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Oracle Demantra Sales and Operations Planningユーザー・ガイド
リリース12.2
E57803-01
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リアルタイム・セールス・アンド・オペレーションズ・プランニングの操作

概要

次の手順を使用して、Demantra Real-Time Sales and Operations Planningを操作します。

需要レビュー・プロセスの開始

Demantra Real-Time Sales and Operations Planningでは、事前シードされたワークフローを使用して需要レビュー・プロセスを開始します。

  1. Webサーバーを起動します。

  2. ワークフロー・マネージャを起動します。

  3. 「スキーマ・グループに従って表示」ドロップダウン・リスト・ボックスから「セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング」を選択します。

    ワークフロー・マネージャがワークフローをフィルタし、セールス・アンド・オペレーションズ・プランニングに属するワークフローのみが表示されます。

  4. 「スキーマ名」列で需要レビュー・プロセスを検索し、対応する「開始」ボタンをクリックします。

    このワークフローは、以前の需要レビューの承認をすべて再設定することによって需要レビュー・プロセスを開始し、適切なS&OPプランナにタスク通知を送信します。

予測の編集

販売またはマーケティング・マネージャが共同で行う職責の1つは、予測をレビューおよび調整することです。

  1. コラボレータ・ワークベンチから、編集する予測が含まれたワークシートを選択します。

    たとえば、「販売予測」を選択します。

  2. ツリーで、予測を編集する組合せを選択します。 デフォルトでは、「販売予測」などのワークシートには事前シード済のレベルがあります。 異なるレベルで予測をレビューする場合は、ワークシートのコピーを作成して事前シード済レベルの組合せを変更します。

  3. 編集可能なシリーズがワークシート上に白で表示されます。 編集するシリーズを検索して、適切なタイムバケットに新しい値を入力します。 たとえば、売上ベースライン予測を変更する場合、数量を調整するには「売上上書き」列を使用し、比率を調整するには「ベースに対する売上%増減」列を使用します。

    注意: 将来の値のみ編集できます。

    負の値を使用して予測の減少を指定できます。

  4. 予測に対する変更を保存します。 「データ」メニューから、「データの保存」を選択します。

コンセンサス予測の作成および承認

事前シード済の「コンセンサス予測製品カテゴリ」ワークシートを使用して、時間期間範囲および製品カテゴリごとにコンセンサス予測を作成および承認します。

  1. S&OP承認者権限を持つユーザーとしてコラボレータ・ワークベンチにログインします。

  2. コラボレータ・ワークベンチから、「コンセンサス予測製品カテゴリ」ワークシートを開きます。

  3. ツリーで、コンセンサス予測を作成する製品カテゴリを選択します。

  4. 利害関係者予測を比較します(たとえば、需要管理の最終予測シリーズをセールス・アンド・オペレーションズ・プランニングの販売予測およびマーケティング予測と比較します)。

  5. 個々の利害関係者の予測加重および上書きシリーズは編集可能です。 適切な加重を決定する基準として利害関係者の精度を使用します。 たとえば、絶対誤差率および販売絶対誤差率には、需要管理の分析および販売のぞれぞれに対する精度が含まれます。

    利害関係者の予測加重を指定するには、加重を「販売予測%加重」シリーズか「マーケティング予測%加重」シリーズに比率で入力します。

  6. ワークシートを再実行します。 「データ」メニューから、「再実行」を選択します。

  7. 特定期間のコンセンサス予測を承認するには、「承認済のコンセンサス予測」シリーズから「Yes」を選択します。

注意: ワークシートの行を複数選択し、右クリック・メニューから「セルの編集」オプションを使用すると、複数期間の予測を承認できます。

予測が承認されると、対応する加重および承認シリーズは読取り専用になります。

需要レビュー・プロセスの完了

需要レビュー・プロセスが始まると、コラボレータ・ワークベンチを介してS&OPマネージャにタスク通知が送信されます。 需要レビュー・プロセスを比較することによって、「需要レビュー」ワークフローでは、EBSまたはその他のアドバンスト・プランニング・アプリケーションにコンセンサス予測をアップロードできることがS&OP管理者に通知されます。

  1. S&OPマネージャとしてコラボレータ・ワークベンチにログインします。

  2. コラボレータ・ワークベンチの「自分のタスク」セクションから、予測承認の完了チェック・ボックスの「完了」チェック・ボックスをクリックします。

既存のバッチ・プロファイルのシミュレーションの実行

デフォルトでは、記帳予測およびシミュレーションはDemantra Real-Time Sales and Operations Planningで生成されません。 一部のシリーズ(「履歴上書き」など)は、Demantra Demand Managementによって所有されます。 ユーザーは、需要管理内から予測およびシミュレーションを実行するか、シミュレーションを実行できるように、「セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング」ワークシートに上書きシリーズを追加できます。

次の手順を使用して、既存のバッチ・プロファイルのシミュレーション・エンジンを設定します。

  1. ビジネス・モデラーにログインします。

  2. 「パラメータ」メニューから、システム・パラメータを選択します。

    システム・パラメータ・ダイアログ・ボックスが表示されます。

  3. エンジン・タブを選択します。

  4. 「新規」ボタンをクリックします。

    エンジン・プロファイルの作成ダイアログ・ボックスが表示されます。

  5. ベースにするシミュレーション・プロファイルの既存のバッチ・プロファイルを選択します。

    バッチ・プロファイルで使用されるのと同じエンジン・パラメータがシミュレーション・プロファイルで使用されます。 これには、需要ストリーム構成が含まれます。

  6. プロファイル名フィールドに、「エンジン・プロファイル」名を入力します。

  7. 初期パラメータ表の名前フィールドに、エンジン・プロファイルを格納する表を指定します。

    注意: 他のエンジン・プロファイルに影響しないようにする必要がある場合は、新しい表を選択して変更を有効にすることをお薦めします。 現在使用されているパラメータ表を確認するには、既存のプロファイルを編集して現在使用されている初期パラメータ表をメモします。 ベスト・プラクティスの命名規則は、init_params_<番号>です。

  8. シミュレーション・エンジン・プロファイル・チェック・ボックスを有効にします。

  9. このシミュレーション・プロファイルを関連付けるバッチ・エンジン・プロファイルを選択します。 通常は、ステップ5で使用するのと同じバッチ・プロファイルにします。

  10. 「OK」をクリックします。

シミュレーション結果を表示するためのシリーズの作成

セールス・アンド・オペレーションズ・プランニングでシミュレーションを実行するためのエンジン・プロファイルを作成した後、シミュレーション結果を表示するシリーズを作成する必要があります。

  1. シリーズに表示されるシミュレーション・エンジン・プロファイルを決定します。

  2. ENGINE_PROFILES表から、結果を表示する特定のシミュレーション・エンジン・プロファイルのPARENT_IDを検索(およびメモ)します。

    注意: PARENT_IDを表示するための構文は、「select * from engine_profiles」です。

  3. ビジネス・モデラーにログインします。

  4. 構成メニューから、シリーズの構成を選択します。

  5. 既存のシミュレーション・シリーズ(デフォルト名のシミュレーション)を右クリックし、別名で作成を選択します。

    シリーズを別名で作成ダイアログ・ボックスが表示されます。

  6. 「シリーズ名」フィールドに、シリーズ名を入力します。 シリーズ名には、スラッシュ(/)、ダッシュ(-)、コロン(:)などの制限された文字を含めることはできません。

  7. 内部名フィールドに、シリーズの内部識別子を入力します。 内部名にスペースを含めることはできません。

  8. 「OK」をクリックします。

    データ型の選択ダイアログ・ボックスが表示されます。

  9. 「取消」ボタンをクリックします。

  10. 構成メニューから、シリーズの構成を選択します。

    シリーズ・エディタが表示されます。

  11. 新しいsim_val列を示すようにサーバー式を変更します。 列の構文は、sim_val_<親IDの番号>です。 たとえば、PARENT IDが45の場合、示される列はsim_val_45になります。

  12. 「保存」をクリックします。

例外の操作

Demantra Sales and Operations Planningがシナリオ・データのロードを完了すると、ステータスは「例外の検出」に変わり、「供給計画例外検出」ワークフローが自動的に実行されます。 この事前シード済ワークフローは、供給計画が次の状態かどうかを自動的に確認します。

例外を表示および操作するには、次の手順を実行します。

  1. S&OPマネージャとしてコラボレータ・ワークベンチにログインします。

  2. コラボレータ・ワークベンチの「自分のタスク」セクションから、ハイパーリンクを選択して例外ワークシートに直接移動します。

    注意: タスクの通知には、例外に表示されるメッセージに特定の供給計画シナリオ名が含まれます。

  3. 例外ワークシートは構成可能で、デフォルト・レベルの組合せを改訂し、データ・フィルタを追加し、短期間で例外を検索している場合にのみ時間範囲を変更できます。