Oracle® Fusion Middlewareリリース・ノート 11gリリース1(11.1.1) for Linux x86 B55924-02 |
|
戻る |
次へ |
この章では、ヒューマン・ワークフローに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。
この項では、一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
16.1.2項「プレーン・テキストまたはHTMLドキュメントのタスクの添付ファイルにおけるマルチバイト・キャラクタの使用」
16.1.4項「式ビルダーにHierarchyBuilderおよびHierarchyPrincipalが表示されない問題」
ヒューマン・タスク・エディタのタスク参加者にルールセットを追加すると、Oracle Business Rules Designerおよび対応する.rule
ファイルが編集のために自動的に開かれます。
その後、ヒューマン・タスク・エディタで追加の参加者のためにルールセットを追加または削除する場合、必ず最初に.rule
ファイルを閉じてください。これを行うには、エディタの上にある.rule
ファイルのタブの「x」アイコンをクリックします。.rule
ファイルは、一度閉じて再度開くまで編集(ルールセットを追加または削除)できません。
ヒューマン・タスク・エディタの「通知」セクションにある「詳細」タブの「電子メール通知によるタスクの添付ファイルの送信」を選択し、タスクの添付ファイルとしてプレーン・テキストまたはHTMLドキュメントを追加すると、電子メールに添付されたドキュメントのマルチバイト・キャラクタが疑問符に置き換えられます。この問題を回避するには、タスクの添付ファイルとしてバイナリ・ドキュメント(.doc
など)を使用します。
11g PS2より前のリリースでヒューマン・タスク・ファイルを開くと、式ビルダーにスキーマ要素が表示されません。たとえば、次の手順を実行します。
Oracle JDeveloperでヒューマン・タスク・ファイルを開きます。
「割当て」セクションで、参加者タイプをダブルクリックし、式ビルダーを使用して参加者を追加します。「式ビルダー」ダイアログの「スキーマ」セクションにスキーマ要素が表示されないことに注意してください。ファイルの場所のみが表示されます。
11g R1およびPS1のヒューマン・タスクでは、次の回避方法があります。
任意の項目を編集します。たとえば、「タスクのタイトル」フィールドに空白を追加し、「ファイル」→「すべて保存」を選択します。
ヒューマン・タスク・ファイルを閉じて、再度開きます。式ビルダーにスキーマ要素が正しく表示されます。
この回避方法は、10gのヒューマン・タスク・ファイルでは使用できません。
getManagerおよびgetPrincipalメソッドの表示フラグは、Oracle Business Rules Editorで有効になりません。このため、「式ビルダー」ダイアログにHierarchyBuilderおよびHierarchyPrincipal関数が表示されません。
これらの関数を表示するには、最初にOracle Business Rules EditorでgetManagerおよびgetPrincipalメソッドの表示フラグを有効化する必要があります。
「ファクト」→「Javaファクト」に移動します。
「HierarchyBuilder」をクリックします。
「編集」を選択します。
属性を「メソッド」に変更します。
getManagerおよびgetPrincipalメソッドの表示を有効化します。
FYIタスクが複数のユーザーに送信される場合、タスクを終了するには、最初に「申告」ボタンを選択してタスクを申告する必要があります。
Oracle BPM Worklistのタスクに添付ファイルを追加すると、その添付ファイルは明示的に保存しなくても自動的に保存されます。
そのため、添付ファイルを追加して削除し忘れた場合に、ユーザーがその添付ファイルが保存されていないと考え(保存操作を一度も実行していないため)、タスクに対して同様のアクションを再割当て、承認または実行すると、競合が発生する可能性があります。結果として、タスクの添付ファイルは、ユーザーが送信を意図していない場合でも次の割当て先に送信されます。
回避方法として、タスクを他のユーザーにルーティングする前に不注意で追加した添付ファイルは、削除します。
SOAコンポジット・アプリケーションに別のタスクのタスク履歴を含めると、Oracle BPM Worklistでプッシュバック・アクションを選択できません。次に例を示します。
BPELプロセスを含むSOAコンポジット・アプリケーションを作成します。
Oracle BPELデザイナで、ヒューマン・タスクをBPELプロセスにドラッグします。
「ヒューマン・タスクの作成」ダイアログで、「追加」アイコンを選択してヒューマン・タスク・エディタを起動します。
ヒューマン・タスク(humantask_1
など)を作成します。
タスクにペイロードを追加して、ユーザー(jcooperなど)にそのタスクを割り当てます。
ヒューマン・タスクを保存して、ヒューマン・タスク・エディタを終了します。
Oracle BPELデザイナで、2番目のヒューマン・タスクをBPELプロセスにドラッグします。
2番目のヒューマン・タスク(humantask_2
など)を作成し、タスクにペイロードを追加します。
2番目のタスクを別のユーザー(jsteinなど)に割り当てます。
2番目のヒューマン・タスクの「詳細」タブをクリックし、「タスク履歴の追加元」チェック・ボックスを選択します。
ドロップダウン・リストから、1番目のタスクである「human_task1」を選択します。
「既存のペイロードの使用」を選択します。
SOAコンポジット・アプリケーションを保存してデプロイします。
SOAコンポジット・アプリケーションのインスタンスを起動します。
Oracle BPM Worklistに1番目のタスクの割当て先(jcooper)としてログインし、human_task1のタスクを承認します。
タスクが完了します。
Oracle BPM Worklistに2番目のタスクの割当て先(jstein)としてログインします。
human_task2のタスクが表示されます。
ドロップダウン・ボックスから、「プッシュバック」を選択します。
プッシュバックは正常に完了しますが、タスクはjsteinに割り当てられたままです。
ヒューマン・タスク・エディタの「アクセス」ページで表示ルールを変更する場合(割当て先がタスク履歴にアクセスできないように設定するなど)、変更を保存して「ソース」ビューに切り替え、その後「設計」ビューに戻ると、例外エラーを示すフィードバック・ダイアログが表示されます。
このダイアログは閉じてください。機能上の損失はありません。
ヒューマン・タスク・エディタの「アクセス」ページの「アクション」タブで、間違って管理ユーザーに承認および却下のアクションがデフォルトで割り当てられています。これらのチェック・ボックスは、無効にする必要があります。実行時に管理ユーザーとしてOracle BPM Worklistにログインすると、承認および却下のアクションは、「アクション」ドロップダウン・リストに表示されません。これは所定の動作です。
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールの「通知管理」ページの「検索」セクションで「開始日」および「終了日」の両方のフィールドに値を指定する必要があります。これらのフィールドは単独では機能しません。これらのフィールドの1つのみに値を指定すると、正しい検索結果が表示されません。これらのフィールドにアクセスするには、次のようにします。
ナビゲーション・ツリーで「soa-infra」を右クリックし、「サービス・エンジン」→「ヒューマン・ワークフロー」→「通知管理」と選択します。
「送信通知」セクションまたは「受信通知」セクションで「検索」アイコンを開き、「開始日」および「終了日」フィールドを表示します。
ワークリスト・ポートレットでビジネス・タスク用のTo DoタスクまたはTo Doサブタスクを更新して保存すると、「割当て先」、「ステータス」および「検索」オプション・フィールドが表示されるはずですが、表示されません。
この項では、構成に関する問題およびその回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
パフォーマンスを向上するため、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlコンソールのシステムMBeanブラウザでは、LocaleListプロパティに対して英語のみがリストされます。タスクのタイトル、カテゴリおよびサブカテゴリを他の言語で表示するか、他の言語を追加する場合、システムMBeanブラウザで必須言語ロケールを変更する必要があります。
ナビゲータで「soa-infra」を右クリックし、「管理」→「システムMBeanブラウザ」を選択します。
「アプリケーション定義のMBean」→「oracle.as.soainfra.config」→「Server: server_name」→「WorkflowConfig」の順に開きます。
「human-workflow」をクリックします。
言語を変更するには、次の手順を実行します。
「名前」列で、「LocaleList」をクリックします。
「値」フィールドで、値をクリックします。
「名前」列で、「言語」をクリックします。
「値」フィールドで、enから使用する言語の値に変更します。
「適用」をクリックします。
他の言語を追加するには、次の手順を実行します。
「操作」タブをクリックします。
「名前」列で、「createLocale」をクリックします。
「値」フィールドに値を入力します。パフォーマンスを向上するため、タスクのタイトル、カテゴリおよびサブカテゴリに必要な言語のみを含めるようにしてください。
「起動」をクリックします。