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Oracle E-Business Suite開発者ガイド
リリース12.2
E53035-01
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はじめに

対象読者

『Oracle E-Business Suite開発者ガイド リリース12.2』へようこそ。

このマニュアルはアプリケーション開発者向けに書かれており、読者には次に示す知識があることを前提としています。

注意: このマニュアルでは通常、ファイルとディレクトリの指定でUNIXの用語を使用します。Windowsユーザーは、該当する場合、適切なWindowsの用語に置き換えてください。

その他に、このマニュアルでは読者に次に示す知識があることを前提としています。

Oracle E-Business Suiteの使用経験がない場合は、Oracle UniversityのOracle E-Business Suiteトレーニング・クラスを適宜受講することをお薦めします。

Oracle Applications製品情報の詳細は、「関連情報のソース」を参照してください。

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

Oracleサポート・サービスでは、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(visit http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。

このマニュアルの構成

1  コーディング標準の概要
2  アプリケーション・フレームワークの設定
3  オンライン・パッチ適用の準備
4  リリース12.2アップグレードにおけるカスタマイズの準備
5  オンライン・パッチ適用対応環境におけるカスタマイズの処理
6  オンライン・パッチ適用対応環境におけるカスタマイズのための開発者用ガイドライン
7  オンライン・パッチ適用のためのデータベース・オブジェクト開発標準
8  XML定義ファイル・ユーティリティ
9  データベース・オブジェクトの構築
10  Oracle E-Business SuiteでのPL/SQL使用
11  コンテナ・オブジェクトのプロパティの設定
12  ウィジェット・オブジェクトのプロパティの設定
13  ウィンドウ、ブロックおよびリージョンの動作の制御
14  問合せ動作の使用可能化
15  項目の動作のコーディング
16  ツールバーおよびデフォルト・メニューの制御
17  メニューおよび機能セキュリティ
18  メッセージ・ディクショナリ
19  ユーザー・プロファイル
20  フレックスフィールド
21  コンカレント処理の概要
22  コンカレント・プログラムの定義
23  Oracle Toolsコンカレント・プログラムのコーディング
24  Oracle Reportsコンカレント・プログラムのコーディング
25  CおよびPro*Cコンカレント・プログラムのコーディング
26  コンカレント処理のPL/SQL API
27  標準要求発行
28  要求セット
29  Logging Framework概要
30  開発者向けロギング・ガイドライン
31  TEMPLATEフォーム
32  添付
33  日付の処理
34  カスタマイズ標準
35  CUSTOMライブラリの使用
36  APPCOREルーチンAPI
37  FNDSQFルーチンAPI
38  ネーミング標準
A  追加機能
B  SQLトレース・オプション
C  リリース12.2のJavaコードの変更

関連情報のソース

このマニュアルは、リリース12.2のメディア・パックに同梱されているOracle E-Business Suite Documentation Libraryに収録されています。このマニュアルで他のOracle E-Business Suiteマニュアルに言及している場合は、最新の12.2のマニュアルのみを使用してください。

オンライン・マニュアル

Oracle E-Business Suiteのマニュアルはすべてオンラインで利用できます(HTMLまたはPDF)。

関連マニュアル

関連マニュアルとして次に示すマニュアルが必要です。この他に、インストールした製品の要件に応じて追加のマニュアルや文書が必要になる場合があります。

Oracle Diagnostics Frameworkユーザーズ・ガイド

このマニュアルには、Oracle Diagnostics Frameworkを使用したOracle E-Business Suiteに対する診断テストの実装と管理に関する情報が記載されています。

Oracle E-Business Suite概要

このマニュアルはOracle E-Business Suiteリリース12.2を配置する予定があるか、または構成の大幅な変更を予定しているすべてのユーザーを対象にしています。Oracle E-Business Suiteのアーキテクチャとテクノロジ・スタックを記述した後、特定の目標を達成するのに必要な行動の概要や、利用可能なインストールと構成の選択肢などの戦略的な話題について解説しています。

Oracle E-Business Suiteフレックスフィールド・ガイド

このマニュアルには、Oracle E-Business Suiteの実装チームおよびOracle E-Business Suite製品データの保守担当ユーザーを対象とした、フレックスフィールドの計画、設定およびリファレンス情報が記載されています。また、フレックスフィールド・データに関するカスタム・レポートの作成に関する情報も記載されています。

『Oracle E-Business Suiteインストレーション・ガイド: Rapid Installの使用方法』

このマニュアルは、Oracle E-Business Suiteのインストールまたはアップグレード担当者を対象としています。Oracle E-Business Suiteリリース12.2のフレッシュ・インストールを実行するため、またはリリース12.2へのアップグレードの一環としての、Rapid Installの実行手順が記載されています。

『Oracle E-Business Suiteメンテナンス・ガイド』

このマニュアルには、Oracle E-Business Suiteシステムにパッチを適用する方法、adopパッチ適用ユーティリティの説明および通常のパッチ適用操作を実行するためのガイドラインとヒントが記載されています。また、システムの円滑な実行の維持に役立つメンテナンス戦略とツールについても説明されています。

Oracle E-Business Suiteセキュリティ・ガイド

このマニュアルには、アクセス管理、ユーザー管理、機能セキュリティ、データ・セキュリティ、監査など、包括的なセキュリティ関連トピックに関する情報が記載されています。Oracle E-Business Suiteをシングル・サインオン環境に統合する方法も説明されています。

『Oracle E-Business Suiteセットアップ・ガイド』

このマニュアルには、インストールの後またはシステムへの大規模な変更が発生した際に実行するシステム構成タスクに関する情報が記載されています。コンカレント・プログラムおよびコンカレント・マネージャの定義、Oracle Applications Manager機能の有効化、プリンタおよびオンライン・ヘルプの設定などのアクティビティについて説明されています。

Oracle E-Business Suiteユーザーズ・ガイド

このマニュアルでは、Oracle E-Business Suiteのユーザー・インタフェース(UI)を使用してナビゲート、データ入力と問合せ、コンカレント要求を実行する方法が説明されています。また、このマニュアルには、ユーザー・プロファイルの設定およびUIのカスタマイズに関する情報も記載されています。

Oracle E-Business Suiteフォーム・ベース製品のユーザー・インタフェース標準

このマニュアルには、Oracle E-Business Suiteの開発スタッフが準拠するユーザー・インタフェース(UI)標準が記載されています。Oracle E-Business Suite製品のUIについて解説し、そのUIをOracle Formsを使用して作成したアプリケーションの設計に適用する方法が説明されています。

『Oracle Workflow管理者ガイド』

このマニュアルでは、ワークフロー対応プロセスを含む製品に必要な設定ステップの完了方法が説明されています。また、Oracle Applications Managerを使用してワークフロー・プロセスとビジネス・イベントを管理する方法、実行時ワークフロー・プロセスの進行をモニターする方法およびワークフロー・ユーザーに送信される通知を管理する方法も説明されています。

『Oracle Workflow開発者ガイド』

このマニュアルでは、新規のワークフロー・ビジネス・プロセスを定義して、既存のOracle E-Business Suite埋込みワークフロー・プロセスをカスタマイズする方法が説明されています。また、ビジネス・イベントとイベント・サブスクリプションを定義およびカスタマイズする方法も説明されています。

『Oracle Workflowユーザーズ・ガイド』

このマニュアルでは、ユーザーがワークフロー通知を表示して応答する方法と、ワークフロー・プロセスの進行をモニターする方法が説明されています。

『Oracle Workflow APIリファレンス』

このマニュアルでは、Oracle Workflowにアクセスする開発者および管理者向けのAPIについて説明されています。

『Oracle Workflow Clientインストレーション・ガイド』

このマニュアルでは、Oracle E-Business SuiteでOracle Workflow BuilderおよびOracle XML Gateway Message Designerのクライアント・コンポーネントをインストールする方法が説明されています。

統合リポジトリ

Oracle Integration Repositoryは、Oracle E-Business Suiteアプリケーションで提供されるサービス・エンドポイントに関する情報をまとめたもので、Oracle E-Business Suiteのビジネス・サービス・インタフェースの総合カタログになっています。このツールを使用すると、ユーザーはあらゆるシステム、アプリケーションまたはビジネス・パートナとの統合に適したビジネス・サービス・インタフェースを容易に検出して配置できます。

Oracle Integration RepositoryはE-Business Suiteに付属しています。インスタンスにパッチが適用されると、使用環境のインタフェースの厳密な改訂に適したコンテンツでリポジトリが自動的に更新されます。

Oracle Integration Repositoryには、Oracle E-Business Suiteの統合SOAゲートウェイを介してナビゲートできます。

データベース・ツールによるOracle E-Business Suiteデータの変更の禁止

特に指示されている場合を除き、SQL*Plus、Oracle Data Browser、データベース・トリガーまたはその他のいずれかのツールを使用して、Oracle E-Business Suiteデータを変更しないことをお薦めします。

オラクル社では、Oracleデータベースへの情報の作成、格納、変更、検索および保守に使用できる強力なツールを提供します。ただし、SQL*PlusのようなOracleツールを使用してOracle E-Business Suiteデータを変更すると、データの整合性が損われたり、データの変更を監査できなくなるおそれがあります。

Oracle E-Business Suiteの表は相互に関連付けられているので、Oracle E-Business Suiteを使用して表を変更すると、一度に多数の表が更新されます。しかし、Oracle E-Business Suiteを使用せずにOracle E-Business Suiteデータを変更すると、1つの表のある行を変更した場合に、関連する表で反映させる必要のある変更が行われないことがあります。各表を相互に同期させていないと、誤った情報を検索したり、Oracle E-Business Suiteで予測できない結果が生じる可能性があります。

Oracle E-Business Suiteを使用してデータを変更すると、その変更が有効であるかどうかがOracle E-Business Suiteにより自動的にチェックされます。Oracle E-Business Suiteは、情報を変更したユーザーも記録できます。データベース・ツールを使用してデータベース表に情報を入力すると、無効な情報が記憶されることがあります。また、SQL*Plusや他のデータベース・ツールを使用したときは、変更履歴が記録されないため、情報の変更者を追跡できなくなります。