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Oracle E-Business Suiteセットアップ・ガイド
リリース12.2
E51769-01
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はじめに

対象読者

Oracle E-Business Suiteセットアップ・ガイド リリース12.2へようこそ。

このマニュアルは、次の実務上の知識があることを前提としています。

Oracle E-Business Suiteの使用経験がない場合は、オラクル社研修サービスで提供されているOracle E-Business Suite研修クラスに1つ以上出席することをお薦めします。

Oracle E-Business Suite製品情報の詳細は、「関連情報のソース」を参照してください。

ドキュメントのアクセシビリティについて

アクセシビリティに対するオラクル社の取り組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

オラクルのお客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info、または聴覚に障害のあるお客様は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trsを参照してください。

このマニュアルの構成

1  基本的なOracle E-Business Suite設定タスク
2  システム管理の設定タスク
3  技術的構成
4  Concurrent Processing
5  Oracle Application Object Libraryのユーザー・プロファイルとプロファイル・オプション
6  プリンタの設定
7  Oracle E-Business Suiteヘルプの設定
8  タイムゾーンのサポート
9  グローバリゼーションの管理
10  文書連番の定義
11  アプリケーションDBAシステム構成ツール
12  開発者ツール
13  ローダーの使用方法
14  Oracle Applications表領域モデル
15  Oracle Real Application Clustersによるシステムの拡張
16  Oracle E-Business Suiteとその他の製品の統合
17  Rapid CloneによるOracle E-Business Suiteの複製

関連情報のソース

このマニュアルは、リリース12.2のメディア・パックに同梱されているOracle E-Business Suiteドキュメント・ライブラリに収録されています。このマニュアルで他のOracle E-Business Suiteドキュメントへの言及がある場合は、それらのマニュアルの最新リリース12.2のバージョンのみを使用してください。

Oracle E-Business Suiteのマニュアルは、すべてオンラインで利用できます(HTMLまたはPDF)。

関連ドキュメント

次の関連マニュアルを手元に用意する必要があります。特定のインストールの要件によっては、他のマニュアルも必要になる場合があります。

Oracle E-Business Suite概要

このマニュアルは、Oracle E-Business Suiteリリース12.2の配置を計画中であるか構成の大幅変更を検討中の読者すべてを対象としています。Oracle E-Business Suiteのアーキテクチャとテクノロジ・スタックの説明に続いて、特定の目標を達成する上で必要な処理の概要と選択可能なインストールおよび構成オプションがトピック別に説明されています。

『Oracle E-Business Suiteインストレーション・ガイド: Rapid Installの使用方法』

このマニュアルは、Oracle E-Business Suiteのインストールまたはアップグレードの担当者を対象としています。Oracle E-Business Suiteリリース12.2のフレッシュ・インストールを実行するため、またはリリース12.2へのアップグレードの一環として、Rapid Installを実行する手順が記載されています。

『Oracle E-Business Suiteメンテナンス・ガイド』

このマニュアルでは、Oracle E-Business Suiteにパッチを適用する方法を説明し、adopパッチ適用ユーティリティについて解説し、典型的なパッチ適用操作のガイドラインとヒントを提示します。

Oracle E-Business Suiteセキュリティ・ガイド

このマニュアルには、アクセス管理、ユーザー管理、機能セキュリティ、データ・セキュリティ、監査など、幅広いセキュリティ関連トピックに関する情報が含まれています。Oracle E-Business Suiteをシングル・サインオン環境に統合する方法についても説明されています。

『Oracle Alertユーザーズ・ガイド』

このマニュアルでは、Oracle E-Business Suiteデータのステータスをモニターするために定期アラートとイベント・アラートを定義する方法が説明されています。

Oracle Application Framework開発者ガイド

このマニュアルには、Oracle Application Frameworkを使用してアプリケーションを作成するためにOracle E-Business Suiteの開発スタッフが従うコーディング標準が含まれています。このマニュアルは、My Oracle SupportからPDF形式で入手できます。また、JDeveloper 10g with Oracle Application Extensionのオンライン・ドキュメントとしても提供されています。

『Oracle Application Framework Personalization Guide』

このマニュアルでは、Oracle Application Frameworkでビルドされたアプリケーションのパーソナライズについて設計時と実行時の側面から説明されています。

Oracle Diagnosticsフレームワーク・ユーザーズ・ガイド

このマニュアルには、Oracle Diagnosticsフレームワークを使用したOracle E-Business Suiteでの診断テストの実装および管理に関する情報が含まれています。

Oracle E-Business Suite CRMシステム管理者ガイド

このマニュアルでは、CRM Technology Foundation(JTT)の実装方法とSystem Administrator Consoleの使用方法が説明されています。

Oracle E-Business Suite開発者ガイド

このマニュアルには、Oracle E-Business Suiteの開発スタッフが従うコーディング標準が含まれています。Oracle E-Business Suiteフォーム・ベース製品のユーザー・インタフェース標準に記載されているOracle E-Business Suiteユーザー・インタフェースの実装に必要なOracle Application Object Libraryコンポーネントについて説明されています。フォームをOracle E-Business Suiteと統合できるように、カスタムのOracle Forms Developerフォームを作成するための参考情報も記載されています。また、コンカレント・プログラム、フレックスフィールド、メッセージ、ロギングなどの機能をカスタマイズするための情報も含まれています。

Oracle E-Business Suiteフレックスフィールド・ガイド

このマニュアルには、Oracle E-Business Suiteの実装チームおよびOracle E-Business Suite製品データの保守担当ユーザーを対象とした、フレックスフィールドの計画、設定およびリファレンス情報が記載されています。また、フレックスフィールド・データに関するカスタム・レポートの作成に関する情報も記載されています。

Oracle E-Business Suiteユーザーズ・ガイド

このマニュアルでは、Oracle E-Business Suiteのユーザー・インタフェース(UI)を使用したナビゲート、データの入力と問合せ、およびコンカレント要求の実行の方法が説明されています。また、ユーザー・プロファイルの設定およびUIのカスタマイズに関する情報も記載されています。

Oracle E-Business Suiteフォーム・ベース製品のユーザー・インタフェース標準

このマニュアルには、Oracle E-Business Suiteの開発スタッフが従うユーザー・インタフェース(UI)標準が含まれています。Oracle E-Business Suite製品のUIが説明されています。また、Oracle Formsを使用して作成したアプリケーションのデザインにこのUIを適用する方法も説明されています。

Oracle iSetupユーザーズ・ガイド

このマニュアルでは、Oracle iSetupを使用してOracle E-Business Suiteのインスタンス間でデータを移行してレポートを生成する方法が説明されています。また、データの移行に使用する構成情報、インスタンス・マッピングおよびシード済テンプレートも記載されています。

Oracle Web Applications Desktop Integratorインプリメンテーションおよび管理ガイド

Oracle Web Applications Desktop Integratorを使用すると、Oracle E-Business Suiteの機能がスプレッドシートに組み込まれます。スプレッドシートでは、慣れ親しんだデータ入力およびモデリング技術を使用してOracle E-Business Suiteのタスクを実行できます。デスクトップ上にフォーマット済のスプレッドシートを作成すると、Oracle E-Business Suiteのデータをダウンロード、表示、編集および作成でき、そのデータをアップロードすることもできます。このマニュアルでは、Oracle Web Applications Desktop Integratorを実装する方法のほか、マッピング、レイアウト、スタイル・シートなどの設定オプションを定義する方法が説明されています。

『Oracle Workflow管理者ガイド』

このマニュアルでは、ワークフロー対応プロセスを含む製品に必要な設定ステップを完了する方法が説明されています。また、Oracle Applications Managerを使用してワークフロー・プロセスとビジネス・イベントを管理する方法、実行時ワークフロー・プロセスの進行をモニターする方法およびワークフロー・ユーザーに送信される通知を管理する方法も説明されています。

『Oracle Workflow開発者ガイド』

このマニュアルでは、新規のワークフロー・ビジネス・プロセスを定義して、既存のOracle E-Business Suite埋込みワークフロー・プロセスをカスタマイズする方法が説明されています。また、ビジネス・イベントとイベント・サブスクリプションを定義およびカスタマイズする方法も説明されています。

『Oracle Workflowユーザーズ・ガイド』

このマニュアルでは、ユーザーがワークフロー通知を表示して応答する方法と、ワークフロー・プロセスの進行をモニターする方法が説明されています。

『Oracle Workflow APIリファレンス』

このマニュアルでは、Oracle Workflowにアクセスする開発者および管理者向けのAPIについて説明されています。

『Oracle Workflow Clientインストレーション・ガイド』

このマニュアルでは、Oracle E-Business SuiteでOracle Workflow BuilderおよびOracle XML Gateway Message Designerのクライアント・コンポーネントをインストールする方法が説明されています。

『Oracle XML Gatewayユーザーズ・ガイド』

このマニュアルでは、Oracle XML Gatewayの機能と、Oracle XML Gatewayアーキテクチャの各コンポーネント(Message Designer、Oracle XML Gateway Setup、Execution Engine、Message QueuesおよびOracle Transport Agent)が説明されています。取引先との間でやり取りされるすべてのビジネス取引やメッセージを記録するコラボレーション履歴の使用方法についても説明されています。

また、Oracle Workflowビジネス・イベント・システムおよびBtoB取引との統合についても説明されています。

『Oracle XML Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』

Oracle XML Publisherは、XMLデータをRTFまたはPDF形式のテンプレートとマージして、多様なビジネス・ニーズを満たす様々な出力を生成するテンプレート・ベースのレポート・ソリューションです。Microsoft WordまたはAdobe Acrobatをデザイン・ツールとして使用して、Oracle E-Business Suiteからピクセル単位で正確なレポートを作成できます。レポート・レイアウトをデザインするには、このマニュアルを使用します。

このマニュアルは、Oracle E-Business Suiteオンライン・ヘルプから入手できます。

『Oracle XML Publisher管理および開発者ガイド』

Oracle XML Publisherは、XMLデータをRTFまたはPDF形式のテンプレートとマージして、多様なビジネス・ニーズを満たす様々な出力を生成するテンプレート・ベースのレポート・ソリューションです。出力形式は、PDF、HTML、Excel、RTFおよびeText(EDIおよびEFT取引の場合)です。Oracle XML Publisherを使用すると、既存のOracle E-Business Suiteレポート・データに基づいてレポートを生成したり、Oracle XML Publisherのデータ抽出エンジンを使用して独自の問合せを作成できます。また、Oracle XML Publisherには、電子メール、セキュアFTP、プリンタ、WebDAVなどを介したレポート配信を管理するための堅牢なAPIセットが用意されています。このマニュアルでは、Oracle XML Publisherを設定および管理する方法と、Application Program Interface(API)を使用してカスタム・ソリューションをビルドする方法が説明されています。

このマニュアルは、Oracle E-Business Suiteオンライン・ヘルプから入手できます。

Integration Repository

Oracle Integration Repositoryは、Oracle E-Business Suiteアプリケーションにより公開されるサービス・エンドポイントに関する情報をコンパイルしたものです。Oracle E-Business Suiteのビジネス・サービス・インタフェースの完全なカタログを提供します。このツールを使用すると、ユーザーはあらゆるシステム、アプリケーションまたはビジネス・パートナとの統合に適したビジネス・サービス・インタフェースを容易に探して配置できます。

Oracle Integration RepositoryはE-Business Suiteに付属しています。インスタンスにパッチを適用すると、環境内のインタフェースの正確なバージョンに適したコンテンツでリポジトリが自動的に更新されます。

Oracle Integration Repositoryには、Oracle E-Business Suiteの統合SOAゲートウェイからナビゲートできます。

データベース・ツールを使用してOracle E-Business Suiteデータを変更しない

特に指示がないかぎり、SQL*Plus、Oracle Data Browser、データベース・トリガーまたは他の任意のツールを使用してOracle E-Business Suiteデータを変更しないことをお薦めします。

オラクル社では、Oracleデータベースへの情報の作成、格納、変更、検索および保守に使用できる強力なツールを提供します。ただし、SQL*PlusのようなOracleツールを使用してOracle E-Business Suiteデータを変更すると、データの整合性が損われたり、データの変更を監査できなくなるおそれがあります。

Oracle E-Business Suiteの表は相互に関連付けられているので、Oracle E-Business Suiteを使用して表を変更すると、一度に多数の表が更新されます。しかし、Oracle E-Business Suiteを使用せずにOracle E-Business Suiteデータを変更すると、1つの表のある行を変更した場合に、関連する表で反映される必要のある変更が行われないことがあります。各表を相互に同期させていないと、誤った情報を検索したり、Oracle E-Business Suiteで予測できない結果が生じる可能性があります。

Oracle E-Business Suiteを使用してデータを変更すると、その変更が有効であるかどうかがOracle E-Business Suiteにより自動的にチェックされます。Oracle E-Business Suiteは、情報を変更したユーザーも記録することができます。データベース・ツールを使用してデータベース表に情報を入力すると、無効な情報が記憶されることがあります。また、SQL*Plusや他のデータベース・ツールを使用したときは、変更履歴が記録されないため、情報の変更者を追跡できなくなります。