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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JMSのプログラミング
11g リリース1(10.3.3)
B61629-01
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1 概要とロードマップ

この項では、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JMSのプログラミング』の内容と構成について説明します。

ドキュメントの内容と対象読者

このドキュメントは、WebLogic Server Java Message Service (JMS)を利用したアプリケーションを開発および構成するソフトウェア開発者を対象としています。また、WebLogic Serverを評価するビジネス・アナリストや、特定のアプリケーション用にWebLogic Server JMSの使用を考えているシステム設計者にとって便利な情報も掲載しています。

このマニュアルのトピックでは、ソフトウェア・プロジェクトの設計および開発段階に関連する情報を提供します。また、プロジェクトのテストおよび本番前の段階で見つかるアプリケーションの問題を解決するうえで便利なトピックもあります。

このドキュメントでは、本番段階でのJMSの管理、モニター、パフォーマンス・チューニングについては扱いません。これらのトピックに関するWebLogic Serverのドキュメントとリソースへのリンクについては、「関連ドキュメント」を参照してください。

このドキュメントは、Java EEおよびJMSの概念に精通している読者を対象としています。このドキュメントでは、WebLogic Server JMSが提供する付加価値機能と、JMSアプリケーションを実行するWebLogic Server機能の使い方に関する主要な情報が重点的に扱われています。

このドキュメントの手引き

関連ドキュメント

このドキュメントには、JMS固有の設計および開発上の情報が含まれています。

WebLogic Serverアプリケーションを開発、デプロイ、およびモニターするための包括的なガイドラインについては、以下のドキュメントを参照してください。

JMS開発者向けのサンプルとチュートリアル

このドキュメントの他にも、様々なサンプル・コードやチュートリアルがJMS開発者向けに用意されています。サンプルとチュートリアルではWebLogic Server JMSの動作が例示され、主要なJMS開発タスクを実行する実際的な手順が示されています。

独自のJMSアプリケーションを開発する前に、まずJMSサンプルの一部またはすべてを実行することをお薦めします。

Avitek Medical Recordsアプリケーション(MedRec)とチュートリアル

MedRecはWebLogic Serverに付属したエンドツーエンドのサンプルJava EEアプリケーションであり、一元的で独立した医療記録管理システムをシミュレートします。MedRecアプリケーションには、患者、医師、および管理者に対して、様々なクライアントを使用して患者のデータを管理するフレームワークが用意されています。

MedRecはWebLogic ServerとJava EEの機能を例示し、Oracle推奨のベスト・プラクティスを重要点として示します。MedRecはWebLogic Server配布キットに含まれており、Windowsマシンの「スタート」メニューからアクセスできます。Linuxなどのプラットフォームでは、WL_HOME\samples\domains\medrecディレクトリからMedRecを起動します。WL_HOMEは、WebLogic Platformの最上位インストール・ディレクトリです。

MedRecには、Webアプリケーション、Webサービス、ワークフロー・アプリケーション、および将来のクライアント・アプリケーションからのリクエストを連携して処理する複数のエンタープライズJava Bean (EJB)で主に構成されるサービス層があります。このアプリケーションには、メッセージドリブンEJB、ステートレス・セッションEJB、ステートフル・セッションEJB、およびエンティティEJBが含まれます。

このリリースでのJMSの新機能と変更点

WebLogic Serverのこのリリースに追加された新機能の一覧については、「Oracle WebLogic Serverの新機能」を参照してください。