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Oracle Enterprise Planning and Budgetingユーザーズ・ガイド
リリース11i
B25756-01
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特別なコントローラ機能

特別なコントローラ機能の概要

コントローラにはデータに対する全機能権があり、アナリストやビジネス・プロセス管理者の機能をすべて実行できます。さらに、次のようなコントローラ職責固有のタスクも実行できます。

Enterprise Planning and Budgetingの実装に、複数通貨に対するサポートが含まれている場合は、General Ledgerから換算レートをロードすることもできます。

所属している組織がOracle Financial Analyzer(OFA)またはOracle Sales Analyzer(OSA)からEnterprise Planning and Budgetingに移行している場合は、その移行プロセスの最終ステップを実行できます。

Enterprise Planning and Budgetingのホームページのカスタマイズ

コントローラは、Enterprise Planning and Budgetingのホームページをカスタマイズできます。このページは、ユーザーが「ホーム」タブをクリックしたときに表示されるページです。

このページには、カスタム名や追加情報の他に、他のファイルへのリンクも表示できます。デフォル名は「Enterprise Planning and Budgeting」で、デフォルトの情報はありません。

Enterprise Planning and Budgetingのホームページをカスタマイズする手順

  1. 「Enterprise Planning and Budgetingコントローラ」職責を選択します。

  2. プロンプトが表示された場合は、ビジネス・エリアを選択します。

    注意: どのビジネス・エリアを選択してもかまいません。Oracle Enterprise Planning and Budgetingのホームページは1つのみです。

  3. 「ホームページのカスタマイズ」ページ(「管理」->「オプション」タブ->「ホームページのカスタマイズ」サブタブ)にナビゲートします。

  4. 「システム名」フィールドでは、システム名を変更できます。この名前は、ホームページの「所有権」領域に表示されます。

    注意: ユーザーのブラウザ設定によって、表示されるテキストのサイズが決まります。

  5. 「ヘッダー」と「内容」の各フィールドには、ホームページの「情報」領域に表示される情報を指定できます。

  6. 「ショートカット」領域には、他のファイルへのリンクを入力できます。ヘッダーを定義して、ショートカットを複数のグループに編成することもできます。

    1. 「ショートカット」領域で、「新規ヘッダーまたはリンクの追加」をクリックします。

      新しい行がショートカット・リストの最後に表示されます。

    2. 「タイプ」フィールドで、「ヘッダー」または「Links」を選択します。

    3. 「名称」フィールドに、ヘッダーまたはリンクの名前を入力します。

    4. 「URL」フィールドに、場所を入力します。

      注意: すべてのURLで「http://」プロトコルが使用されます。http://が含まれていない場合は自動的に追加されます。

  7. 「適用」をクリックします。

HTMLサポートの詳細は、「HTMLサポート」を参照してください。

ヘッダーとリンクを削除する手順

  1. 「Enterprise Planning and Budgetingコントローラ」職責を選択します。

  2. プロンプトが表示された場合は、ビジネス・エリアを選択します。

    注意: どのビジネス・エリアを選択してもかまいません。Oracle Enterprise Planning and Budgetingのホームページは1つのみです。

  3. 「ホームページのカスタマイズ」ページ(「管理」->「オプション」タブ->「ホームページのカスタマイズ」サブタブ)にナビゲートします。

  4. 「ショートカット」領域で、削除するヘッダーまたはリンクを識別し、「削除」アイコンをクリックします。

    削除を確認するプロンプトが表示されます。

ヘッダーとリンクの順序を変更する手順

  1. 「Enterprise Planning and Budgetingコントローラ」職責を選択します。

  2. プロンプトが表示された場合は、ビジネス・エリアを選択します。

    注意: どのビジネス・エリアを選択してもかまいません。Oracle Enterprise Planning and Budgetingのホームページは1つのみです。

  3. 「ホームページのカスタマイズ」ページ(「管理」->「オプション」タブ->「ホームページのカスタマイズ」サブタブ)にナビゲートします。

  4. 「ショートカット」領域で、「順序変更」をクリックします。

    「ショートカット順序変更」ページが開きます。

  5. 1つ以上の項目をハイライト表示し、矢印キーを使用して上下に移動したり、リストの先頭または最後に移動します。

  6. 「適用」をクリックします。

HTMLサポート

ホームページのカスタマイズでは、次のHTMLマークアップがサポートされます。

カスタマイズでは、次のHTMLエンティティがサポートされます。

現在時刻に関するシステム・パラメータの設定

コントローラには、ビジネス・エリアの現在時刻に関するパラメータを設定する責任があります。現在時刻の設定によって、時間ディメンション内のデータは、各時間レベルでロードされた最新の時間メンバーを指し示します。これは、相対的な開始日と終了日を指定するビジネス・プロセスの時間ディメンションに関するレポートに影響を与えます。

たとえば、ビジネス・プロセス所有者が実績ビジネス・プロセスの開始時間を「現行月」に設定した場合、その「現行月」は、常に現在時刻の設定に基づいて決定されます。実績データが記載され、現行月を指し示す文書は、ロードした最新データが含まれている時間レベルに焦点をあわせて、自動的に調整されます。現在時刻は、期間の動的な開始または終了点を指定する他のビジネス・プロセスでも使用されます。

月次処理の場合は、通常、各月末に現行時刻を再設定します。

現行時刻を設定する手順

  1. 「Enterprise Planning and Budgetingコントローラ」職責を選択します。

  2. プロンプトが表示された場合は、ビジネス・エリアを選択します。

  3. 「現在時刻の設定」ページ(「管理」->「オプション」タブ->「現在時刻の設定」サブタブ)にナビゲートします。

  4. 「カレンダ」アイコンをクリックします。矢印コントロールを使用して月と年を調整します。次に、現在時刻を設定する日付をクリックします。

    あるいは、日付を入力することもできます。

  5. 「適用」をクリックします。

General Ledgerからの換算レートのロード

換算レートのロードによって、General Ledgerに格納されている換算レートがビジネス・エリアに提供されます。この機能を使用できるのは、通貨オプションがビジネス・エリアで使用可能な場合です。

最初は、ロードした換算レートを、リフレッシュした後の新規ビジネス・エリアに移入します。以降は、更新されたレートが使用可能になるたびにロードします。更新は増分更新ではないことに注意してください。以前にロードしたレートは、常に新しいレートによって置換(上書き)されます。

General Ledgerから換算レートをロードする手順

注意: 新規ビジネス・エリアの場合は、レートをロードする前にリフレッシュされていることを確認してください。詳細は、「ビジネス・エリアのリフレッシュを参照してください。

  1. 「Enterprise Planning and Budgetingコントローラ」職責を選択します。

  2. プロンプトが表示された場合は、ビジネス・エリアを選択します。

  3. 「オプション」タブをクリックします。

  4. 「General Ledgerからの換算レートのロード」を選択します。

  5. 「適用」をクリックします。

ビジネス・エリアの保守およびリフレシュ

ビジネス・エリアは、特定のビジネス・ニーズをサポートするメタデータ、データおよびセキュリティ設定の論理的なグループです。コントローラは、ビジネス・エリアを作成、保守およびリフレッシュできます。

詳細は、次の各項を参照してください。

OFAおよびOSAからのインポート

Oracle Financial Analyzer(OFA)またはOracle Sales Analyzerシステム(OSA)からEnterprise Planning and Budgetingに移行するユーザーには、移行に備えた詳細なインストラクションが用意されています。移行プロセスでは、これらのシステムからの膨大なメタデータとデータの抽出と、Enterprise Planning and Budgeting内のターゲット・オブジェクトの識別が要求されます。

ファイルをEnterprise Performance Foundationにロードし、ディメンション情報を再ロードすると、オブジェクトと履歴データをEnterprise Planning and Budgetingにインポートする準備が整います。

次の手順は、Enterprise Planning and Budgetingで実行するステップを示しています。移行に関する完全な情報は、移行に関するマニュアルを参照してください。

インポートを実行する手順

  1. 「Enterprise Planning and Budgetingコントローラ」職責を選択します。

  2. プロンプトが表示された場合は、ビジネス・エリアを選択します。

  3. 「文書のインポート」ページ(「管理」->「オプション」タブ->「文書のインポート」サブタブ)にナビゲートします。

  4. 「文書のインポート」を選択します。