Skip Headers
Oracle® iPlanet Web Proxy Server リリースノート
リリース 4.0.16
E21903-01
  Go To Table Of Contents
Contents
Go To Index
Index

Previous
Previous
 
Next
Next
 

2 既知の問題点

この章では、Proxy Server 4.0.16 がリリースされた時点での重要な既知の問題および制限を一覧表示します。

既知の問題は、次のカテゴリに分類されます。

2.1 Proxy Server 4.0 の管理の問題

Table 2-1 は、管理ユーザーインタフェースに関連した既知の問題を一覧したものです。

Table 2-1 管理における既知の問題

問題 ID 概要

6653507

「Monitor Current Activity Statistics/Profiling」が ON に設定されている場合、ユーザーのインタフェースからは OFF にできません。

6212701

サーバーインスタンスの起動に失敗すると、相反するエラーメッセージが表示されます。

管理インタフェースが間違った情報を構成ファイルに書き込む可能性は非常に低いため、この相反するエラーメッセージが表示されることはめったにありません。ユーザーが手動で間違った情報を構成ファイルに書き込んだ場合にのみ可能性があります。

6231297

SOCKS 設定に変更を加えて、SOCKS サーバーの代わりに Proxy Server を再起動した場合は、「Restart Required」リンクが消えます。

6484502

Proxy Server の管理インタフェースがローカライズされていません。

6509535

米国では、夏時間 (Daylight Savings Time、DST) が 3 月の第 2 日曜日に始まり、11 月の第 1 日曜日に終わります。これは、オペレーティングシステムと JRE の日付と時刻の規則に影響を与えます。

Proxy Server のスタンドアロンバージョンでは、2007 年の DST の変更に対応する JRE バージョンがインストーラにバンドルされています。ただし、回避策の手順 1 の説明に従って適切なオペレーティングシステムのパッチをインストールすることにより、オペレーティングシステムの日付と時刻の規則への影響に対処する必要があります。

Java ES 5 の Proxy Server のインストールでは、オペレーティングシステムのパッチとともに DST 互換バージョンの JRE もインストールする必要があります。回避策の手順 1 と手順 2 に従ってください。

回避策

  1. 適切なオペレーティングシステムのパッチをダウンロードして使用します。

    その他のプラットフォームの場合は、同様の DST 互換パッチをオペレーティングシステムのベンダーの Web サイトからダウンロードしてください。

  2. Solaris、Windows、および Linux プラットフォームの場合は、JRE 1.4.2_13 を使用して Proxy Server を実行してください。HP-UX プラットフォームの場合は、JRE 1.4.2.12 を使用して Proxy Server を実行してください。

6558027

Windows で複数バイト文字のサーバー識別子を使用すると、サーバー側で createInstance.exe のエラーが発生します。

6867774

カスタム JDK 設定を使用するプロキシのインストールを、より新しい JDK バージョンを要求するサービスパックのバージョンにアップグレードすると、管理サーバーが起動に失敗します。アップグレード後、バンドルされた JDK または要求されたバージョンのカスタム JDK のどちらかを指すように JDK 設定を手動で修正する必要があります。

6909558

LDAP UID でのバックスラッシュの使用は、特殊文字をエスケープする目的に限定すべきです。Proxy サーバーによって使用される ldap sdk は、バックスラッシュを削除してから UID をディレクトリサーバーに送信します。これにより、バックスラッシュを取り除いた UID に対する一致がディレクトリサーバーに見つからないために、成功するはずの認証が失敗する、またはバックスラッシュを取り除いた UID に対する一致がディレクトリサーバーに見つかるために、失敗するはずの認証が成功する、という状況が生じる可能性があります。

6888170

指定されたターゲットディレクトリ名の末尾にスラッシュが付いている場合、RHEL4 でアップグレードが失敗します。


2.2 Proxy Server 4.0 のキャッシュの問題

Table 2-2 は、キャッシュに関連した既知の問題を一覧したものです。

Table 2-2 キャッシュにおける既知の問題

問題 ID 概要

6654514

要求タイプ 504 に対して、Proxy-Agent ヘッダーに元のヘッダーが表示されます。

6229823

新しいパーティションを追加すると、パーティションのサイズに関係なく、デフォルトのセクション s0.0 も作成されます。エラーファイルに警告メッセージが記録されます。

回避策

cbuild ユーティリティーを使用して、新しいパーティションを追加するか、または新しいキャッシュパーティション下の s0.0 フォルダを削除し、Proxy Server を再起動します。

エラーメッセージは無視して構いません。

6619620

Doc RFE: Proxy Server をネットワークキャッシュとアクセラレータ (NCA) と一緒に使用すべきではありません。

Proxy Server 4.0.8 を NCA と一緒に使用すると、ユーザー ID とパスワードの入力をブラウザから繰り返し求められます。これが発生する理由は、NCA では、Proxy-authorization などの Proxy Server 固有のヘッダーがサポートされないためです。

回避策

Proxy の待機ソケット設定で NCA を選択しないでください。


2.3 Proxy Server 4.0 のインストールの問題

Table 2-3 は、インストールに関連した既知の問題を一覧したものです。

Table 2-3 インストールにおける既知の問題

問題 ID 概要

6205683

Windows 上のコンソールインストールに失敗します。

6255325

root ユーザーでないユーザーが Proxy Server をインストールし、/var/opt/sun/install ディレクトリが存在しない場合、インストーラは例外をスローし、Linux でのインストールは失敗します。

6353576

サイレントアップグレードインストールが機能しません。

6587776

Windows XP 上で Java ES 5 から Proxy Server をインストールした場合、システムエラー 1067 が表示されます。

6756659

setup コマンドの --javahome オプションで JDK 1.6 の場所を指定した場合にのみ、GUI インストーラを使用して OpenSolaris 上に Proxy Server 4.0.9 をインストールできます。

6607551

Windows 上で、パッチをアンインストールしても Proxy Server のリリースは以前のリリース番号に変更されません。

Uninstaller スクリプトを使用してパッチを取り消しても RenameService.exe ユーティリティーに制限があるため、サービス記述名を以前の Proxy Server のリリースに変更できません。このため、パッチをアンインストールしたあとでも、サービス記述には以前のリリース番号ではなく最新の Proxy Server リリースが表示されます。


2.4 Proxy Server 4.0 の国際化の問題

Table 2-4 は、国際化に関連した既知の問題を一覧したものです。

Table 2-4 国際化における既知の問題

問題 ID 概要

6233080

ルーティングが別のプロキシサーバーを使って設定されている場合、「Disable Proxying」オプションはマルチバイトデータ (URL エンコード) の URL では機能しません。

6233090

マルチバイトデータ (URL エンコード) の URL をマップできません。

6253844

Proxy Server のオンラインヘルプは zh-cn (簡体字中国語) をサポートしていません。

6297168

異なるシステムエンコーディングでサーバーを起動すると、そのシステムによってエラーが発生し、エラーログに記録されます。管理サーバーから表示すると、エラーログには正しく表示されないシステムエンコーディングの文字が含まれる場合があります。

回避策

エラーログが管理インタフェースで正しく表示できるように、ブラウザのエンコーディングを OS ロケールに合うように変更します。しかし、この手順は他のページに移動して「View Error Log」に戻るたびに必要となります。

6300080

Proxy Server のコンテンツ書き換え関数が矛盾しています。

6526476 および 6526488

HP-UX での Proxy Server のスタンドアロンインストールでは、GUI モードでインストールを行うと日本語の文字が正しく表示されません (ID 番号 6526476)。そのままインストールを続行すると、インスタンスの作成中にエラーが発生します (ID 番号 6526488)。

回避策

次のいずれかの回避策を使用できます。

  • HP-UX の日本語ロケールでは CLI モードのインストールを使用します。

  • 文字が破壊されて表示されていても、インストールを続行します。インストーラがインスタンスの作成に失敗した場合は、管理インタフェースにログオンしてインスタンスを作成します。

6550995

次のエラーメッセージは、どのロケールに対してもローカライズされていません。

HTTP7774: received extraneous data following response


2.5 Proxy Server 4.0 のローカリゼーションの問題

Table 2-5 は、ローカリゼーションに関連した既知の問題を一覧したものです。

Table 2-5 ローカリゼーションにおける既知の問題

問題 ID 概要

6779070

Proxy Server オンラインヘルプの利用規約のリンクが壊れています。

6253844

Proxy Server オンラインヘルプの設定言語オプションは、zh-cn (簡体字中国語) をサポートしていません。

6828246

RHEL 5.2 の Proxy Server インストーラで、韓国語の文字が表示されません。


2.6 Proxy Server 4.0 の SOCKS の問題

Table 2-6 は、SOCKS に関連した既知の問題を一覧したものです。

Table 2-6 SOCKS における既知の問題

問題 ID 概要

6245453

更新抑制機能は GUI に表示され、「Server Manager」>「SOCKS」>「Configure SOCKS v5」ページに説明がありますが、この機能は実装されていません。

6263389

Windows で同じポートを使用して SOCKS の 2 つのインスタンスを起動すると、エラーがレポートされません。

6285791

Java ES 4 の SOCKS サーバーの start コマンド行の問題はリリース 4.0.5 で修正されましたが、Java ES 4 インストールで作成された既存のインスタンスでは、最新の 4.0.3 パッチにアップグレードしたあとも問題が残ります。アップグレード後に作成された新しいインスタンスにはこの問題はありません。この問題は、Proxy Server のスタンドアロンインストールでは発生しません。