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Oracle Applications概要
リリース11i(11.5.10)
部品番号: B15656-01
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用語集

用語集

英数字


英数字

3層アーキテクチャ
コンポーネントが、デスクトップ(またはクライアント)層、アプリケーション層およびデータベース層の3つのレイヤーまたは層に分割されているコンピュータ・アーキテクチャ。
Adminサーバー(Admin server)
Oracle Applicationsデータベースを保守および更新するプログラムをシステム管理者が実行するためのサーバー。管理者サーバーと呼ばれる場合もある。たとえば、データベース・サーバーに常駐するデータベースをインストール、更新およびアップグレードするには、AutoUpgradeおよびAutoPatchの両方をこのサーバー上で実行する。
applmgr
Oracle Applicationsのインストールおよびアップグレードに使用するアカウント。このアカウントはOracle Applications製品ファイルを所有する。
APPSスキーマ(APPS schema)
Oracle Applicationsデータ・モデル全体にアクセス可能なORACLEスキーマ。
AutoConfig
Oracle Applications環境用の構成管理ツール。AutoConfigには、システムに対する更新を行うプロセスを簡略化する、多数のスクリプトおよびその他ファイルが含まれている。
AutoPatch
Applicationsシステムにパッチを適用したり、新しい言語や製品を追加するのに使用するプログラム。
AutoUpgrade
Oracle Applicationsアップグレード・プログラム。
BC4J
Oracle Business Components for Javaの頭文字。BC4Jは、複数層データベース・アプリケーションの開発およびポータブル配置ができるように設計された100% Java互換のXMLベース・フレームワーク。
CBO
「コストベース・オプティマイザ(cost-based optimizer)」を参照。
CGI
Common Gateway Interfaceの頭文字。Webサーバーと、CGI仕様に準拠するデータを処理するために設計されたプログラムとWebサーバー間で情報を転送するための仕様。 CGIプログラムは、Webサーバーとユーザー間の動的対話を可能にする一般的な方法である。
「Perl」も参照。
Common Gateway Interface
「CGI」を参照。
dbcファイル(dbc file)
データベースへの接続に必要な情報を含む構成ファイル。
Discovererサーバー(Discoverer server)
Oracle Discovererをホストするアプリケーション・サーバー。Discovererサーバーは、Applicationsユーザーが非定型問合せの実行および問合せ結果出力の分析をできるようにすることにより、Reportsサーバーを補完する。
「Reportsサーバー(Reports server)」も参照。
DMZ
非武装地帯(DMZ)とは、ネットワークまたはイントラネットへの許可されていないアクセス試行からサーバーを保護するために使用する、外部および内部ファイアウォール間にあるエリアを指す。
「ファイアウォール(firewall)」も参照。
Formsクライアント(Forms client)
デスクトップ・クライアント上で動作し、Formsサーバーとのユーザー・インタフェースおよび対話を提供するJavaアプレット。
Formsサーバー(Forms server)
Formsサーバー・エンジンのホストの役割を持つ一種のアプリケーション・サーバー。デスクトップ・クライアントとデータベースの間を調整するもので、デスクトップ・クライアント上のFormsベース製品に入力画面を提供し、ユーザーの処理に基づいてデータベース・レコードを作成または変更する。
GSM
「一般サービス管理(Generic Service Management)」を参照。
HTTPS
セキュアなデータ転送に必要な追加機能を提供するHTTPバージョン。
「HTTP」も参照。
HTTPサーバー(HTTP server)
HTTPリスナーを実行し、リモート・ブラウザからのHTTP要求に対してWebページを送信するアプリケーション・サーバー。 多くの場合、シノニムとしてWebサーバーが使用される。
「HTTPリスナー(HTTP listener)」および「Webブラウザ(Web browser)」も参照。
HTTPリスナー(HTTP listener)
Webブラウザから受信したHTTP要求を受け取って処理する、HTTPサーバー上のプログラム。
J2EE
Java 2 Platform, Enterprise Editionの頭文字。J2EEは、複数層の企業レベル・アプリケーションの開発、配置および管理を促進する開発環境である。
Java
コンピュータ言語であり、Webブラウザを使用してデスクトップ・クライアントにダウンロードし実行できるプログラムを作成することが目的である。この言語を使用して、対話形式、またはWebブラウザからの要求により起動されてサーバー上で動作する、プラットフォーム非依存プログラムを生成する。
「アプレット(applet)」および「サーブレット(servlet)」も参照。
JavaServer Pages
「JSP」を参照。
Javaアーカイブ・ファイル(Java ARchive file: JAR file)
デスクトップ・クライアントにより速くダウンロードできるよう、Javaクラスのコレクションをファイルに圧縮したもの。 いくつかの専用タイプのJARファイルがある。
「Javaクラス(Java class)」も参照。
Java仮想マシン(Java Virtual Machine: JVM)
バイトコード形式のコンパイル済Javaプログラムをマシン・コードに解析(変換)するランタイム環境。 各オペレーティング・システムのJVMにより、バイトコードが、CPUで実行できる指示に変更される。 そのため、Javaバイトコードは、JVMを稼動中のすべてのマシンで実行可能である。Java対応のWebブラウザには内部JVMがあり、これによってWebブラウザはJavaで書かれたアプレットまたはアプリケーションを実行できる。
Javaクラス(Java class)
オブジェクトおよびオブジェクト上で実行される操作を定義するJavaプログラムの構成部品。Javaで書かれたプログラムまたはプログラムの一部が含まれるオペレーティング・システム・ファイルも識別する。
Javaデータベース接続性(Java Database Connectivity: JDBC)
JavaプログラムによるOracleデータベース・サーバーへのアクセスを可能にするJavaプログラミング・インタフェース。
Jserv
Jservプロセスは、Oracle HTTP Serverとの通信用に設計された専用サーブレットである。
「Oracle HTTP Server」および「サーブレット(servlet)」も参照。
JSP
JavaServer Pageの頭文字で、Javaサーブレット・テクノロジに対する拡張。 最初の要求時にJSPはサーブレットにコンパイルされ、サーブレットから入力を受信するか、サーブレットに出力を送信できる。 JSPの動的スクリプト機能により、ページ・ロジックをページ表示と区別でき、HTTP要求の処理が非常に柔軟に実行できる。
「サーブレット(servlet)」も参照。
LDAP
Lightweight Directory Access Protocolの頭文字。LDAPでは、クライアントが、地理的またはその他組織的境界を反映させるのに使用可能な階層構造で、企業ディレクトリ・エンティティが配列されたディレクトリ・サーバーから情報にアクセスできる。
「Oracle Internet Directory」も参照。
LOCAL
ローカル・マシンまたは別のネットワーク上のマシンで動作するORACLEインスタンスのネットワーク・エイリアスを識別するWindows固有の環境設定。この変数はORACLE_SIDの設定より優先され、Oracle Netソフトウェアが接続要求を管理するようになる。
「ORACLE_SID」および「TWO_TASK」も参照。
MACアドレス(MAC address)
OSI参照モデルのデータ・リンク・レイヤーのメディア・アクセス制御(MAC)サブレイヤーにおいて、ネットワーク上のノードを一意に識別するハードウェア・アドレス (もう1つのサブレイヤーは論理リンク制御(LLC)レイヤーである)。
OID
「Oracle Internet Directory」を参照。
Oracle Applications Manager
システム管理者がHTMLベース集中管理コンソールからOracle Applicationsシステムを監視および管理できる高機能なツール。
Oracle Applications表領域モデル(Oracle Applications Tablespace Model)
従来の表領域モデルで使用されるディクショナリ管理表領域より、さらに柔軟な記憶域オプションを提供するローカル管理表領域を使用した新モデル。
「ローカル管理表領域(locally managed tablespaces)」も参照。
Oracle Business Components for Java
「BC4J」を参照。
Oracle HTTP Server
Oracle Application Serverで使用されるWebサーバー。 Apache Webサーバー・テクノロジに組み込まれているOracle HTTP Serverでは、Javaサーブレット、JavaServer Pages(JSP)、Perl、PL/SQLおよびCGIアプリケーションがサポートされている。
「JSP」および「サーブレット(servlet)」も参照。
Oracle Internet Directory
Oracle Internet Directory(OID)は、ユーザーおよびリソースに関する情報を取得するための一般的な目的のディレクトリ・サービスである。LDAPとともにOracleデータベースの高いパフォーマンス、スケーラビリティ、堅牢性、可用性を活用する。
「LDAP」も参照。
Oracle Jinitiator
FormsベースOracle Applications機能のサポートに使用するJVM。Jinitiatorは、最初に必要なときにクライアント・ブラウザにダウンロードおよびインストールされる。
Oracle Net
クライアント・マシンとOracleデータベース・サーバーとのネットワーク接続を可能にするOracleソフトウェア。これらのマシン間の通信セッション管理では、Oracle Netがセッションをオープンおよびクローズし、SQL文とそれに対応するデータベース応答をパッケージ化して送信する。
Oracle Portal
Oracle Application Server製品の一部。選択したアプリケーションおよびデータ(ポータル)の個別ビューを提供する、カスタマイズされた企業ページ構築用のツール。 カスタマイズ可能で使いやすいHTMLベース・インタフェースを提供する。 パフォーマンスの監視およびセキュリティ管理用のサポート・ツールも含まれている。
Oracle Single Sign-On
アプリケーションへのアクセスを試行するユーザーのユーザー名とパスワードを認証し、必要に応じて様々なアプリケーションにユーザーの識別情報を渡すOracle製品。
「シングル・サインオン(single sign-on)」も参照。
Oracle Workflow
ビジネス・プロセスの自動化を促進し、簡単に変更できるビジネス・ルールに従って、すべてのタイプの情報を内部または外部にルーティングする製品。
ORACLE_HOME
Oracleデータベース・サーバー・プログラム・ファイルの最上位ディレクトリを指定する環境設定。
ORACLE_SID
ORACLEインスタンスのSIDを指定する環境設定。「TWO_TASK」および「LOCAL」も参照。
「SID」も参照。
ORACLEスキーマ(ORACLE schema)
「スキーマ(schema)」を参照。
Oracleデータベース
Oracle Applicationsリリース11iで使用されるデータ管理システム。 Oracleデータベースは様々なタイプのファイルから構成される。
「インスタンス(instance)」も参照。
OracleユーザーID(Oracle user ID)
ORACLEインスタンスへのアクセスに使用するユーザー名。 パスワードとともに使用される。
Perl
Practical Extraction and Report Languageの頭文字。特にテキスト処理に有効な解析プログラミング言語。 CGIスクリプト記述用として普及している言語の1つ。
「CGI」も参照。
PL/SQL
SQLプログラミング言語のプロシージャ拡張機能であり、ブロック、条件および機能などのプログラミング構造体を提供する。
Pro*C/C++
開発者がORACLEデータベースへの標準データベース・コールをCおよびC++プログラムに埋め込むことができる、Oracleプリコンパイラ製品。
RAC
Oracle Real Application Clustersの頭文字。共有記憶域機能により、複数マシンによる同一データ上のパラレル動作が可能なため、処理時間が大幅に削減できるデータベース・クラスタリング・テクノロジ。 また、そのリジリエンス性のため、1つ以上のマシンに障害が発生しても、処理の続行が可能である。
Rapid Install
Oracle Applications用インストーラ。 通常、新バージョンにはメンテナンス・パックが同梱されている。 Rapid Installを使用すると、関連のメンテナンス・パック(リリース11.5.10など)を旧リリース・レベル(リリース11.5.8)に適用して取得されるApplicationsコードと同一のApplicationsコードが提供される。 また、最新の認定テクノロジ・スタックも提供される。 ただし、メンテナンス・パックの適用により提供されるのは、Applicationsコードのみである。
「メンテナンス・パック(maintenance pack)」も参照。
Real Application Clusters
「RAC」を参照。
Report Review Agent
コンカレント処理ファイルをオンラインで参照するときにOracle Applicationsで使用されるツール。
Reportsサーバー
コンカレント処理サーバーと同じノードに自動的にインストールされるサーバー。Reportsサーバーにより生成されたレポートは、コンカレント処理レポートとは別に監視および管理される。
RPC
「リモート・プロシージャ・コール(Remote Procedure Call)」を参照。
SID
システム識別子(System Identifier)の頭文字。 システムで実行中のOracleインスタンス同士を区別するために使用される。
「ORACLE_SID」も参照。
SQLスクリプト(SQL script)
ORACLEデータの問合せまたは更新の際にSQL*Plusなどのツールで実行できる、SQL文を含むファイル。
SSL
Secure Sockets Layerの頭文字。HTTPSを使用してインターネット上で文書をセキュアに転送する際の標準。 SSLでは、デジタル署名を使用して、転送されたデータが改ざんされていないかどうか確認される。
「デジタル署名(digital signature)」および「HTTPS」も参照。
SYS.DUAL表(SYS.DUAL table)
SYSユーザーによって所有されるDUAL表で、厳密に1行含まれている。定数値、演算式の評価または現在日のようなシステム値など、表に格納されていない値を戻すため、SQL文でダミー表として使用される。
SYSTEMスキーマ(SYSTEM schema)
「SYSTEMユーザー名(SYSTEM username)」を参照。
SYSTEM表領域(SYSTEM tablespace)
SYSアカウントが所有するデータ・ディクショナリ表を保持する。これはデータベースをインストールしたときに作成される。
SYSTEMユーザー名(SYSTEM username)
各データベースについて自動作成される2つの標準ユーザー名の1つ(もう一方はSYS)。データベースを保守するときに使用する場合、SYSTEMユーザー名が優先される。
「SYSユーザー名(SYS username)」も参照。
SYSユーザー名(SYS username)
各データベースについて自動作成される2つの標準DBAユーザー名の1つ(もう一方はSYSTEM)。SYSは、ベース・データ・ディクショナリの表とビューを所有する。
「SYSTEMユーザー名(SYSTEM username)」も参照。
TCP/IP
Transmission Control Protocol/Internet Protocolの頭文字。コンピュータと関連デバイス間との通信に使用される業界標準ネットワーク・プロトコル。
TWO_TASK
UNIXで、ローカル・マシンまたはネットワーク上のマシンで動作するORACLEインスタンスのネットワーク・エイリアスを識別する環境設定。この変数はORACLE_SIDの設定より優先され、Oracle Netソフトウェアが接続要求を管理するようになる。
「LOCAL」および「ORACLE_SID」も参照。
UNDO表領域(undo tablespace)
UNDOレコードの格納に使用される表領域。通常の操作中、データベース内の読取り一貫性を維持し、データベース・リカバリにおいて重要な役割を果たす。
ロールバック表領域(rollback tablespace)
URL
Uniform Resource Locatorの頭文字。イントラネットまたはインターネット経由で利用できるリソースの保管場所のテキスト表示。
Webサーバー
「HTTPサーバー(HTTP server)」を参照。
Webブラウザ(Web browser)
デスクトップ・クライアント上で実行され、WebサーバーにHTTP要求を送信し、HTMLページやJavaアプレットを取り出すプログラム。
「HTML」、「HTTP」、「HTTPリスナー(HTTP listener)」および「HTTPサーバー(HTTP server)」も参照。

アプリケーション・サーバー(application server)
デスクトップ・クライアントとデータベース層の間のアプリケーション(中間)層に常駐するサーバー。デスクトップ・クライアントは要求をアプリケーション・サーバーに送信し、アプリケーション・サーバーがこの要求を処理するか、またはデータベース・サーバーなどの別のサーバーに送信する。デスクトップ・クライアントがデータベース・サーバーに直接接続されることはない。FormsサーバーおよびWebサーバーは、アプリケーション・サーバーに分類される。
アプレット(applet)
HTTPサーバーからデスクトップ・クライアントにダウンロードされるJavaプログラム。Java対応Webブラウザ内で実行される。 サーブレットと比較すると、アプレットは機能に制限がある。
「サーブレット(servlet)」も参照。
一括更新(consolidated update)
Rapid Installまたはメンテナンス・パック・アプリケーションの使用直後、インストールされる単一パッチに連結された、特定メンテナンス・リリース用の推奨パッチおよびロールアップの集合。
「メンテナンス・パック(maintenance pack)」および「Rapid Install」も参照。
一般サービス管理(Generic Service Management: GSM)
一般サービス・プロセス用のフォルト・トレラント・フレームワーク。 GSMでは、Oracle Applications Managerに組み込まれている集中管理コンソールを利用する。
「Oracle Applications Manager」も参照。
依存製品(dependent product)
ライセンスを取得していないが、完全にインストール済みのApplications製品によりファイルが部分的に共有されるApplications製品。依存製品は、「共有製品(shared product)」とも呼ばれる。
一時表領域(temporary tablespace)
SQL文が一時セグメントの作成を必要とするときに使用される表領域(索引の作成など)。
インスタンス(instance)
「データベース・インスタンス(database instance)」を参照。
イントラネット(intranet)
組織内部のコンピュータ・ネットワーク。 ファイアウォールや非武装地帯(DMZ)など適切なセキュリティ方法を使用して、グローバル分散インターネット通信ができるように組織のイントラネットを設定できる。
「DMZ」および「ファイアウォール(firewall)」も参照。
インポート・ユーティリティ(import utility)
エクスポート・ユーティリティにより書き込まれたオペレーティング・システム・ファイルを読み込む際に使用するOracleデータベース・サーバー・ユーティリティ。 インポート・ユーティリティを使用して、データベースにデータを復元する、または別のデータベースにデータを転送できる。
「エクスポート・ユーティリティ(export utility)」も参照。
エクステント(extent)
特定のタイプの情報を格納する、特定数の隣接データ・ブロック。 セグメントは多数のエクステントから構成される。
「セグメント(segment)」も参照。
エクスポート・ユーティリティ(export utility)
データベースのデータをデータベース外部のオペレーティング・システム・ファイルに書き込むために使用するOracleデータベース・サーバー・ユーティリティ。 引き続き、対応のインポート・ユーティリティを使用して、同じデータベースまたは異なるデータベースにデータを読み込ませることができる。
「インポート・ユーティリティ(import utility)」も参照。
オペレーティング・システム(operating system)
CPU時刻のスケジュールやメモリーの割当て、異なるコンピュータ間での通信管理など、基本タスクを実行するコンピュータ・ソフトウェア。

各国語サポート(National Language Support: NLS)
Oracleの各国語サポート(NLS)により、ユーザーの母国語でデータを格納、処理および検索できる。これにより、データベース・ユーティリティやエラー・メッセージ、ソート・キー、日付、時間、通貨、数値およびカレンダの規則が、自動的に母国語や現地に適合する。
拡張子(extension)
ファイルのタイプまたは使途を示すために使用する、ファイル名のドットの後の部分(接尾辞)。たとえば、拡張子.sqlはSQL*Plusスクリプトを示す。
カスタマイズ(customization)
特定のユーザー・コミュニティのニーズにあわせて加えられるOracle Applicationsシステムに対する拡張機能。
環境設定(environment setting)
インストレーションにおけるApplicationsおよびApplicationsプログラムの動作を制御するパラメータ。環境設定は、UNIXサーバーには環境変数として格納され、Windowsサーバーにはレジストリ・キーまたは環境変数として格納される。
環境ファイル(environment file)
環境変数を設定するコマンド・ファイル。UNIXが動作するサーバーにかぎり、環境ファイルを使用する。Window サーバーはかわりにWindowsレジストリを使用する。
「レジストリ(registry)」も参照。
環境変数(environment variable)
UNIXシェルにより保守される変数であり、シェル内で動作するプログラムにより参照できる。環境変数は、多くのOracleプログラムやユーティリティで使用される値を保持する。Windowsでは、ドライブ、パスまたはファイル名などの環境情報からなる文字列であり、記号名と関連付けられている。 コントロール・パネルまたはWindowsコマンド・プロンプトで、Systemアプレットを使用して環境変数を定義できる。
監査証跡(audit trail)
タイム・スタンプ、セッションIDおよびセッションで実行されたトランザクションを含む、すべてのログイン・レコード。 許可されていないアクセスおよびアクティビティの特定に使用できる。
キャラクタ・セット(character set)
ある言語、または類似した記述用記号を使用する言語グループの文字、数値および句読点マークを示すコード化されたバイナリ値のセット。たとえば、WE8ISO8859P1キャラクタ・セットは、英語、およびラテンベース・アルファベットやアラビア数字を使用するその他の多くの言語で使用できる。端末やプリンタは、これらのコード化された値を文字に変換してテキスト・データを処理する。キャラクタ・セットは、「コード・セット(codeset)」とも呼ばれる。
共有製品(shared product)
「依存製品(dependent product)」を参照。
ギガバイト(Gigabyte: GB)
1,073,741,824バイトのメモリーまたはディスク領域の単位。1GBは1,024MBに相当する。 多くの場合、1,000,000,000バイト(10億バイト)に端数処理される。
機能通貨(functional currency)
複数報告通貨(MRC)環境では、主通貨以外の通貨を指す。
クライアント/サーバー・アーキテクチャ(client/server architecture)
1台以上のサーバーが、クライアント上で動作するアプリケーションのためにデータベース処理またはその他の機能を実行する構成。クライアントがサーバーと対話する前に、ソフトウェアを各クライアントにインストールしておく必要がある。リリース11iでは、クライアント/サーバー・アーキテクチャはOracle E-Business Suiteに使用されません。
グラフィカル・ユーザー・インタフェース(Graphical User Interface: GUI)
パーソナル・コンピュータおよびワークステーションで使用されるインタフェースであり、ユーザーはポインティング・デバイス(通常はマウス)で画面のフィールドやリージョンにアクセスできる。
クローン(clone)
通常テスト目的に使用される、Oracle Applicationsシステムのコピー。 クローンは、高速クローン・ツールまたはOracle Applications Managerを使用して作成できる。
コード・セット(codeset)
「キャラクタ・セット(character set)」を参照。
広域ネットワーク(Wide Area Network: WAN)
地理的に離れた地域を接続する通信ネットワーク。
「LAN」も参照。
構造化問合せ言語(Structured Query Language: SQL)
リレーショナル・データベースのデータへのアクセスに使用する国際標準言語。
構文(syntax)
コマンド、クオリファイアおよびパラメータが構成され、有効なコマンド文字列が作成される、コンピュータ言語のスペルおよび構文。
コストベース・オプティマイザ(cost-based optimizer)
SQL文でアクセスする表および索引に関する統計情報を検討し、SQL文の最適な実行可能パスを決定するOracleデータベース・サーバー・コンポーネント。 コストベース・オプティマイザ(CBO)では、特定のアクセス・パスの提案に使用できるヒントについても考慮される。 Oracle Applicationsリリース11iでは、旧リリースで使用されていたルールベース最適化のかわりにコストベースの最適化が使用されている。
「ヒント(hint)」も参照。
コマンド・ファイル(command file)
オペレーティング・システムにより実行されるコマンドの事前定義の順序が記載されたファイル。
コマンド(command)
特定の処理を実行するためのシステムに対する指示または要求。コマンド全体は、コマンド名と1つ以上の追加パラメータおよびクオリファイアで構成可能。
コンカレント・キュー(concurrent queue)
完了を待機中のコンカレント要求のリスト。各コンカレント・マネージャは、それぞれ保留中の要求のキューを所有している。
コンカレント・マネージャ(concurrent manager)
さまざまなデータ集中型プログラムを実行するため、ユーザーの要求により生成されるプロセスを調整するプロセス・マネージャ。Oracle Applicationsの製品グループには、複数のコンカレント・マネージャが組み込まれている場合がある。
「内部コンカレント・マネージャ(internal concurrent manager)」も参照。
コンカレント処理(concurrent process)
コンカレント・マネージャにより実行されるタスク。コンカレント処理は、対話型機能やその他のコンカレント処理と同時に動作する。
コンカレント処理サーバー(Concurrent Processing server)
バックグラウンドで、時間のかかる非対話型タスクを実行するOracle Applicationsサーバー。
コンカレント要求(concurrent request)
レポートの実行などの非対話型タスクを送信したときに、コンカレント処理サーバーに発行される要求。

サーバー
[1] 単一マシン上で実行され、特定の機能を提供するプロセスまたはプロセス・グループ。 たとえば、HTTPサーバーがHTTP要求に応答する例が該当する。 シノニムとしてサービスの同義語として使用されることもある。[2] 特定のロール専用のコンピュータ。 たとえば、データベース・サーバーがその一例である。
サービス
[1] サーバーのシノニム。[2] Windows上で、Telnetリモート・ログオン・サービスなど、特定のオペレーティング・システムまたはアプリケーション機能を提供するプロセス。 たとえば、Oracle E-Business Suiteによってコンカレント処理のサポートに使用される。
サーブレット(servlet)
デスクトップ・クライアントにダウンロードされ、Webブラウザ環境でアプレットとして実行されるかわりに、HTTPサーバー上で実行される小規模のJavaプログラム。 サーブレットには、アプレットよりも優れた機能があり、制限も少ない。
「アプレット(applet)」および「JSP」も参照。
サイジング・ファクタ(sizing factor)
Oracle Applications製品のデータベース・オブジェクトの成長率を決める整数。デフォルトの比率を使用。
索引(index)
表と関連付けられたデータベース・オブジェクトであり、その表の行の位置を素早く特定するためにOracleデータベース・サーバーで使用される。
サブディレクトリ(subdirectory)
別のディレクトリ内に含まれるディレクトリ。
サポート・カート
Oracle Applications Managerのコンポーネント。 オラクル社カスタマ・サポート・センターで使用する診断情報の収集に利用する。
「Oracle Applications Manager」も参照。
主会計帳簿(primary set of books)
業務を遂行するための財務諸表作成エンティティ。
「レポート用会計帳簿(reporting set of books)」も参照。
主機能通貨(primary functional currency)
Oracle E-Business Suite内でトランザクションを記録したり、会計データを保守するときに使用する通貨。
「レポート機能通貨(reporting functional currency)」も参照。
証明ファイル(certificate file)
デスクトップ・クライアントがJARファイルを認証するために使用する、信頼できるソースの識別情報が含まれる。証明ファイル内の情報により、デスクトップ・クライアントはJARファイルのデジタル署名を復号化できる。 識別情報を検証してから、デスクトップ・クライアントにJARファイルをダウンロードして実行する必要がある。
「デジタル署名(digital signature)」および「JARファイル(JAR file)」も参照。
初期化パラメータ(initialization parameters)
Oracleデータベースを構成する、初期化ファイルで定義されたパラメータ。 パラメータ設定は、パフォーマンスを含む、データベース・アクティビティの多くの側面に影響を与える。 一般に、パラメータ設定の変更は専門家の監督下でのみ行う必要がある。
職責(responsibility)
Oracle E-Business Suite内の機能の集合。 各ユーザーには、該当の機能やデータにアクセスできる職責が1つ以上割り当てられている。
システム・グローバル領域(System Global Area: SGA)
データベース・ユーザーとORACLEバックグラウンド・プロセスとの通信を提供する、Oracle予約済のメモリー・セクション。
システム管理者(system administrator)
システム管理者の職責を使用して、新規ユーザーの登録やシステム・プリンタの定義など、Oracle Applicationsの管理用タスクを管理する人。
システム識別子(System Identifier)
「SID」および「ORACLE_SID」を参照。
自動UNDO管理(Automatic Undo Management: AUM)
Oracle9iデータベース・サーバーに導入された自動UNDO管理は、ロールバック表領域およびロールバック・セグメントではなく、UNDO表領域の使用に基づいている。
「ロールバック表領域(rollback tablespace)」、「ロールバック・セグメント(rollback segment)」および「UNDO表領域(undo tablespace)」も参照。
シノニム(synonym)
表、ビュー、順序またはプログラム・ユニットの別名。オブジェクトの実際の名前や所有者を隠し、オブジェクトへのパブリック・アクセスを可能にし、さらにオブジェクト用のSQLアクセス文を簡略化する。
シングル・サインオン(single sign-on)
ユーザーが一度明示的に認証されると、その後他のアプリケーションへの接続は、そのユーザーに対して透過的に認証されるインフラストラクチャ。 シングル・サインオン(SSO)では、ユーザーは単一のユーザー名とパスワードで複数のアカウントとアプリケーションにアクセスできる。
「Oracle Single Sign-On」も参照。
診断パッチ(diagnostic patch)
問題解決のためにOracle社が必要とする追加情報を収集する目的で使用する特殊なパッチ。
スキーマ(schema)
ORACLEアカウントまたはORACLE ID。
設定データ(setup data)
事業所、運送条件および支払条件などの会社固有の構成データ。最初にOracle Applications製品を構成するときにこのデータを作成する。
制限モード(Restricted Mode)
Applications管理者に、パッチ・セッションの進行表示など、権限が付与されているタスクのを実行を許可する操作モード。
「保守モード(Maintenance Mode)」も参照。
製品グループ(product group)
単一のOracle Application Object Libraryスキーマにより相互にリンクが設定されたOracle Applications製品スキーマ一式。
セグメント(segment)
表領域に特定の論理記憶域構造用のすべてのデータを含むエクステント・セット。 例には、表用のデータ・セグメントおよび索引用の索引セグメントが含まれる。
「エクステント(extent)」も参照。
相互運用性パッチ(interoperability patch)
たとえば、Oracle Single Sign-Onとの統合を可能にするなど、テクノロジ・スタックの新バージョン付属Oracle Applications製品を使用可能にするのに必要なパッチ。

帯域幅(bandwidth)
一定時間のネットワーク接続を介して送信できるデータの量。ビット/秒(bps)で測定される。ネットワークのスピードと容量は、帯域幅と待ち時間の両方に依存して決定される。
「待ち時間(latency)」も参照。
短縮名(short name)
Oracle Applications製品の短縮形(Purchasingに対しpoなど)。
データ・ディクショナリ(data dictionary)
ユーザー、データ記憶域および権限に関する管理情報が格納されているOracleデータベース表およびビューのセット。データ・ディクショナリは、自動的に作成され保守される。
データベース・インスタンス(database instance)
Oracleデータベースで使用するバックグラウンド・プロセスおよびメモリーの組合せ。 単にインスタンスと呼ばれる場合もあり、実行中のOracleデータベース・システムを指すときに使用する。Oracleインスタンスとシステム・グローバル領域(SGA)の間には、常に1対1の対応が存在する。
「SGA」も参照。
データベース・オブジェクト(database object)
データベースに作成、格納された論理エンティティ。表、ビュー、シノニム、索引、順序、ストアド・プロシージャ、マテリアライズド・ビューおよびトリガーは、すべてデータベース・オブジェクトの例である。
データベース・サーバー(Database server)
[1] Applicationsシステムのデータベース層を構成するOracleデータベース。 データベース・サーバーは、Oracle Applicationsによって保守されたデータを格納し、コンカレント処理サーバー、Formsサーバー、WebサーバーからのSQL要求およびJava要求を処理する。[2] Oracleデータベースが常駐するマシン。
「Oracleデータベース(Oracle database)」も参照。
データベース(database)
表に格納されたデータ、およびストアド・プロシージャやトリガーなどのオブジェクトの集合。この用語は、データを作成、格納および管理するために使用されるソフトウェア(例: Oracleデータベース・サーバー)を指すこともある。
「データベース・サーバー(Database server)」および「Oracleデータベース(Oracle database)」も参照。
データベース管理者(database administrator: DBA)
Oracle ApplicationsのインストールまたはアップグレードのためにOracleデータベース・サーバーおよびOracleツールを準備し、インストール後保守を行う人。 DBAには、SYSTEMアカウントおよびSYSアカウント経由のデータベースに対する高度なアクセス権限がある。
データベース領域(database space)
データベース・オブジェクトのセットにより使用されるディスク領域の量。
デジタル署名(digital signature)
プログラムまたはデータのコレクション(JARファイルなど)を認証する手段。一般にコードの作成者の識別情報が含まれる暗号化メッセージ。
「証明ファイル(certificate file)」および「SSL」も参照。
デスクトップ・クライアント(desktop client)
Webサーバーにユーザー要求を送信して、画面更新、ポップアップ・リスト、グラフィカル・ウィジェット、カーソル移動などの応答を処理するコンピュータ。
デモンストレーション製品グループ(demonstration product group)
Oracle Applications製品の事前定義済トランザクション・データが含まれる製品グループ。これは主に、システム・テストおよびユーザー研修に使用される。
「製品グループ(product group)」も参照。

内部コンカレント・マネージャ(internal concurrent manager)
他のすべてのコンカレント・マネージャ・プロセスに対する要求を監視、制御および分配する専用コンカレント・マネージャ・プロセス。
「コンカレント・マネージャ(concurrent manager)」も参照。
ノード(node)
[1] 固有のMACアドレスを有するネットワーク上のマシン。[2] Oracle E-Business Suiteにおいては、1つのハードウェア・マシン上で実行されているプロセスの論理セット。 サーバーのシノニムとして使用される場合もある。 1つのマシン上に複数のノードを作成できる。また、ノードは専用マシンに割り当てることができる。 フォルト・トレランスの強化と所有コストの削減のために、複数マシンに複数ノードを配置する傾向が高まっている。 これは、特にアプリケーション層で顕著である。
「MACアドレス(MAC address)」および「サーバー(server)」も参照。

バックグラウンド・プロセス(background process)
オペレーティング・システム環境で動作し、特定のタスクを実行する非対話型プロセス。
ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ(HyperText Markup Language: HTML)
文書の書式化に使用する単純な言語であり、主にWebブラウザでの表示に使用する。テキストまたはイメージの各部分(ハイパーテキストと呼ばれる)は、他の文書と関連付けることができる。
ハイパーテキスト転送プロトコル(HyperText Transfer Protocol: HTTP)
WebサーバーおよびWebブラウザが様々なコマンドに応答する際に実行する処理を決定するための、HTTPサーバーとWebブラウザ間の通信に使用するネットワーク・プロトコル。
「HTTPS」も参照。
パスワード(password)
ユーザー名に関連付けられた識別語であり、ORACLEインスタンスまたはOracle Applicationsシステムにアクセスする際に入力する必要がある。
パラレル・コンカレント処理(parallel concurrent processing)
複数のコンカレント処理サーバーにコンカレント処理を分散すること。分散コンカレント処理とも呼ばれる。
ビュー(view)
1つ以上の表でカスタマイズ表示されたデータ。ビューは格納済問合せと考えることができる。
表(table)
リレーショナル・データベース管理システムの記憶域の基本単位。表はエンティティおよび関連を表しており、1つ以上の情報単位(行)で構成される。各情報単位には、同じ種類の値(列)が含まれる。
表領域(tablespace)
ORACLEデータベースの論理部分であり、データに記憶域を割り当てたり、関連する論理構造をグループ化するときに使用する。たとえば、1つの表領域には1つのOracle Applications製品のデータベース表および索引がすべて含まれる。
ヒント(hint)
SQL文のコメントに含まれる最適化提案。
「コストベース・オプティマイザ(cost-based optimizer)」を参照。
ファイアウォール(firewall)
要求を検証して疑わしいアクセス試行に対抗することにより、不正なアクセスからネットワークを保護するための媒介として動作するコンピュータ。 多くの場合、ファイアウォールはプロキシ・サーバーとともに使用される。
「プロキシ・サーバー(proxy server)」も参照。
ファミリ・パック(family pack)
製品ファミリ・レベルでのパッチの集合。 製品ファミリ・コードは末尾が_PFである。 後続のファミリ・パックは、英文字の接尾辞で識別できる。たとえば、11i.HR_PF.Dは11i.HR_PF.Cの次のファミリ・パックである。 ファミリ・パックは累積型であり、各パックには旧リリースの修正や拡張が含まれる。
ファミリ一括更新パッチ(family consolidated update patch)
製品ファミリ内のすべての製品から連結されたすべてのアップグレード関連のパッチ。 ファミリ一括更新パッチは必要に応じてリリースされ、リリース10.7または11.0からリリース11iまでのアップグレード用のみに利用できる。
フェイルオーバー(failover)
コンピュータ・システムの代替コンポーネントを利用すると、同様のコンポーネントが失敗した後、引き続き処理が可能になる。
フォーム(form)
単一のウィンドウに表示されるフィールド、リージョンおよびグラフィカル・コンポーネントの関連付けられた集合。Oracle Applications Formsは、ビジネスで使用されるペーパー・フォームに類似したものである。データを入力するには、このフォームに情報を入力する。
複数組織アーキテクチャ(Multiple Organization Architecture: Multi-Org)
多数の組織または様々な会計帳簿をサポートする、Oracle Applications製品の単一のインストレーション。製品スキーマに含まれるデータはすべての組織を対象としており、表内のORG_ID列によりパーティション化されている。
複数報告通貨(Multiple Reporting Currency: MRC)
取引レベルの会計レコードを複数の機能通貨で作成、保守および報告できるOracle Applications機能。
プラットフォーム(platform)
アプリケーション・プログラムが実行されるコンピュータ・システム(ハードウェアおよびオペレーティング・システム)のタイプ。 ハードウェア・コンポーネントには、論理演算およびデータ管理を実行する中央演算処理装置(CPU)とメイン・メモリー(RAMおよびROM)が含まれる。ソフトウェア・コンポーネントには、コンピュータの調整プログラムであるオペレーティング・システムが含まれる。 Sun SPARC Solarisはプラットフォームの例である。Sun SPARCはハードウェア、Solarisはオペレーティング・システムを表す。Oracle Applicationsの機能には、プラットフォーム固有、つまり他のプラットフォーム上では動作が異なるものがある。
ブラウザ(browser)
「Webブラウザ(Web browser)」を参照。
プロキシ・サーバー(proxy server)
ファイアウォールを使用しているユーザーが外部インターネット・リソースにアクセスできるセキュアな手段。 イントラネット・ユーザーからのすべての要求は、直接送信先サーバーに送信されるのではなく、プロキシ・サーバーを経由して送信される。 次に、プロキシ・サーバーは返された情報をクライアントに渡す。 これにより、サイト用のすべてのインターネット通信量は、単一のセキュアなポイントを介して渡される。
プロビジョニング(provisioning)
1つのリポジトリ(Oracle E-Business Suiteなど)から別のリポジトリ(Oracle Internet Directory)へユーザー属性を移動させること。 プロビジョニングはプロビジョニング・プロファイルによって制御される。
分散コンカレント処理(distributed concurrent processing)
「パラレル・コンカレント処理(parallel concurrent processing)」を参照。
分散ディレクトリ構造(distributed directory structure)
1つのファイル・システムのディスク領域が不十分で、すべてのApplications製品ファイルをインストールできないとき、Applications製品ファイルが複数のファイル・システムにインストールされた状態。
ベース言語(base language)
複数言語サポート用に構造化されていない表のシード・データおよび設定データに使用される言語。
並行性(concurrency)
マルチ・ユーザーによる、同一データへの同時アクセス。
ポータル(portal)
「Oracle Portal」を参照。
ポートレット(portlet)
情報ソースへのアクセスを提供する(内容を要約する場合もある)再使用可能なコンポーネント。 ポートレットはOracle Portalページの基礎をなすものである。
「Oracle Portal」も参照。
保守モード(Maintenance Mode)
Oracle Applicationsシステムがパッチ・アクティビティを行う場合にのみアクセスできる操作モード。
「制限モード(Restricted Mode)」も参照。

待ち時間(latency)
ネットワーキングで、データのパケットをソースから目的地へ伝送するためにかかる時間。 ネットワークの速度の目安。
「帯域幅(bandwidth)」も参照。
マテリアライズド・ビュー(materialized view)
特定の問合せ結果を格納し、データの要約、事前計算、レプリケートまたは配分に使用できるスキーマ・オブジェクト。
ミニパック(minipack)
たとえばOracle Inventoryなど、製品レベルでのパッチの集合。 ミニパックは累積、つまり新リリースには旧リリースの修正や拡張が含まれる。 パッチセットと呼ばれる場合もある。
メガバイト(Megabyte: MB)
1,048,576バイト(1024 x 1024)のメモリーまたはディスク領域の単位。多くの場合、1,000,000バイトに端数処理される。
メンテナンス・パック(maintenance pack)
E-Business Suite内のすべての製品用パッチの集合。 たとえば、リリース11.5.10のメンテナンス・パックには、11.5.10が作成されたときのすべての製品の最新コードが含まれている。 メンテナンス・パックには、11.5.8、11.5.9、11.5.10など、連続した累積番号が付けられている。 新しいRapid Installプログラムは、通常メンテナンス・パックが同梱されてリリースされる。
「Rapid Install」も参照。

ユーザーID(user ID)
「ユーザー名(username)」を参照。
ユーザー名(username)
OracleデータベースまたはOracle Applicationsシステムなど、セキュアな環境またはプログラムへのアクセスを要求しているユーザーを特定する名前。ユーザー名はすべてパスワードと関連付けられている。 Oracle Applicationsでは、ユーザー名は通常、職責と関連付けられている。
「職責(responsibility)」も参照。
予約語(reserved word)
ENDなど、コンピュータ・プログラムに対して特別な意味を持つ語。Oracle Applicationsに統合されているカスタムビルト・プログラムでは、予約語を使用しないこと。

リモート・プロシージャ・コール(Remote Procedure Call: RPC)
クライアントがサーバー上のプログラムを実行できるようにするプロトコル。クライアントはメッセージを適切な引数とともにサーバーに送信し、サーバーはプログラムの結果を含むメッセージを戻す。
レジストリ・キー(registry key)
「レジストリ エディタ」ウィンドウの左側ペインに表示されるフォルダ。キーにはレジストリ・サブキーや値エントリが含まれる。例: 環境はHKEY_CURRENT_USERのキー。
レジストリ・サブキー(registry subkey)
レジストリ・キー内のキー。ファイル・システム内のサブディレクトリに類似している。 サブキーは、製品固有の機能を実行するために提供されている。 Oracle E-Business Suiteでは、製品グループに関する情報をレジストリ・サブキーに格納している。
「レジストリ(registry)」および「レジストリ・キー(registry key)」も参照。
レジストリ(registry)
Windowsマシン上で構成情報を保持する中央リポジトリ。インストール中に、Oracle Applicationsがデータをレジストリに書き込む。 レジストリ・エディタ(regedt32.exeまたはregedit.exe)で直接レジストリを編集することもできるが、専門の知識のあるユーザーのみが行う必要がある。
レポート(report)
Oracle E-Business Suite情報のユーザー構成表示。レポートはオンラインで参照するか、またはプリンタに送信できる。レポートの内容は、要約から値の全リストまで多岐にわたる。
レポート機能通貨(reporting functional currency)
主機能通貨以外に、レポートを生成するときに必要な通貨。
「主機能通貨(primary functional currency)」も参照。
レポート用会計帳簿(reporting set of books)
主会計帳簿と関連付けられた財務諸表作成エンティティ。レポート用会計帳簿は、同じ勘定体系と会計カレンダを持つが、通常は機能通貨が異なる。
「主会計帳簿(primary set of books)」も参照。
ローカル・エリア・ネットワーク(Local Area Network: LAN)
距離の制限された高速のデータ通信ネットワークであり、多様なデータ処理リソースに接続され、そのリソースを共有できる。LANは、広域ネットワーク(Wide Area Network: WAN)とは対照的に、単一の物理サイト(1つ以上の建物)内に含まれるネットワークである。
「WAN」も参照。
ローカル管理表領域(locally managed tablespaces)
データ・ディレクトリから管理されていない表領域。 エクステント管理について、システムによる自動決定にするか、すべてのエクステントを同一サイズにするか選択できる。 従来のディクショナリ管理表領域と比較すると、大幅な柔軟性が得られる。
「Oracle Applications表領域モデル(Oracle Applications Tablespace Model)」も参照。
ロード・バランス(load balancing)
特定の作業負荷を処理しているサーバーの中で最も負荷の軽いサーバーにタスクを配分する手順。たとえば、ロード・バランスを使用して、HTTPサーバーは、Formsクライアントを最も負荷の軽いFormsサーバーに接続する。このサーバーは最小負荷ホストと呼ばれている。
ロールアップ・パッチ(rollup patch)
機能レベル(フレックスフィールドなど)、または特定の製品あるいはファミリ・リリース・レベル(Oracle Marketingなど)でのパッチの集合。
ロールバック・セグメント(rollback segment)
メディア・リカバリまたはトランザクション・ロールバック要求の際、データベースの変更を元に戻す(ロールバック)ために使用するOracleデータベース・オブジェクト。 現在は、かわりにOracle9iのUNDOセグメントが使用されている。
「UNDO表領域(undo tablespace)」も参照。
ロールバック表領域(rollback tablespace)
ロールバック・セグメント用に作成される表領域。 現在は、かわりにOracle9iのUNDO表領域が使用されている。
「UNDO表領域(undo tablespace)」も参照。
ログイン(log in)
ユーザーを認証し、オペレーティングシステム、またはOracleデータベース・サーバーやOracle E-Business Suiteなどのアプリケーションとの通信を確立するための、連続処理を実行する。 また、ユーザーの特定の権限に基づき、セッションに対して適切な特性を設定する。

ワンオフ・パッチ(one-off patch)
単一の修正または拡張に対応するパッチ。 このようなスタンドアロン・パッチは、集合バンドルが使用可能になる前に、修正や拡張がすぐに必要な場合にのみリリースされる。