Oracle Applicationsリリース11iから12.1.1へのアップグレード・ガイド リリース 12.1.1 B57077-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
『Oracle Applicationsリリース11i から12.1.1へのアップグレード・ガイ ド』へようこそ。
このマニュアルでは、既存のOracle Applicationsリリース11iシステム(11.5.9以降)をリリース12.1.1にアップグレードする手順を説明します。11iシステムの以前のアップグレード(ある11iリリース・レベルから別のリリース・レベルへの移行)には、My Oracle SupportからダウンロードしたOracle Applications Maintenance Packドライバを使用していました。このアップグレードでは、Rapid Installを実行して11iシステムをアップグレードする準備を行います。Rapid Installには、テクノロジ・スタックと製品をリリース12.1.1にアップグレードする際に使用する統合ドライバが付属しています。
注意: このマニュアルに記載されている指示は、Oracle Applicationsリリース11i(11.5.9以降)からリリース12.1.1へのアップグレードにのみ適用されます。リリース11.5.9より前のシステムの場合は、リリース12.1.1にアップグレードする前にOracle Applicationsリリース11.5.10 CU2にアップグレードする必要があります。
このマニュアルは、Oracle Applicationsリリース12.1.1へのアップグレードを担当するデータベース管理者とアプリケーション専門家を対象としています。
Oracle Applications製品の詳細は、「関連ドキュメント」を参照してください。
Oracleサポート・サービスに連絡するには、テレコミュニケーション・リレー・サービス(TRS)を使用してOracleサポート(+1-800-223-1711)までお電話ください。Oracleサポート・サービスの技術者が、Oracleサービス・リクエストのプロセスに従って、技術的な問題を処理し、お客様へのサポートを提供します。TRSの詳細は、http://www.fcc.gov/cgb/consumerfacts/trs.htmlを参照してください。電話番号の一覧は、http://www.fcc.gov/cgb/dro/trsphonebk.htmlを参照してください。
オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。
スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。
このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。
この付録では、アップグレードが既存のFinancialsおよびProcurement製品に及ぼす影響を、機能変更が日常業務に及ぼす影響に重点を置いて説明します。この付録はFinancialsおよびProcurement製品ファミリの製品名のアルファベット順に構成されています。
この付録では、アップグレードが既存のCustomer Relationship Management(CRM)製品に及ぼす影響を、機能変更が日常業務に及ぼす影響に重点を置いて説明します。この付録はCustomer Relationship Management製品ファミリの製品名のアルファベット順に構成されています。
この付録では、アップグレードが既存のOracle Projects製品に及ぼす影響を、機能変更が日常業務に及ぼす影響に重点を置いて説明します。この付録はProjects製品ファミリの製品名のアルファベット順に構成されています。
この付録では、アップグレードが既存のSupply Chain Management製品に及ぼす影響を、機能変更が日常業務に及ぼす影響に重点を置いて説明します。この付録はSupply Chain Management製品ファミリの製品名のアルファベット順に構成されています。
この付録では、アップグレード前に実行できるタスクを説明します。実際にアップグレードする前にこれらのオプション・タスクを完了しておくと、アップグレード・プロセス中にシステムがオフライン化されている期間を大幅に短縮できる可能性があります。
この付録では、取引データが予期したとおりにアップグレードされたことを確認するために実行できるオプション・タスクを説明します。
この付録では、要求時アップグレードのオプションを説明します。要求時アップグレードは、初期アップグレード・プロセス(重大な停止期間ウィンドウ)から省略された履歴データをアップグレードする方法です。たとえば、すべての財務会計データを停止時間中にアップグレードするかわりに、最終会計年度のみをアップグレード対象に含めることができます。他の会計年度(数か月後または数年後でも)のアップグレードが必要になった場合は、アップグレード後にいつでも実行できます。
この付録では、技術上のアップグレードと機能上のアップグレードの両面からアップグレード・プロセスの詳細が記載されている参照マニュアルをリストします。
この付録では、リリース12.1.1の事前アップグレード・ステップとして必要なパッチを一覧形式で示します。
このマニュアルには、公開時点で最新の内容が記載されています。また、リリース12.1.1のソフトウェア・バンドルに付属するOracle Applications Documentation Libraryに収録されています。リリース間で大幅な変更があり再発行されたマニュアルの新バージョンは、次のURLで入手できます。
http://www.oracle.com/technology/documentation/applications.html
全マニュアルのリストは、My Oracle Supportでも公開されています。『Oracle Applications Documentation Resources, Release 12.1』(Doc ID: 790942.1)を参照してください。アップグレードする前に、次の表に示す参照するマニュアルの基本的なサブセットを理解しておく必要があります。
必要な情報 | 参照先マニュアル |
---|---|
システム設定および手順 | 『Oracle Applications 概要』 『Oracle Applications システム管理者ガイド – 構成』 『Oracle Applications システム管理者ガイド – メンテナンス』 『Oracle Applications システム管理者ガイド – セキュリティ』 『Oracle Workflow 管理者ガイド』 『Oracle XML Gateway ユーザーズ・ガイド』 |
インストールおよびアップグレード | 『Oracle Applications インストレーション・ガイド: Rapid Install の使用方法』 『Oracle Applicationsリリース11iから12.1.1へのアップグレード・ガイ ド』 『Oracle Applications インストレーションおよびアップグレード・ノート』* 『Oracle Applications リリース・ノート』* 『Oracle Applications NLS リリース・ノート』* |
製品固有の機能 | Electronic Technical Reference Manual (eTRM)* リリース内容文書(RCD)* 製品固有のインプリメンテーションおよびアップグレード・ガイド |
Oracle Applicationsの保守マニュアル・セット** | 『Oracle Applications メンテナンス・ユーティリティ』 『Oracle Applications メンテナンス・プロシージャ』 『Oracle Applications パッチ・プロシージャ』 |
RDBMS | Oracle10g リリース2(10.2)マニュアル・セット 『Database Preparation Guidelines for an Oracle E-Business Suite Release 12.1.1 Upgrade』* 『Interoperability Notes Oracle Applications 11i およびOracle Database 10g リリース2(10.2.0)』* Oracle 11g Release 1 Documentation Set 『Interoperability Notes: Oracle Applications 11i with Oracle Database 11gR1 (11.1.0)』* |
* My Oracle Supportでのみ提供されています。
**Oracle Applicationsの保守マニュアル・セットは、Oracle Applications DBAの保守およびパッチ情報を提供します。『Oracle Applicationsメンテナンス・プロシージャ』では、Oracle Applicationsシステムのスムーズな実行の継続を確実にするストラテジ、関連タスクおよびトラブルシューティング・アクティビティについて説明します。『Oracle Applicationsメンテナンス・ユーティリティ』では、Oracle Applicationsで提供されており、アプリケーション・ファイル・システムおよびデータベースの保守に使用されるOracle Applicationsユーティリティについて説明します。また、特定の操作要件を満たすために使用可能な多くのオプションについても詳しく説明しています。『Oracle Applicationsパッチ・プロシージャ』では、パッチの主要な概念およびストラテジを網羅したOracle Applicationsシステムへのパッチの適用方法を説明します。また、代表的なパッチ操作の最適化および停止時間の短縮のための推奨事項も含まれています。
パッチのREADMEファイルにも、その他の推奨マニュアルに関する情報が含まれている場合があります。
特に指示されている場合を除き、SQL*Plus、Oracle Data Browser、データベース・トリガーまたはその他のツールを使用して、Oracle Applicationsデータを変更しないことをお薦めします。
オラクル社では、Oracleデータベースへの情報の作成、記憶、変更、検索および保守に使用できる強力なツールを提供します。ただし、SQL*PlusのようなOracleツールを使用してOracle Applicationsデータを変更すると、データの整合性が損われたり、データの変更を監査できなくなるおそれがあります。
Oracle Applicationsの表は相互に関連付けられているので、Oracle Applicationsを使用して表を変更すると、一度に多数の表が更新されます。これに対して、Oracle Applicationsを使用せずにOracle Applicationsデータを変更すると、1つの表のある行を変更した場合に、関連する表で反映させる必要のある変更が行われないことがあります。各表を相互に同期させていないと、誤った情報を検索したり、Oracle Applicationsで予測できない結果が生じる可能性があります。
Oracle Applicationsを使用してデータを変更すると、その変更が有効であるかどうかがOracle Applicationsにより自動的にチェックされます。Oracle Applicationsは、情報を変更したユーザーを記録することもできます。データベース・ツールを使用してデータベース表に情報を入力すると、無効な情報が記憶されることがあります。また、SQL*Plusや他のデータベース・ツールを使用したときは、変更履歴が記録されないため、情報の変更者を追跡できなくなります。
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