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Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - メンテナンス
リリース11i 2005年6月
部品番号: B15955-01
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はじめに

対象読者

『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - メンテナンス リリース11i』へようこそ

対象読者

このマニュアルは、ビジネス・エリアに関する原則と実務上の慣行に関する実務上の知識があることを前提としています。Oracle Applicationsの使用経験がない場合は、オラクル社研修サービスで提供されているOracle Applicationsシステム管理研修クラスに1つ以上出席することをお薦めします。

また、このマニュアルはOracle ApplicationsのGUIをよく理解していることも前提としています。Oracle ApplicationsのGUIの詳細は、『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』を参照してください。

関連ドキュメント

マニュアル、研修およびサポート・サービスなど、様々な情報のソースから選択して、Oracle Applicationsシステム管理の知識と理解を深めることができます。

このマニュアルで他のOracle Applicationsマニュアルに言及している場合は、リリース11iのマニュアルのみを使用してください。

関連ドキュメント

マニュアルをオンラインで参照するには、HTMLヘルプ・ウィンドウの展開可能メニューから「ライブラリ」を選択する方法、メディア・パックに同梱されているOracle Applications Documentation Library CDから参照する方法、システム管理者から提供されるURLをWebブラウザで使用する方法があります。

Oracle製品ご購入の各種お問い合せに関しては、日本オラクル正規代理店もしくはOracle Directにお問い合せください。

全製品に関連するドキュメント

『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』

このマニュアルでは、このリリースの「Oracle Advanced Productカタログ」(および他のOracle Applications製品)で使用可能なGUIを使用したデータ入力、問合せ、レポートの実行およびナビゲーションの方法が説明されています。また、ユーザー・プロファイルの設定、レポートおよびコンカレント・プロセスの実行と検討に関する情報も記載されています。

このユーザーズ・ガイドにオンラインでアクセスするには、いずれかのOracle Applicationsヘルプ・ファイルから「Oracle Applicationsのスタート・ガイド」を選択します。

インストールおよびシステム管理

『Oracle Applications概要』

このマニュアルでは、Oracle Applicationsリリース11iの概念、機能、テクノロジ・スタック、アーキテクチャおよび用語が紹介されています。Oracle Applicationsのインストール前に最初に参照しておくと役立ちます。また、このマニュアルでは、ビジネス・インテリジェンス(BIS)、言語とキャラクタ・セットおよびSelf-Service Web Applicationsなど、Oracle Applications全体の機能の概要も紹介されています。

『Oracle Applicationsのインストール』

このマニュアルでは、Oracle Applications製品のインストールを管理する手順を説明しています。リリース11iでは、インストール・プロセスのほとんどがOracle Rapid Installを使用して処理されます。これにより、多数の必須ステップが自動化され、Oracle ApplicationsとOracleテクノロジ・スタックが最短時間でインストールされます。このマニュアルには、Oracle Rapid Installの使用手順と、インストールを完了するための必須タスクのリストが記載されています。このマニュアルは、各製品のユーザーズ・ガイドおよびインプリメンテーション・ガイドと併用してください。

『Oracle Applicationsのアップグレード』

Oracle Applicationsリリース10.7またはリリース11.0製品からリリース11iにアップグレードする場合は、このマニュアルを参照してください。このマニュアルには、アップグレード・プロセスの説明と、データベースおよび製品固有のアップグレード・タスクのリストが記載されています。リリース11iには、リリース10.7(NCA、SmartClientまたはキャラクタ・モード)またはリリース11.0からアップグレードする必要があります。10.7より前のリリースからリリース11iには直接アップグレードできません。

『Oracle Applicationsの保守』ドキュメント

このマニュアルは、AutoUpgrade、AutoPatch、AD管理、ADコントローラ、AD再リンク、ライセンス・マネージャなど、各種のADユーティリティを実行する際に役立ちます。このマニュアルには、操作手順、スクリーンショットおよびADユーティリティの実行に必要なその他の情報が記載されています。Oracle Applicationsのファイル・システムとデータベースの保守情報も記載されています。

『Oracle Alertユーザーズ・ガイド』

このマニュアルでは、Oracle Applicationsデータのステータスをモニターするために定期アラートとイベント・アラートを定義する方法が説明されています。

『Oracle Applications開発者ガイド』

このマニュアルには、Oracle Applicationsの開発スタッフが従っているコーディング標準が含まれています。『Oracle Applicationsフォーム・ベース製品のユーザー・インタフェース標準』に記載されているOracle Applicationsユーザー・インタフェースの実装に必要なOracle Application Object Libraryコンポーネントについて説明されています。また、フォームをOracle Applicationsと統合できるように、カスタムのOracle Forms Developerフォームを作成するための参考情報も記載されています。

『Oracle Applicationsフォーム・ベース製品のユーザー・インタフェース標準』

このマニュアルには、Oracle Applicationsの開発スタッフが従っているユーザー・インタフェース(UI)標準が記載されています。Oracle Applications製品のUIと、このUIをOracle Formsでビルドされたアプリケーションの設計に適用する方法が説明されています。

その他のインプリメンテーション・ガイド

『Oracle Applications製品アップデート・ノート』

このマニュアルは、Oracle Applicationsのアップグレードとインストールに関するリファレンスとして使用してください。リリース11.0とリリース11i間の変更履歴がOracle Applicationsの各製品ごとに記載されています。この2つのリリース間におけるデータベース・オブジェクト、プロファイル・オプションおよびシード・データについての新機能、拡張および変更の説明が含まれています。

『Oracle Applicationsにおける複数報告通貨』

複数報告通貨機能を使用して取引を複数の通貨で記録する場合は、このマニュアルをOracle Applicationsの実装前に参照してください。このマニュアルには、この機能とともにOracle Applicationsを実装するための手順と設定に関する付加的な考慮事項の詳細が記載されています。

『Oracle Applicationsにおける複数組織』

このマニュアルでは、Oracle Applicationsの複数組織サポート機能を設定および使用する方法が説明されています。これにより、Oracle Applicationsの単一インストールの実行時に様々な組織構造を定義およびサポートできます。

『Oracle Workflow管理者ガイド』

このマニュアルでは、ワークフロー対応プロセスを含むOracle Applications製品に必要な設定手順を完了する方法と、実行時ワークフロー・プロセスの進行をモニターする方法が説明されています。

『Oracle Workflow開発者ガイド』

このマニュアルでは、新規のワークフロー・ビジネス・プロセスを定義して、既存のOracle Applications埋込みワークフロー・プロセスをカスタマイズする方法が説明されています。また、ビジネス・イベントとイベント・サブスクリプションを定義およびカスタマイズする方法も説明されています。

『Oracle Workflowユーザーズ・ガイド』

このマニュアルでは、Oracle Applicationsユーザーがワークフロー通知を表示して応答する方法と、ワークフロー・プロセスの進行をモニターする方法が説明されています。

『Oracle Workflow APIリファレンス』

このマニュアルでは、Oracle Workflowにアクセスする開発者および管理者向けのAPIについて説明されています。

『Oracle Applicationsフレックスフィールド・ガイド』

このマニュアルには、Oracle Applicationsの実装チームおよびOracle Applications製品データの保守担当ユーザーを対象とした、フレックスフィールドの計画、設定およびリファレンス情報が記載されています。また、フレックスフィールド・データに関するカスタム・レポートの作成に関する情報も記載されています。

Oracle eTechnical Reference Manuals

各Oracle eTechnical Reference Manual(eTRM)には、データベース・ダイアグラムと、特定のOracle Applications製品のデータベース表、フォーム、レポートおよびプログラムに関する詳細説明が記載されています。この情報は、既存のアプリケーションからのデータを変換する際、Oracle ApplicationsデータをOracle以外のアプリケーションと統合する際およびOracle Applications製品のカスタム・レポートを記述する際に役立ちます。Oracle eTRMは、OracleMetaLinkから入手できます。

『Oracle Applications Message Reference Manual』

このマニュアルには、すべてのOracle Applicationsメッセージの説明が記載されています。リリース11iの場合、このマニュアルはドキュメントCD-ROMからHTML形式で使用できます。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

JAWS(Windows のスクリーン・リーダー)は、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

このマニュアルの構成

1  「概要」 2  「コンカレント処理とコンカレント・プログラムの管理」 3  「Oracle Workflow Manager」 4  「Oracle Applicationsのモニタリング」 5  「診断と修復」 6  「パッチ適用と保守」 7  「ユーザー・プロファイル」 A  「Oracle Application Object Library内のプロファイル・オプション」 B  「事前定義済アラートの使用」

データベース・ツールによるOracle Applicationsデータの変更の禁止

特に指示されている場合を除き、SQL*Plus、Oracle Data Browser、データベース・トリガーまたはその他のツールを使用して、Oracle Applicationsデータを変更しないことをお薦めします。

オラクル社では、Oracleデータベースへの情報の作成、格納、変更、検索および保守に使用できる強力なツールを提供します。ただし、SQL*PlusのようなOracleツールを使用してOracle Applicationsデータを変更すると、データの整合性が損われたり、データの変更を監査できなくなるおそれがあります。

Oracle Applicationsの表は相互に関連付けられているので、Oracle Applicationsを使用して表を変更すると、一度に多数の表が更新されます。しかし、Oracle Applicationsを使用せずにOracle Applicationsデータを変更すると、1つの表のある行を変更した場合に、関連する表で反映される必要のある変更が行われないことがあります。各表を相互に同期させていないと、誤った情報を検索したり、Oracle Applicationsで予測できない結果が生じる可能性があります。

Oracle Applicationsを使用してデータを変更すると、その変更が有効であるかどうかがOracle Applicationsにより自動的にチェックされます。Oracle Applicationsは、情報を変更したユーザーも記録することができます。データベース・ツールを使用してデータベース表に情報を入力すると、無効な情報が記憶されることがあります。また、SQL*Plusや他のデータベース・ツールを使用したときは、変更履歴が記録されないため、情報の変更者を追跡できなくなります。