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Oracle® Fusion Middleware Oracle MapViewerユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61387-01
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新機能および変更された機能

この項では、Oracle Application Serverリリース10.1.3.1に含まれていた前のリリースのMapViewer以降に新しく追加された、または変更された主要な機能について説明します。この項では、新機能を「MapViewerの中核」および「Oracle Maps」という下位項目に分類しています。

さらに、MapViewer JSPタグ・ライブラリとPL/SQL APIは使用不可機能です。詳細は、第5章「MapViewer JSPタグ・ライブラリ」および第6章「MapViewer PL/SQL API」の始めにある注意事項を参照してください。

MapViewerの中核

この項では、Map Builderツールなど、MapViewer全般に関連する機能について説明します。

セキュアなマップ・レンダリング

MapViewerでは今回、Webユーザーの識別情報に基づいたセキュアなマップ・レンダリングをサポートしています。同じテーマを表示するときでも、ユーザー各自のロールや権限に応じて、表示される地物のセットを変えることができます。詳細は、1.8項を参照してください。

WFSテーマ

Web Feature Service(WFS)の地物をMapViewerのWFSテーマで表示できるようになりました。これらのテーマはWFS機能の解析とキャッシュ、および地物の条件と問合せの使用をサポートします。また、WFSテーマのサポートはOracle Mapsでも機能します。たとえば、WFSテーマをインタラクティブな対象地物(FOI)層として表示できます。WFSテーマについては、2.3.7項を参照してください。

Map Builderの強化

Map Builderツールでは今回、WFSテーマおよび注釈テキストベースのテーマの作成をサポートしています。また、ベース・マップ・パネルでは、マウス・クリックによる地物(およびレンダリングされるテーマのリスト)の指定もサポートしています。Map Builderについては、第9章を参照してください。

非空間データ・プロバイダのサポートの向上

MapViewerでは今回、テーマ・マッピング用のXMLベースの非空間データを提供するアプリケーション向けのデフォルト・プロバイダおよび書式をサポートしています。また、拡張スタイルと合せて使用する非空間データセットの列を指定することもできます。非空間外部属性データを使用したテーマ・マッピングについては、2.3.10.1項を参照してください。

単一地物に対する複数のレンダリング・スタイル

これまで、1つの地物のレンダリングに使用できるレンダリング・スタイルは1つのみでした。今回は、テーマの地物をレンダリングする際に複数のレンダリング・スタイルを使用できるようになっています。たとえば、色スタイルを使用してポリゴンに色を付ける一方で、その上部に円グラフを表示するときに、2つのテーマを定義する必要がありません。このようにするには、テーマの定義で積上げスタイルを使用します。積上げスタイルを使用するマップ・リクエストの例については、3.1.13項を参照してください。

反復ラベルの自動削減

これまで、線形地物が多数の小さいセグメントで構成されている場合、そのような地物上の街路ラベルや高速道路の盾記号が反復して表示されました。今回は、Map Builderツールを使用して、ベース・マップのプロパティでラベルを反復しないオプションを指定することにより、同じ名前を持つ地物(道路のセグメントなど)に対するラベル付けが1回しか行われないようにすることが可能になっています。Map Builderの個々のオプションについては、このツールのオンライン・ヘルプを参照してください。

テーマ・ラベルのスケール範囲

ベース・マップのコンテキストで、テーマのラベルにスケール制限を割り当てられるようになりました。これらのスケール制限では、どのようなときにテーマの地物のラベル・テキストを表示するかを制御します。詳細および例は、2.4.1項を参照してください。

PDF出力

完全なPDFマップ出力がサポートされるようになりました。XMLマップ・リクエストでマップ形式としてPDF_URLまたはPDF_STREAMを使用すると、MapViewerによりベクターPDFマップが生成されます。詳細は、3.2.1.1項format属性の説明を参照してください。

テキスト・スタイルの強化

文字間のカスタマイズ可能な空白をサポートするようにテキスト・スタイルが改良されています。また、線形地物にラベル付けをする際の追加の(垂直)配置オプションもサポートされます。

ヒート・マップのサポート

MapViewerがヒート・マップをサポートするようになりました。ヒート・マップはポイント・データセットの2次元カラー・マップです。ヒート・マップ・スタイルについては、A.6.8項を参照してください。

スケーラブルなスタイル

MapViewerがスケーラブルなスタイルをサポートするようになりました。スケーラブルなスタイル(MARKERやLINEスタイルなど)は、メートルやマイルといった実世界の単位を使用して、サイズやその他の寸法の属性を指定します。ただし、実行時にはMapViewerは、現在のマップ表示倍率に関係なく、スタイルによってレンダリングされる特長が常に正しいサイズとなるように、自動的にスタイルを縮小・拡大します。スケーラブルなスタイルの使用の詳細は、2.2.1項を参照してください。

テーマ定義およびベース・マップ定義のカスタム・タグ

テーマまたはベース・マップのXML定義では今回、アプリケーション固有の属性タグをサポートしています。Map Builderでテーマ定義にカスタム・タグオプションを使用してタグおよびタグの値を指定できます。これらはアプリケーションで解釈されますが、MapViewer自体では無視されます。

事前定義済テーマで参照されるスタイル名の取得

新しい<list_theme_styles>要素では、事前定義済テーマで参照されるスタイル名を取得できます。この要素については、7.5項を参照してください。

スタイルのサンプル画像を取得するための単純なURLリクエスト

MapViewerサーバーに単純なURLリクエストを発行して、URLで指定したあらゆるスタイルのサンプル画像を取得できるようになりました。これは、カスタムのマップ凡例を作成する場合に便利です。任意のスタイルのサンプル画像取得について詳しくは、2.2.5項を参照してください。

注釈テキスト

OpenGIS Consortium標準の注釈テキストがサポートされます。Oracle Database Release 11gのOracle Spatialでデータベースへの注釈テキスト・オブジェクトの格納がサポートされ、MapViewerでは今回、そのような注釈テキストをマップ上に表示できるようになりました。注釈テキスト・テーマについては、2.3.9項を参照してください。

ロギング・メカニズムの変更

Javaロギングに基づく新しいロギング・メカニズムが提供されます。Oracle Application Serverの管理コンソールを使用すると、MapViewerによる実行時のロギング方法をカスタマイズすることもできます。

カスタム(外部)空間データ・プロバイダ

MapViewerでは今回、Oracle Spatial以外のリポジトリに格納されている地理空間データのレンダリングをサポートしています。これはカスタム空間データ・プロバイダAPIにより実現されます。このAPIでは、レンダリング対象のユーザー固有の(独自に作成した)空間データをMapViewerに提供するインタフェースを実装できます。ただし、スタイルやテーマの定義などのマッピング・メタデータを管理するためにOracle Databaseも必要です。詳細は、1.5.2.9項を参照してください。

事前定義済テーマに対するユーザー指定のJDBCフェッチ・サイズ

Map Builderツールでベース・マップのフェッチ・サイズのプロパティを設定することにより、テーマに対するデフォルト以外の行フェッチ・サイズを指定できるようになっています。MapViewerでは、データベースからテーマ地物をフェッチするときにこの値を使用できます。適切な値を指定することによって、特定の状況ではパフォーマンス・チューニングがより簡単になります。

新しい配列タイプ(MV_xxxLIST)

MapViewerはSQL配列タイプのMV_STRINGLIST、MV_NUMBERLIST、MV_DATELISTを使用します。これらは、何らかなの事前定義済テーマに存在する可能性のある配列タイプ・バインディング変数をサポートしています。場合によっては、これらのタイプを作成する必要があります。詳細は、1.4.4.3項を参照してください。

GeoRasterテーマのtransparent_nodata属性

GeoRasterテーマに、オプションのtransparent_nodata属性を指定できます(2.3.4項を参照してください)。transparent_nodatatrueの場合、すべてのGeoRaster NODATAの値は透明にレンダリングされます。デフォルト値はfalseです。

Oracle Maps

この項では、Oracle Mapsの機能について説明します。詳細は、第8章を参照してください。

Google MapsおよびBing Mapsタイルを組込みマップ・タイル層として表示

アプリケーションで、Google MapsタイルやMicrosoft Bing Mapsタイルを組込みマップ・タイル層として表示できるようになりました。内部ではOracle Mapsクライアントは、正式なGoogle MapsやBing Maps APIを使用してマップを表示します。このマップは、Google Mapsサーバーから直接サービスを受けます。Google Mapsタイルを使用するには、アプリケーションのGoogle Maps APIキーを取得する必要があります。詳細は、クラスMVGoogleTileLayer(Google Maps)またはMVBingTileLayer(Microsoft Bing Maps)のJavaScript APIのドキュメントを参照してください。(Google MapsまたはMicrosoft Bing Mapsのタイル層の上に独自の空間データをオーバーレイする必要がある場合、8.6項「Spherical Mercator座標系へのデータ変換」も参照してください)。

MVMapTileLayerに名前変更されたMVBaseMap

Oracle Maps Javascript APIのMVBaseMapクラスの名前がMVMapTileLayerに変更されています。これは、MapViewerベース・マップの概念との混同を避けることが目的です。詳細は、MVMapTileLayerのJavaScript APIドキュメントを参照してください。

マップ・タイル層を管理するためのWebベースのユーザー・インタフェース

MapViewerのWeb管理コンソールに、マップ・タイルのプレビューおよび管理の他、マップ・タイル層の定義の編集も行えるWebベースの新しいユーザー・インタフェースが追加されています。

外部マップ・タイルのサポート

外部マップ・タイル・サーバーにより直接レンダリングされたマップ・タイルを、MapViewerのマップ・タイル・サーバーでキャッシュすることなく、Oracle Maps JavaScriptクライアントで表示できるようになりました。詳細は、MVCustomMapTileLayerのJavaScript APIドキュメントを参照してください。

ドメイン間共通のマップ・タイル・サーバーおよびFOIサーバーへのアクセスに関するクライアント側のサポート向上

Oracle Mapsクライアントは、プロキシ・サーバーに依存せずにドメイン間共通のマップ・キャッシュ・タイルおよびFOIサーバーと通信できるようになりました(これまではプロキシ・サーバーが必須でした)。詳細は、MVMapView.enableXMLHTTPのJavaScript APIドキュメントを参照してください。

動的なクライアント側スタイル

ビジネス・インテリジェンス(BI)アプリケーション用にクライアント側の動的スタイルを使用したFOIデータのレンダリングについて、サポート範囲が広がりました。MapViewerがサポートしているXMLで定義されたスタイル(MVXMLStyle)に加え、クライアント側で定義されたスタイル、たとえば色スタイル(MVStyleColor)、マーカー・スタイル(MVStyleMarker)、棒グラフ・スタイル(MVBarChartStyle)、円グラフ・スタイル(MVPieChartStyle)、バケット・スタイル(MVBucketStyle)などをサポートする新しいクラスがJavascript APIに追加されています。

JDBCテーマベースのFOI

Oracle Mapsでは今回、クライアント側で動的に作成されたJDBCテーマベースのFOI層をサポートしています。詳細は、MVThemeBasedFOIのJavaScript APIドキュメントを参照してください。

簡略化された動的BIデータの投入および視覚化

ビジネス・インテリジェンス・アプリケーションでは、非空間データ・プロバイダおよびテーマベースFOIを組み合せて使用することにより、アプリケーションで生成された非空間属性データをマップ上で視覚化できるようになりました。詳細は、MVNSDPのJavaScript APIドキュメントを参照してください。

情報ウィンドウの改良

情報ウィンドウの位置、スタイルおよびサイズの設定が改良されました。これまで、Oracle Mapsクライアントでは常に、指定したマップ位置に対して固定された位置に情報ウィンドウが表示されていました。Oracle Mapsクライアントでは今回、指定したマップ位置に対して最適な位置に情報ウィンドウを配置できるようになっています。この結果、情報ウィンドウがマップ内に表示されるようにするために、マップがパンされることはありません。さらに、情報ウィンドウにタブを指定できるようになりました。

詳細は、MVMapView.displayInfoWindowおよびMVMapView.displayTabbedInfoWindowのJavaScript APIドキュメントを参照してください。タブ付き情報ウィンドウの表示方法については、Oracle Mapsのチュートリアル・ページにあるタブ付きの情報ウィンドウのデモを参照してください。

マップ装飾の拡張

クライアントでは今回、マップ・コンテナ内の任意の位置に配置できる複数の折りたたみ可能なマップ装飾コンポーネントがサポートされています。マップ装飾は、マップ・コンテナ内でドラッグできるようになっています。詳細は、MVMapDecorationのJavaScript APIドキュメントを参照してください。

柔軟に配置および表示できるナビゲーション・パネルとスケール・バー

ナビゲーション・パネルおよびスケール・バーを、マップ装飾コンポーネント内に配置できるようになりました。マップ装飾コンポーネントは表示または非表示を切り替えたり、マップ・コンテナ内でユーザーが選択した位置に配置できます。詳細は、addNavigationPanelのJavaScript APIドキュメントを参照してください。

ナビゲーション・パネルのヒント

アプリケーションで、マップのズーム・レベルに対してマウスオーバーのヒントやラベルを定義できるようになりました。ヒントは、ユーザーがマウスをナビゲーション・パネルの上に移動すると表示されます。それからユーザーは、対応するヒントをクリックして、選択したズーム・レベルまでズームすることができます。詳細は、MVNavigationPanel.setZoomLevelInfoTipsのJavaScript APIドキュメント、およびOracle Mapsのチュートリアル・ページにあるナビゲーション・パネルのデモを参照してください。

ポリゴン・テーマベースFOI層のラベル付け

ポリゴン・テーマベースFOI層のポリゴン地物にラベルを付けるかどうかをアプリケーションで選択できるようになりました。詳細は、MVThemeBasedFOIのJavaScript APIドキュメントを参照してください。

FOI層に使用する画像のないポリゴン・テーマ

対象地物(FOI)層のベースとして画像のないポリゴン・テーマを使用できるようになったため、テーマがすでにベース・マップの一部としてレンダリングされている場合、FOI画像はレンダリングされません。この機能により、ポリゴン層のパフォーマンスを高速化することが可能です。詳細は、MVThemeBasedFOIのJavaScript APIドキュメントを参照してください。

FOI層の自動選択およびハイライト

フィルタリング・ジオメトリを事前定義済テーマベースFOI層と関連付けて、フィルタリング・ジオメトリに該当する地物のみがマップにレンダリングされるようにすることが可能になりました。この機能は、近接および範囲内マッピングに対する新しいサポートに含まれます。選択ツール(円、矩形またはポリゴン)とともに使用すると、テーマ地物のハイライトを実行できます。詳細は、MVThemeBasedFOIのJavaScript APIドキュメントを参照してください。

クライアント側での地上距離パラメータに基づく測地ジオメトリの作成

測地座標系で地上距離に基づくパラメータを使用して、中心と半径を指定した円ポリゴン・ジオメトリ、高さと幅を指定した矩形、および始点からの距離と相対位置を指定したポイント・ジオメトリを作成できるようになりました。これらのジオメトリ(特に最初の2つ)は、近接および範囲内マッピングを実装するために使用できます。詳細は、MVSdoGeometryのJavaScript APIドキュメントを参照してください。

マップおよびテーマのロード時に表示されるアニメーション・アイコン

Oracle Mapsクライアントでは今回、ベース・マップまたはテーマのロード中にアニメーション・アイコンが表示されるようになっています。これは、ロードに時間がかかるマップやテーマを使用するユーザーに対し、視覚的に安心感を与えるために特に有効です。

ユーザー定義FOIのカスタマイズ

ユーザー定義ポイントFOIのカスタム・マーカー・イメージを変更したり、すでにレンダリングされたユーザー定義FOIのジオメトリ表現およびレンダリング・スタイルを変更するためのアプリケーション向けのメソッドが、JavaScript APIで提供されています。詳細は、MVFOIのJavaScript APIドキュメントを参照してください。

マーキー・ズーム・ツール対応のプロンプト・モード

新しいプロンプト・モードでは、マーキー・ズーム操作に対するユーザー制御が強化されています。プロンプト・モードでは、マーキー・ズームの矩形をユーザーがクリックしたときにマップが拡大表示されます。これにより、「連続」モードで誤って拡大表示してしまう問題が解消されます。詳細は、MVMapView.startMarqueeZoomのJavaScript APIドキュメントを参照してください。

マウス・カーソルのカスタマイズ

マップ・タイル、FOI、マップ装飾などの各種マップ・コンポーネントにマウス・カーソルを合せたときのカーソルの外観を、アプリケーションでカスタマイズできるようになりました。

組込みツールバーおよび距離の測定

アプリケーションで、マップ上の距離を測定するために、組込み距離測定ツールを使用できるようになりました。組込みツールバーは、レッドライン・ツールや矩形ツール、円形ツール、距離測定ツールといったユーティリティおよびすべてのユーザー定義機能にアクセスするための、簡単なグラフィック・ユーザー・インタフェースを提供します。詳細は、MVToolBarのJavaScript APIドキュメント、およびOracle Mapsのチュートリアル・ページにあるツールバーのデモを参照してください。

全体画像テーマ表示の自動判定

テーマ・ベースFOI層を全体画像として表示すると、アプリケーションのパフォーマンスは大幅に向上しますが、アプリケーション開発者にとって、いつテーマを全体画像テーマとして表示するべきなのか判断が難しいことがあります。しかし、この判断をMapViewerで自動的に行うよう選択できるようになりました。詳細は、MVThemeBasedFOI.enableAutoWholeImageのJavaScript APIドキュメントを参照してください。

長いタイル管理リクエストの自動リカバリ

Fusion MiddlewareまたはMapViewerの停止によって中断された、実行時間の長いタイル管理リクエストが、MapViewerの再起動後に自動的に再開可能になります。(この機能を有効にするために特別に何かする必要はありません。ただ、必要な場合に新しいデータベース・ビューUSER_SDO_TILE_ADMIN_TASKSを作成してください。詳細は、2.9項を参照してください)。

マップの丸め表示

アプリケーションで、マップを丸めた形で表示できるようになりました。この方法でマップを表示する場合、マップの座標系の境界でマップが横に丸められるため、いつまでもスクロールすることができます。詳細は、MVMapView.enableMapWrapAroundのJavaScript APIドキュメントを参照してください。

個々のテーマ地物のハイライト(選択)

アプリケーションで、ユーザーが地物をマウスでクリックすることにより、個々のテーマ地物(FOI)を選択してハイライトできるようになりました。詳細は、MVThemeBasedFOI.enbleHightlightのJavaScript APIドキュメント、およびOracle Mapsチュートリアル・ページにあるテーマ・ベースFOI層の個々の地物のハイライトのデモを参照してください。

拡張レッドライン・ツール

レッドライン・ツールを使用して、ポリラインやポリゴン、ポイント・ジオメトリを作成できるようになりました。また、レッドライン・ツールは編集モードをサポートしています。このモードでは、既存のレッドライン・ポイントや線セグメントを移動したり、それらの削除や追加をプログラムによって行うことが可能です。Oracle Maps JavaScript APIを使用したレッドライニングの詳細は、8.4項を参照してください。

エラー・レポート

これまで、Oracle Mapsクライアントによってスローされたエラー・メッセージはすべてブラウザ・アラートとして表示されていました。今回は、カスタム・エラー・ハンドラを使用することによりエラー・メッセージの処理方法をアプリケーションでカスタマイズできるようになっています。詳細は、MVMapView.setErrorHandlerのJavaScript APIドキュメントを参照してください。

新しいチュートリアル

Oracle Mapsの新しい各種チュートリアルで新機能を説明しています。MapViewerのデモおよびチュートリアルにアクセスするには、次のURLを参照してください。

http://host:port/mapviewer/fsmc/tutorial/demos.html