Oracle Product Information Managementインプリメンテーション・ガイド リリース12 E05616-01

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変更および文書管理のワークフロー

この付録には次の項があります。

• 変更および文書管理のワークフロー

変更および文書管理のワークフロー

Oracle Workflowテクノロジを使用して、変更管理、Document Management and Collaboration（DOM）およびグループ・メンバー登録でビジネス・プロセスを自動化します。Oracle Workflowを設定して、Oracle Product Lifecycle ManagementまたはOracle Product Information Management Data Librarianを実装する必要があります。

重要: Oracle Product Lifecycle Management（PLM）およびOracle Product Information Management Data Librarian（PIMDL）は、共通の技術基盤を共有していますが、様々なコア機能、および各製品に固有の機能により、異なるビジネス・ニーズに対応します。Document Management and Collaboration（DOM）を使用できるのは、Product Lifecycle Managementのライセンスを取得した顧客のみであり、Product Information Management Data Librarianのライセンスでは使用できません。変更管理はコア機能であり、両方の製品のライセンス所有者が使用できます。

注意: ワークフロー・バージョンの詳細は、$FND_TOP/sqlでwfver.sqlを実行してください。

ワークフロー設定

設定に必要なOracle Workflowのインプリメンテーション・ガイドおよびユーザーズ・ガイドを参照してください。

変更および文書管理ワークフローの概要

変更および文書管理では、Oracle Workflowテクノロジを使用して、変更および文書オブジェクト、変更または文書オブジェクトで発生するイベント（発行、再割当、優先度変更、ステータス変更処理など）のワークフロー経路を実行します。変更および文書管理を使用すると、一般的なオーダー・プロセスの観点からビジネス・プロセスをモデル化できます。これにより、シード済ワークフロー・プロセスをカスタマイズまたは拡張したり、カスタム・フックPL/SQLプロシージャを変更することで、ビジネス・プロセスをモデル化できます。

Oracle Workflow Builderでのプロセスの表示

Oracle Workflow Builder内から、様々なワークフロー・プロセス、および関連する機能、メッセージ、サブプロセス、通知およびプロパティを表示できます。

Oracle Workflow Builderでプロセスを表示する手順

1. Oracle Workflow Builder内で、「ファイル」メニューの「オープン」を選択し、データベースに接続します。Oracle Applicationsサーバーの製品ディレクトリ・ツリーにあるワークフロー定義ファイルengchgmt.wftに接続することもできます。

2. データ・ソースを展開し、そのデータ・ソース内にある品目タイプ分岐を選択します。

3. 品目タイプ内のプロセス分岐を展開し、「プロセス」ウィンドウにプロセスの図を表示するプロセス・アクティビティを選択します。

事前シード済ワークフロー・プロセス

変更（ENGCACT）

変更ライン（ENGCLACT）

変更ワークフロー経路（ENGCRT）

変更ワークフロー経路ステップ（ENGCSTEP）

ワークフロー経路ステップ・ワークフロー・プロセスの2つのプロセス属性を次に示します。

1. デフォルト変更ロール・インスタンス・セット（DEFAULT_CHANGE_ROLE）

   現行または最新のワークフロー経路で割り当てられます。ステップ・ワークフロー・プロセスに基づいて間接的に安全に付与されます。

   ENG_CHANGE_WF_APPROVERS -> 付与されるロール: 承認者（ENG_CHANGE_APPROVER）

   ENG_CHANGE_WF_REVIWERS -> 付与されるロール: レビュー担当者（ENG_CHANGE_REVIEWER）

   付与される暗黙的ロール（インスタンス・セット）は、ステップ・ワークフロー・プロセス属性で定義されます。

   DEFAULT_CHANGE_ROLE

   シード済ステップ・ワークフロー・プロセスの場合

   承認の要求（DEFAULT_CHANGE_ROLE: “ENG_CHANGE_WF_APPROVERS”）

   ステップ担当者は、インスタンス・セットENG_CHANGE_WF_APPROVERSから承認者暗黙的ロールを取得します。

   コメントの要求およびFYU（DEFAULT_CHANGE_ROLE: “ENG_CHANGE_WF_REVIEWERS”）

   ステップ担当者は、インスタンス・セットENG_CHANGE_WF_REVIEWERSからレビュー担当者暗黙的ロールを取得します。Oracle Workflowでは、デフォルトではその他のロールをサポートしていません。

2. アクティビティ条件コード（ACTIVITY_CONDITION_CODE）

   属性は、「ワークフロー経路の作成/更新」ステップ・ページに「条件」ラジオ・ボックスが表示されるかどうかを示します。使用可能な値はYまたはNです。

3. タイプ: 「定義」（DEFINITION）の有効フラグ

   属性は、「ワークフロー経路の作成/更新」ステップ・ページのワークフロー経路の「定義」タイプ（テンプレート）に基づいて、「ワークフロー・プロセス」プルダウン・リストにこのプロセスを表示するかどうかを制御します。使用可能な値はYまたはNです。

4. タイプ: 「承認」（APPROVAL）の有効フラグ

   属性は、「ワークフロー経路の作成/更新」ステップ・ページのワークフロー経路の「承認」タイプ（テンプレート）に基づいて、「ワークフロー・プロセス」プルダウン・リストにこのプロセスを表示するかどうかを制御します。使用可能な値はYまたはNです。

5. タイプ: 「定義と承認」（DEFINITION_APPROVAL）の有効フラグ

   属性は、「ワークフロー経路の作成/更新」ステップ・ページのワークフロー経路の「定義と承認」タイプ（テンプレート）に基づいて、「ワークフロー・プロセス」プルダウン・リストにこのプロセスを表示するかどうかを制御します。使用可能な値はYまたはNです。

6. タイプ: 「一般」（GENERIC）の有効フラグ

   属性は、「ワークフロー経路の作成/更新」ステップ・ページのワークフロー経路の「一般」タイプ（テンプレート）に基づいて、「ワークフロー・プロセス」プルダウン・リストにこのプロセスを表示するかどうかを制御します。使用可能な値はYまたはNです。

7. 関連有効フラグ（ASSOC_ENABLED）

   属性は、「作成/更新」ステップ・ページの新規品目要求のワークフロー経路ステップで、担当者の関連を使用できるかどうかを示します。使用可能な値はYまたはNです。この属性を適用できるのは、定義ワークフローおよび定義と承認ワークフローのみです。

シード済ワークフロー品目の属性

変更および文書管理ワークフローの共通品目属性を次に示します。各ワークフロー品目タイプにはこれらの属性が必要です。

すべての品目タイプ

ENGCLACT固有の品目属性（変更ラインIDをStartWorfklow APIに渡す場合の必須属性）

ENGCRT固有の品目属性

ENGCSTEP固有の品目属性

変更管理ワークフローPL/SQLパッケージ

変更管理ワークフロー個別APIには、次のパッケージのリストが含まれます。これらは、カスタマイズ用にのみ参照目的で使用される個別APIです。

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