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Oracle® Fusion Middleware Webサービスのためのセキュリティおよび管理者ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B56247-02
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B 事前定義済ポリシー

この付録では、事前定義済ポリシーをまとめます。次の項が含まれます。

オラクル社は新しい標準、特にOASIS Web Services Secure Exchange技術委員会が主導する仕様の普及に貢献しています。オラクル社は、OASIS WS-SX技術協議会のいくつかの実用セキュリティ・シナリオ(事前定義済ポリシーに実装されているサブセット)に貢献しています。


注意:

WebLogic Webサービス・ポリシーの詳細は、Oracle WebLogic ServerのWebサービスの保護に関するガイドを参照してください。

セキュリティ・ポリシー

次の項では、セキュリティ・ポリシーを説明します。

認証のみのポリシー

表B-1に、認証のみを実行するセキュリティ・ポリシーをまとめ、トークンがトランスポート・レイヤーまたはSOAPヘッダーに組み込まれるかどうかを示します。

表B-1 認証のみのポリシー

クライアント・ポリシー サービス・ポリシー 認証(トランスポート) 認証(SOAP) メッセージ保護(トランスポート) メッセージ保護(SOAP)

oracle/wss_http_token_client_policy


oracle/wss_http_token_service_policy


はい

いいえ

いいえ

いいえ

oracle/wss_username_token_client_policy


oracle/wss_username_token_service_policy


いいえ

はい

いいえ

いいえ

oracle/wss10_saml_token_client_policy


oracle/wss10_saml_token_service_policy


いいえ

はい

いいえ

いいえ

oracle/wss11_kerberos_token_client_policy


oracle/wss11_kerberos_token_service_policy


いいえ

はい

いいえ

いいえ


oracle/wss_http_token_client_policy

wss_http_token_client_policyでは、アウトバウンド・クライアント・リクエストのHTTPヘッダーに資格証明が含まれます。このポリシーは、HTTPベースのクライアントで実行できます。


注意:

現在サポートされているのはHTTP Basic認証のみです。

このポリシーには、oracle/wss_http_token_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss_http_token_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss_http_token_client_policy」を参照してください。

oracle/wss_http_token_service_policy

このwss_http_token_service_policyでは、HTTPヘッダーの資格証明を使用して、Oracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対してユーザーを認証します。このポリシーは、HTTPベースのエンドポイントで実行できます。


注意:

現在サポートされているのはHTTP Basic認証のみです。

このポリシーには、oracle/wss_http_token_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss_http_token_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss_http_token_service_policy」を参照してください。

oracle/wss_username_token_client_policy

このポリシーは、すべてのアウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにWS-Security UsernameToken SOAPヘッダーの資格証明を含めます。プレーン・テキストとダイジェスト・メカニズムの両方がサポートされています。このポリシーは、SOAPベースのすべてのクライアントに添付できます。


注意:

このリリースでは、ダイジェスト・パスワードはサポートされていません。

このポリシーには、oracle/wss_username_token_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss_username_token_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss_username_token_client_policy」を参照してください。

oracle/wss_username_token_service_policy

このポリシーは、WS-Security UsernameToken SOAPヘッダーの資格証明を使用してユーザーを認証します。プレーン・テキストとダイジェスト・メカニズムの両方がサポートされています。このポリシーは、SOAPベースのすべてのエンドポイントに添付できます。


注意:

このリリースでは、ダイジェスト・パスワードはサポートされていません。

このポリシーには、oracle/wss_username_token_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss_username_token_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss_username_token_service_policy」を参照してください。

oracle/wss10_saml_token_client_policy

このポリシーには、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージのSAMLトークンが含まれます。このポリシーは、SOAPベースのクライアントで実行できます。

このポリシーには、oracle/wss10_saml_token_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss10_saml_token_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_saml_token_client_policy」を参照してください。

oracle/wss10_saml_token_service_policy

このポリシーは、WS-Security SOAPヘッダーのSAMLトークンに含まれる資格証明を使用してユーザーを認証します。SAMLトークンの資格証明は、SAMLログイン・モジュールに対して認証されます。このポリシーは、SOAPベースのエンドポイントで実行できます。

このポリシーには、oracle/wss10_saml_token_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss10_saml_token_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_saml_token_service_policy」を参照してください。

oracle/wss11_kerberos_token_client_policy

このポリシーでは、WS-Security Kerberos Token Profile v1.1標準に従い、WS-SecurityヘッダーにKerberosトークンが含まれます。このポリシーは、MITおよびActive Directory KDCと互換性があります。このポリシーは、SOAPベースのクライアントで実行できます。

このポリシーには、oracle/wss11_kerberos_token_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss11_kerberos_token_client_policy」を参照してください。

oracle/wss11_kerberos_token_service_policy

このポリシーは、WS-Security Kerberos Token Profile v1.1標準に従って実行されます。このポリシーは、SOAPヘッダーからKerberosトークンを抽出し、ユーザーを認証します。コンテナには、Oracle Platform Security Servicesを介して構成されたKerberosインフラストラクチャが含まれている必要があります。このポリシーは、MITおよびActive Directory KDCと互換性があります。このポリシーは、SOAPベースのすべてのエンドポイントに添付できます。

このポリシーには、oracle/wss11_kerberos_token_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_saml_token_service_policy」を参照してください。

メッセージ保護のみのポリシー

表B-2に、メッセージ保護のみを実行するポリシーをまとめ、ポリシーがトランスポート・レイヤーまたはSOAPヘッダーで実行されるかどうかを示します。

表B-2 メッセージ保護のみのポリシー

クライアント・ポリシー サービス・ポリシー 認証(トランスポート) 認証(SOAP) メッセージ保護(トランスポート) メッセージ保護(SOAP)

oracle/wss10_message_protection_client_policy


oracle/wss10_message_protection_service_policy


いいえ

いいえ

いいえ

はい

oracle/wss11_message_protection_client_policy


oracle/wss11_message_protection_service_policy


いいえ

いいえ

いいえ

はい


oracle/wss10_message_protection_client_policy

このポリシーは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性と機密保護)を行います。

このポリシーでは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートが使用されます。具体的には、メッセージ機密保護にはRSA鍵メカニズム、メッセージ整合性にはSHA-1ハッシュ・アルゴリズムが使用され、AES-128ビット暗号化も使用されます。メッセージ保護に使用できるアルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss10_message_protection_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss11_message_protection_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_message_protection_client_policy」を参照してください。

oracle/wss10_message_protection_service_policy

このポリシーは、WS-Security 1.0標準に従って、インバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性と機密保護)を実行します。

メッセージは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートを使用して保護されます。具体的には、メッセージ機密保護にはRSA鍵メカニズム、メッセージ整合性にはSHA-1ハッシュ・アルゴリズムが使用され、AES-128ビット暗号化も使用されます。メッセージ保護に使用できるアルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss10_message_protection_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss10_message_protection_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_message_protection_service_policy」を参照してください。

oracle/wss11_message_protection_client_policy

このポリシーは、WS-Security 1.1標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性と機密保護)を行います。

このポリシーでは、署名と暗号化には対称鍵テクノロジ、保証される署名にはWS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートが使用されます。メッセージ保護に使用できる非対称アルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss11_message_protection_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss11_message_protection_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss11_message_protection_client_policy」を参照してください。

oracle/wss11_message_protection_service_policy

このポリシーは、WS-Security 1.1標準に従って、インバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性と機密保護)を実行します。

このポリシーでは、署名と暗号化には対称鍵テクノロジ、保証される署名にはWS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートが使用されます。メッセージ保護に使用できる非対称アルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss11_message_protection_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss11_message_protection_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss11_message_protection_service_policy」を参照してください。

メッセージ保護および認証ポリシー

表B-3に、メッセージ保護と認証の両方を実行し、WS-Security 1.0または1.1標準に準拠しないポリシーをまとめます。表には、ポリシーがトランスポート・レイヤーまたはSOAPヘッダーで実行されるかどうかが示されます。

表B-3 メッセージ保護および認証のポリシー

クライアント・ポリシー サービス・ポリシー 認証(トランスポート) 認証(SOAP) メッセージ保護(トランスポート) メッセージ保護(SOAP)

oracle/wss_http_token_over_ssl_client_policy


oracle/wss_http_token_over_ssl_service_policy


はい

いいえ

はい

いいえ

次のいずれかを添付します。

oracle/wss_saml_or_username_token_over_ssl_service_policy


いいえ

はい

はい

いいえ

oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_policy


oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_policy


いいえ

はい

はい

いいえ

oracle/wss_saml_token_over_ssl_client_policy


oracle/wss_saml_token_over_ssl_service_policy


いいえ

はい

はい

いいえ

oracle/wss_username_token_over_ssl_client_policy


oracle/wss_username_token_over_ssl_service_policy


いいえ

はい

はい

いいえ

oracle/wss10_saml_hok_with_message_protection_client_policy


oracle/wss10_saml_hok_token_with_message_protection_service_policy


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss10_saml_token_with_message_integrity_client_policy


oracle/wss10_saml_token_with_message_integrity_service_policy


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_policy


oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_service_policy


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_ski_basic256_client_policy


oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_ski_basic256_service_policy


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss10_username_id_propagation_with_msg_protection_client_policy


oracle/wss10_username_id_propagation_with_msg_protection_service_policy


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss10_username_token_with_message_protection_client_policy


oracle/wss10_username_token_with_message_protection_service_policy


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss10_username_token_with_message_protection_ski_basic256_client_policy


oracle/wss10_username_token_with_message_protection_ski_basic256_service_policy


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss10_x509_token_with_message_protection_client_policy


oracle/wss10_x509_token_with_message_protection_service_policy


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_policy


oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_policy


いいえ

はい

いいえ

はい

次のいずれかを添付します。

oracle/wss11_saml_or_username_token_with_message_protection_service_policy


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_policy


oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_service_policy


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss11_saml_token_with_identity_switch_message_protection_client_policy


oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_service_policy


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss11_username_token_with_message_protection_client_policy


oracle/wss11_username_token_with_message_protection_service_policy


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_client_policy


oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_service_policy


いいえ

はい

いいえ

はい


oracle/wss_http_token_over_ssl_client_policy

このポリシーは、アウトバウンド・クライアント・リクエストのHTTPヘッダーに資格証明を含め、Oracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対してユーザーを認証します。また、このポリシーは、トランスポート・プロトコルがHTTPSであることを検証します。HTTPS以外のトランスポート・プロトコルを介するリクエストは拒否されます。このポリシーは、HTTPベースのクライアントで実行できます。


注意:

現在サポートされているのはHTTP Basic認証のみです。

このポリシーには、oracle/wss_http_token_over_ssl_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss_http_token_over_ssl_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss_http_token_over_ssl_client_policy」を参照してください。

oracle/wss_http_token_over_ssl_service_policy

このポリシーは、HTTPヘッダーの資格証明を抽出し、Oracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対してユーザーを認証します。このポリシーは、トランスポート・プロトコルがHTTPSであることを検証します。HTTPS以外のトランスポート・プロトコルを介するリクエストは拒否されます。このポリシーは、HTTPベースのエンドポイントで実行できます。


注意:

現在サポートされているのはHTTP Basic認証のみです。

このポリシーには、oracle/wss_http_token_over_ssl_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss_http_token_over_ssl_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss_http_token_over_ssl_service_policy」を参照してください。

oracle/wss_saml_or_username_token_over_ssl_service_policy

このポリシーは、メッセージ保護(整合性と機密保護)と、クライアントがSAMLとユーザー名トークンのどちらを使用するかに基づいて、次の認証ポリシーのいずれかを実行します。

  • sender-vouchesの確認タイプを使用したWS-Security SOAPヘッダー内のSAMLトークン。

  • Oracle Platform Security Servicesの構成済のアイデンティティ・ストアに対してユーザーを認証するWS-Security UsernameToken SOAPヘッダー。

このポリシーには、次のアサーションがORグループとして含まれます。つまり、クライアントはどちらのタイプのポリシーでも実行できます。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss_saml_token_over_ssl_service_policy」および「oracle/wss_username_token_over_ssl_service_policy」を参照してください。

oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_policy

このポリシーには、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージのSAMLトークンが含まれます。確認方法がBearerのSAMLトークンが自動的に作成されます。また、このポリシーは、トランスポート・プロトコルによりSSLメッセージ保護が提供されることも検証します。このポリシーは、SOAPベースのすべてのクライアントに添付できます。

このポリシーには、oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_policy」を参照してください。

oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_policy

このポリシーは、WS-Security SOAPヘッダーの、確認方法がBearerのSAMLトークンに含まれる資格証明を使用してユーザーを認証します。SAMLトークンの資格証明は、SAMLログイン・モジュールに対して認証されます。このポリシーは、トランスポート・プロトコルによりSSLメッセージ保護が提供されることを検証します。このポリシーは、SOAPベースのエンドポイントで実行できます。

このポリシーには、oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_policy」を参照してください。

oracle/wss_saml_token_over_ssl_client_policy

このポリシーには、sender-vouchesの確認タイプを使用したアウトバウンドWS-Security SOAPヘッダーのSAMLトークンが含まれます。このポリシーは、トランスポート・プロトコルによりSSLメッセージ保護が提供されることを検証します。このポリシーは、SOAPベースのクライアントで実行できます。

このポリシーには、oracle/wss_saml_token_over_ssl_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss_saml_token_over_ssl_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss_saml_token_over_ssl_client_policy」を参照してください。

oracle/wss_saml_token_over_ssl_service_policy

このポリシーは、sender-vouchesの確認タイプを使用したWS-Security SOAPヘッダーのSAMLトークンに含まれる資格証明の認証を実行します。SAMLトークンは、構成済のアイデンティティ・ストアのユーザーにマッピングされます。このポリシーは、トランスポート・プロトコルによりSSLメッセージ保護が提供されることを検証します。このポリシーは、SOAPベースのエンドポイントで実行できます。

このポリシーには、oracle/wss_saml_token_over_ssl_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss_saml_token_over_ssl_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss_saml_token_over_ssl_service_policy」を参照してください。

oracle/wss_username_token_over_ssl_client_policy

このポリシーは、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにWS-Security UsernameTokenヘッダーの資格証明を含めます。このポリシーは、トランスポート・プロトコルによりSSLメッセージ保護が提供されることを検証します。プレーン・テキストとダイジェスト・メカニズムの両方がサポートされています。このポリシーは、SOAPベースのすべてのクライアントに添付できます。


注意:

このリリースでは、ダイジェスト・パスワードはサポートされていません。

このポリシーには、oracle/wss_username_token_over_ssl_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss_username_token_over_ssl_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss_username_token_over_ssl_client_policy」を参照してください。

oracle/wss_username_token_over_ssl_service_policy

このポリシーは、WS-Security UsernameToken SOAPヘッダーの資格証明を使用して、Oracle Platform Security Servicesの構成済のアイデンティティ・ストアに対してユーザーを認証します。このポリシーは、トランスポート・プロトコルによりSSLメッセージ保護が提供されることを検証します。プレーン・テキストとダイジェスト・メカニズムの両方がサポートされています。このポリシーは、SOAPベースのすべてのエンドポイントに添付できます。


注意:

このリリースでは、ダイジェスト・パスワードはサポートされていません。

このポリシーには、oracle/wss_username_token_over_ssl_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss_username_token_over_ssl_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss_username_token_over_ssl_service_policy」を参照してください。

oracle/wss10_saml_hok_with_message_protection_client_policy

このポリシーは、メッセージ保護(整合性と機密保護)と、WS-Security 1.0標準に従ったアウトバウンドSOAPメッセージのSAML鍵所有者ベースの認証を実現します。SOAPメッセージに含まれているSAMLトークンは、鍵所有者確認を使用したSAMLベースの認証で使用されます。

ポリシーでは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートが使用されます。具体的には、メッセージ機密保護にはRSA鍵メカニズム、メッセージ整合性にはSHA-1ハッシュ・アルゴリズムが使用され、AES-128ビット暗号化も使用されます。メッセージ保護に使用できるアルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss10_saml_hok_with_message_protection_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss10_saml_hok_with_message_protection_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_saml_hok_token_with_message_protection_client_policy」を参照してください。

oracle/wss10_saml_hok_token_with_message_protection_service_policy

このポリシーは、メッセージ保護(整合性と機密保護)と、WS-Security 1.0標準に従ったインバウンドSOAPリクエストのSAML鍵所有者ベースの認証を実現します。

このポリシーでは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートが使用されます。具体的には、メッセージ機密保護にはRSA鍵メカニズム、メッセージ整合性にはSHA-1ハッシュ・アルゴリズムが使用され、AES-128ビット暗号化も使用されます。メッセージ保護に使用できるアルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss10_saml_hok_with_message_protection_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss10_saml_hok_with_message_protection_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_saml_hok_token_with_message_protection_service_policy」を参照してください。

oracle/wss10_saml_token_with_message_integrity_client_policy

このポリシーは、メッセージ・レベルの整合性と、WS-Security 1.0標準に従ったアウトバウンドSOAPメッセージのSAMLベースの認証を実現します。SOAPメッセージに含まれているSAMLトークンは、送信者保証確認を使用したSAMLベースの認証で使用されます。

このポリシーでは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートと、メッセージ整合性のためにSHA-1ハッシュ・アルゴリズムが使用されます。メッセージ保護に使用できるアルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_saml_token_with_message_integrity_client_policy」を参照してください。

oracle/wss10_saml_token_with_message_integrity_service_policy

このポリシーは、メッセージ・レベルの整合性の保護と、WS-Security 1.0標準に従ったインバウンドSOAPリクエストのSAMLベースの認証を行います。WS-Securityバイナリ・セキュリティ・トークンまたは現行のJava Authentication and Authorization Service(JAAS)サブジェクトからSAMLトークンを抽出し、その資格証明をOracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対するユーザーの検証に使用します。

このポリシーでは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートと、メッセージ整合性のためにSHA-1ハッシュ・アルゴリズムが使用されます。メッセージ保護に使用できるアルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_saml_token_with_message_integrity_service_policy」を参照してください。

oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_policy

このポリシーは、メッセージ・レベルの保護と、WS-Security 1.0標準に従ったアウトバウンドSOAPメッセージのSAMLベースの認証を行います。Webサービス・コンシューマにはSOAPヘッダーのSAMLトークンが含まれ、確認タイプはsender-vouchesです。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、タイム・スタンプ、SAMLトークンの制限、およびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。

このポリシーでは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートが使用されます。具体的には、メッセージ機密保護にはRSA鍵メカニズム、メッセージ整合性にはSHA-1ハッシュ・アルゴリズムが使用され、AES-128ビット暗号化も使用されます。メッセージ保護に使用できるアルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_policy」を参照してください。

oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_service_policy

このポリシーは、メッセージ保護(整合性と機密保護)と、WS-Security 1.0標準に従ったインバウンドSOAPリクエストのSAMLベースの認証を行います。Webサービス・コンシューマにはSOAPヘッダーのSAMLトークンが含まれ、確認タイプはsender-vouchesです。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。WS-Securityバイナリ・セキュリティ・トークンからSAMLトークンを抽出し、その資格証明をOracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対するユーザーの検証に使用します。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、タイム・スタンプ、SAMLトークンの制限、およびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。

このポリシーでは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートが使用されます。具体的には、メッセージ機密保護にはRSA鍵メカニズム、メッセージ整合性にはSHA-1ハッシュ・アルゴリズムが使用され、AES-128ビット暗号化も使用されます。メッセージ保護に使用できるアルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_service_policy」を参照してください。

oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_ski_basic256_client_policy

このポリシーは、メッセージ・レベルの保護と、WS-Security 1.0標準に従ったアウトバウンドSOAPメッセージのSAMLベースの認証を行います。Webサービス・コンシューマにはSOAPヘッダーのSAMLトークンが含まれ、確認タイプはsender-vouchesです。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、タイム・スタンプ、SAMLトークンの制限、およびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。

ポリシーでは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 256スイートが使用されます。具体的には、メッセージ機密保護にはRSA鍵メカニズム、メッセージ整合性にはSHA-1ハッシュ・アルゴリズムが使用され、AES-256ビット暗号化も使用されます。このポリシーは、リクエストの暗号化キー、およびレスポンスの署名と暗号化キーの両方に、サブジェクト・キー識別子(SKI)の参照メカニズムを使用します。メッセージ保護に使用できるアルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_policy」を参照してください。

oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_ski_basic256_service_policy

このポリシーは、メッセージ保護(整合性と機密保護)と、WS-Security 1.0標準に従ったインバウンドSOAPリクエストのSAMLベースの認証を行います。Webサービス・コンシューマにはSOAPヘッダーのSAMLトークンが含まれ、確認タイプはsender-vouchesです。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。WS-Securityバイナリ・セキュリティ・トークンからSAMLトークンを抽出し、その資格証明をOracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対するユーザーの検証に使用します。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、タイム・スタンプ、SAMLトークンの制限、およびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。

ポリシーでは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 256スイートが使用されます。具体的には、メッセージ機密保護にはRSA鍵メカニズム、メッセージ整合性にはSHA-1ハッシュ・アルゴリズムが使用され、AES-256ビット暗号化も使用されます。このポリシーは、リクエストの暗号化キー、およびレスポンスの署名と暗号化キーの両方に、サブジェクト・キー識別子(SKI)の参照メカニズムを使用します。メッセージ保護に使用できるアルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_service_policy」を参照してください。

oracle/wss10_username_id_propagation_with_msg_protection_client_policy

このポリシーは、メッセージ保護(整合性と機密保護)と、WS-Security 1.0標準に従ったアウトバウンドSOAPリクエストのアイデンティティ伝播を行います。資格証明(ユーザー名のみ)は、WS-Security UsernameTokenヘッダーを介して、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージに含まれます。パスワードは含まれません。このポリシーは、SOAPベースのクライアントで実行できます。

メッセージ保護は、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic128スイートを使用して行われます。具体的には、機密保護にはRSA鍵メカニズム、整合性にはSHA-1ハッシュ・アルゴリズムが使用され、AES-128ビット暗号化も使用されます。メッセージ保護に使用できるアルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss10_username_token_with_message_protection_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss10_username_token_with_message_protection_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_username_id_propagation_with_msg_protection_client_policy」を参照してください。

oracle/wss10_username_id_propagation_with_msg_protection_service_policy

このポリシーは、メッセージ・レベルの保護(整合性と機密保護)、およびWS-Security 1.0で記述されるメカニズムを使用してインバウンドSOAPリクエストへのアイデンティティ伝播を行います。このポリシーは、SOAPベースのエンドポイントで実行できます。

メッセージ保護は、WS-Security 1.0の非対称鍵テクノロジのBasic128スイートを使用して行われます。具体的には、機密保護にはRSA鍵メカニズム、整合性にはSHA-1ハッシュ・アルゴリズムが使用され、AES-128ビット暗号化も使用されます。メッセージ保護に使用できるアルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss10_username_id_propagation_with_msg_protection_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss10_username_token_with_message_protection_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_username_id_propagation_with_msg_protection_service_policy」を参照してください。

oracle/wss10_username_token_with_message_protection_client_policy

このポリシーは、メッセージ保護(整合性と機密保護)と、WS-Security 1.0標準に従ったアウトバウンドSOAPリクエストの認証を行います。プレーン・テキストとダイジェスト・メカニズムの両方がサポートされています。このポリシーは、SOAPベースのすべてのクライアントに添付できます。


注意:

このリリースでは、ダイジェスト・パスワードはサポートされていません。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。

このポリシーでは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートが使用されます。具体的には、メッセージ機密保護にはRSA鍵メカニズム、メッセージ整合性にはSHA-1ハッシュ・アルゴリズムが使用され、AES-128ビット暗号化も使用されます。メッセージ保護に使用できるアルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss10_username_token_with_message_protection_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss11_username_token_with_message_protection_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_username_token_with_message_protection_client_policy」を参照してください。

oracle/wss10_username_token_with_message_protection_service_policy

このポリシーは、メッセージ保護(メッセージの整合性と機密保護)と、WS-Security 1.0標準に従ったインバウンドSOAPリクエストの認証を行います。プレーン・テキストとダイジェスト・メカニズムの両方がサポートされています。このポリシーは、SOAPベースのすべてのエンドポイントに添付できます。


注意:

このリリースでは、ダイジェスト・パスワードはサポートされていません。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。

このポリシーでは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートが使用されます。具体的には、メッセージ機密保護にはRSA鍵メカニズム、メッセージ整合性にはSHA-1ハッシュ・アルゴリズムが使用され、AES-128ビット暗号化も使用されます。メッセージ保護に使用できるアルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss10_username_token_with_message_protection_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss11_username_token_with_message_protection_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_username_token_with_message_protection_service_policy」を参照してください。

oracle/wss10_username_token_with_message_protection_ski_basic256_client_policy

このポリシーは、メッセージ保護(整合性と機密保護)と、WS-Security 1.0標準に従ったアウトバウンドSOAPリクエストの認証を行います。プレーン・テキストとダイジェスト・メカニズムの両方がサポートされています。このポリシーは、SOAPベースのすべてのクライアントに添付できます。


注意:

このリリースでは、ダイジェスト・パスワードはサポートされていません。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。

このポリシーでは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 256スイートが使用されます。具体的には、メッセージ機密保護にはRSA鍵メカニズム、メッセージ整合性にはSHA-1ハッシュ・アルゴリズムが使用され、AES-256ビット暗号化も使用されます。このポリシーは、リクエストの暗号化キー、およびレスポンスの署名と暗号化キーの両方に、サブジェクト・キー識別子(SKI)の参照メカニズムを使用します。メッセージ保護に使用できるアルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss10_username_token_with_message_protection_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss11_username_token_with_message_protection_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_username_token_with_message_protection_client_policy」を参照してください。

oracle/wss10_username_token_with_message_protection_ski_basic256_service_policy

このポリシーは、メッセージ保護(メッセージの整合性と機密保護)と、WS-Security 1.0標準に従ったインバウンドSOAPリクエストの認証を行います。プレーン・テキストとダイジェスト・メカニズムの両方がサポートされています。このポリシーは、SOAPベースのすべてのエンドポイントに添付できます。


注意:

このリリースでは、ダイジェスト・パスワードはサポートされていません。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。

このポリシーでは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 256スイートが使用されます。具体的には、メッセージ機密保護にはRSA鍵メカニズム、メッセージ整合性にはSHA-1ハッシュ・アルゴリズムが使用され、AES-256ビット暗号化も使用されます。このポリシーは、リクエストの暗号化キー、およびレスポンスの署名と暗号化キーの両方に、サブジェクト・キー識別子(SKI)の参照メカニズムを使用します。メッセージ保護に使用できるアルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss10_username_token_with_message_protection_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss11_username_token_with_message_protection_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_username_token_with_message_protection_service_policy」を参照してください。

oracle/wss10_x509_token_with_message_protection_client_policy

このポリシーは、メッセージ保護(整合性と機密保護)と、WS-Security 1.0標準に従ったアウトバウンドSOAPリクエストの証明書資格証明の移入を行います。

このポリシーでは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートが使用されます。具体的には、メッセージ機密保護にはRSA鍵メカニズム、メッセージ整合性にはSHA-1ハッシュ・アルゴリズムが使用され、AES-128ビット暗号化も使用されます。メッセージ保護に使用できるアルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss10_x509_token_with_message_protection_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_x509_token_with_message_protection_client_policy」を参照してください。

oracle/wss10_x509_token_with_message_protection_service_policy

このポリシーは、メッセージ保護(整合性と機密保護)と、WS-Security 1.0標準に従ったインバウンドSOAPリクエストの証明書ベースの認証を行います。

このポリシーでは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートが使用されます。具体的には、メッセージ機密保護にはRSA鍵メカニズム、メッセージ整合性にはSHA-1ハッシュ・アルゴリズムが使用され、AES-128ビット暗号化も使用されます。メッセージ保護に使用できるアルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss10_x509_token_with_message_protection_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss10_x509_token_with_message_protection_service_policy」を参照してください。

oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_policy

このポリシーにはWS-SecurityヘッダーのKerberosトークンが含まれ、WS-Security Kerberos Token Profile v1.1標準に従い、Kerberosキーを使用してメッセージの整合性と機密保護を保証します。このポリシーは、MITおよびActive Directory KDCと互換性があります。このポリシーは、SOAPベースのクライアントで実行できます。

このポリシーには、oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_policy」を参照してください。

oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_policy

このポリシーは、WS-Security Kerberos Token Profile v1.1標準に従って実行されます。このポリシーは、MITおよびActive Directory KDCと互換性があります。このポリシーは、SOAPベースのすべてのエンドポイントに添付できます。

このポリシーは、SOAPヘッダーからKerberosトークンを抽出してユーザーを認証し、Kerberosキーを使用してメッセージの整合性と機密保護を保証します。コンテナには、Oracle Platform Security Servicesを介して構成されたKerberosインフラストラクチャが含まれている必要があります。

このポリシーには、oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_policy」を参照してください。

oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_policy

このポリシーは、メッセージ保護(整合性と機密保護)と、WS-Security 1.1で記述されたメカニズムを使用したアウトバウンドSOAPリクエストへのSAMLトークンの移入を行います。SOAPメッセージに含まれているSAMLトークンは、送信者保証確認を使用したSAMLベースの認証で使用します。

このポリシーでは、署名と暗号化には対称鍵テクノロジ、保証される署名にはWS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートが使用されます。メッセージ保護に使用できる非対称アルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_policy」を参照してください。

oracle/wss11_saml_token_with_identity_switch_message_protection_client_policy

このポリシーは、認証されたサブジェクトに基づいたものとは異なるアイデンティティを伝播することにより、動的なアイデンティティ切替えを実行します。このポリシーは、SOAPベースのすべてのクライアントに添付できます。

このポリシーは、メッセージ保護(整合性と機密保護)と、WS-Security 1.1で記述されたメカニズムを使用したアウトバウンドSOAPリクエストへのSAMLトークンの移入を行います。SOAPメッセージに含まれているSAMLトークンは、送信者保証確認を使用したSAMLベースの認証で使用します。

このポリシーでは、署名と暗号化には対称鍵テクノロジ、保証される署名にはWS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートが使用されます。メッセージ保護に使用できる非対称アルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss11_saml_token_identity_switch_with_message_protection_client_policy」を参照してください。

oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_service_policy

このポリシーは、メッセージ保護(整合性と機密保護)と、WS-Security 1.1標準に従ったインバウンドSOAPリクエストのSAMLベースの認証を行います。WS-Securityバイナリ・セキュリティ・トークンからSAMLトークンを抽出し、その資格証明をOracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対するユーザーの検証に使用します。

このポリシーでは、署名と暗号化には対称鍵テクノロジ、保証される署名にはWS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートが使用されます。メッセージ保護に使用できる非対称アルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_service_policy」を参照してください。

oracle/wss11_saml_or_username_token_with_message_protection_service_policy

このポリシーは、メッセージ保護(整合性と機密保護)と、クライアントがSAMLとユーザー名トークンのどちらを使用するかに基づいて、次の認証ポリシーのいずれかを実行します。

  • WS-Security 1.1標準に従ったインバウンドSOAPリクエストのSAMLベースの認証。

  • WS-Security 1.1標準に従ったインバウンドSOAPリクエストのユーザー名トークン認証。

このポリシーでは、署名と暗号化には対称鍵テクノロジ、保証される署名にはWS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートが使用されます。メッセージ保護に使用できる非対称アルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、次のアサーションがORグループとして(つまりクライアントはどちらかのタイプのポリシーを実行できる)含まれます。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_service_policy」および「oracle/wss11_username_token_with_message_protection_service_policy」を参照してください。

oracle/wss11_username_token_with_message_protection_client_policy

このポリシーは、メッセージ保護(整合性と機密保護)と、WS-Security 1.1標準に従ったアウトバウンドSOAPリクエストの認証を行います。プレーン・テキストとダイジェスト・メカニズムの両方がサポートされています。このポリシーは、SOAPベースのすべてのクライアントに添付できます。


注意:

このリリースでは、ダイジェスト・パスワードはサポートされていません。

Webサービス・コンシューマは、ユーザー名とパスワード資格証明を挿入し、送信するSOAPメッセージに署名して暗号化します。Webサービス・プロバイダは、メッセージと署名の復号化および検証を行います。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、タイム・スタンプおよびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。異なる強度の暗号を使用してメッセージを保護できます。

このポリシーでは、署名と暗号化には対称鍵テクノロジ、保証される署名にはWS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートが使用されます。メッセージ保護に使用できる非対称アルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss11_username_token_with_message_protection_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss11_username_token_with_message_protection_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss11_username_token_with_message_protection_client_policy」を参照してください。

oracle/wss11_username_token_with_message_protection_service_policy

このポリシーは、メッセージ保護(整合性と機密保護)と、WS-Security 1.1標準に従ったインバウンドSOAPリクエストの認証を行います。プレーン・テキストとダイジェスト・メカニズムの両方がサポートされています。


注意:

このリリースでは、ダイジェスト・パスワードはサポートされていません。

Webサービス・コンシューマは、ユーザー名とパスワード資格証明を挿入し、送信するSOAPメッセージに署名して暗号化します。Webサービス・プロバイダは、メッセージと署名の復号化および検証を行います。このポリシーは、SOAPベースのすべてのエンドポイントに添付できます。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、タイム・スタンプおよびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。異なる強度の暗号を使用してメッセージを保護できます。


注意:

このリリースでは、ダイジェスト・パスワードはサポートされていません。

このポリシーでは、署名と暗号化には対称鍵テクノロジ、保証される署名にはWS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートが使用されます。メッセージ保護に使用できる非対称アルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss11_username_token_with_message_protection_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss11_username_token_with_message_protection_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss11_username_token_with_message_protection_service_policy」を参照してください。

oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_client_policy

このポリシーは、メッセージ保護(整合性と機密保護)と、WS-Security 1.1標準に従ったアウトバウンドSOAPリクエストの証明書ベースの認証を行います。

このポリシーでは、署名と暗号化には対称鍵テクノロジ、保証される署名にはWS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートが使用されます。メッセージ保護に使用できる非対称アルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_client_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_client_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_client_policy」を参照してください。

oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_service_policy

このポリシーは、メッセージ・レベルの保護と、WS-Security 1.1標準に従ったインバウンドSOAPリクエストへの証明書ベースの認証を行います。

このポリシーでは、署名と暗号化には対称鍵テクノロジ、保証される署名にはWS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートが使用されます。メッセージ保護に使用できる非対称アルゴリズムの詳細は、「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

このポリシーには、oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_service_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_service_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_service_policy」を参照してください。

認可のみのポリシー

表B-4に、認可を実行するセキュリティ・ポリシーをまとめ、ポリシーがトランスポート・レイヤーまたはSOAPヘッダーで実行されるかどうかを示します。


注意:

認可ポリシーは、サブジェクトが作成されている任意の認証ポリシーの後に続けることができます。

permitallおよびdenyallポリシーの両方を同じWebサービスに添付することはできません。


表B-4 認可のみのポリシー

クライアント・ポリシー 認可(トランスポート) 認可(SOAP) メッセージ保護(トランスポート) メッセージ保護(SOAP)

oracle/binding_authorization_denyall_policy


いいえ

はい

いいえ

いいえ

oracle/binding_authorization_permitall_policy


いいえ

はい

いいえ

いいえ

oracle/binding_permission_authorization_policy


いいえ

はい

いいえ

いいえ

oracle/component_authorization_denyall_policy


いいえ

はい

いいえ

いいえ

oracle/component_authorization_permitall_policy


いいえ

はい

いいえ

いいえ

oracle/component_permission_authorization_policy


いいえ

はい

いいえ

いいえ


oracle/binding_authorization_denyall_policy

このポリシーは、SOAPバインディング・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単なロールベースの認可を行います。このポリシーは、ロールを持つすべてのユーザーを拒否します。サブジェクトが作成されている認証ポリシーの後に続ける必要があり、SOAPベースの任意のエンドポイントに添付できます。

このポリシーには、oracle/binding_authorization_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/binding_authorization_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/binding_authorization_denyall_policy」を参照してください。

oracle/binding_authorization_permitall_policy

このポリシーは、SOAPバインディング・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単なロールベースの認可を行います。このポリシーは、ロールを持つすべてのユーザーを許可します。サブジェクトが作成されている認証ポリシーの後に続ける必要があり、SOAPベースの任意のエンドポイントに添付できます。

このポリシーには、oracle/binding_authorization_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/binding_authorization_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/binding_authorization_permitall_policy」を参照してください。

oracle/binding_permission_authorization_policy

このポリシーは、SOAPバインディング・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単な権限ベースの認可を行います。このポリシーは、サブジェクトに操作を実行する権限があることを保証します。このポリシーは、サブジェクトが作成されている認証ポリシーの後に続ける必要があり、SOAPベースの任意のエンドポイントに添付できます。

このポリシーには、oracle/binding_permission_authorization_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/component_permission_authorization_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/binding_permission_authorization_policy」を参照してください。

oracle/component_authorization_denyall_policy

このポリシーは、SOAPバインディング・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単なロールベースの認可を行います。このポリシーは、ロールを持つすべてのユーザーを拒否します。サブジェクトが作成されている認証ポリシーの後に続ける必要があり、SCAベースの任意のエンドポイントに添付できます。

このポリシーには、oracle/component_authorization_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/component_authorization_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/component_authorization_denyall_policy」を参照してください。

oracle/component_authorization_permitall_policy

このポリシーは、認証されたサブジェクトに基づき、簡単なロールベースの認可ポリシーを提供します。このポリシーは、ロールを持つすべてのユーザーを許可します。サブジェクトが作成されている認証ポリシーの後に続ける必要があり、SCAベースの任意のエンドポイントに添付できます。

このポリシーには、oracle/component_authorization_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/component_authorization_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/binding_authorization_permitall_policy」を参照してください。

oracle/component_permission_authorization_policy

このポリシーは、認証されたサブジェクトに基づき、権限ベースの認可ポリシーを提供します。このポリシーは、サブジェクトに操作を実行する権限があることを保証します。このポリシーは、サブジェクトが作成されている認証ポリシーの後に続ける必要があり、SCAベースの任意のエンドポイントに添付できます。

このポリシーには、oracle/component_permission_authorization_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/component_permission_authorization_template」を参照してください。

ポリシーの構成の詳細は、「oracle/component_permission_authorization_policy」を参照してください。

WS-Addressingポリシー

この項では、事前定義済のWS-Addressingポリシーについて説明します。


注意:

WebLogic Webサービスでは、WS-Addressingポリシーはサポートされていません。

oracle/wsaddr_policy

このポリシーを使用すると、プラットフォームにより、W3C 2005の最終版のWS-Addressingポリシー標準に準拠したWS-Addressingヘッダーがインバウンド・メッセージに存在するかどうかが確認されます。また、プラットフォームにより、WS-AddressingヘッダーがアウトバウンドSOAPメッセージに組み込まれます。ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wsaddr_policy」を参照してください。

MTOMアタッチメント・ポリシー

この項では、事前定義済のMTOMポリシーについて説明します。


注意:

WebLogic Webサービスでは、MTOMポリシーはサポートされていません。

oracle/wsmtom_policy

Message Transmission Optimization Mechanism(MTOM)ポリシーは、MTOM形式ではないインバウンド・メッセージを拒否し、アウトバウンド・メッセージがMTOM形式であるかどうかを検証します。MTOMはhttp://www.w3.org/TR/2005/REC-soap12-mtom-20050125の仕様書と、SOAP 1.2およびSOAP1.1バインディングに関してはhttp://www.w3.org/Submission/2006/SUBM-soap11mtom10-20060405を参照します。ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wsmtom_policy」を参照してください。

信頼できるメッセージング・ポリシー

この項では、事前定義済の信頼できるメッセージング・ポリシーについて説明します。


注意:

WebLogic Webサービスでは、信頼できるメッセージング・ポリシーはサポートされていません。

oracle/wsrm10_policy

このポリシーは、Web Servicesの信頼できるメッセージング・プロトコルのバージョン1.0のサポートを提供します。このポリシーは、SOAPベースのすべてのクライアントまたはエンドポイントに添付できます。この機能を完全にサポートするには、追加のプログラミングが必要です。ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wsrm10_policy」を参照してください。

oracle/wsrm11_policy

このポリシーは、Web Servicesの信頼できるメッセージング・プロトコルのバージョン1.1のサポートを提供します。このポリシーは、SOAPベースのすべてのクライアントまたはエンドポイントに添付できます。この機能を完全にサポートするには、追加のプログラミングが必要です。ポリシーの構成の詳細は、「oracle/wsrm11_policy」を参照してください。

管理ポリシー

この項では、事前定義済の管理ポリシーについて説明します。


注意:

WebLogic Webサービスでは、管理ポリシーはサポートされていません。

oracle/log_policy

このポリシーを使用すると、メッセージ・ログにリクエスト、レスポンスおよびフォルト・メッセージが送信されます。ポリシーの構成の詳細は、「oracle/log_policy」を参照してください。

このポリシーには、oracle/log_templateポリシー・アサーションが含まれています。このアサーションの詳細は、「oracle/security_log_template」を参照してください。