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Oracle Order Managementインプリメンテーション・マニュアル
リリース12
E05611-01
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参照

この付録の内容は、次のとおりです。

Advanced Pricing参照

この付録は、事前定義されているOracle Pricing参照の一覧です。

基本契約タイプ

アクセス・レベル: 拡張可能

ユーザーは、一意の基本契約タイプを定義し、基本契約を必要に応じて分類できます。たとえば、契約タイプごとに基本契約タイプを設定したり、レポートを作成する目的で分類を使用できます。基本契約タイプは、価格設定基本契約ではオプションです。

ユーザーは、シードされている基本契約タイプを使用するか、新規タイプを追加するかを選択できます。

シード済の基本契約タイプ
コード 内容 機能
GSA 政府サービス基本契約 価格設定基本契約の分類に使用する。
STANDARD 標準 価格設定基本契約の分類に使用する。
VPA ボリューム購買基本契約 価格設定基本契約の分類に使用する。

算術演算子

アクセス・レベル: システム

価格またはモディファイアの計算方法です。価格表とモディファイアの設定ユーザー・インタフェースで使用されます。

算術演算子
コード 内容 機能
% パーセント モディファイア値は、定価の単位当りの率として計算される。
AMT 金額 モディファイア値は、+/-された定価の単位当りの金額として計算される。
LUMPSUM 総額 モディファイア値は固定金額であり、単位当りの値ではない。
NEW PRICE 新価格 モディファイア値によって販売価格を上書きする。
PERCENT PRICE パーセント価格 定価は、関連付けられている品目のパーセントとして導出される。
UNIT PRICE 単価 定価は単位当りの価格である。

比較演算子

アクセス・レベル: システム

クオリファイアおよび価格設定属性の設定時に使用し、価格設定エンジンが要求明細の属性を評価するためのルールを定義します。

比較演算子
コード 内容 機能
= 等しい 入力された要求のクオリファイア/価格設定の属性値は、そのクオリファイア/価格設定の属性値と一致する必要がある。
BETWEEN 入力された要求のクオリファイア/価格設定の属性値は、そのクオリファイア/価格設定の属性によって定義されている範囲内に含まれる必要がある。
Not = 等しくない 入力された要求のクオリファイア属性値は、そのクオリファイア属性値と一致してはならない。

通貨精度タイプ

アクセス・レベル: システム

プロファイル・オプション「QP: 単価精度タイプ」に対する有効な値です。この値は、通貨の精度に対して標準精度または拡張精度のいずれを使用するかを示します。

通貨精度タイプ
精度タイプ 端数処理ファクタ
拡張 端数処理ファクタは、拡張精度の通貨にデフォルト設定される。
標準 端数処理ファクタは、標準精度の通貨にデフォルト設定される。

有効日付タイプ

アクセス・レベル: システム

これらのタイプの有効日範囲は、必要に応じて一部のタイプのモディファイア・リストに定義できます。価格設定有効日の他に、これらの日付(コール側アプリケーションから渡された場合)を使用して、検索エンジンは適格なモディファイア・リストを判断します。

有効日付タイプ
コード 内容 機能
ORD 受注日 受注日は、日付範囲内に含まれている必要がある。
SHIP 要求出荷日 顧客指定の出荷日は、日付範囲内に含まれている必要がある。

非互換グループ

アクセス・レベル: 拡張可能

非互換グループを使用すると、ユーザーは、他のモディファイアと一緒に要求明細に適用できない(非互換)モディファイア、および他のすべてのモディファイアと一緒に要求明細に適用できない(排他的)モディファイアを定義できます。

フェーズ内にあるすべての非互換モディファイアは、同一の非互換グループ(LVL1〜LVL3)に割り当て、フェーズ内にある排他的なモディファイアは、EXCL(排他グループ)に配置する必要があります。

ユーザーは、追加の非互換グループを定義できますが、すべてに対して非互換として処理されるのは、シードされているEXCL(排他グループ)のみです。

非互換グループ
コード 内容 機能
EXCL 排他グループ フェーズ内のその他すべてのモディファイアに対して非互換。
LVL1 非互換レベル1 フェーズ内のこの非互換グループにある他のモディファイアに対して非互換。
LVL2 非互換レベル2 フェーズ内のこの非互換グループにある他のモディファイアに対して非互換。
LVL3 非互換レベル3 フェーズ内のこの非互換グループにある他のモディファイアに対して非互換。

非互換解決コード

アクセス・レベル: システム

同じ非互換グループ内の複数モディファイアが、同一価格設定フェーズ内の要求明細に適用できる場合に、どのモディファイアを選択するかを決定する方法です。非互換性の解決方法は、「イベントからフェーズへのマッピング設定」で価格設定の各フェーズを保守するときに、価格設定フェーズで指定されます。

非互換解決コード
コード 内容 機能
BEST PRICE 最善価格 検索エンジンは、最低価格を顧客に提供するモディファイアを選択する。
PRECEDENCE 優先 検索エンジンは、最低の優先度(つまり、最も高い特殊性)を持つモディファイアを選択する。

価格表明細タイプ・コード

アクセス・レベル: システム

価格表明細の動作を定義します。価格表明細は、価格表の明細やモディファイアのタイプ(つまり、価格調整、特典または手数料)にできます。

価格表明細タイプ・コード
コード 内容 機能
PLL 価格表明細 製品階層に品目の基準価格またはレベルを設定する。
PBH 価格値引ヘッダー 一連の基準価格または価格調整。区切られた値引単位の範囲と値引タイプのルールに従って、価格設定要求への適用が可能。
PMR 価格モディファイア 1つ以上の価格設定属性。その値または値の範囲が算式明細のファクタを導出するために使用される。
DIS 値引 算術演算子の計算ルールに従って、定価または以前の価格設定バケットの販売価格を下げる。
SUR 追加料金 算術演算子の計算ルールに従って、定価または以前の価格設定バケットの販売価格を上げる。
OID 他品目の値引 適格性が1つ以上の要求明細によって認定される値引。ただし、要求と同じ要求明細、または要求と異なる要求明細に適用される。
PMG 販促品 適格性が1つ以上の要求明細によって認定される値引。ただし、新規の要求明細が割引された品目に対して作成される。
CIE クーポン発行 将来の要求に対して割引品または販促品を認定するクーポンの作成。
IUE 品目のアップグレード 要求明細のある品目に対する別の品目による代替。両品目間に事前定義されている販促アップグレード関係に従って行われる。
TSN 条件代替 要求明細の条件コンテキスト内にあるクオリファイア属性値に対する変更。条件コンテキスト内にシードされているクオリファイア属性は、運送条件、出荷条件および支払条件である。
運送費 運送費と特別手数料 要求明細の属性に基づいて計算される金銭的な手数料。ただし、要求明細の販売価格には影響を与えない。

価格表タイプ・コード

アクセス・レベル: システム

価格表明細またはモディファイアをグループ化する明細のタイプを分類するために使用されます。価格表に含めることができる明細のタイプなどの検証やレポート作成の目的で使用されます。

価格表タイプ・コード
モディファイア明細タイプ 価格表 値引 追加料金 運送費と特別手数料 販促品 ディール 価格モディファイア
価格表 X            
値引   X     X X  
追加料金   X X   X X  
運送費       X      
価格値引ヘッダー   X X   X X  
品目アップグレード         X X  
他の品目値引         X X  
条件代替         X X  
販促品         X X  
クーポン発行         X X  
価格モディファイア             X

モディファイア・レベル・コード

アクセス・レベル: システム

要求明細がモディファイアに適格かどうかを決定するときに、検索エンジンによって考慮されるクオリファイアと価格設定属性を判断します。このコードは、モディファイアを要求に適用するレベル(個々の明細または要約)も決定します。

モディファイア・レベル・コード
コード 内容 機能
明細 明細 明細グループ。
明細グループ 明細のグループ 価格設定単位での数量と品目に支払われた金額が要求明細全体にわたって集計される。したがって、要求に対する品目の数量と金額の合計、または製品階層の1レベルにある数量と金額の合計が、モディファイアを認定するかどうかを決定するときに、検索エンジンによって考慮される。モディファイアの適用は、要求明細レベルで行われる。
受注 受注 モディファイアを認定するかどうかを決定するときに、検索エンジンによって考慮されるのは、要約要求明細またはヘッダーのクオリファイアまたは価格設定の属性のみである(注意: ヘッダー・レベル・モディファイアを要求明細によって認定することはできません)。モディファイアの適用は要約要求明細またはヘッダー・レベルで行われる。

価格値引タイプ・コード

アクセス・レベル: システム

適格な値引単位数量が収まる区切られた値引単位範囲を決定するルールです。

価格値引タイプ・コード
コード 内容 機能
POINT 値引単位の各数量が、所属している値引範囲内の価格/割引を取得するボリューム値引。
RANGE 範囲 値引単位の各数量が、合計数量が収まる値引範囲内の基準価格/モディファイアを取得するボリューム値引。
RECURRING 定型 値引範囲内に収まる値引単位の各数量に対してモディファイアが指定されるボリューム値引。
モディファイアにのみ使用される。

価格算式明細タイプ・コード

アクセス・レベル: システム

算式明細の動作を定義します。次の表の前半は、OMにおける基準価格設定に関して定義された参照で、後半はOracle Pricing用に定義された参照です。

価格算式明細タイプ・コード
コード 機能 内容
ML ファクタ・リスト 算式では、算式明細の値を導出するための価格モディファイア・リストを使用する。
価格モディファイア・リストは、価格モディファイア明細のグループで、各明細には1つ以上の価格設定属性があり、その値または値の範囲がファクタの導出に使用される。
NUM 定数 固定値。
PRA 価格設定属性 算式では、算式明細によって参照される品目の価格設定属性を入力として取得する。
コード 機能 内容
FUNC 機能 算式では、算式明細の値を導出するための機能を使用する。
LP 価格表明細 算式では、添付先の価格表明細の定価を入力として取得する。
PLL 価格表明細 算式では、算式明細が参照する価格表明細(すべての価格表明細)からの定価を入力として取得する。
PRA 価格設定属性 算式では、算式明細によって参照される品目の価格設定属性を入力として取得する。
ML ファクタ・リスト 算式では、算式明細の値を導出するための価格モディファイア・リストを使用する。
価格モディファイア・リストは、価格モディファイア明細のグループで、各明細には1つ以上の価格設定属性があり、その値または値の範囲がファクタの導出に使用される。
NUM 定数 固定値。

価格設定イベント

アクセス・レベル: システム

価格設定エンジン(ワークフロー・イベントに類似)に対するコールを行う取引システム/コール側アプリケーションの処理フローにある点です。

シードされている次の参照コードは、価格設定と統合したOracle Order Management用のコードです。各イベントは、価格設定を実行するサイクル内の1段階を示します。基準価格、価格調整、販促、運送費など、価格設定から戻る情報は、このイベントが処理される価格設定フェーズによって異なります。

注意: 今回のリリースでは、新規価格設定イベントを作成することはできません。

価格設定イベント
コード 内容 機能
PRICE 定価の取出し ユーザーが品目、数量および単位を受注明細に入力したときに、基準価格を取得するために価格設定エンジンをコールする。
LINE 受注明細の入力 ユーザーが受注明細を保存したときに、明細レベルのモディファイアを取得するために価格設定エンジンをコールする。
ORDER 受注保存イベント ユーザーが受注を保存したときに、複数の受注明細に従って受注レベルのモディファイアおよびその他の特典を取得するために価格設定エンジンをコールする。
BOOK 受注の記帳 受注が記帳されるときに、価格設定エンジンをコールする。
SHIP 出荷の入力 受注が出荷されるときに価格設定エンジンをコールする。
BATCH バッチ処理 受注がバッチで処理されるときに、価格設定エンジンをコールし、明細および受注のイベントを置換する。

価格設定グループ順序

アクセス・レベル: 拡張可能

価格設定グループ順序は、価格調整および遡及割引(つまり、見越)の適用順序を制御するメカニズムです。調整値または見越値が、定価ではなく販売価格(以前に価格調整を適用した結果の価格)から導出される場合は、これらのモディファイアの適用順序が重要になります。これは、割引の割引またはカスケード割引と呼ばれています。グループの連番によって、計算エンジンがモディファイアを適用する順序が決定されます。

価格設定グループ順序によって、ユーザーは価格調整および遡及割引のすべてを価格設定バケットに配置できます。バケット内のモディファイアはすべて付加的なものです。つまり、バケット内の全モディファイアに関する調整金額は、最終販売価格または前のバケットの小計から差し引いて計算されます。

小計またはモディファイアのカスケードがさらに必要な場合、ユーザーは、追加の価格設定グループ順序またはバケットを追加できます。価格設定グループ順序0(ゼロ)は、基準価格計算用に予約されています。

価格設定グループ順序
コード 内容 機能
0 基準価格 基準価格の計算
1 価格調整バケット1 第1モディファイアの小計
2 価格調整バケット2 第2モディファイアの小計
3 価格調整バケット3 第3モディファイアの小計

関連モディファイア・グループ・タイプ

アクセス・レベル: システム

モディファイアの機能グループの関連を識別するためにOracle Pricingで内部的に使用されます。

関連モディファイア・グループ・タイプ
コード 内容 機能
QUALIFIER クオリファイア 特典を取得するために、要求によって認定される必要があるモディファイアを識別する。
BENEFIT 特典 認定基準に適合したときに、特典として与えられるモディファイアを識別する。
COUPON クーポン クーポンの発行によって与えられる特典を識別する。
PRICE BREAK 価格値引 価格値引に対する価格値引明細となるモディファイアを記録する。

要求タイプ

アクセス・レベル: 拡張可能

要求タイプは、価格を設定している取引のタイプを価格設定エンジンに対して示します。要求タイプは、価格設定にとって特に重要です。これは、価格設定エンジンがこの情報を使用して、この特定取引タイプの価格を設定するために作成されたデータのみを考慮するためです。

シードされている次の参照コードは、価格設定に統合されたOracle Order Management用のコードです。Oracle Pricingを使用するアプリケーションでは、その取引を識別するために、要求タイプの参照コードを作成する必要があります。

要求タイプ
コード 内容 機能
ONT 受注管理の受注 受注管理による受注の価格設定に使用する。

ソース・システム

アクセス・レベル: 拡張可能

ソース・システムは、価格設定データの出所を識別するために使用されます。価格設定エンジンは、この情報を使用して、ソース・システム設定に対する要求タイプに従って、特定のアプリケーションを出所とする価格設定情報の検索を制限します。

価格設定情報の作成に使用するアプリケーションでは、価格設定情報を識別するためにソース・システムの参照コードを作成する必要があります。

ソース・システム
コード 内容 機能
QP Oracle Pricing データの出所としてOracle Pricingの表を使用する。

Shipping Execution参照

この項では、Oracle Shipping Executionの主要な参照を示します。すべての参照の詳細は、Oracle Shipping Executionの「参照」フォーム(「設定」->「参照」)を参照してください。

主要な参照

DELIVERY_STATUS: 搬送ステータス

DOCUMENT_TYPE: 出荷文書タイプ

EXCEPTION_SEVERITY: 例外重要度

EXCEPTION_STATUS: 例外ステータス

EXCEPTION_TYPE: 例外タイプ

FREIGHT_COST_TYPE: 運送費タイプ参照

INSPECTION_STATUS: 検査ステータス

LOGGING_ENTITY: 例外ロギング・エンティティ

OPN_SORT_BY: オープン搬送レポートのソート順

PACK_PRINT_ALL: 梱包伝票全オプション値印刷

PACK_SORT: 梱包伝票印刷ソート・オプション値

PACK_TYPE: 梱包伝票タイプ

PICK_STATUS: ピック・ステータス

REPORT_USAGE: レポート使用法

SECURITY_PRIVILEGE: 出荷取引のセキュリティ権限

SOURCE_SYSTEM: 搬送詳細のインポート・ソース・システム

TRIP_STATUS: トリップ・ステータス

TRIP_STOP_STATUS: トリップ/ストップ・ステータス

UPS: UPSサービス・レベル

ヘッダーから明細へのカスケード属性参照

次の属性は、OM_Header_To_Line_Cascade参照に含まれます。

名前 デフォルトで使用可能
会計基準 No
基本契約 Yes
顧客発注 Yes
包括受注番号 No
搬送先担当 No
搬送先 No
需要区分 No
FOBポイント No
運送条件 No
請求先担当 No
請求先 No
請求ルール No
受注固定日 Yes
支払条件 Yes
価格表 No
要求日 No
返品事由 No
営業担当 No
出荷優先度 Yes
出荷方法 Yes
倉庫 No
出荷先担当 No
出荷先 Yes
顧客 No
免税 No