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Oracle Fusion Middleware Oracle TopLink開発者ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B56246-01
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107 カスタム・コーディネート・キャッシュの構成

この章では、ユーザー定義のカスタム・コーディネート・キャッシュを使用するために構成する必要がある各種コンポーネントについて説明します。詳細は、102.3.4項「カスタム・コーディネート・キャッシュ」を参照してください。

この章の内容は次のとおりです。

表107-1は、ユーザー定義のカスタム・コーディネート・キャッシュの構成可能オプションを示します。

107.1 カスタム・コーディネート・キャッシュの構成の概要

表107-1は、カスタム・コーディネート・キャッシュの構成可能オプションを示します。

表107-1 カスタム・コーディネート・キャッシュの構成可能オプション

構成オプション Oracle JDeveloper
TopLink Workbench
Java

ディスクリプタ・レベルでのキャッシュ・コーディネーション変更伝播(119.15項「ディスクリプタ・レベルでのキャッシュ・コーディネーション変更伝播の構成」を参照)

サポートされている
サポートされている
サポートされている

サービス・チャネル(103.3項「サービス・チャネルの構成」を参照)

サポートされている
サポートされている
サポートされている

転送クラス(107.2項「転送クラスの構成」を参照)

サポートされている
サポートされている
サポートされている

接続処理(103.10項「接続処理の構成」を参照)

サポートされている
サポートされている
サポートされている

107.2 転送クラスの構成

カスタム・コーディネート・キャッシュを構成するには、oracle.toplink.remotecommand.TransportManagerのカスタム・インスタンスを指定する必要があります。

この項では、 TopLink Workbenchを使用した転送クラスの構成方法について説明します。

107.2.1 TopLink Workbenchを使用した転送クラスの構成方法

ユーザー定義のコーディネート・キャッシュの転送クラスを選択するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲータでセッションまたはセッション・ブローカを選択します。そのプロパティがエディタに表示されます。

  2. 「キャッシュ・コーディネーション」タブをクリックします。「キャッシュ・コーディネーション」タブが表示されます。

  3. 「キャッシュ・コーディネーションを有効にする」オプションが選択されており、「タイプ」「ユーザー定義」になっていることを確認します(102.3項「キャッシュ・コーディネーション」を参照)。

    図107-1 「キャッシュ・コーディネーション」、「転送クラス」オプション

    図107-1の説明が続きます
    「図107-1 「キャッシュ・コーディネーション」、「転送クラス」オプション」の説明

  4. 「参照」をクリックし、ユーザー定義のコーディネート・キャッシュの転送クラスを選択します。

「参照」をクリックし、ユーザー定義のコーディネート・キャッシュの転送クラスを選択します。

107.2.2 Javaを使用した転送クラスの構成方法

コーディネート・キャッシュの転送クラスとして使用するoracle.toplink.remotecommand.TransportManagerのカスタム・インスタンスを作成します。

TransportManagerを取得するには、次のSession APIを使用します。

Session.getCommandManager().getTransportManager()