この章では、サーバー・セッションおよびクライアント・セッションを使用するために構成が必要な各種コンポーネントについて説明します。
この章の内容は次のとおりです。
表91-1は、サーバー・セッションの構成可能オプションを示します。
表91-1は、サーバー・セッションの構成可能オプションを示します。
表91-1 サーバー・セッションの構成可能オプション
構成オプション | Oracle JDeveloper |
TopLink Workbench |
Java |
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内部接続プール(91.2項「内部接続プールの構成」を参照) |
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プライマリ・マッピング・プロジェクト(89.2項「プライマリ・マッピング・プロジェクトの構成」を参照) |
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セッション・ログイン(89.3項「セッション・ログインの構成」を参照) |
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ロギング(89.4項「ロギングの構成」を参照) |
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外部接続プール(91.3項「外部接続プールの構成」を参照) |
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複数マッピング・プロジェクト(89.5項「複数マッピング・プロジェクトの構成」を参照) |
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パフォーマンス・プロファイラ(89.6項「パフォーマンス・プロファイラの構成」を参照) |
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例外ハンドラ(89.7項「例外ハンドラの構成」を参照) |
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セッション・カスタマイザ・クラス(89.8項「セッション・カスタマイザ・クラスの構成」を参照) |
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サーバー・プラットフォーム(89.9項「サーバー・プラットフォームの構成」を参照) |
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セッション・イベント・リスナー(89.10項「セッション・イベント・リスナーの構成」を参照) |
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コーディネート・キャッシュ(第103章「コーディネート・キャッシュの構成」を参照) |
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整合性チェッカ(89.11項「整合性チェッカの構成」を参照) |
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名前付き問合せ(89.13項「セッション・レベルでの名前付き問合せの構成」を参照) |
内部接続プールとは、データ・ソースへの永続化を行う任意のセッションによって提供される、単一データ・ソースへの再利用可能な接続の集合です。デフォルトでは、このようなセッションでは、内部読取り接続プールと内部書込み接続プールが用意されます。
この場合、次の処理ができます。
読取りおよび書込み接続プール・オプションを構成します。このオプションには、接続の最大数および最小数、代替接続構成、プロパティ(任意。アプリケーション固有の名前付きの値)などがあります。
任意に選択したアプリケーション固有の用途向けに名前付き接続プールを作成します。
オブジェクト識別子を取得するために排他的に使用されるシーケンス接続プールを作成します。
内部接続プールの作成および構成の詳細は、次を参照してください。
セッションで使用する接続プール・タイプの構成の詳細は、97.4項「外部接続プーリングの構成」を参照してください。
外部接続プールとは、JDBCドライバまたはJava EEコンテナによって提供される、単一データ・ソースへの再利用可能な接続の集合です。
デフォルトでは、セッションは内部接続プールを使用します(91.2項「内部接続プールの構成」を参照)。外部接続プールを使用するためのセッションの構成の詳細は、97.4項「外部接続プーリングの構成」を参照してください。