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Oracle® iPlanet Web Server リリースノート
Release 6.1 SP15
E23160-02
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A Oracle iPlanet Web Server 6.1 の過去のリリースの機能と拡張機能

Oracle iPlanet Web Server 6.1 の SP12 より前のサービスパックリリースで提供された機能および拡張機能については、各リリースに固有のリリースノートに個別に記載されています。これらは次の場所から入手できます。

http://download.oracle.com/docs/cd/E19857-01/index-ja.html

この章では、Oracle iPlanet Web Server 6.1 SP12 および SP13 の機能および拡張機能の一覧を示します。

A.1 Oracle iPlanet Web Server 6.1 SP14 の機能および拡張機能

この節では、Oracle iPlanet Web Server 6.1 SP14 の機能および拡張機能の一覧を示します。

A.1.1 JDK が 1.6.0_24 に更新

Oracle iPlanet Web Server 6.1 SP14 では、製品とともにパッケージ化されている JDK 6 のバージョンが JDK 6 update 24 に変更されています。この変更は、セキュリティーの脆弱性 CVE-2010-4476 (「2.2250738585072012e-308」をバイナリ浮動小数点数に変換すると、Java Runtime Environment がハングアップする) に対応するためです。

セキュリティーの脆弱性 CVE-2010-4476 の詳細は、次のオラクルセキュリティーアラートを参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/topics/security/alert-cve-2010-4476-305811.html

A.1.2 NSS が 3.12.8 に更新

Oracle iPlanet Web Server 6.1 SP14 には NSS バージョン 3.12.8 が統合されています。

このバージョンでの変更点については、次の NSS 3.12.8 リリースノートを参照してください。

https://developer.mozilla.org/en/NSS_3.12.8_release_notes

A.2 Oracle iPlanet Web Server 6.1 SP13 の機能および拡張機能

この節では、Oracle iPlanet Web Server 6.1 SP13 の機能および拡張機能の一覧を示します。

A.2.1 NSS および NSPR のバージョン更新による SSL/TLS の脆弱性の解決

Web Server 6.1 SP12 に含まれていた NSS 3.12.5 では、SSL/TLS 再ネゴシエーション時の脆弱性 という問題 (CVE-2009-3555) を軽減していましたが、解決はできていませんでした (http://web.nvd.nist.gov/view/vuln/detail?vulnId=CVE-2009-3555 参照)。また、Web Server 6.1 SP12 では、Web Server を攻撃から保護するために SSL/TLS 再ネゴシエーションのすべての使用が無効になっていました。クライアントまたは Web Server のどちらかが既存の SSL/TLS セッションで再ネゴシエーションをトリガーしようとすると、接続は失敗しました。

Web Server 6.1 SP13 では NSS 3.12.7 を含み、SSL/TLS の再ネゴシエーションを安全に実行できるため、CVE-2009-3555 の問題は解決されました。この結果、Web Server 6.1 SP13 では SSL/TLS 再ネゴシエーションを再び使用できるようになりました。Web Server 6.1 SP13 での NSS および NSPR のサポートの詳細については、Section 1.5.13, "NSS および NSPR のサポート."を参照してください。

A.2.2 HTTP 応答分割および XSS の脆弱性の解決

問題 6957507 で報告されたとおり、以前の Web Server 6.1 バージョンには HTTP 応答分割および XSS の脆弱性が発見されていました。Web Server 6.1 SP13 ではこの脆弱性が修正されています。

A.2.3 JDK のバージョン更新

Web Server 6.1 SP13 には JDK 1.6.0_21 が含まれています。

A.2.4 CSR での 2048 ビットキーサイズのサポート

問題 6951364 への対応として、Web Server 6.1 SP13 の管理 GUI では、「セキュリティー」⇒「証明書の要求」を使用して CSR (証明書署名要求) を生成するときに 2048 ビットのキーサイズを指定できます。

A.2.5 CSR の暗号化モジュールがデフォルトで「内部」に設定される

問題 6922063 への対応として、Web Server 6.1 SP13 では、管理 GUI で「セキュリティー」⇒「証明書の要求」を選択したときに「暗号化モジュール」のデフォルト値が「内部」になります。また、「NSS 汎用暗号化サービス」は削除されています。

A.2.6 管理 GUI の Verisign 証明書オプションの削除

問題 6972686 への対応として、管理 GUI の「セキュリティー」タブから「Request Verisign Certificate」コマンドと「Install Verisign Certificate」コマンドが削除されました。

A.2.7 マニュアルの修正と更新

次に示すマニュアルの問題に対処するために、Section 3.1, "6.1 SP12 のマニュアルに対する修正と更新"が更新されました。

問題 ID 説明
6938886 「Setting Access Rights」で、使用可能なメソッドに関する誤った情報を削除するべきです
6940796 net_read は、タイムアウトしたときに errno に EAGAIN を設定できます。
6966631 PathCheck の文が正しくありません。
6973013 Web 6.1 ドキュメントバグ: コマンド行からの schedulerd の停止に関して「- rm $PID_FILE」の「-」を削除する必要があります
6977268 Web 6.1 および 7.0 ドキュメント RFE: すべての要求ヘッダー名が小文字で返されます

A.3 Oracle iPlanet Web Server 6.1 SP12 の機能および拡張機能