OpenMP の指令を使用して明示的に並列化を有効にするには、cc、CC、または f95 のオプションフラグ -xopenmp を指定してプログラムをコンパイルします。f95 コンパイラでは、-xopenmp と -openmp を同義語として使用することができます。
-xopenmp フラグには、次のキーワードサブオプションを指定することができます。
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その他の注
コマンド行で -xopenmp を指定しない場合、コンパイラでは -xopenmp=none (OpenMP プラグマ の認識を無効にする) を指定したと見なされます。
-xopenmp をキーワードサブオプションなしで指定した場合、コンパイラでは -xopenmp=parallel を指定したと見なされます。
-xopenmp=parallel または -xopenmp=noopt を指定すると、_OPENMP プリプロセッサトークンが YYYYMM (C/C++ では 200805L、Fortran 95 では 200805) として定義されます。
dbx を使用して OpenMP プログラムをデバッグする場合、-xopenmp=noopt -g を使用してコンパイルします。
-xopenmp のデフォルトの最適化レベルは、将来のリリースで変更される可能性があります。適切な最適化レベルを明示的に指定することによって、コンパイル警告メッセージの表示を防止することができます。
Fortran 95 では、-xopenmp、-xopenmp=parallel、-xopenmp=noopt を指定すると、-stackvar が自動的に追加されます。
別々の手順で OpenMP プログラムをコンパイルしてリンクする場合は、コンパイル時およびリンク時にそれぞれ -xopenmp を含めます。
コンパイラの並列化メッセージを表示するには、-xvpara C/C++ オプションまたは -vpara Fortran 95 オプションを使用します。
Solaris プラットフォーム上で最適なパフォーマンスおよび機能を得るために、最新の OpenMP 実行時ライブラリ libmtsk.so が実行中のシステムにインストールされていることを確認してください。