その他の要件この項では、サポートされるすべてのWindowsオペレーティング・システムに適用される要件について説明します。特定のオペレーティング・システムに関する要件は、独立した見出しの下に示しています。
圧縮ディスク・ドライブOracle Applicationsリリース12コンポーネントのインストールには、圧縮ドライブを使用しないでください。圧縮されたディスク・ドライブでは、パッチ適用および再リンクが正しく機能しません。 インストールおよびアップグレードの前にインストールまたはアップグレードを開始する前に、OracleMetaLinkの『Oracle Applicationsリリース・ノート』(Doc ID: 405293.1)の説明に従って、必ず最新のRapid Installパッチを適用してください。この項の手順を実行する前に、すべてのオペレーティング・システム要件、ソフトウェア要件およびその他の要件を満たしてください。 同一のOracle SIDによるデータベースの停止Rapid Installで入力したデータベースSIDが、Rapid Installを実行中のノードにおける既存のデータベースSIDと同一である場合、Rapid Installでは新規SIDが既存のデータベースSIDと競合するものとして識別され、失敗します。この競合を回避するには、Rapid Installを実行する前に次の操作を実行します。
ユーザー・マニュアルにおける構文および環境変数ユーザー・マニュアルの例では、コマンド・プロンプト構文および環境変数を使用しています。この構文は、システムのインストール、アップグレードまたはメンテナンスに関連するすべてのマニュアルで使用しています。 ある例で環境変数%<var_name>%を参照している場合、この変数が環境で設定されているかどうかを確認します。 C:\> echo %<var_name>% たとえば、<var_name>がGL_TOPであり、echo %GL_TOP%により有効なパス名が返された場合、コマンドラインでGL_TOPを使用できます。 C:\> cd %GL_TOP%\admin\sql 読取り専用ディレクトリ読取り専用のmedia/shiphomeからRapid Installを実行した場合、txkGenExtSecConf.plスクリプトの実行中にAutoConfigによりエラーが報告される可能性があります。Rapid Installの実行を終了した後、ログ・ファイルでAutoConfigエラーの有無を確認してください。このエラーが報告された場合、書込み可能なディレクトリからAutoConfigを実行して問題を修正します。
リモート・インストールオラクル社では、リモート・クライアント(Terminal Services Clientなど)からのOracle Applications製品のインストールを、明示的にテストもサポートもしていません。コンピュータ・コンソールで直接インストールするか、pcAnywhere(pcanywhere.comから)、vnc(vnc.comから)またはWindows 2003 Terminal Services(Windows Server 2003にのみ使用可能)などのツールを使用してコンソール・セッションに接続することでインストールすることをお薦めします。
インストールまたはアップグレードの後にリリース12をインストールまたはリリース12にアップグレードした後、システムへのアクセスをユーザーに許可する前に、次の手順を実行します。 データベース・サービスの再作成Rapid Installの実行前にデータベース・サービスを削除しており、旧データベース・サービスを引き続き使用する場合は、Rapid Installで作成された新規サービスを削除してから、次のコマンドを使用して旧サービスを再作成します。ここでは、<ORACLE_HOME>は旧ORACLE_HOMEの場所です。 C:\> <ORACLE_HOME>\bin\oradim -NEW -SID <SID> 使用しないデータベース・リスナーの無効化Rapid Installの完了後は、2つのデータベース・リスナー・サービスが存在します。Rapid Installで作成されたデータベース・サービスを使用する場合は、旧データベース・リスナー・サービスを無効化します。旧データベース・サービスを使用する場合は、Rapid Installで作成されたデータベース・リスナー・サービスを無効化します。 使用しないデータベース・リスナーを「disabled」に設定するには、SCM(Service Control Manager)を使用します。 データベースの更新リリース12のインストールまたはアップグレードの後すぐ、10.2.0.2データベースにパッチ13(5735481)をそのまま適用してデータベースを更新します。 失敗したインストールSQLスクリプトによるデータベースの更新Rapid Install中、SQLスクリプト(adcrobj.sql)は正常に実行できません。 「SP2-0640: Not connected」というエラーが発生します。 ユーザーは潜在的なエラーを回避するために、スクリプトを手動で実行する必要があります。 手順は次のとおりです。
Application Serverの更新パッチ13(5735481)をデータベースに適用した後、次のパッチを順番に適用してApplication Serverを更新します。
Windowsサービスコンカレント・マネージャ・サービスがデータベースと同じノード上で実行されている場合、再起動後に自動的に起動しない可能性があります。 その場合は、データベース・サービス(ORACLEService<SID>)が実行中であることと、TNSリスナー(ORACLE<SID>_<DB_VERS>_RDBMSTNSListener<SID>)が起動したことを確認します。次に、「サービス」ウィンドウを使用してコンカレント・マネージャを起動します。 Rapid Installにより作成されるテクノロジ・スタック・サービスには、現在Oracle Applicationsで使用されていないものが多数存在します。これらのサービスは手動で起動するよう設定されています。これらのサービスを起動したり、自動的に起動するように変更する必要はありません。 サポートされない製品次の製品は、対応するWindowsオペレーティング・システム・バージョンで現在サポートされていません。
既知の問題このリリースの既知の問題を次に示します。 Rapid CloneRapid Cloneは、Windowsプラットフォームでは認証されていません。 認証ステータスの更新については、OracleMetaLink(Doc ID: 406982.1)の『Cloning Oracle Applications Release 12 with Rapid Clone』を参照してください。 混合プラットフォーム・アーキテクチャ混合プラットフォーム・アーキテクチャでは、Windowsプラットフォームは現在認証されていません。 混合プラットフォーム・アーキテクチャの定義については、OracleMetaLinkの「動作保証」を参照してください(「View Certifications by Product」->「E-Business Suite」->「E-Business Suite Release 12」->「Database Tier Only」)。 認証が可能になった際に『Oracle Applicationsインストレーションおよびアップグレード・ノート』を更新する予定です。 ネットワーク・ディスクオペレーティング・システムでローカル・ディスクとして参照できるようにネットワーク・ディスクを構成する必要があります。 オペレーティング・システムでネットワーク・ディスクとして参照されてしまうと、Oracle E-Business Suiteが正常に機能しません。 変更履歴このドキュメントでは、次の項が変更されました。
ドキュメントのアクセシビリティについてオラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。 オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。 ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについてスクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。 外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについてこのドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。Oracleサポート・サービスへのTTYアクセスアメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、(800)446-2398にお電話ください。アメリカ国外からは、+1(407)458-2479にお電話ください。 Oracle Applicationsインストレーションおよびアップグレード・ノート, リリース12(12.0)for Microsoft Windows 部品番号: E05277-02 原本名: Oracle Applications Installation and Upgrade Notes, Release 12 (12.0) for Microsoft Windows 原本部品番号: B31577-01 Copyright © 2007, Oracle.All rights reserved. このプログラム(ソフトウェアおよびドキュメントを含む)には、オラクル社およびその関連会社に所有権のある情報が含まれています。このプログラムの使用または開示は、オラクル社およびその関連会社との契約に記された制約条件に従うものとします。著作権、特許権およびその他の知的財産権と工業所有権に関する法律により保護されています。独立して作成された他のソフトウェアとの互換性を得るために必要な場合、もしくは法律によって規定される場合を除き、このプログラムのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイル等は禁止されています。 このドキュメントの情報は、予告なしに変更される場合があります。オラクル社およびその関連会社は、このドキュメントに誤りが無いことの保証は致し兼ねます。これらのプログラムのライセンス契約で許諾されている場合を除き、プログラムを形式、手段(電子的または機械的)、目的に関係なく、複製または転用することはできません。 このプログラムが米国政府機関、もしくは米国政府機関に代わってこのプログラムをライセンスまたは使用する者に提供される場合は、次の注意が適用されます。 U.S. GOVERNMENT RIGHTS Programs, software, databases, and related documentation and technical data delivered to U.S. Government customers are "commercial computer software" or "commercial technical data" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations. As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the Programs, including documentation and technical data, shall be subject to the licensing restrictions set forth in the applicable Oracle license agreement, and, to the extent applicable, the additional rights set forth in FAR 52.227-19, Commercial Computer Software--Restricted Rights (June 1987).Oracle USA, Inc., 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA 94065. このプログラムは、核、航空産業、大量輸送、医療あるいはその他の危険が伴うアプリケーションへの用途を目的としておりません。このプログラムをかかる目的で使用する際、上述のアプリケーションを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。万一かかるプログラムの使用に起因して損害が発生いたしましても、オラクル社およびその関連会社は一切責任を負いかねます。 Oracle、JD Edwards、PeopleSoftおよびSiebelはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。 このプログラムは、第三者のWebサイトへリンクし、第三者のコンテンツ、製品、サービスへアクセスすることがあります。オラクル社およびその関連会社は第三者のWebサイトで提供されるコンテンツについては、一切の責任を負いかねます。当該コンテンツの利用は、お客様の責任になります。第三者の製品またはサービスを購入する場合は、第三者と直接の取引となります。オラクル社およびその関連会社は、第三者の製品およびサービスの品質、契約の履行(製品またはサービスの提供、保証義務を含む)に関しては責任を負いかねます。また、第三者との取引により損失や損害が発生いたしましても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。 | | | |