Oracle® Fusion Middlewareリリース・ノート 11gリリース1(11.1.1) for Linux x86 B55924-02 |
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この章では、Oracle Universal Content Management(Oracle UCM)に関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。
この項では、一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
50.1.1項「Flashブラウザ・プラグインを使用する場合に長時間経過するとEnterprise Managerのページがクラッシュする」
50.1.3項「Site StudioではサイトID、ディレクトリ名およびページ名のマルチバイト・キャラクタはサポートされていない」
50.1.5項「ログイン名にマルチバイト・キャラクタが含まれる場合にDesktop Integration SuiteユーザーがOracle Content Serverの操作を実行できない」
50.1.6項「サーバーのシステム・ロケールが一致しない場合にコンテンツ・サーバー間でのフォルダ・アーカイブの転送が失敗する」
50.1.7項「エクスポート時のユーザー・ロケールとサーバー・システム・ロケールが一致しない場合にフォルダ・アーカイブのインポートが失敗する」
50.1.8項「Dynamic Converterを使用してコンテンツIDにASCII以外の文字が含まれているファイルを変換する際の問題」
DMSページが長時間(最低35分)開いている場合、Enterprise Managerがクラッシュします。DMSページを開くには、UCMを選択してから「監視」→「パフォーマンス」を選択します。ブラウザ・プラグインとしてAdobe Flashがインストールされており、このページが35分以上開いた状態で、サーバー上で大量のサービスがコールされている場合に、クラッシュが発生します。
Safari Webブラウザを使用して簡易フォリオにコンテンツをダウンロードする際に、1つ以上のコンテンツIDにマルチバイト・キャラクタが含まれる場合は、マルチバイトのコンテンツIDが------として表示されます。これを回避するには、Internet ExplorerまたはFirefoxを使用するか、コンテンツIDにマルチバイト・キャラクタを使用しないでください。
Oracle Site Studioでは、URLに使用されるすべての値(サイトID、ディレクトリ名およびページ名を含む)について、マルチバイト・キャラクタがサポートされていません。
Oracle Site Studio Publisherでは、マルチバイト・キャラクタはサポートされていません。
Desktop Integration Suiteユーザーのログイン名にマルチバイト・キャラクタが含まれる場合、ユーザーがOracle Content Serverにログインする必要がある一部の操作がブロックされます。ログイン名がASCII文字のみで構成される場合は問題ありません。
アーカイバ・ユーティリティを使用して、2つのOracle Content Serverインスタンス間でフォルダ・アーカイブを転送する際、これらのサーバーのシステム・ロケールが異なる場合は失敗します。ターゲット・サーバーでフォルダは作成されず、そのフォルダ内の項目はいずれもインポートされません。この問題を回避するには、両方のコンテンツ・サーバーのシステム・ロケールが一致することを確認します。
Oracle Content Serverの「フォルダ構成」ページからフォルダ・アーカイブをエクスポートする際に、エクスポート時のユーザー・ロケールがサーバー・システム・ロケールと一致しない場合は、同一または異なるコンテンツ・サーバーにフォルダ・アーカイブをインポートできません。これは、そのサーバーのユーザー・ロケールとシステム・ロケールが一致する場合でも同様です。これを回避するには、フォルダ・アーカイブのエクスポート時にユーザーとシステムのロケールが一致することを確認してください。
ネイティブ・エンコーディングのLinux環境でDynamic Converterを使用してコンテンツIDにASCII以外の文字が含まれているファイルを変換しようとすると、様々な問題が発生します。これらの問題を回避するには、コンテンツIDにASCII文字のみを使用します。これらの問題は、UTF-8エンコーディングのLinux環境では発生していません。
Oracle Content Serverのユーザー・プロファイル・ページで、タイムゾーンをコルカタ(GMT +05.30)、カトマンズ(GMT +05.45)またはアルマトイ(GMT +06.00)に変更することはできません。
フォリオおよびAppAdapterCoreの両機能が有効化されており、ユーザー言語がフランス語またはイタリア語のどちらかに設定されている場合は、「新規フォリオ」ページでテンプレートの選択および新規フォリオの作成を実行できません。
UCMサーバーはIPv4/IPv6デュアルスタック・ホストでサポートされますが、IPv6のみのホストではサポートされません。サポートされているトポロジは次のとおりです。
Oracle Database(IPv4ホスト上)
Oracle UCM、Oracle URM、Oracle IBR(IPv4/IPv6デュアルスタック・ホスト上)
クライアント(ブラウザ)(IPv4またはIPv6ホスト上)
発生するI/Oの量が原因で、大きいファイルのチェックインがタイムアウトになることがよくあります。大きいファイルの書込み中はデータベースのロックが保持されるため、これによって後続のチェックインがブロックされます。IdcServerThreadQueryTimeout構成設定を使用して、チェックアウト時間を延ばすことができます。設定は秒数で表されます。タイムアウトを5分にするには、IdcServerThreadQueryTimeout=300
と設定します。
Content Categorizer固有の実行トレース・ログ設定は中止されました。かわりに、コンテンツ・サーバー・システムの監査情報機能を使用してください。Content Categorizerの実行トレースを有効化するには、管理システム監査情報ページの「トレース・セクション情報」セクションで「アクティブなセクション」コントロールにcontentcategorizer
を入力します。
シングル・サインオン環境でOAMとともにUCMを使用する場合は、config.cfgファイルへのエントリに次の行を追加する必要があります。
LogoutServerUrl=http://OAMserveraddress:port/ngam/server/logout?end_url=<$HttpBrowserFullWebRoot$> RedirectHostsFilter=OAMserveraddress
この項では、構成に関する問題およびその回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
Oracle UCM 11gR1に含まれているOracle Text Searchコンポーネントには、JDBCドライバのバージョン10.2.0.4以上が必要です。これより古いバージョンのJDBCドライバでは機能しません。
この時点で既知の問題はありません。