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Oracle E-Business Suiteアップグレード・ガイド
リリース12.0および12.1から12.2
部品番号E87020-01
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Supply Chain Management製品のアップグレードの影響

この付録のトピックは次のとおりです。

ビジネスへの影響と機能変更について

アプリケーションのアップグレードにより、Oracle E-Business Suiteシステムの技術面と機能面の両方が変更されます。アップグレードにより、テクノロジ・スタックとファイル・システムが変更されるだけでなく、既存製品の動作およびルック・アンド・フィールに影響する特定の変更も開始されます。これらの機能変更は、日常業務の遂行における製品の使用方法に影響します。

注意: この付録では、アップグレードにより既存製品が変更される方法の一部を説明します。ここでは、My Oracle SupportのRelease Content Documents (RCD)およびTOIに含まれる、このリリースに付属の新規機能および製品に関する情報を確認していることを前提としています。

この章では、アップグレードの機能面の説明がSupply Chain Management製品ファミリの製品別に構成されています。

Oracle Product Hub

この項では、Oracle Product Hub (旧称Oracle Product Information Management、PIM)の変更点を説明します。

構成

以前のリリースでは、ソース構成表で更新できるのは共通構成(共通部品構成表)の構成属性のみでした。このリリースでは、5つの構成属性が編集可能で、ソース構成品とに異なる値を設定できます。5つの属性フィールドは次のとおりです。

新しい共通構成の作成時や、既存の共通構成の変更時にこれらの属性を変更したり、構成表インポートのオープン・インタフェース・プログラムを使用する際に共通構成を追加または更新するように選択できます。

プロファイルEGO: Enable Oracle Collaborative Developmentはリリース12以降有効ではなくなります。

現在、構成と構成部品属性の値は、製品ワークベンチを使用することでのみ更新可能です。『Oracle Product Hubユーザー・ガイド』の「構成情報の編集」の項を参照してください。

拡張検索

拡張検索機能が強化され、演算子「含む」を使用した検索の大/小文字の区別がなくなりました。

Web ADI統合

情報エクスポートの処理時にMicrosoft Excelスプレッドシート内に作成された列が、選択した表示形式の列書式と一致するようになりました。

品目組織割当て

以前のリリースでは、品目を組織に割り当てる場合、一部の品目主要属性が組織割当て時にマスター品目からデフォルト設定され、変更できませんでした。このリリースでは、組織割当て時に次の属性を編集できます。

品目作成プロセスの簡素化

リリース12.1.1以前の品目作成プロセスには、複数のステップと異なるユーザー・インタフェースが必要でした。現在のリリースでは、基本的な品目情報を入力する1ステップのプロセスで、1つ以上の品目を作成できます。次に、その品目の「概要」ページに移動して、追加の詳細を指定します。

アドホックの新規品目要求

リリース12.1.1から、新規品目要求プロセスを利用してユーザーが品目を作成し、後で品目または品目グループに対して新しい品目要求を発行できます。新しい品目要求は、品目作成プロセスの最後に自動的に作成されなくなりました。このため、ユーザーは品目または品目セットを草案として作成して処理してから、適切なときにワークフローを使用してさらに定義と承認を要求できます。

品目カタログ・カテゴリと値セットのバージョニング

品目カタログ・カテゴリと特定タイプの値セットについて、バージョンを作成できるようになりました。バージョニングが可能なのは、プロファイル・オプションPIM for Telco機能の有効化が「Yes」に設定されている場合のみです。アップグレード前の品目カタログ・カテゴリのバージョニングについては、「アップグレード後のタスク」の項を参照してください。バージョニングされた品目カタログ・カテゴリの場合は、取引の属性と構成のみをバージョン内で保守できます。

Global Data Synchronization Network (GDSN)

GDSNの需要側製品データ同期とGDSNの供給側製品データ同期はどちらも廃止になりました。これに関連する機能も表示されません。

値セットのセキュリティ

Oracle Product Hubを最初にインストール、またはリリース12.2.4以降にアップグレードすると、ユーザーは値セットを表示、挿入、または更新できなくなります。特定のユーザーへの権限の付与とロールを有効にして、そのユーザーのアクセス権を明示的に設定する必要があります。アクセス権の設定に関する詳細は、Oracle E-Business Suiteフレックスフィールド・ガイドフレックスフィールド値セットのセキュリティの項を参照してください。

関連トピック

追加情報は、Oracle Product Hubインプリメンテーション・ガイドおよびOracle Product Hubユーザーズ・ガイドを参照してください。