B JMXエージェント関連の-Dオプション

表B-1に-Dオプションの一覧を示します。このオプションを使用すると、Java Management Extensions(JMX)コネクタを使用してOracle JRockit Mission ControlのリモートJRockit JVMインスタンスにアクセスできます。

注意: 明確に規定されていないかぎり、表B-1に一覧表示されたオプションは、com.sun.managementネームスペースでも使用できます。 -Dオプションには、同等の-Xmanagementコマンドライン・オプションを使用することをお薦めします(可能な場合)。

表B-1 R28のJMXエージェント関連の-Dオプション

-Dオプション	説明	デフォルト値
-Dcom.oracle.management.jmxremote	「-Xmanagement」を参照。	true このオプションをfalseに設定すると、jmxremote.portのポート番号を指定した場合でも、ローカル・コネクタが起動しません。
-Dcom.oracle.management.jmxremote.port	「-Xmanagement:port」を参照	7091
-Dcom.oracle.management.jmxremote.interface	「-Xmanagement:interface」を参照	null
-Dcom.oracle.management.jmxremote.rmiserver.port	「-Xmanagement:rmiserver_port」を参照	なし
-Dcom.oracle.management.jmxremote.registry.ssl	「-Xmanagement:registry_ssl」を参照	false
-Dcom.oracle.management.jmxremote.ssl	「-Xmanagement:ssl」を参照	true
-Dcom.oracle.management.jmxremote.ssl.enabled.protocols	有効化されるSSLまたはTLSのプロトコル・バージョンのカンマ区切りリスト。このオプションはcom.oracle.management.jmxremote.sslとともに使用されます。	デフォルトのSSLまたはTLSのプロトコル
-Dcom.oracle.management.jmxremote.ssl.enabled.cipher.suites	有効化されるSSLまたはTLSの暗号スイートのカンマ区切りリスト。このオプションはcom.oracle.management.jmxremote.sslとともに使用されます。	デフォルトのSSLまたはTLSの暗号スイート
-Dcom.oracle.management.jmxremote.ssl.need.client.auth	このプロパティがtrueに設定され、com.oracle.management.jmxremote.sslプロパティもtrueの場合、クライアント認証が実行されます。	false
-Dcom.oracle.management.jmxremote.authenticate	「-Xmanagement:authenticate」を参照	true
-Dcom.oracle.management.jmxremote.password.file	パスワード・ファイルの場所を指定します。com.oracle.management.jmxremote.authenticateプロパティがfalseの場合、このプロパティとパスワード・ファイルおよびアクセス・ファイルは無視されます。それ以外の場合は、パスワード・ファイルが有効な形式で存在する必要があります。パスワード・ファイルが空である、または存在しない場合、リモートJVMにアクセスすることはできません。	JRE_HOME/lib/management/jmxremote.password
-Dcom.oracle.management.jmxremote.access.file	アクセス・ファイルの場所を指定します。com.oracle.management.jmxremote.authenticateプロパティがfalseの場合、このプロパティとパスワード・ファイルおよびアクセス・ファイルは無視されます。それ以外の場合は、アクセス・ファイルが有効な形式で存在する必要があります。アクセス・ファイルが空である、または存在しない場合、リモートJVMにアクセスすることはできません。	JRE_HOME/lib/management/jmxremote.access
-Dcom.oracle.management.jmxremote.login.config	JMXエージェントがユーザーを認証する際に使用する、Java Authentication and Authorization Service(JAAS)のログイン構成エントリの名前を指定します。このプロパティを使用してデフォルト・ログイン構成をオーバーライドする場合、指定された構成エントリはJAASでロードされたファイル内に存在する必要があります。また、構成で指定されたログイン・モジュールは名前およびパスワードのコールバックを使用して、ユーザー資格証明を取得します。詳細は、javax.security.auth.callback.NameCallbackおよびjavax.security.auth.callback.PasswordCallbackのAPIドキュメントを参照してください。	デフォルト・ログイン構成はファイルベースのパスワード認証です。
-Dcom.oracle.management.config.file	「-Xmanagement:config.file」を参照	JRE_HOME/lib/management/management.properties
-Dcom.oracle.management.snmp.port	指定したポートでSNMPエージェントを有効にします。	なし
-Dcom.oracle.management.snmp.trap	SNMPエージェントがトラップを送信する先のリモート・ポートを指定します。	162
-Dcom.oracle.management.snmp.acl	SNMPエージェントのアクセス制御リストを有効にします。	true
-Dcom.oracle.management.snmp.acl.file	有効なACLファイルの場所を指定します。SNMPエージェントが一度起動すると、ACLファイルを変更することはできません。	JRE_HOME/lib/management/snmp.acl
-Dcom.oracle.management.snmp.interface	ローカル・ホストのInetAddressを指定します。これによってSNMPエージェントが指定されたInetAddressにバインドされます。これは、マルチホーム・ホストがあり、特定のサブネットのみをポートでリスニングする場合に使用されます。 このプロパティはオプションです。	なし
-Dcom.oracle.management.autodiscovery	「-Xmanagement:autodiscovery」を参照	false
-Dcom.oracle.management.autodiscovery.period (com.sun.managementネームスペースでは使用不可)	自動検出中のブロードキャスト・メッセージ間の時間間隔(単位: ミリ秒)を指定します。	5000ミリ秒
-Dcom.oracle.management.autodiscovery.ttl (com.sun.managementネームスペースでは使用不可)	自動検出パケットの存続時間。	1
-Dcom.oracle.management.autodiscovery.address (com.sun.managementネームスペースでは使用不可)	自動検出パケットを送信するマルチキャスト・アドレス。	232.192.1.212
-Dcom.oracle.management.autodiscovery.port (com.sun.managementネームスペースでは使用不可)	自動検出パケットを送信するマルチキャスト・ポート	7095
-Dcom.oracle.management.autodiscovery.name (com.sun.managementネームスペースでは使用不可)	JVMのブロードキャスト名
-Dcom.oracle.management.autodiscovery.property.prefix (com.sun.managementネームスペースでは使用不可)	指定した接頭辞で始まるすべてのシステム・プロパティを自動検出パケットにコピーして、リモート・エージェントで使用できるようにします。