ヘッダーをスキップ

Oracle Manufacturing Operations Centerユーザーズ・ガイド
リリース12.1
B66925-01
目次へ
目次
前のページへ
前へ
次のページへ
次へ

MOCとOracle Enterprise Asset Management(eAM)の統合

この章の内容は次のとおりです。

概要

Oracle Manufacturing Operations Center(MOC)とOracle Enterprise Asset Management(eAM)を統合すると、生産部門と保守部門が効率よく協力して、製造現場の設備の利用率を高めることができます。 これは、設備に関する情報の迅速な交換によって実現されます。 たとえば、設備の停止状態やアイドル状態、または制御パラメータを超えた設備などについての情報です。 MOCは、製造現場の設備から取得したイベントとアラートに基づいて処理を開始し、保守管理者などの特定のロールに処理を渡します。 また、MOCは、設備の可用性に従ってプランナやスケジューラが生産スケジュールを変更するのに役立つ予想と実績の稼働時間を保守部門から受け取ります。

MOCとeAMの統合によって、次のことが可能になります。

MOCとeAMの統合は次のことをサポートします。

次のプロセス・フローは、MOCとeAMの統合を示したものです。 イベント管理フレームワークを使用して製造現場の設備から送られてくるデータの統合が示されています。

本文の説明内容に関するイメージ

製造現場から送られてくるデータは、デバイス・パートナ(Kepware、MatriconまたはILS)によって提供されるOPCサーバーを使用して収集されます。

MOCはデータを内部的および外部的に処理します。 データの内部的な処理は、データがOPCサーバーからMOCに収集された後で行われます。 MOC内では、Oracle Warehouse Builder(OWB)の変更可能なマッピングを使用してルールが定義されており、それによってイベントが生成され、ユーザーはイベントを確認し、ロールに基づくダッシュボードから手動で処理を実行できます。 データの外部的な処理にはMOCは関係せず、MOCの範囲の外側で処理が行われます。 ただし、イベントが内部的または外部的のどちらで処理されても処理は同じです。

処理には、作業要求の作成、およびEメールまたはモバイル・アラート通知の送信が含まれます。