Clientインストレーション・ガイド
リリース12
部品番号: E05664-01
2007年9月
このマニュアルの内容は、次のとおりです。
このマニュアルでは、クライアントPC上に常駐するOracle WorkflowおよびOracle XML Gatewayコンポーネントのインストールまたはアップグレードの方法を説明します。このマニュアルは、Oracle Applicationsとともに使用可能なOracle WorkflowおよびOracle XML Gatewayクライアント・コンポーネントに適用されます。
このノートは、Oracle WorkflowおよびOracle XML Gatewayクライアント・コンポーネントのインストールまたはアップグレードの責任者を対象に記述されています。インストールの実行時には、次の担当者による支援が必要な場合があります。
オペレーティング・システム管理者
Oracleシステム管理者
Oracle DBA
Oracle WorkflowおよびOracle XML Gatewayには、クライアント・メディアからOracle Universal Installerを使用してインストールする、次の複数のクライアント・コンポーネントが含まれています。
Oracle Workflow Builder(Windows 2000またはWindows XPの場合)
Oracle Workflow共通ファイル
Oracle Workflow HTMLヘルプ
Oracle XML Gateway Message Designer(Windows 2000の場合)
Oracle XML Gateway Message Designer HTMLヘルプ
Oracle Universal Installer、Oracle WorkflowおよびOracle XML Gatewayクライアントのインストール指示およびコンポーネントは、クライアント・メディアに収録されています。PCからCD-ROMまたはDVD-ROMドライブにアクセスすると、メディアに次のディレクトリ構造およびファイルが含まれていることを確認できます。
Oracle WorkflowおよびOracle XML Gatewayクライアント・コンポーネント: ¥install¥win32
インストレーション・ノート: ¥wfinstcl.pdf, ¥wfinstcl¥toc.htm
Oracle WorkflowおよびOracle XML Gatewayのクライアント・コンポーネントは、Oracle9i リリース2(9.2)クライアントのOracle Homeディレクトリにインストールする必要があります。これらのコンポーネントでは、次のハードウェアおよびソフトウェア構成が必要です。
Oracle Workflow Builderは、Microsoft Windows 2000またはWindows XPが動作するPC上のワークフロー定義を作成および編集できるGUIツールです。PC上にOracle Netをインストールしている場合、ワークロー定義は、フラット・ファイルまたはワークフロー・サーバー・データベースに保存できます。Oracle Workflow Builderでは、次のハードウェアおよびソフトウェア構成が必要です。
Oracle Net Clientバージョン9.2.0.1以上(Oracle Workflow Clientインストールに含まれる)
Required Support Filesバージョン9.2.0.1以上(Oracle Workflow Clientインストールに含まれる)
次の条件を満たす、IBM、Compaqまたは完全に互換のあるパーソナル・コンピュータ
486プロセッサまたはそれ以上
66MHz以上のクロック・スピード(90MHz以上を推奨)
ネットワーク・カード
SVGAカラー・モニター
ダイアルイン・アクセスが設定されているモデム(Oracle Worldwideカスタマ・サポートで使用)。少なくとも1台のPCにモデムが構成されている必要があります。
論理ドライブとして使用可能なISO 9660形式のCD-ROMまたはDVD-ROM
Microsoft Windows 2000またはWindows XP
Oracle Workflow Builder、Oracle NetおよびRequired Support Filesをインストールするための65MB以上の空きディスク領域
32MB以上のメモリー(64MBを推奨)
ユーザーは、Oracle Workflow Builderを実行するための管理者権限が必要
注意: Oracle TCP/IP Protocol Adapterで必要かつサポートされるのは、Microsoft社のTCP/IPドライバのみです。
注意: Oracle Workflow Builderは現在、中央のファイル・サーバーにはインストールできません。また、ネットワークを介して他のクライアントPCと共有することもできません。
Oracle XML Gateway Message Designerは、ウィザード・ガイドを備えた、GUI指向でリポジトリ・ベースのツールです。これにより、Microsoft Windows 2000を実行中のPC上に、XMLメッセージ・マップを作成できます。Message Designerの要件は次のとおりです。
Message Designerインストールに、JDK 1.1.8またはJRE 1.1.8以上が含まれていること
Oracle XML Gateway Message Designer、HTMLヘルプおよびJRE 1.1.8をインストールするための15MB以上の空きディスク領域
次の手順を実行して、PC上にOracle WorkflowまたはOracle XML Gatewayクライアント・コンポーネントをインストールします。システムの速度と容量により、インストールにはおよそ10分かかります。
注意: コマンド内の変数は、括弧で囲まれたイタリック体で表示されています。これらの変数を、ご使用の環境に特有の適切な値に置き換えてください。
手順1 Oracle Universal Installerを使用したOracle WorkflowまたはOracle XML Gatewayクライアント・コンポーネントのインストール
PCのCD-ROMまたはDVD-ROMドライブに、クライアント・メディアを挿入します。タスクバーの「スタート」ボタンから、「実行」を選択し、次のコマンドを入力して、Oracle Universal Installerを実行します。
<CD_ROM_drive_letter>:¥install¥win32¥setup.exe
Oracle Universal Installerが起動すると、「ようこそ」ウィンドウが表示されます。「次へ」をクリックします。
注意: Oracle Universal Installerの各ウィンドウの詳細は、そのウィンドウの「ヘルプ」をクリックしてください。
「ファイルの場所」ウィンドウが表示されます。Oracle WorkflowおよびOracle XML Gatewayクライアント・ファイルの場所を確認し、クライアント・コンポーネントのインストール先のOracleホームの場所を入力します。「次へ」をクリックします。
「使用可能な製品」ウィンドウが表示されます。Oracle XML Gateway Message DesignerまたはOracle Workflow Builderをインストールするかどうかを選択します。「次へ」をクリックします。
注意: Oracle XML Gateway Message Designerをインストールすると、そのHTMLヘルプも自動的にインストールされます。
Oracle Workflow Builderをインストールすると、Oracle Workflow Common FilesおよびOracle Workflow HTMLヘルプも自動的にインストールされます。
Oracle Workflowコンポーネントをインストールしていて、Java Runtime Environmentを初めてインストールする場合は、「コンポーネントの場所」ウィンドウが表示されます。Java Runtime Environmentのインストール先を入力します。「次へ」をクリックします。
「サマリー」ウィンドウが表示されます。サマリー情報を確認し、十分なディスク領域があることを確認します。インストールの準備ができたら、「インストール」をクリックします。
「インストール」ウィンドウが表示され、インストールの進捗状況が表示されます。
Oracle Workflowコンポーネントをインストールしていて、Oracle Net Clientを初めてインストールする場合は、インストールの完了時に、「構成ツール」ウィンドウが表示され、Oracle Net Configuration Assistantが自動的に開始されます。
「Oracle Net Configuration Assistant」ウィンドウで、Oracleデータベースへのクライアント・アクセスを構成する方法を選択します。Oracle Net Configuration Assistantでは、クライアント・アクセスの構成を行います。
注意: Oracle Net Configuration Assistantの実行の詳細は、『Oracle9i Clientインストレーション・ガイド』を参照してください。
「インストールの終了」ウィンドウが表示されます。Oracle Universal Installerを終了する場合は、「終了」をクリックします。「次のインストール」をクリックして「ファイルの場所」ウィンドウに戻り、他のコンポーネントをインストールすることもできます。
注意: インストール時に、<filename>の登録中にエラーが発生しました。インストールが完了したら、regsvr32.exeを手動で実行し、このファイルを登録してください。というエラー・メッセージが表示される場合があります。このエラーは、wfnvg.ocxファイルなどで表示されます。
このエラーが表示されたら、エラー・メッセージを閉じてインストールを続行します。インストールが完了したら、DOSプロンプトから次のコマンドを実行し、指定されたファイルを手動で登録します。
regsvr32 <path>¥<filename>
<path>をファイルへのパス、<filename>を登録するファイル名に置き換えます。wfnvg.ocx fileファイルは、通常、<ORACLE_HOME>¥binディレクトリにあります。
手順2 Oracle Workflow HTMLヘルプの設定(オプション)
Oracle Workflow Builderをインストールすると、Oracle Universal Installerによって、HTMLヘルプを含むzipファイルがOracleホーム内のWorkflowディレクトリにコピーされます。このzipファイルは、<ORACLE_HOME>¥wf¥wfdoc.zipです。HTMLヘルプを参照するには、zipファイルからファイル・システムへdocディレクトリ・ツリーを解凍する必要があります。
解凍ユーティリティを使用して、zipファイルからWorkflowディレクトリにdocディレクトリ・ツリーを解凍します。このzipファイルを解凍するには、最低7MBの空きディスク領域が必要です。
作成されるdocディレクトリ・ツリーには、Oracle Workflowドキュメント領域(<ORACLE_HOME>¥wf¥doc)および次のサブディレクトリが含まれます。
<ORACLE_HOME>¥wf¥doc¥<lang>¥wf: Oracle Workflowのオンライン・ヘルプ。
<ORACLE_HOME>¥wf¥doc¥<lang>¥wfcust: カスタム・ヘルプ。必要に応じて、カスタマイズしたWorkflowヘルプをこのディレクトリに追加できます。
注意: docディレクトリ・ツリーは、PCファイル・システム上の選択したツリーにインストールすることもできます。HTMLヘルプ用のディレクトリを作成します。次に、HTMLヘルプのzipファイル(wfdoc.zip)を、Oracleホーム内のWorkflowサブディレクトリから新規ディレクトリに移動します。解凍ユーティリティを使用して、zipファイルのdocディレクトリ・ツリーをそのディレクトリに解凍します。
Docディレクトリ・ツリーを解凍したら、zipファイルを削除できます。
これで、Webブラウザを使用してHTMLヘルプを参照できるようになりました。
Oracle Workflowオンライン・ヘルプの目次ページへのパスは、次のとおりです。
¥<ORACLE_HOME>¥wf¥doc¥<lang>¥wf¥toc.htm
Oracle Workflowカスタム・ヘルプの目次ページへのパスは、次のとおりです。
¥<ORACLE_HOME>¥wf¥doc¥<lang>¥wfcust¥wfcust.htm
Oracle Workflow Builderの「ヘルプ」メニューで「目次」を選択すると、場面に応じたヘルプをWinhelp形式で参照することもできます。
カスタム・ヘルプを追加する場合は、wfcustディレクトリのプレースホルダ・ファイル、wfcust.htmを、実際のヘルプ・ファイルに置き換えることができます。カスタム・ヘルプのメイン・エントリ・ポイントとなるHTMファイルには、wfcust.htmという名前を付け、contentsというアンカーを含める必要があります。カスタム・ヘルプには、Oracle Workflowのオンライン・ヘルプの目次ページにあるカスタム・ヘルプ・リンクからアクセスできます。
手順3 Oracle Workflow Builderのフォントの変更(オプション)
Oracle Workflow Builderを日本語などの別の言語でインストールする場合、Oracle Workflow Builderのウィンドウで使用されるフォントを、使用する言語に適したフォントに変更できます。加えた変更は、プログラム内のすべてのウィンドウに適用されます。
表示メニューから「フォント」を選択し、「フォントのプロパティ」ページを表示します。
表示メニューから「フォント」を選択し、「フォントのプロパティ」ページを表示します。
フォント・スタイルを、「標準」、「太字」、「イタリック」または「太字イタリック」の中から選択します。一部のフォントは、フォント・スタイルの選択肢が制限されています。
使用するフォント・サイズを選択します。一部のフォントは、フォント・サイズの選択肢が制限されています。
「下線」または取消し線チェック・ボックスを選択すると、これらの効果が適用されます。
完了後に「OK」を選択します。
Oracle Workflow Builderを閉じて再起動します。新しいフォント設定が有効になります。
手順4: Oracle XML Gateway Message Designer HTMLヘルプの表示(オプション)
Oracle XML Gateway Message Designerをインストールすると、Oracle Universal Installerによって、Message Designer HTMLヘルプも自動的にインストールされます。HTMLヘルプは、Oracleホーム内のecx¥helpサブディレクトリに配置されます。ヘルプを参照するには、Oracle XML Gateway Message Designer内の「ヘルプ」メニューからヘルプ・トピックを選択するか、またはWebブラウザを使用してヘルプ・ディレクトリにアクセスします。Message Designerヘルプの目次ページへのパスは、次のとおりです。
¥<ORACLE_HOME>¥ecx¥help¥ecxmdtoc.htm
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Oracle Workflow Client インストレーション・ガイド, リリース12
部品番号: E05664-01
原本名: Oracle Workflow Client Installation Guide, Release 12
原本部品番号: B31435-01
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