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Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - メンテナンス
リリース12
E05662-01
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はじめに

対象読者

『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - メンテナンス リリース12』へようこそ

このマニュアルでは、読者に次の実務上の知識があることを前提としています。

Oracle Applicationsの使用経験がない場合は、オラクル社研修サービスで提供されているOracle Applications研修クラスに1つ以上出席することをお薦めします。

Oracle Applications製品の詳細は、「関連情報のソース」を参照してください。

Oracleサポート・サービスへのTTYアクセス

アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、(800)446-2398にお電話ください。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしスクリーン・リーダーは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

このマニュアルの構成

1 概要
2 コンカレント処理とコンカレント・プログラムの管理
3 Oracle Workflow Manager
4 Oracle Applicationsのモニタリング
5 診断と修復
6 Oracle Applications Managerによるパッチ適用と保守
7 License Manager
8 ユーザー・プロファイル
A Oracle Application Object Library内のプロファイル・オプション
B 事前定義済アラートの使用

関連情報のソース

このマニュアルは、リリース12のメディア・パックに同梱されているOracle Applications Documentation Libraryに収録されています。http://otn.oracle.com/documentationのOracle Technology Networkからソフトコピー・マニュアルをPDFファイルとしてダウンロードできます。Oracle Applicationsリリース12のドキュメント・ライブラリには、リリース間で大幅に内容の変更されたドキュメントなど、最新情報が収録されています。このマニュアルの変更の完全な詳細が必要な場合は、OracleMetaLinkの仮想ドキュメント・ライブラリから改訂バージョンを入手できます。

Oracle Applicationsリリース12の全マニュアルのリストは、OracleMetaLinkドキュメント394692.1の『Oracle Applications Documentation Resources, Release 12』を参照してください。

このマニュアルで他のOracle Applicationsマニュアルに言及している場合は、リリース12のマニュアルのみを使用してください。

関連ドキュメント

次の関連マニュアルを手元に用意する必要があります。特定のインストールの要件によっては、他のマニュアルも必要になる場合があります。

『Oracle Alertユーザーズ・ガイド』

このマニュアルでは、Oracle Applicationsデータのステータスをモニターするために定期アラートとイベント・アラートを定義する方法が説明されています。

『Oracle Applications概要』

このマニュアルは、Oracle E-Business Suiteリリース12の配置を計画中であるか構成の大幅変更を検討中の読者すべてを対象としています。Oracle Applicationsのアーキテクチャとテクノロジ・スタックの説明に続いて、特定の目標を達成する上で必要な処理の概要と選択可能なインストールおよび構成オプションがトピック別に説明されています。

『Oracle Applications CRM System Administrator's Guide』

このマニュアルには、CRM Technology Foundation(JTT)の実装方法とシステム管理者コンソールの使用方法が説明されています。

『Oracle Applications開発者ガイド』

このマニュアルには、Oracle Applicationsの開発スタッフが従っているコーディング標準が含まれています。『Oracle Applicationsフォーム・ベース製品のユーザー・インタフェース標準』に記載されているOracle Applicationsユーザー・インタフェースの実装に必要なOracle Application Object Libraryコンポーネントについて説明されています。また、フォームをOracle Applicationsと統合できるように、カスタムのOracle Forms Developerフォームを作成するための参考情報も記載されています。

『Oracle Applicationsフレックスフィールド・ガイド』

このマニュアルには、Oracle Applicationsの実装チームおよびOracle Applications製品データの保守担当ユーザーを対象とした、フレックスフィールドの計画、設定およびリファレンス情報が記載されています。また、フレックスフィールド・データに関するカスタム・レポートの作成に関する情報も記載されています。

『Oracle Application Framework Personalization Guide』

このマニュアルでは、Oracle Application Frameworkでビルドされたアプリケーションのパーソナライズについて設計時と実行時の側面から説明されています。

『Oracle Applications インストレーション・ガイド: Rapid Installの使用方法』

このマニュアルは、Oracle Applicationsのインストールまたはアップグレード担当者を対象としています。Oracle Applicationsリリース12のフレッシュ・インストールを実行するため、またはリリース11iからリリース12へのアップグレードの一環としての、Rapid Installの実行手順が記載されています。また、テクノロジ・スタック・コンポーネントのみをインストールする特別な状況に該当する場合の必要なステップも説明されています。

『Oracle Applications Supportability Guide』

このマニュアルには、システム管理者とカスタム開発者を対象とした、Oracle DiagnosticsおよびLogging Frameworkに関する情報が記載されています。

『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』マニュアル・セット

このマニュアル・セットは、Oracle Applicationsシステム管理者を対象とした計画およびリファレンス情報を提供します。『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - 構成』には、コンカレント・プログラムとマネージャの定義、Oracle Applications Managerの機能の有効化およびプリンタとオンライン・ヘルプの設定など、システム構成ステップに関する情報が記載されています。『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - メンテナンス』には、Oracle Applications Managerによるシステムのモニター、コンカレント・マネージャとレポートの管理、診断ユーティリティの使用、プロファイル・オプションの管理およびアラートの使用など、日常的なタスクに関する情報が記載されています。『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - セキュリティ』では、ユーザー管理、データ・セキュリティ、機能セキュリティ、監査およびセキュリティ構成が説明されています。

『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』

このマニュアルでは、Oracle Applicationsのユーザー・インタフェース(UI)を使用したナビゲート、データ入力、問合せおよびレポートの実行の方法が説明されています。また、ユーザー・プロファイルの設定およびコンカレント要求の実行と検討に関する情報も記載されています。

『Oracle Integration Repository User's Guide』

このマニュアルでは、アプリケーション間の統合を生成するためのビジネス・インタフェースの調査と配置における、Oracle Integration Repositoryの使用方法が説明されています。

『Oracle iSetup User Guide』

このマニュアルでは、Oracle iSetupを使用してOracle E-Business Suiteのインスタンス間でデータを移行してレポートを生成する方法が説明されています。また、データの移行に使用する構成情報、インスタンス・マッピングおよびシード済テンプレートも記載されています。

『Oracle Workflow管理者ガイド』

このマニュアルでは、ワークフロー対応プロセスを含む製品に必要な設定ステップを完了する方法が説明されています。また、Oracle Applications Managerを使用してワークフロー・プロセスとビジネス・イベントを管理する方法、実行時ワークフロー・プロセスの進行をモニターする方法およびワークフロー・ユーザーに送信される通知を管理する方法も説明されています。

『Oracle Workflow開発者ガイド』

このマニュアルでは、新規のワークフロー・ビジネス・プロセスを定義して、既存のOracle Applications埋込みワークフロー・プロセスをカスタマイズする方法が説明されています。また、ビジネス・イベントとイベント・サブスクリプションを定義およびカスタマイズする方法も説明されています。

『Oracle Workflowユーザーズ・ガイド』

このマニュアルでは、ユーザーがワークフロー通知を表示して応答する方法と、ワークフロー・プロセスの進行をモニターする方法が説明されています。

『Oracle Workflow APIリファレンス』

このマニュアルでは、Oracle Workflowにアクセスする開発者および管理者向けのAPIについて説明されています。

『Oracle XML Gatewayユーザーズ・ガイ』

このマニュアルでは、Oracle XML Gatewayの機能と、Oracle XML Gatewayアーキテクチャの各コンポーネント(Message Designer、Oracle XML Gateway Setup、Execution Engine、Message QueuesおよびOracle Transport Agent)が説明されています。また、Oracle Workflowビジネス・イベント・システムおよびBtoB取引との統合についても説明されています。

Integration Repository

Oracle Integration Repositoryは、Oracle E-Business Suiteアプリケーションにより公開されるサービス・エンドポイントに関する情報をコンパイルしたものです。Oracle E-Business Suiteのビジネス・サービス・インタフェースの完全なカタログを提供します。このツールを使用すると、ユーザーはあらゆるシステム、アプリケーションまたはビジネス・パートナとの統合に適したビジネス・サービス・インタフェースを容易に探して配置できます。

Oracle Integration RepositoryはE-Business Suiteに付属しています。インスタンスにパッチを適用すると、環境内のインタフェースの正確なバージョンに適したコンテンツでリポジトリが自動的に更新されます。

データベース・ツールによるOracle Applicationsデータの変更の禁止

特に指示されている場合を除き、SQL*Plus、Oracle Data Browser、データベース・トリガーまたはその他のツールを使用して、Oracle Applicationsデータを変更しないことをお薦めします。

オラクル社では、Oracleデータベースへの情報の作成、格納、変更、検索および保守に使用できる強力なツールを提供します。ただし、SQL*PlusのようなOracleツールを使用してOracle Applicationsデータを変更すると、データの整合性が損われたり、データの変更を監査できなくなるおそれがあります。

Oracle Applicationsの表は相互に関連付けられているので、Oracle Applicationsを使用して表を変更すると、一度に多数の表が更新されます。しかし、Oracle Applicationsを使用せずにOracle Applicationsデータを変更すると、1つの表のある行を変更した場合に、関連する表で反映される必要のある変更が行われないことがあります。各表を相互に同期させていないと、誤った情報を検索したり、Oracle Applicationsで予測できない結果が生じる可能性があります。

Oracle Applicationsを使用してデータを変更すると、その変更が有効であるかどうかがOracle Applicationsにより自動的にチェックされます。Oracle Applicationsは、情報を変更したユーザーも記録することができます。データベース・ツールを使用してデータベース表に情報を入力すると、無効な情報が記憶されることがあります。また、SQL*Plusや他のデータベース・ツールを使用したときは、変更履歴が記録されないため、情報の変更者を追跡できなくなります。