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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool
11g リリース1(10.3.3)
B61621-01
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7 デプロイメント・プランの更新

WLSTを使用して、アプリケーションのデプロイメント・プランを取得および更新することができます。WLSTを使用してアプリケーションのデプロイメント・プランを更新する場合、変数の定義と変数の割当てを定義します。変数の定義は変更される記述子のエントリを識別し、変数の割当ては変数に新しい値を関連付けます。

以下は、対話モードでWLSTを使用するための手順を示しています。スクリプトまたは組込みモードでWLSTを使用する方法については、「WebLogic Scripting Toolの使用」を参照してください。

対話モードでWLSTを使用してデプロイメント・プランを更新するには、次のステップを実行します:


注意:

次の手順内のコード例は、Webサービスの信頼性のあるメッセージを更新する方法を示しています。詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-RPC Webサービスの高度な機能のプログラミング』の「Webサービスの信頼性のあるメッセージングの使用」を参照してください。

  1. アプリケーションのデプロイメント・プランを作成します。

    詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのデプロイメント・プランの作成に関する項を参照してください。

  2. WLSTを対話モードで起動します。例:

    prompt> java weblogic.WLST
    

    詳細については、「WebLogic Scripting Toolの使用」を参照してください。

  3. アプリケーションをデプロイするWebLogic Serverインスタンスを起動します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』の「サーバーの起動と停止」を参照してください。

  4. WebLogic Serverインスタンスに接続します。例:

    connect("weblogic", "welcome1", "localhost:7001")
    
  5. アプリケーションとデプロイメント・プランをロードします。例:

    plan=loadApplication("c:/myApps/ReliableServiceEar/examples/webservices/
    reliable/ReliableHelloWorldImpl.war", "c:/myApps/ReliableServiceEar/Plan.xml")
    

    loadApplicationコマンドは、デプロイメント・プランを変更するためにアクセスできるWLSTPlanオブジェクトを返します。WLSTPlanオブジェクトの詳細は、「WLSTPlanオブジェクト」を参照してください。

  6. 更新する構成オプションと対応するXPath値を特定します。

  7. 前の手順で特定した構成オプションのデプロイメント・プランに変数の定義と変数の割当てが現在定義されているかどうかを確認します。これを行うには、次のコマンドの1つを入力します:

    1. 変数を表示するには:

      plan.showVariables()
      Name                                        Value
      -----                                       -----
      ReliabilityConfig_AcknowledgementInterval   P0DT0.5S
      Wsdl_Exposed                                true
      
    2. 変数の割当てを表示するには:

      plan.showVariableAssignments()
      
      examples/webservices/reliable/ReliableHelloWorldImpl.war
         |
        WEB-INF/weblogic-webservices.xml
           |
          Wsdl_Exposed
      
      examples/webservices/reliable/ReliableHelloWorldImpl.war
         |
        WEB-INF/weblogic-webservices.xml
           |
          ReliabilityConfig_AcknowledgementInterval   |
      
  8. 変数の定義と割当てが定義されていない場合は、以下のように、それらを作成して変数の割当てのXPath値を設定します。

    1. 変数の定義を作成します。createVariable()メソッドを使用して変数の名前と値を指定します。例:

      v=plan.createVariable("ReliabilityConfig_BufferRetryCount", "3")
      
    2. 変数の割当てを作成します。createVariableAssignment()メソッドを使用して、変数の名前、適用されるアプリケーション、および対応するデプロイメント記述子を指定します。例:

      va=plan.createVariableAssignment("ReliabilityConfig_BufferRetryCount", 
      "ReliableServiceEar", "META-INF/weblogic-application.xml")
      
    3. 変数の割当てのXPath値を設定します。例:

      va.setXpath("/weblogic-webservices/webservice-description/
      [webservice-description-name="examples.webservices.reliable.Reliable
      HelloWorldImpl"]/port-component/[port-component-name=
      "ReliableHelloWorldServicePort"]/reliability-config/buffer-retry-count")
      
  9. デプロイメント・プランを保存します。例:

    plan.save()