANCE/config/foundation/11.1.2.0/ディレクトリに追加します。

  3. 次の手順に従って、Javaシステム・プロパティEPM_ORACLE_INSTANCEを設定してepm.jarをPOST_CLASS_PATHに追加します。

    • Linuxの場合:

      • DOMAIN_HOME/bin/setDomainEnv.shでexport JAVA_PROPERTIESという行を探し、その後に次の行を追加します。

        JAVA_PROPERTIES="${JAVA_PROPERTIES} -DEPM_ORACLE_INSTANCE=LOC_OF__ORACLE_INSTANCE"
        export JAVA_PROPERTIES
        
      • POST_CLASSPATHでctg.jarepm.jarに置き換えます。

    • Windowsの場合:

      • DOMAIN_HOME\bin\setDomainEnv.cmdでset JAVA_PROPERTIESという行を探し、その後に次の行を追加します。

        set JAVA_PROPERTIES="%JAVA_PROPERTIES% -DEPM_ORACLE_INSTANCE=LOC_OF_ORACLE_INSTANCE"
        

        LOC_OF_ORACLE_INSTANCEは、システム・コンポーネントのOracleインスタンス・ディレクトリの場所です。

      • POST_CLASSPATHでctg.jarepm.jarに置き換えます。

  4. WebLogic Serverドメイン(管理サーバーおよび管理対象サーバーを含む)を再起動します。

53.11.6.2項「11gクライアントを使用したHyperion Financial Managementデータソースへの接続」も参照してください。

53.3 Oracle Business Intelligenceのインストールの問題および回避方法

この項では、Oracle Business Intelligenceのインストールに関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

Oracle Fusion Middlewareの実装によっては、第2章「インストール、パッチ適用および構成」に含まれる一部の情報も関係します。

53.3.1 SQL Serverデータベースに対してOracle Business Intelligenceをインストールする際のエラー

Oracle Business Intelligenceのインストール時にMS SQL Serverデータベースを使用すると、mds-owsmおよびbip_datasource JDBCデータソースに不正なテスト表が含まれます。これが原因で、WebLogic Serverによる自動接続テストの機能が停止します。たとえば、データベースが停止した場合に、WebLogic Serverで中断されている接続や不正な接続が認識されません。

回避方法として、「テスト対象の表名」パラメータを編集し、接続をテストするSQL文字列を実行可能にします。これを行うには、WebLogic Server管理コンソールで、このパラメータをSQL select 1に設定します。

53.3.2 パッチ・レベルが異なるOSでのスケールアウト・シナリオはサポートされていない

BIドメインのスケールアウトのシナリオは、オペレーティング・システムが同じでもパッチ・レベルが異なるマシンではサポートされていません。すべてのマシンのオペレーティング・システムのパッチ・レベルが同じであることが必要です。

53.3.3 Linux環境のDB2データベースへのインストール時のスキーマ名および表領域名の問題

リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用して、Linux環境のDB2データベースにBIPLATFORMスキーマおよびMDSスキーマをインストールする際には、次の点に注意してください。

  • スキーマ名は必ず8文字以下にしてください。

    注意: BIPLATFORMおよびMDSの両方のスキーマ名の接頭辞は同じにする必要があります。

    たとえば、接頭辞"dev"を使用する場合、デフォルトのスキーマ名"dev_BIPLATFORM"を8文字以下に編集する必要があります。両方のスキーマ名の接尾辞は短くしてもかまいませんが、接頭辞は必ず同じにしてください。スキーマ名をクリックして編集可能なフィールドにし、名前を編集します。

    スキーマ名を8文字以下まで短くしないと、RCUにより、「パスワード」ページに「有効なユーザー名/パスワードを入力してください」というエラーが返されます。これは、DB2インスタンスのユーザーが、RCUで入力したものと同じパスワードを使用しない場合に返されるエラーと同じです。

  • 一時表領域名には名前の長さ制限がある場合があります。BIPLATFORM表領域名が長すぎる場合は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』で、短い名前を使用した新しい表領域の作成に関する項を参照してください。また、新しいMDSスキーマに使用したものと同じ表領域を使用できます。

53.3.4 IBM DB2データベースでリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用した場合にOracle BI Schedulerを起動できない問題

IBM DB2データベースでリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用する場合は、RCUで作成されるデータベース・スキーマに、DataDirect ODBCドライバを使用するための権限があることを確認してください。これらの権限が設定されていない場合、Oracle BI SchedulerはOracle BI Scheduler表への問合せを実行できないため、起動に失敗します。正しい権限は、次のURLにあるDataDirectドライバのドキュメントに含まれています。

http://www.datadirect.com/developer/odbc/docs/odbcdb2bind.pdf

53.3.5 コンフィギュレーション・アシスタントの使用時にサイレント・モードでスケールアウトできない

Oracle Business Intelligenceシステムをサイレント・モードでスケールアウトする場合は、サイレント・モード・レスポンス・ファイル(.rsp)の[GENERIC]セクションに次の変数を追加します。

  • CONFIG_MW_HOME

  • CONFIG_ORACLE_HOME

  • CONFIG_WEBLOGIC_HOME

これらの変数の値を既存のMW_HOME、ORACLE_HOMEおよびWEBLOGIC_HOME変数と同じ値に設定して、レスポンス・ファイルのセクションを次と類似させる必要があります。

#Specify the Middleware Home location.
MW_HOME=/scratch/biee
CONFIG_MW_HOME=/scratch/biee

#Give the name of the Oracle Home directory. The Oracle Home directory name may only contain alphanumeric , hyphen (-) , dot (.) and underscore (_) characters, and it must begin with an alphanumeric character.
ORACLE_HOME=/scratch/biee/Oracle_BI1
CONFIG_ORACLE_HOME=/scratch/biee/Oracle_BI1

#Give the complete path to a valid WebLogic Server Home.
WEBLOGIC_HOME=/scratch/biee/wlserver_10.3
CONFIG_WEBLOGIC_HOME=/scratch/biee/wlserver_10.3

53.3.6 Linux環境でOracle中央インベントリを正しく作成する必要がある問題

サポートされているLinuxオペレーティング・システムを実行しており、他のOracleソフトウェアがインストールされていないコンピュータにOracle Business Intelligenceをインストールする場合、必ずOracle中央インベントリを正しく作成します。これを行うことで、パッチ適用が正しく機能します。

53.3.7 Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlのトポロジ・ビューアのステータス

Fusion Middleware Controlのトポロジ・ビューアのページでは、Oracle Business Intelligenceコンポーネントのステータスが「不明」と表示されます。

この問題の回避方法はありません。

53.3.8 管理者のユーザー詳細画面でOracle Business Intelligenceインストーラが停止する

DHCPが使用され、プライマリDNS接尾辞が設定されておらず、ループバック・アダプタが構成されていないWindowsマシンにインストールしようとすると、管理者のユーザー詳細を要求する画面でOracle Business Intelligenceインストーラが停止します。インストーラが停止すると、インストーラの左側のツリーに赤い十字が表示されます。この問題は、インストーラがIPアドレスをホスト名に解決できないために発生します。

回避方法として、ループバック・アダプタまたはプライマリDNS接尾辞を構成します。

53.3.9 共有ネットワーク・ドライブにOracle Business IntelligenceをインストールするとJRockitが不安定になる

Oracle Business Intelligenceを共有ネットワーク・ドライブにインストールすると、特定の状況でJRockitが不安定になります。

回避方法として、最初にOracle WebLogic Serverをカスタム・モードでインストールして、Sun JDKのみを(つまり、JRockitを選択解除して)インストールします。続いて、ソフトウェアのみのインストールの手順に従ってOracle Business Intelligenceをインストールします。

53.3.10 Oracle Business Intelligenceのインストールが失敗すると、場合によってはMaxPermSizeパラメータの値を増やす必要がある

Oracle Business IntelligenceのインストールでASInstanceの作成に失敗した場合、MaxPermSizeパラメータの値を増やす必要があります。ASInstanceの作成失敗は、ログ・ファイルの次のエントリで示されます。

An internal operation has failed: PermGen space

MaxPermSizeパラメータの値を増やすには、次の手順を行います。

  1. Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceのインストレーション・ガイドの説明に従って、ソフトウェアのみのインストールを実行します。

  2. 構成フェーズを実行する前に、次の手順を行います。

    1. テキスト・エディタでMW_HOME/ORACLE_HOME/oui/oraparam.iniファイルを開きます。

    2. 次の行を探します。

      JRE_MEMORY_OPTIONS=" -mx512m -XX:MaxPermSize=512m" 
      
    3. より多くのメモリーを割り当てるために数値を増やします。次に例を示します。

      JRE_MEMORY_OPTIONS=" -mx1024m -XX:MaxPermSize=1024m"
      

      または

      JRE_MEMORY_OPTIONS=" -mx2048m -XX:MaxPermSize=2048m" 
      
    4. oraparam.iniファイルを保存します。

  3. 引き続き、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceのインストレーション・ガイドの説明に従って、config.batスクリプトを実行します。

53.4 Oracle Business Intelligenceのアップグレードの問題および回避方法

この項では、Oracle Business Intelligenceの前のリリースからのアップグレードに関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

Oracle Fusion Middlewareの実装によっては、このドキュメントの第3章「アップグレード」に含まれる一部の情報も関係します。

53.4.1 一般的なアップグレードの問題および回避方法

この項では、Oracle Business Intelligenceの前のリリースからのアップグレードに関連する一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

53.4.1.1 Oracle Business Intelligenceのアップグレード後に条件付き書式設定が機能しない場合がある

「列のプロパティ」ダイアログの「列書式」タブで属性列の「値の抑制」設定が「繰返し」に設定されていない場合、定義された書式を使用して、列の場所で定義された単位でメジャーが集計されます。これにより、Oracle Business Intelligenceのアップグレード後の条件付き書式設定が変わる可能性があります。「値の抑制」設定が「繰返し」に設定されている場合は、条件付き書式設定の基準となるメジャー列で、常に表ビューの詳細単位が使用されるため、条件付き書式設定は正しく機能します。

53.4.1.2 アップグレード・アシスタントの翻訳済ヘルプ・ファイルは用意されていない

Oracle Business Intelligenceアップグレード・アシスタントの翻訳済ヘルプ・ファイルは用意されていません。英語以外の言語でアップグレード・アシスタントを実行している場合、「ヘルプ」をクリックするとエラーが表示されます。

回避方法はありません。

53.4.2 セキュリティ関連のアップグレードの問題および回避方法

この項では、Oracle Business Intelligenceの前のリリースからアップグレードする場合のセキュリティに関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

53.4.2.1 英語以外のユーザーまたはグループ名でRPDをアップグレードすると警告がレポートされる

英語以外のユーザー名またはグループ名を使用してRPDをアップグレードすると、グループ名???はWLS/LDAPでは有効ではありません: このグループを移行しませんまたはユーザー名???はWLS/LDAPでは有効ではありません: このユーザーを移行しません(???は文字化けしたテキスト)などの警告がログ・ファイルにレポートされます。

回避方法として、ユーザーまたはグループを手動で作成します。これを行うには、Oracle Fusion Middlewareセキュリティ・ガイド for Oracle Business Intelligence Enterprise Editionに含まれる次の手順を参照してください。

  • グループの場合:

    • 埋込みWebLogic LDAPサーバーでのグループの作成方法に関する項の説明に従って、グループを作成します。

    • Fusion Middleware Controlを使用したアプリケーション・ロールの作成に関する項の説明に従って、アプリケーション・ロールを作成します。

    • アプリケーション・ロールの作成方法に関する項の説明に従って、アプリケーション・ロールにグループを追加します。

    RPDグループが別のRPDグループのメンバーである場合は、同じグループおよびアプリケーション・ロールの階層を作成します。

  • ユーザーの場合:

    • 埋込みWebLogic LDAPサーバーでのユーザーの作成方法に関する項の説明に従って、ユーザーを作成します。

    • 埋込みWebLogic LDAPサーバーでのグループへのユーザーの追加方法に関する項の説明に従って、必要なグループにユーザーを割り当てます。

53.4.2.2 名前に無効な文字を含むユーザーまたはグループはアップグレードされない

RPDをアップグレードする際、名前に次の無効な文字が含まれているユーザーまたはグループはアップグレードされません。

  • ,

  • +

  • =

  • "

  • \

  • <

  • >

  • ;

回避方法として、アップグレードの完了後に、無効な文字を含まない新しい名前を使用して、ユーザーまたはグループを手動で作成します。状況にかかわらず、新しい名前には無効な文字を含めないでください。これに従わない場合、Oracle Business Intelligenceの再インストールが必要になります。

53.5 Oracle Business Intelligenceの分析とダッシュボードの問題および回避方法

この項では、Oracle Business Intelligenceの分析とダッシュボードに関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

53.5.1 分析とダッシュボードの一般的な問題および回避方法

この項では、Oracle Business Intelligenceの分析とダッシュボードに関連する一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

53.5.1.1 ビジネス・モデルで名前が変更された列に基づく既存のダッシュボード・プロンプトは機能しない

ビジネス・モデルで列の名前が変更された場合、その列に基づく既存のダッシュボード・プロンプトは、新規作成された分析で機能しません。

回避方法として、カタログ・マネージャを使用してカタログ内の列名を変更します。

53.5.1.2 特定の状況でゲージ・ビューが切れて表示されたり、表示されなくなる

ゲージ・ビューに割り当てられたキャンバスのサイズが非常に小さく、左側に凡例を表示するように設定されている場合、特定の状況で、ゲージ・ビューの一部のゲージが切れて表示されたり、表示されなくなります。

回避方法として、ゲージ・ビューを編集して凡例の位置を「右」「上」または「下」に変更します。もしくは、すべてのゲージが表示されるように、ゲージ・ビュー・キャンバスのサイズを広げます。

53.5.1.3 ダッシュボード・プロンプト・スライダの数値単位が正しく翻訳されていない場合がある

ダッシュボード・プロンプト・スライダに表示される数値単位(100万または10億など)が正しく翻訳されていない場合があります。

回避方法として、obiprp.promptcomponents.xmlファイルを次のように変更します。

  1. obiprp.promptcomponents.xmlファイルを編集するために開きます。ファイルの場所は次のとおりです。

    ORACLE_INSTANCE\bifoundation\web\msgdb\l_XX\messages\uicmsgs

  2. 数値単位の各エントリ(タグ名kmsgSliderBillion、kmsgSliderMillionまたはkmsgSliderDecillionなど)が正しく翻訳されていることを確認します。

  3. 管理対象サーバー、管理サーバーおよびすべてのOracle Business Intelligence Javaコンポーネント、さらにOracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントを再起動します。管理対象サーバー、管理サーバーおよびすべてのOracle Business Intelligence Javaコンポーネント、さらにOracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントを再起動する方法は、Oracle Fusion Middlewareシステム管理者ガイド for Oracle Business Intelligence Enterprise Editionを参照してください。

53.5.2 アクションの問題および回避方法

この項では、アクションに関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

53.5.2.1 Webサービスを起動するアクションではHTTPS上のWSDLを使用できない

現在、Webサービスを起動するアクションを作成する場合のアクション・フレームワーク機能には制限があります。ターゲットWebサービスのWSDLファイルへのアクセスにHTTPSプロトコルを使用する場合、アクション・フレームワークではWSDLファイルをイントロスペクトできません。

回避方法として、HTTP経由でWSDLファイルにアクセスできるようにします。適切なセキュリティ・ポリシーを使用して、ターゲットWebサービスを保護してください。

53.5.2.2 アクション・フレームワークのEJBをWebLogic管理対象サーバーにデプロイする必要がある

現在、EJBでJavaメソッドを起動するアクションを作成する場合のアクション・フレームワーク機能には制限があります。アクション・フレームワーク・サービスとして同じJ2EEコンテナ内にデプロイされたEJBのみ(デフォルトではWebLogic管理対象サーバー)をアクション・フレームワークで使用できます。

回避方法として、ターゲットEJBを起動します。これを行うには、次のいずれかの方法を実行します。

  • ターゲットEJBをBIドメインのWebLogic管理対象サーバーにデプロイする(WebLogic Serverのライセンスの制限に準拠すること)。

  • 特にリモートEJBを起動するために、WebLogic管理対象サーバーにゲートウェイEJB/Webサービスをデプロイする。

  • リモートEJBをWebサービスとして公開する。

  • EJBを起動するために、ゲートウェイWebサービスをリモートの場所にデプロイする。

53.5.3 スコアカードとKPIの問題および回避方法

この項では、スコアカードとKPIに関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

53.5.3.1 スコアカードまたはスコアカード・コンポーネントの関連ドキュメントを検索した場合に結果が返されない

全文カタログ検索機能を使用すると、ほとんどのカタログ・オブジェクトおよび関連ドキュメントを検索できます。現在、全文カタログ検索機能の検索対象は、スコアカード自体および関連ドキュメントの名前であり、スコアカードの関連ドキュメントの内容は検索されません。

53.5.3.2 共有スコアカードの同時編集による項目の陳腐化エラー

共有Oracle BIプレゼンテーション・カタログおよびOracle BIプレゼンテーション・サービスのスケールアウト構成を使用した場合、複数のユーザーが共有スコアカードを並行して編集すると「項目の陳腐化: <スコアカードのパス>」というエラーが表示されることがあります。

このエラーを回避するには、Oracle BIプレゼンテーション・サービスのカタログ属性キャッシュをオフにします。これを行うには、instanceconfig.xmlファイルで次の設定を行います。

<ps:Cache xmlns:ps="oracle.bi.presentation.services/config/v1.1">
  <ps:CatalogAttributes>
    <ps:Enabled>false</ps:Enabled>
  </ps:CatalogAttributes>
</ps:Cache>

キャッシュの詳細は、Oracle Fusion Middlewareシステム管理者ガイド for Oracle Business Intelligence Enterprise Editionを参照してください。

53.5.4 エージェントの問題および回避方法

この項では、エージェントに関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

53.5.4.1 Microsoft Active DirectoryおよびOracle Virtual Directoryでエージェント配信できない

Microsoft Active DirectoryおよびOracle Virtual Directoryを使用する場合、エージェント配信に失敗します。

回避方法として、Oracle Virtual Directoryパッチ番号9904956 - ADユーザーに対して返されたGUIDを検索フィルタで使用できないを適用します。

53.5.4.2 Secure Socket Layer(SSL)が有効化されている場合にエージェントを配信できない

Secure Socket Layer(SSL)が有効化されている場合、エージェント配信に失敗します。

この問題の回避方法はありません。

53.5.4.3 エージェント・フォルダの名前を変更するとエージェントのカスタマイズが失われる

登録者によるカスタマイズが可能で登録が公開されているエージェントを含むフォルダの名前を変更すると、登録者が行ったエージェントのカスタマイズが失われます。

この問題の回避方法はありません。

53.5.5 Microsoft Officeの統合の問題および回避方法

この項では、Oracle Business IntelligenceとMicrosoft Officeの統合に関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

53.5.5.1 Oracle BI Add-in for Microsoft OfficeでのMicrosoft Office 2007の使用

Oracle BI Add-in for Microsoft OfficeでMicrosoft Office 2007を使用する場合は、必ずOffice 2007 SP1以上をインストールしてください。SP1以上がインストールされていない場合、Microsoft Office 2007とMicrosoft Office 2003の間でファイルの交換可能性の問題が発生します。

バージョンの詳細は、次のURLのOracle Technology Network(OTN)から入手できる動作保証のドキュメントを参照してください。

http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html

53.5.5.2 ファンネル・ビューはイメージおよびFlashオブジェクトとして挿入できる

Oracle BI Add-in for Microsoft PowerPointのオンライン・ヘルプには、ファンネル・ビューをイメージとしてのみ挿入できると記述されています。これは間違っています。ファンネル・ビューはFlashオブジェクトとして挿入することもできます。

53.5.5.3 デフォルトのタイトル・ビューまたはデフォルトのデータの書式設定がExcelおよびPowerPointにインポートされない

デフォルトのタイトル・ビューまたはデータの書式設定が、Microsoft ExcelまたはPowerPointに正常にインポートされない場合があります。

データの書式設定の場合、特にデフォルトのデータの書式設定がOracle BI EEの「列のプロパティ」ダイアログの<>のシステム全体のデフォルトとして保存」または「このデータ型のデフォルト(システム全体)として保存」を使用して保存された場合に発生します。

タイトル・ビューとデータの書式設定の両方の回避方法として、デフォルトのボックスを選択解除し、必要なデータの書式設定またはタイトル・ビューのコンテンツを明示的に指定します。

53.5.5.4 サーバー接続がMicrosoft ExcelとPowerPointで自動的に共有されない

同じマシン上のMicrosoft ExcelおよびPowerPointは、Oracle BI Add-in for Microsoft Officeの接続を共有します。Excelで接続を作成した場合、その接続はPowerPointでも使用可能です。ただし、PowerPointが開いているときにExcelでOracle BI Add-in for Microsoft Officeの接続を作成した場合、PowerPointにはその接続が表示されません。その逆も同様です。

ExcelとPowerPointで共有する接続を作成するための回避方法として、その他のMicrosoft Officeアプリケーションが閉じていることを確認します。もしくは、ExcelとPowerPointの両方に使用可能な接続を表示するために、必要に応じてExcelとPowerPointの両方を閉じてから再度開きます。

53.5.5.5 Oracle BI Add-in for Microsoft Officeの前のインストールを手動でアンインストールする必要がある

Oracle BI Add-in for Microsoft Office 11gのインストーラでは、前のバージョンのOracle BI Add-in for Microsoft Officeはアンインストールされません。そのため、Oracle BI Add-in for Microsoft Office 11.1.1.3.0をインストールする前に、前のバージョンのOracle BI Add-in for Microsoft Officeインストールを手動でアンインストールする必要があります。

Oracle BI Add-in for Microsoft Officeのインストールの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareユーザーズ・ガイド for Oracle Business Intelligence Enterprise Edition』を参照してください。

53.5.5.6 Oracle BI EEとMicrosoft ExcelまたはPowerPointにインポートされた同じビューの間でデータの不一致が発生する

Oracle BI EEに表示される結果とMicrosoft ExcelまたはPowerPointにインポートされた同じビューの間でデータの不一致が発生する場合があります。この不一致は、次に示す1つまたは複数のカテゴリに分類されます。

  • ExcelまたはPowerPointにインポートされたビューで、Oracle BI EEの表示とは異なるソート順が使用されている。

  • フィルタおよびプロンプトが適用された場合に、レポートを基準にした合計を使用して小計および合計が計算されている。

  • フィルタおよびプロンプトがメジャーに適用され、ExcelまたはPowerPointにビューを挿入する際に1つ以上の列が選択解除されている。この場合、表示されるビューがOracle BI EEでの表示と一致しないことがあります。これは、列の省略、メジャーの集計の強制、およびその後のフィルタとプロンプトの適用の結果、分析の粒度が変化することで発生し、結果として同じデータの異なるビューが作成されます。

回避方法は次のとおりです。

  • グラフ・ビューの場合は、ビューをイメージまたはFlashオブジェクトとして挿入します。FlashはOracle BI Add-in for Microsoft PowerPointのみでサポートされています。

  • 基準の定義と比較して、ビューの定義に除外されている列がないことを確認します。

53.6 Oracle BI Publisherのレポートと公開の問題および回避方法

この項では、Oracle BI Publisherに関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

53.6.1 Oracle BI Publisherの一般的な問題および回避方法

この項では、Oracle BI Publisherに関連する一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

53.6.1.1 JDBCドライバによりsetBigDecimalのサポートされていない関数がスローされる

Oracleデータベースに対するSQL問合せタイプのデータセットと、数値データベース列に基づくBIサーバーに対するSQL問合せタイプのデータセットの間のリンク(Oracleデータベースに対するSQL問合せを使用して親子階層のXMLデータ構造を親データセットとして作成するために使用)を含むデータ・モデルを実行しようとすると、失敗して次のエラーが返されます。Java.sql.SQLException: oracle.bi.jdbc.AnaJdbcPreparedStatement.setBigDecimalにサポートされていない関数があります

53.6.1.2 Oracle BI PublisherがOracle BI Enterprise Editionと統合されている場合はBI Publisherのユーザー・インタフェースからのカタログ検索が機能しない

Oracle BI EEとともにOracle BI Publisherが統合モードでインストールされた場合、BI Publisherのユーザー・インタフェース(URLの書式はhttp://<host>:<port>/xmlpserver/...)からカタログを検索すると機能せず、次のメッセージが返されます。

Result Not found
Your search - <search criteria> - did not match any documents.

回避方法として、Oracle BI EEのユーザー・インタフェース(URLの書式はhttp://<host>:<port>/analytics/...)からカタログを検索します。

53.6.1.3 Oracle BIプレゼンテーション・カタログと統合するとURL .../xmlpserverからのゲスト・サインインはサポートされない

Oracle BIプレゼンテーション・カタログをレポート・リポジトリとして使用するようにBI Publisherが構成されている場合、.../xmlpserver URLからのゲスト・サインインはサポートされません。

ユーザーがBI Publisherゲスト・アカウントにサインインしようとするとエラー500 - 内部サーバー・エラーエラーが発生します。

このエラーの回避方法として、.../analytics URLに切り替えて名前付きユーザー・アカウントでサインインします。

53.6.1.4 BI PublisherリポジトリからOracle BIプレゼンテーション・カタログへの手動アップロード後にBI Publisherリポジトリのパスの表示がデフォルトに戻る

BI PublisherリポジトリをOracle BIプレゼンテーション・カタログへアップロードするためのリポジトリのパスを「管理」→「サーバー構成」ページから手動で入力した場合、BI Publisherリポジトリのアップロード後にBI Publisherサーバーを再起動すると、「サーバー構成」ページに表示されるBI Publisherリポジトリのパスがデフォルト・パスに戻ります。ただし、Oracle BIプレゼンテーション・カタログへのリポジトリのアップロードは、影響を受けることなく正常に行われます。

53.6.1.5 アップグレード・アシスタントで作成した場合にデータ・モデルを編集できない

リリース10gから11gへアップグレードされたレポートには、アップグレード・アシスタントで作成されたレポートおよびデータ・モデルが含まれます。アップグレードされたデータ・モデルをデータ・モデル・エディタで表示すると、ダイアグラム、データ構造およびデータ構造に対する等価コードが表示されません。さらに、開発者や管理者がデータ構造を編集することもできません。これは、データ・モデルで開発者や管理者がリリース11gの機能である編集可能なXMLビューおよびビジネス・ビューを使用できないことを意味します。

回避方法は次のとおりです。

  1. 編集するためにデータ・モデルを開きます。

  2. データセットからSQL問合せ文をコピーします。

  3. 同じデータ・モデル内に新規データセットを作成します。次の警告が表示されます。

    「このタイプのデータ・セットを追加すると、このデータ・モデルを参照するレイアウトが壊れる場合があります。」

  4. 「OK」をクリックします。

  5. 「新規データ・セット」ダイアログにSQL問合せを貼り付けます。

  6. データセットの名前を入力します。

  7. 「OK」をクリックします。

  8. 元のデータセットを削除します。次の警告が表示されます。

    「このアイテムはメイン・データセットとして設定されています。このアイテムを削除しますか。」

  9. 「OK」をクリックします。

  10. XMLビューのデータ構造を変更してXMLのROWSET/ROW構造を反映します。

  11. データ・モデルを保存します。

53.6.1.6 Oracle BIプレゼンテーション・カタログと統合されているBI Publisherを使用しようとして発生するエラー

Oracle Process Management and Notification(OPMN)を再起動してすぐにBI Publisherに接続しようとすると、次のエラーが表示されます。

エラー 許可のないアクセス: 管理者に連絡してください。

OPMNが稼働してからBI Publisherへのログインに必要なプレゼンテーション・サービスのすべてのプロセスが開始するまでに、3〜5分かかります。

回避方法として、OPMNの稼働後4〜5分待ってからログインを試行します。エラーが発生した場合は、ログインを再試行する前にブラウザ・キャッシュをクリアしてください。

53.6.1.7 Oracle BI PublisherのみをインストールするとBI Publisherスケジューラが構成されない

Oracle Business Intelligenceのインストール時に(コンポーネントの構成画面で)Business Intelligence Publisherのみのインストールを選択した場合、BI Publisherスケジューラはインストーラによって構成されません。スケジューラを構成するには、次の手順を行います。

  1. 管理者としてBI Publisherにログインします。

  2. 「管理」リンクをクリックして「システム・メンテナンス」セクションの「スケジューラ構成」にナビゲートします。

  3. 次の設定を行います。

    • 「スケジューラ選択」領域で、スケジューラとしてリストからクォーツを選択します。

    • 「データベース接続」領域で「データベース接続タイプ」を「JNDI」に設定し、JNDI名としてjdbc/bip_datasourceを入力します。

  4. 「接続のテスト」ボタンをクリックして、スケジューラのデータベース接続を検証します。

  5. 「JMS構成」領域で、JMSプロバイダとしてWebLogicを選択します。デフォルトのWebLogic JNDI URL、t3://localhost:9704が移入されます。

  6. インストールのポート番号が異なる場合は、JNDI URLを編集します。

  7. 「JMSのテスト」ボタンをクリックして、JMS設定を検証します。

  8. 「適用」ボタンをクリックします。

  9. 「スケジューラ診断」タブを選択して、更新されたスケジューラのステータスを確認します。

53.6.1.8 BI Publisher販売履歴レポートのデータおよびチャートが欠落している

Oracle BI EE 11gリリース11.1.1.3のサンプル(/Shared Folders/Sample Lite/Published Reporting/Reportsフォルダ内)に含まれるBI Publisherレポート、販売履歴レポートは、データおよびチャートが欠落しています。

回避方法は次のとおりです。

  1. /Shared Folders/Sample Lite/Published Reporting/AnalysesにあるOracle BI EE分析、ブランドごとの販売を編集します。

  2. 「基準」タブの「サブジェクト・エリア」ペインで、ライトの見本販売サブジェクト・エリアの因子フォルダから「選択された列」ペインの収益列の左へ、請求額列をドラッグ・アンド・ドロップします。

  3. ブランドごとの販売分析を保存します。

53.6.1.9 Oracle BI PublisherのTemplate Builder for Microsoft WordはMicrosoft Office Liveアドインと互換性がない

Oracle BI PublisherのTemplate Builder for Microsoft Wordは、Microsoft Office Liveアドインと互換性がありません。Microsoft Office Liveアドインを使用すると、Template Builderのインストール時のエラー、またはその他の予期しない動作につながる可能性があります。

回避方法として、Microsoft Office Liveアドインをアンインストールします。

53.6.1.10 BI Publisherの管理ページに表示されるデータソースにサポート対象外のデータソースが含まれている

JDBCデータソース接続またはOLAP接続の構成時にBI Publisherの「データソースの追加」ページに表示されるリストには、このリリースでサポートされていないデータソースが含まれます。サポート対象データソースの最新のリストは、Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition 11gR1のシステム要件およびサポートされるプラットフォームを参照してください。システム要件のドキュメントは、次のリンクから入手できます。

http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html

「Product Area」列の「Additional Oracle Fusion Middleware 11g Release 1(11.1.1.x)Certifications」に含まれるドキュメントに記載されています。

53.6.1.11 Internet Explorer 7および双方向言語プリファレンスを使用した場合にメニュー・アイテムが表示されない

WebブラウザとしてInternet Explorer 7を使用し、ユーザー・インタフェース・プリファレンスとして双方向言語(アラビア語またはヘブライ語など)を選択した場合、グローバル・ヘッダーのメニュー・オプションが表示されません。

この問題を回避するには、Internet Explorer 8またはサポートされている別のWebブラウザを使用します。

53.6.1.12 BI Publisher Webサービスの不正なWSDLエンドポイントURL

BI Publisherリリース11.1.1では、次の4つのWebサービスが公開されます。

  • v2/ScheduleService

  • v2/ReportService

  • v2/SecurityService

  • v2/CatalogService

提供されるスタンドアロンWebサービスのリストには、http://[hostname]:[portnumber]/[application contextname]/servicesを介してアクセスできます。

それぞれのWebサービスのWSDLでは、WSDL URLの場所のエンドポイント(<wsdlsoap:address location>要素の値)が、BI Publisherサーバーの正しいインストール場所([machine name]および[port number])ではなく、誤ってhttp://localhost:8080に設定されています。

この問題を回避するには、webapps\xmlpserver内のxmlpserverデプロイメント・ディレクトリにナビゲートして、次のファイルの<wsdlsoap:address location>要素を手動で更新します。

  • CatalogService.wsdl

  • ReportService.wsdl

  • ScheduleService.wsdl

  • SecurityService.wsdl

53.6.2 Oracle BI Publisherのセキュリティの問題および回避方法

この項では、Oracle BI Publisherのセキュリティに関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

53.6.2.1 JMSキューを保護するために必要な追加の構成

デフォルトでは、BI PublisherスケジューラはWebLogic Server JMSを使用するように構成されます。Oracle Fusion Middlewareセキュリティの構成時には、JMSキューは自動では保護されません。JMSキューを保護するには、次の手順を行う必要があります。

  • bi_server1で相互SSL認証を有効化する

  • JMS接続にT3Sプロトコルを使用するためにBI Publisher Schedulerを変更する

bi_server1で相互SSL認証を有効化するには、次の手順を行います。

  1. http://hostname:port/console(つまり、http://mymachine:7001/console)にあるWebLogicコンソールにログインします。

  2. 「ロックして編集」を選択します。

  3. 「ドメイン構造」内で「環境」「サーバー」を選択し、使用可能なサーバーのリストからbi_server1を選択します。

  4. 「構成」/「全般」タブで次の手順を行います。

    1. 「SSLリスニング・ポートの有効化」ボックスを選択します。

    2. 「SSLリスニング・ポート」フィールドにポート(9804)を入力します。

    3. 「保存」をクリックします。

  5. 「構成」/「SSL」タブで次の手順を行います。

    1. 「詳細」をクリックします。

    2. 「相互クライアント証明書の動作」ボックスで「クライアント証明書をリクエスト(強制する)」を選択します。

    3. 「保存」をクリックします。

  6. 「構成の解放」を選択して変更をアクティブ化します。

JMS接続にT3Sプロトコルを使用するためにBI Publisher Schedulerを変更するには、次の手順を行います。

  1. BI Publisher(http://hostname:9704/xmlpserver)にログインします。

  2. 「管理」を選択します。

  3. 「スケジューラ構成」を選択します。

  4. 「JMS構成」領域の「WebLogic JNDI URL」フィールドにt3s://hostname:9804を入力します。このポートは、WebLogicのSSLリスニング・ポートと一致する必要があります。

  5. 「JMSのテスト」ボタンをクリックして検証します。

  6. 「適用」をクリックします。

非SSLポート(9704)からのBI Publisher JMSキューの接続を無効化する方法は、WebLogicのドキュメントを参照してください。

53.6.3 Oracle BI Publisher配信マネージャの問題および回避方法

この項では、Oracle BI Publisher配信マネージャに関連する問題および回避方法について説明します。

この時点で既知の問題はありません。

53.6.4 Oracle BI Publisherスケジューラ・マネージャの問題および回避方法

この項では、Oracle BI Publisherスケジューラ・マネージャに関連する問題および回避方法について説明します。

この時点で既知の問題はありません。

53.6.5 Oracle BI Publisher RTFテンプレートの問題および回避方法

この項では、Oracle BI Publisher RTFテンプレートに関連する問題および回避方法について説明します。

この時点で既知の問題はありません。

53.6.6 Oracle BI Publisher PDFテンプレートの問題および回避方法

この項では、Oracle BI Publisher PDFテンプレートに関連する問題および回避方法について説明します。

この時点で既知の問題はありません。

53.6.7 Oracle BI Publisherデスクトップ・ツールの問題および回避方法

この項では、Oracle BI Publisherデスクトップ・ツールに関連する問題および回避方法について説明します。

この時点で既知の問題はありません。

53.6.8 Oracle BI Publisher Flashテンプレートの問題および回避方法

この項では、Oracle BI Publisher Flashテンプレートに関連する問題および回避方法について説明します。

この時点で既知の問題はありません。

53.6.9 Oracle BI Publisherデータ・テンプレートの問題および回避方法

この項では、Oracle BI Publisherデータ・テンプレートに関連する問題および回避方法について説明します。

この時点で既知の問題はありません。

53.6.10 Oracle BI Publisherのレポート作成の問題および回避方法

この項では、Oracle BI Publisherでのレポート作成に関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

53.6.10.1 Oracle ReportsとOracle BI Publisher 11gの間で直接変換されない

Oracle ReportsとOracle BI Publisher 11gの間では直接変換されません。Oracle Reportsで作成したレポートをOracle BI Publisherレポートに変換するには、2ステップで構成される次の手順に従います。

  1. 次の場所にあるOracle Business Intelligence Publisher Reportデザイナ・ガイド(10g)の手順に従って、Oracle ReportsレポートをOracle BI Publisher 10gレポートに変換します。

    http://download.oracle.com/docs/cd/E12844_01/doc/bip.1013/e12187/T518230T518393.htm

  2. Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceのアップグレード・ガイド11gリリース1(11.1.1)の手順に従って、Oracle BI Publisher 10gをOracle BI Publisher 11gにアップグレードします。

53.6.11 Oracle BI Publisherのドキュメントの訂正箇所

この項では、Oracle BI Publisherのドキュメントの訂正箇所について説明します。内容は次のとおりです。

53.6.11.1 Oracle Fusion Middleware Reportデザイナ・ガイド for Oracle Business Intelligence Publisher

この項では、Oracle Fusion Middleware Reportデザイナ・ガイド for Oracle Business Intelligence Publisherの訂正箇所について説明します。

この時点で既知の問題はありません。

53.6.11.2 Oracle Fusion Middleware管理者および開発者ガイド for Oracle Business Intelligence Publisher

この項では、Oracle Fusion Middleware管理者および開発者ガイド for Oracle Business Intelligence Publisherの訂正箇所について説明します。

この時点で既知の問題はありません。

53.7 Oracle Business Intelligenceメタデータ・リポジトリ開発の問題および回避方法

この項では、Oracle Business Intelligenceメタデータ・リポジトリの開発に関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

53.7.1 メタデータ・リポジトリ開発の一般的な問題および回避方法

この項では、Oracle Business Intelligenceメタデータ・リポジトリの開発に関連する一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

53.7.1.1 Fusion Middleware ControlのオンラインRPD更新の無効化オプションに関する注意

Fusion Middleware Controlの容量管理ページのパフォーマンスタブに表示されるオンラインRPD更新の無効化オプションは、管理ツールまたはその他のユーティリティを使用してオンラインおよびオフラインの両方でリポジトリ・ファイルの更新を実行できるかどうかに影響します。

53.7.1.2 NQClient(BI ODBCクライアント)ユーティリティの使用は非推奨

リリース11g(11.1.1.3)では完全に非推奨となったため、NQClient(BI ODBCクライアント)ユーティリティを使用しないでください。かわりに、nqcmdユーティリティ、または前のNQClientの機能を満たすサードパーティのODBC/JDBCツール(幅広く入手可能)のいずれかを使用してください。

53.7.2 Oracle BIサーバーの問題および回避方法

この項では、Oracle BIサーバーに関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

53.7.2.1 Oracle Call Interface(OCI)の問題により、高負荷でのOracle Database 11gへの接続時にWindows上のOracle BIサーバーがクラッシュする

BIサーバーがMicrosoft Windowsプラットフォームで稼働しており、かなりの数の同時ユーザーがOracle Database 11gへの接続を試行する場合、Oracle Database 11gのOracle Call Interface(OCI)クライアントの問題により、Oracle BIサーバーが予期せずクラッシュする可能性があります。

回避方法として、Oracle Database 11.1.0.7用のWindowsパッチ・バンドル(パッチ・バンドル27以上)を適用します。

53.7.3 Oracle BI管理ツールの問題および回避方法

この項では、Oracle BI管理ツールに関連する問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

53.7.3.1 管理ツールによって「デプロイメント・ファイルの生成」オプションが不正に表示される

管理ツールの「デプロイメント・ファイルの生成」オプションは、「ツール」→「ユーティリティ」ウィンドウに表示されます。このオプションは誤って表示されているため、使用しないでください。

53.7.3.2 オンライン・インポート・オブジェクトのチェックアウトの問題

管理ツールを使用してオンライン・モードでオブジェクトをインポートすると、関連オブジェクトが正しくチェックアウトされません。これは、リポジトリの破損につながる可能性があります。

回避方法として、オンライン・モードでインポートを実行する前に、すべてのオブジェクトをチェックアウトします。すべてのオブジェクトをチェックアウトするには、メニュー・バーから「ツール」「すべてチェックアウト」ダイアログの「所有権」領域では、カタログ内のオブジェクトの所有権を取得できます。ドキュメントには、この領域のオプションに関する説明が含まれていません。この領域は、ユーザー、グループまたはロールに適切な権限が割り当てられている場合のみ表示されます。リンクをクリックすると、オブジェクト、またはオブジェクトとそのすべてのサブオブジェクトの所有権を設定できます。

53.11.6 Oracle Fusion Middlewareメタデータ・リポジトリ作成者ガイド for Oracle Business Intelligence Enterprise Edition

この項では、Oracle Fusion Middlewareメタデータ・リポジトリ作成者ガイド for Oracle Business Intelligence Enterprise Editionの訂正箇所について説明します。内容は次のとおりです。

53.11.6.1 付録A「マルチユーザー開発環境でのリポジトリ・ライフサイクルの管理」の修正事項

付録A「マルチユーザー開発環境でのリポジトリ・ライフサイクルの管理」に、次の文章が含まれています。

「RCU表は、複数の開発サンドボックスで、競合することなく共有できます。」

この文章は間違っています。個々のOracle Business Intelligenceシステムには、独自のRCUデータベース・スキーマのセットが必要です。RCUスキーマ要件の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceのインストレーション・ガイドを参照してください。

53.11.6.2 11gクライアントを使用したHyperion Financial Managementデータソースへの接続

Oracle Fusion Middlewareメタデータ・リポジトリ作成者ガイド for Oracle Business Intelligence Enterprise Editionには、Hyperion Financial Managementデータソースへの接続に関する情報が含まれています。この情報は、Hyperion Financial Management 9.3.1クライアントを使用する場合は有効ですが、Hyperion Financial Management 11gクライアントでは無効です。

11gクライアントを使用してHyperion Financial Managementデータソースに接続するには、次の手順を行います。

  1. 編集するためにopmn.xmlを開きます。opmn.xmlは次の場所にあります。

    ORACLE_INSTANCE/config/OPMN/opmn/opmn.xml
    
  2. JavaHostプロセスのias-componentタグを探します。次に例を示します。

    <ias-component id="coreapplication_obijh1">
    
  3. 次の例を参考に、Hyperion Financial Managementに必要な新規変数をenvironmentタグ内に追加します。インストールに応じて、実際の値を更新します。

    <variable id="HYPERION_HOME" value="C:/oracle/Middleware/EPMSystem11R1"/>
    <variable id="EPM_HOME" value="C:/MW_Home/Oracle_BI1/common/jlib/11.1.2.0"/>
    <variable id="ADM_HOME" value="C:/MW_Home/Oracle_BI1/common/ADM/11.1.2.0"/>
    <variable id="HFM_HOME" value="$HYPERION_HOME/products/FinancialManagement/Client"/>
    <variable id="ADM_ESS_NATIVE_HOME" value="$ADM_HOME/"/>
    <variable id="CSS_HOME" value="c:/MW_Home/Oracle_BI1/common/CSS/11.1.2.0"/>
    
  4. PATH変数を更新して、ADM_HOME/bin、およびHYPERION_HOMEclientおよびcommonサブディレクトリを含めます。次に例を示します。

    <variable id="PATH" value="C:\oracle\product\10.2.0\db_1\BIN$:$ADM_HOME/bin$:$HYPERION_HOME/products/FinancialManagement/Common$:$HYPERION_HOME/products/FinancialManagement/Client$:$ORACLE_HOME/common/ODBC/Merant/5.3/lib$:$ORACLE_HOME/bifoundation/server/bin$:$ORACLE_HOME/bifoundation/web/bin$:$ORACLE_HOME/bifoundation/odbc/lib$:$ORACLE_INSTANCE$:$ORACLE_HOME/lib" append="true"/>
    
    
  5. data id="start-args"タグを探し、クラスパス属性を更新して必要なjarファイルの場所を含めます。次に例を示します。

    <data id="start-args" value="-Xmx1024M -Djava.security.manager=default -DXDO_
    FONT_DIR=$ORACLE_HOME/common/fonts -Djava.security.policy=$ORACLE_
    INSTANCE/config/$COMPONENT_TYPE/$COMPONENT_NAME/java.policy 
    -Djava.util.logging.config.class=oracle.core.ojdl.logging.LoggingConfiguration 
    -Doracle.core.ojdl.logging.config.file=$ORACLE_INSTANCE/config/$COMPONENT_
    TYPE/$COMPONENT_NAME/logging-config.xml -Doracle.home=$ORACLE_HOME 
    -Doracle.instance=$ORACLE_INSTANCE -Doracle.component.type=$COMPONENT_TYPE 
    -Doracle.component.name=$COMPONENT_NAME -classpath $COMMON_COMPONENTS_
    HOME/modules/oracle.odl_11.1.1/ojdl.jar$:$ORACLE_
    HOME/bifoundation/javahost/lib/core/sautils.jar$:$ORACLE_
    HOME/bifoundation/javahost/lib/core/mad.jar$:$ORACLE_
    HOME/bifoundation/javahost/lib/core/sawconnect.jar$:$ORACLE_
    HOME/bifoundation/javahost/lib/core/javahost.jar$:$COMMON_COMPONENTS_
    HOME/modules/oracle.xdk_11.1.0/xmlparserv2.jar$:$ORACLE_
    HOME/opmn/lib/ons.jar$:$COMMON_COMPONENTS_HOME/modules/oracle.jps_
    11.1.1/jps-manifest.jar$:$COMMON_COMPONENTS_HOME/modules/oracle.jps_
    11.1.1/jps-api.jar$:$COMMON_COMPONENTS_HOME/modules/oracle.jps_
    11.1.1/jps-common.jar$:$COMMON_COMPONENTS_HOME/modules/oracle.jps_
    11.1.1/jps-internal.jar$:$COMMON_COMPONENTS_HOME/modules/oracle.nlsrtl_
    11.1.0/orai18n.jar$:$COMMON_COMPONENTS_HOME/modules/oracle.nlsrtl_
    11.1.0/orai18n-collation.jar$:$COMMON_COMPONENTS_HOME/modules/oracle.nlsrtl_
    11.1.0/orai18n-mapping.jar$:$COMMON_COMPONENTS_HOME/modules/oracle.dms_
    11.1.1/dms.jar$:$EPM_HOME/epm.jar$:$ADM_HOME/lib/adm.jar$:$ADM_HOME/lib/ap.jar$:$CSS_HOME/lib/css.jar$:$CSS_HOME/lib/common-model.jar$ com.siebel.analytics.javahost.standalone.Main"/>
    
  6. ファイルを保存して閉じます。

  7. ORACLE_HOME/bifoundation/javahost/lib/obisintegration/admディレクトリに移動して、admintegration.jarおよびadmimport.jar以外のすべてのjarファイルを削除します。

  8. JavaHostプロセスを再起動します。

53.11.7 Oracle Fusion Middlewareシステム管理者ガイド for Oracle Business Intelligence Enterprise Edition

この項では、Oracle Fusion Middlewareシステム管理者ガイド for Oracle Business Intelligence Enterprise Editionの訂正箇所について説明します。内容は次のとおりです。

53.11.7.1 グラフおよびゲージの手動構成に関する項の修正事項

グラフおよびゲージの手動構成に関する項に、DefaultImageType要素の説明が含まれています。この要素は現在ではサポートされていないため、この説明をガイドから削除する必要があります。

53.11.7.2 カタログ・オブジェクトの所有権の変更

カタログ内のオブジェクトのプロパティの使用方法に関する項が含まれています。この項には、オブジェクトの所有者の選択手順が含まれています。この内容を更新して、現在ではカタログ・マネージャへのログインに使用した名前が「所有者」リストに含まれることを記述する必要があります。つまり、適切な権限を持つユーザーは、このリストを使用して、オブジェクトの所有者としてユーザー自身を選択できます。「再帰的に適用」を選択すると、オブジェクトおよびそのすべてのサブオブジェクトの所有権を取得できます。

53.11.8 Oracle Fusion Middlewareセキュリティ・ガイド for Oracle Business Intelligence Enterprise Edition

この項では、Oracle Fusion Middlewareセキュリティ・ガイド for Oracle Business Intelligence Enterprise Editionの訂正箇所について説明します。内容は次のとおりです。

53.11.8.1 HTTPSプロトコルを使用するためのWebサーバーの構成に関する項の不正な情報

HTTPSプロトコルを使用するためのWebサーバーの構成に関する項に、次の情報が含まれています。

これらのプロパティは、MW_Home/user/projects/domains/bifoundation_domain/bin/startManagedWebLogic.sh(または.bat)を編集してJAVA_OPTIONS値の最後にプロパティを追加して設定されます。パスに含まれる\記号は、別の\記号を使用してエスケープする必要があります。

たとえば、デモンストレーションのOracle WebLogic Server証明書を使用する場合は、次のように編集します。

set JAVA_OPTIONS=%JAVA_OPTIONS% -Djavax.net.ssl.trustStore="C:/biee/wlserver_10.3/server/lib/DemoTrust.jks" -Djavax.net.ssl.trustStorePassword=""  

この手順を省略した場合、SOAおよびBI検索のWebサービスが失敗します。

これは間違っています。正しくは次のとおりです。

これらのプロパティは次のように設定されます。

  • 次を編集します。

    • Linuxの場合: MW_Home/user_projects/domains/bifoundation_domain/bin/setDomainEnv.sh

    • Windowsの場合: MW_Home\user_projects\domains\bifoundation_domain\bin\setDomainEnv.cmd

  • JAVA_OPTIONS値の最後にプロパティを追加します。

パスに含まれる\記号は、別の\記号を使用してエスケープする必要があります。

たとえば、デモンストレーションのOracle WebLogic Server証明書を使用する場合は、次のように編集します。

  • Linuxの場合:

    JAVA_OPTIONS="${JAVA_OPTIONS} -Djavax.net.ssl.trustStore=MW_Home/wlsserver_10.3/server/lib/DemoTrust.jks -Djavax.net.ssl.trustStorePassword=" 
    
  • Windowsの場合:

    set JAVA_OPTIONS=%JAVA_OPTIONS% -Djavax.net.ssl.trustStore="MW_Home/wlserver_10.3/server/lib/DemoTrust.jks" -Djavax.net.ssl.trustStorePassword="" 
    

これらのオプションが設定されていない場合、ログインは失敗します。

53.11.9 Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceのエンタープライズ・デプロイメント・ガイド

この項では、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceのエンタープライズ・デプロイメント・ガイドの訂正箇所について説明します。

これらの問題の説明は、このドキュメントの6.4.5項「Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceのエンタープライズ・デプロイメント・ガイドの訂正箇所」に含まれています。

53.11.10 Oracle Fusion Middleware開発者ガイド for Oracle Business Intelligence Enterprise Edition

この項では、Oracle Fusion Middleware Enterprise開発者ガイド for Oracle Business Intelligence Enterprise Editionの訂正箇所について説明します。内容は次のとおりです。

53.11.10.1 Oracle WebCenterとの統合に関する誤った情報

第3章「Oracle Business Intelligenceプレゼンテーション・サービスとOracle WebCenterの統合」の新機能に関する項に、Oracle BIプレゼンテーション・カタログと統合するWebCenterアプリケーションをJDeveloperを使用して作成および構成するための情報が含まれています。この情報は間違っています。

また、次の項に含まれるWebCenterの情報も間違っています。

  • 必要なJDeveloper拡張機能のインストールに関する項

  • デプロイメント後のプレゼンテーション・サービス接続の追加または変更に関する項

  • プレゼンテーション・サービス接続の追加または変更に関する項

Oracle Business IntelligenceのこのリリースとOracle JDeveloperおよびOracle WebCenterの11.1.1.3.0リリースでは、Oracle Business IntelligenceとOracle JDeveloperおよびOracle WebCenterの完全に製品化された統合を使用できません。

53.11.11 Oracle Fusion Middleware統合ガイド for Oracle Business Intelligence Enterprise Edition

この項では、Oracle Fusion Middleware統合ガイド for Oracle Business Intelligence Enterprise Editionの訂正箇所について説明します。

この時点で既知の問題はありません。

53.11.12 Oracle Business Intelligenceヘルプ・システムの訂正箇所

この項では、Oracle Business Intelligenceヘルプ・システムの訂正箇所について説明します。

この時点で既知の問題はありません。